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[1206] ユーロ危機と固定相場制・変動相場制
日時: 2011/10/10 23:22
名前: 天橋立の愚痴人間 ID:35XLgTfw

以下は、私自身の為に、速成で集めたネットの資料です。
金融資本主義の正体へ近づくことが出来るでしょうか。


「固定相場制と変動相場制」

「金との交換を保証されているドルに対し、各国通貨が固定為替レートでつながる」という、プレトンウッズ体制が崩壊したのは、端的に言えば、ドルへの信認が揺らいで、固定レートを維持する事が困難になったからです。固定相場と変動相場でどちらがメリットがあるか、というよりも、固定相場を続ける事が不可能だから、変動相場になった、という事です。

固定相場を続けると何が起こるかというと、例えば、ある国がインフレになると、国際競争力が減少し、貿易収支の赤字が拡大して、変動相場では、その国の為替レートが安くなるはずです。安くなれば、国際競争力が回復し、均衡に向かう力になりますが、固定相場だと、いつまでたっても均衡に向かいません。不均衡が続けば、いつかは通貨が切り下げられるだろうという予想の元に、売りがどんどん出てきて、いくら買い支えてもきりがありません。プレトンウッズ体制の崩壊は、ベトナム戦争の戦費などの影響もあり、インフレが進み国際競争力を失っていったアメリカが、ドルの金へのリンクを支えきれなくなって、ついに起きた事です。

変動相場という「自動調節弁」を捨てて、固定相場を長期的に維持する為には、金融財政政策も一致させないとダメです。統一通貨ユーロの為に、参加国が従うべき財政赤字の基準を作っているのも同じ理由です。自国の景気が、何らかの理由で悪化すれば、どの国も金利を下げて、景気を刺激したくなるのですが、統一通貨や固定相場は、そういう本来各国が自由に決められるべき政策の選択を縛る事につながります。ユーロが成立しえたのは、元々深い経済関係にあり「独自の景気局面」になりにくい事と、文化的にも関係が深く「一体としてのヨーロッパ」という意識が存在して、全体の利益の為に通貨主権を放棄する事を国民が受け入れられたからです。



先進諸国のほとんどは、市場メカニズムを通じて為替レートを自由に決定させるいわゆる変動相場制を採用していますが、新興国(エマージング)諸国等では固定相場制を採用しているケースもあります。
そのうちの一つ中国の人民元について、昨年から切り上げ、変動相場制への移行の議論が活発になっています。さて、固定相場制とはそもそもどのようなものなのでしょうか?

固定相場制とは?
固定相場制とは、為替相場の変動を、固定もしくはごく小幅に限定する制度です。
ぺッグ制ともいいます。pegとは釘止めし、安定させるという意味です。
IMF(国際通貨基金)があらかじめ設定した平価の上下1%以内に維持する管理相場です。

ときに経済に急激な変化が現れると、国境を越える資本の移動も急激に加速します。そのような急激な値動きに対しては中央銀行が通貨の需要と供給を調整して変動幅を守ろうとします。(通貨介入)

しかし、投機的な力も加わり基準となる平価を維持できなくなることもあります。そのような場合に限り、IMFとの協議の上で平価を変更することが認められていますので、平価調整により通貨の切り下げ、又は切り上げを行います。

固定相場制のメリットとデメリットとは?
最初に述べたように固定相場制を採用している国のほとんどは開発途上国であるエマージング諸国です。
通常、自国の通貨を、貿易において結びつきの深い国の通貨に連動(ペッグ)させる場合が多く、それによって為替相場の変動に振り回されることを少なくして輸出競争力を確保し、貿易を円滑に行うことができます。
中南米では米ドルと、アフリカなどではフランスフランとペッグしている国が多くあります。

しかし、問題もあります。
ペッグ制による相場維持のために金利政策もその相手国に追随しなくてはなりません。
例えば、米ドルと固定している国は、米国が利上げしたときには、自国の景気動向や金融政策にかかわらず米国に追随して利上げする必要があります。
そうしなければ、資金が自国から米国に移動し、大量の米ドル買い/自国通貨売りが発生し、自国通貨が急落する可能性があります。
また、それによりインフレが発生しかねません。


固定相場制の歴史

〜第一次世界大戦前_金本位制

国際的な決済制度は各国が同じ貨幣制度を採用することによりより利便性が高くなります。
イギリス(大英帝国)は1816年に金のみを本位貨幣とする金本位制に踏み切りますが、他の国々は、その後も銀本位制あるいは金銀複本位制を採用していました。
しかし、金銀比価の変動はこれら非金本位制諸国を悩ませ、1870年代の銀価格暴落時代を経て、19世紀後半までには、世界の主要国が金本位制を採用することになりました。

金本位制とは、中央銀行が、発行した紙幣と同額の金を常時保管し、金と紙幣との兌換(引き換え、交換)を保証する制度です。金1オンス(31.1035グラム)=3ポンド17シリング10ペンス半と定められ、この価格が金本位制を停止した1914年まで約100年間維持されました。日本も1897年に金本位制を採用しました。

〜第一次世界大戦後_金本位制から固定相場制へ

第一次世界大戦後、一度は国際通貨制度として古典的な金本位制度が復活しました。
しかし、再度停止され、各国は輸出を伸ばすため為替レートの切り下げ競争に走るなど、為替管理強化を図ります。

それが第二次世界大戦勃発の経済的要因であったという反省から、1944年にアメリカのニューハンプシャー州のブレトンウッズで国際通貨基金協定などが結ばれました。

その中で、IMF(国際通貨基金)が発足します。
金だけを国際通貨とする金本位制を採用せず、ドルを基軸通貨として金とならぶ国際通貨とする制度を作りました。
これをブレトンウッズ体制とかIMF体制、あるいは金ドル本位制といい、為替レートの変動という観点からは固定相場制とも呼ばれています。

この通貨制度は、まず金を基準にドルの価値を決め、さらにこのドルに対して各国の通貨の交換基準が決められました。(当時、金1オンス=35ドルでした。)そして、為替相場の変動は平価の上下1%以内に抑える義務を負うことになりました。

日本では1949年に1ドル=360円と定められ、1958年IMF(国際通貨基金)によりIMF平価として登録されました。

変動相場制とは?
変動相場制の歴史は、金本位制、そして固定相場制の時代を経て、まだ30年余りに過ぎません。さて、その歴史はどのように作られていったのでしょうか?
固定相場制とは、為替相場の変動を、固定もしくはごく小幅に限定する制度です。
ぺッグ制ともいいます。pegとは釘止めし、安定させるという意味です。
IMF(国際通貨基金)があらかじめ設定した平価の上下1%以内に維持する管理相場です。

ときに経済に急激な変化が現れると、国境を越える資本の移動も急激に加速します。そのような急激な値動きに対しては中央銀行が通貨の需要と供給を調整して変動幅を守ろうとします。(通貨介入)

しかし、投機的な力も加わり基準となる平価を維持できなくなることもあります。そのような場合に限り、IMFとの協議の上で平価を変更することが認められていますので、平価調整により通貨の切り下げ、又は切り上げを行います。
変動相場制へのプロローグ
1944年にアメリカのニューハンプシャー州のブレトンウッズで国際通貨基金協定などが結ばれ、その中で、IMF(国際通貨基金)が発足します。
金だけを国際通貨とする金本位制を採用せず、ドルを基軸通貨として金とならぶ国際通貨とする制度を作りました。

いわゆる基軸通貨となった米ドルですが、その後欧州や日本の経済復興で国外への流出が起こります。又、ベトナム戦争を経てアメリカの財政も悪化するのです。
市場では価値が低くなってきた米ドルを売って、金を買うという動きが加速しました。
ニクソンショックとは?
アメリカはそれまで唯一、金と通貨の交換(1オンス=35ドル)を認められていた国でしたが、米ドルを売って金を買う動きに耐え切れなくなりました。
そして1971年、当時のニクソン大統領が金と「ドルと金の交換停止」を表明します。
それをニクソンショックといいます。

金とドルの交換を前提に構築されていた固定相場制_ブレトンウッズ体制は、これにより終焉を迎えました。
スミソニアン体制とは?
ニクソンショックの後でも通貨制度の破綻を回避する方法が模索されました。
1971年12月、ワシントンのスミソニアン博物館で先進10ヶ国蔵相会議が開かれ、ドルの切り下げと為替変動幅の拡大が決定されました。金とドルの交換率は、1オンス=35ドルから38ドルへ引き上げられ(ドルは7.89%切り下げ)、円は1ドル=360円から308円(16.88%切り上げ)となりました。また、為替変動幅は、上下各1%から上下各2.25%へと拡大されました。この新たな固定相場制をスミソニアン体制と言います。

しかし、スミソニアン体制下においても、米国の国際収支の悪化は続き、1972年6月に英国がこの体制を放棄し変動相場制に移行すると、1973年3月までには主要国は変動相場制に移行しました。
キングストン合意とは?
前述のように主要先進国は、1973年には変動相場制に移行しました。
1976年1月、ジャマイカのキングストンで、IMFの暫定委員会が開かれ、変動相場制の正式承認を含む、IMFの第2次協定改正が決定しました。

ここで金の廃貨が決まりました。
この制度は、1978年4月1日に発効となり、これをキングストン合意といいます。ここに現在まで続く国際通貨体制が確立されたのです。
管理された中での変動相場制
1977年にIMF(国際通貨基金)理事会で、中央銀行の為替政策のガイドラインが決められました

●加盟国は不公正な競争上の優位を守るために為替相場を操作しないこと
●輸出を伸ばすために意図的に為替相場を操作(為替介入)してはいけないこと
●介入は短期的に乱高下し秩序が保てないときのみ認められること

が原則として定められました。


〜1978年11月1日 カーターショック・ドル防衛策

当時、アメリカでは貿易収支の大幅な赤字によって経常収支が赤字に転落し、インフレが加速していました。このアメリカのファンダメンタルの悪化を背景に、米ドルは主要通貨に対して急落、例えばドル円は5月の230円レベルから10月31日には175円台まで下落しました。
半年で55円のドル安円高です。

そこで、カーター米大統領は、

●日本、西ドイツ、スイスの中央銀行とのスワップ枠拡大等による為替市場への協調介入の強化
●300億ドルの介入資金調達
●公定歩合の引上げ(8.5%→9.5%)
●預金準備率の引き上げ

からなるドル防衛総合対策を発表したのです。

それを受けて11月1日、ドル円は1日で10円以上もドル高円安になり、その後もその流れは続きました。

〜1985年9月22日(日)プラザ合意・ドル高是正

レーガン大統領の時代のアメリカは財政赤字と貿易赤字(双子の赤字)が構造的に定着し、第一次世界大戦後初めて純債務国へと転落しました。
そして、ドル安によって米国の輸出競争力を高め、貿易赤字を減らすことを主目的として、1985年9月22日(日)、過度なドル高の対策のためにアメリカの呼びかけで、ニューヨークのプラザホテルに先進国5カ国(日・米・英・独・仏=G5)の大蔵大臣(米国は財務長官)と中央銀行総裁が集まり、会議が開催されました。この会議で、

●為替レートの調整によって対外不均衡の是正が可能であり、また有効である
●為替レートは各国のファンダメンタルを反映すべきである 
●為替レートの調整は主要通貨の対ドルレートの上昇によって行なわれ、各国が直ちに介入によってこれを実現する

この会議は秘密裏に行なわれ、マーケットではまさに寝耳に水の状態でしたので、翌23日(月)には、合意が明らかになって最初に迎えたオセアニア・東京市場からドル売りが殺到し、1日で1ドル=240円レベルから10円もドル安円高になりました。

(続く)
メンテ

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Re: ユーロ危機と固定相場制・変動相場制 ( No.3 )
日時: 2011/10/11 02:18
名前: 天橋立の愚痴人間 ID:Mz50lNGM

>根本に流れているのは市場原理です。それに反する形は無理だと思います

文明史的の見れば如何でしょう。
今のままの市場原理がずっと続いていたのでしょうか。

この問題は、行きすぎた民主主義、資本主義のありよう自体から解きほぐす必要があるのではないですか。

少なくとも経済の理論の中では、貴方のような結論より出てこないでしょう。
最も、人間の利己心がコントロールできるか、否かの問題ですので、そんなに簡単には行かないでしょうが。

以前から言っていますように、社会学がどの程度政治に関与できるかの問題でしょう。

メンテ
Re: ユーロ危機と固定相場制・変動相場制 ( No.4 )
日時: 2011/10/11 09:06
名前: グッキー ID:vM4h94Ec

>文明史的の見れば如何でしょう。
今のままの市場原理がずっと続いていたのでしょうか
ーーーーーーー

厳密な市場原理など現実の市場経済では起こりえないのですよ。

モノが大量に有れば価格は下がる。これが市場原理です。
しかし資本力で大量に買い占めてしまえば価格は上がります。
力(資本力、市場支配力、政治力、情報力)により市場は歪められます。
バブルなどで偽札の印刷も行われます。

生産した富に比例する富の分配ではなく、富を生産しない所得が出来てくるのです。
富の生産に拠らない所得は悪いものだと考えるモラルがあります。
そのため独占禁止法、労働法が造られたのです。その網の目を逃れたものは、累進課税などの税で再分配するという方法をとりました。

しかし市場原理主義は「市場に任せればすべてが上手く行く」とばかり、それらのモラルに反することまで市場原理だと嘘を言い、許してしまったのです。その結果が現在の経済状態です。
ーーーーーーー

>人間の利己心がコントロールできるか、否かの問題ですので、そんなに簡単には行かないでしょうが。
ーーーーーーー

市場原理主義が制度として泥棒を許してしまったのです。制度として泥棒を許せば真面目に働く人は居なくなるでしょう。
制度として富の分配を、富の生産と比例するようにしなければ成りません。
完全には出来ませんが、それが本来の姿だと知らねばどうにもなりません。
メンテ
Re: ユーロ危機と固定相場制・変動相場制 ( No.5 )
日時: 2011/10/11 09:53
名前: 天橋立の愚痴人間 ID:Mz50lNGM

事例にあげた記述から、固定相場制の検討をする(同時に変動相場制の検討にもつながる)

「固定相場制の利点」

・物価が安定する。
・安定した為替で経済の見通しが付きやすい。
・財政政策の効果が大きい。

>物価が安定する。

変動相場制下の、日本のこの20年の物価の安定は、デフレ傾向があるとしても、固定相場制が必ずしも物価の安定に有利だとする根拠の説明にならない。

>安定した為替で経済の見通しがつきやすい。

経済の要因は、為替レートで決まると決め付けられないのではないか。

>財政政策の効果が大きい。

論理的には、そのように思えても、財政政策の中身が問題でもあり、財政政策が出動しなければならない状況にもよる。
また、ヘリマネまでを含んだ財政政策を想定すれば、量的な概念が質的理論を覆す可能性も検討しなければならない(変動相場制においても効果が発揮できる政策もある)。

「欠点」

・他国との経済力の関係に変化が起きた時に対応できない。
・他国の経済情勢の影響を受ける。
・金融政策の効果が薄い。
・投機に狙われる。

>他国との経済力の関係に変化が起きた時に対応できない。

変動相場制を取っている現在でも、同じことが起きている現状から、必ずしも断定できない。

>他国の経済情勢の影響を受ける。

これも前記に同じで、変動相場制の元でも、同じであることが証明されている。
他国の経済情勢の影響と言っているが、それは経済的強者の不満か、弱者の悲鳴か、曖昧な設定がされている。

>金融政策の効果が薄い。

これは意味不明か、ないしは意味がない指摘である。

>投機に狙われる。

論理的にはそのようになるが、法により対応できることも考慮に入れる必要がある。
ただし、それは固定相場制、変動相場制の枠組みを逸脱する行為となるので、その認識の元に行なわねばならなくなる。


以上のように、固定相場制、変動相場制という枠組みに関する認識事態が、両方不確実なまま、理論構成されている。
かつ、その不確実な理論を信じて(正として)金融政策、経済政策が取られていることが問題なのではないか。

具体的に言えば、現在騒がれているギリシャ危機も、このような金融理論に基づいて世界が対応した結果の危機ではないか。
変動相場制を維持する名目で、ギリシャ国債を他国の銀行が大量に引く受けるやり方が、必ずしも経済の安定につながらなかったという事が立証された事にならないか。

それは金融政策(為替管理)に瑕疵があったと言う事になり、現行の経済理論は全て現状追認型を出てはいないことになる。
そのことは、同時に新しい経済の形を考える意味で、現行の理論は有効ではないと言うことになる。

また、引用した理論は、経済のグローバル化を制限無しに受け入れた場合を想定しているのではないか。
将来は、そのことも検証の必要が出てくる。

この様な認識が入り込む余地はないでしょうか。
現代のシステムに対する真っ向からの挑戦です。
メンテ
Re: ユーロ危機と固定相場制・変動相場制 ( No.6 )
日時: 2011/10/11 10:08
名前: 天橋立の愚痴人間 ID:Mz50lNGM

ギリシャ危機がこの様に拡大した根拠を見てみましょう。

とは、言っても、経済の専門的見地からではありません。
単純明快に、ギリシャ政府、及び諸外国の金融機関による対応が、根本的に間違っていた。
具体的には、ギリシャは信用経済を利用して切り抜けようとした。

高利貸しに、その場しのぎの金を借りるような発想。
諸外国の金融機関は、金利稼ぎを狙い、決して世界経済全般の安定を目指したものではなかった。
ないしは、為替の安定が主眼目で、ギリシャ経済の直接の救済は考えていなかった。

この様に、双方、無責任な姿勢が招いた危機である。
別のやり方でも困難は生じたであろうが、少なくとも今回のような危機にはならなかったかも知れない。

以上、素人による、素人らしい見立てでした。
意外と、こんなところが正解ではないでしょうか。
メンテ
Re: ユーロ危機と固定相場制・変動相場制 ( No.7 )
日時: 2011/10/11 12:12
名前: グッキー

天橋立の愚痴人さん

ギリシャ危機の根本はドイツが貸し、ドイツが輸出していらということです。
反対に言えばギリシャが借り、ギリシャが輸入していたということです。

こんなことは長期間続けられるわけが無いのですが、当事者の個人にとっては、その場が上手く行けばよいということで続けれれます。
さらに悪いことにゴールドマン・サックスがギリシャ政府に財政赤字を隠す方法を伝授した。これで一気に危機が広がりました。

これはドイツとギリシャの競争力の違いから起きた事です。変動為替相場制なら、これは為替レートが切り下がることにより、競争力が回復すると考えられています。

しかしユーロは固定相場ブロック経済なので、為替による調整は起きず、債権債務が膨らんで行ったのです。
つまり赤字倒産状態ということです。

これを解決するのには、国家はいくら倒産状態でも無くすわけには行きません。
モラルの問題が有ってもECBが国債の最後の買い手になるしか有りません。

その場合、政策責任者の責任、銀行の責任、株主責任、債権者責任、経営者責任、ユーロ監督当局の責任、
これらのものが激しく問われなければならないのですが、だいたいこういうものはうやむやにされます。
日本が東電や政府の責任を問わないのと同じです。
支配階級とは自分の責任を問うことはしない。
これが一番の問題なのです。

政府が倒産すれば、何はともあれ救済しなければなりません。
しかし責任を問うことをしなければモラルが退廃し、社会を維持できなく成ります。

銀行の大金持ちの株主を、何で税金で救済しなければならないのかということです。
高給取りの経営者の責任を取りませんね。
政治家、役人も責任を取りません。

政治家、役人、経営者、資本家、みんな責任を取らないという無責任体制です。
しかし一般の個人は税金を延滞すれば、給料、年金を差し押さえられるということまで起きている。
これで怒らなければどうにかしている。
メンテ
Re: ユーロ危機と固定相場制・変動相場制 ( No.8 )
日時: 2011/10/11 13:33
名前: 天橋立の愚痴人間 ID:Mz50lNGM

>日本が東電や政府の責任を問わないのと同じです。
>支配階級とは自分の責任を問うことはしない。
>これが一番の問題なのです。

彼らの背後にあるのが資本の論理と言えます。
我が国でも、大企業がつぶれそうになると、いろんな救済策を出してこれを守ります。

理由は、大企業の破産は、社会的に大きな問題を引き起こすという事です。
それを繰り返し、結局は国家自身が窮地に追い込まれています。
そうして最後には、負の遺産を国民に転嫁して終わりです。

それならば、それこそ市場原理の赴くままに、破産する企業は、そのつど破産させ、その業種の新たな再興を待つほうが良いと思います。
そこで、新たな雇用も生まれるはずです。

しかしながら、ここでも問題が生じます。
国内でノンビリと再興を待っている間に、外国の大手企業が割って入ってくるという事態です。

これを押さえる方策など、資本主義のシステムをとりながらでも許されるべきであると思います。
市場主義の純潔主義など、国民にとっては迷惑なものであり、巨大資本は、それを言って世界を我が手にしようとしているだけなのです。

世界の貿易会議、金融会議など、全てこの手の人間が集まっているので、彼らが決めることとは反対のことをするほうが社会の為になるのではないでしょうか。
メンテ
Re: ユーロ危機と固定相場制・変動相場制 ( No.9 )
日時: 2011/10/11 14:25
名前: グッキー ID:vM4h94Ec

天橋立の愚痴人間さん

大きくて潰せない。救済は良いのです。社会に激震が走ることは避けなければ成らない。

企業は本来、無機質なもので善悪も責任もありません。
責任があるのは人間です。

政治家、官僚、経営者、株主、債権者、これらの者に責任を取らせても企業の存続にはほとんど関係有りません。
しかし大きくて潰せない、企業救済の陰に隠れて、これらの者の責任が曖昧にされてしまうことに問題が有るのです。
メンテ
Re: ユーロ危機と固定相場制・変動相場制 ( No.10 )
日時: 2011/10/11 16:56
名前: 天橋立の愚痴人間 ID:Mz50lNGM

グッキー さん

文明史的価値の転換までを想定して話をしています。

糾弾掲示板で結論が出せるような代物ではないことは解かっています。

近々のうちに、成る、成らないは別として、
必要な方向性は提示出来るのではと思っています。

メンテ
Re: ユーロ危機と固定相場制・変動相場制 ( No.11 )
日時: 2011/10/11 20:08
名前: グッキー ID:vM4h94Ec

天橋立の愚痴人間さん

東電が破産し電気が止まれば社会はパニックに成るでしょう。
しかし経営者、株主、債権者、政府の監督権限者に責任を取らせても、なんらパニックは起きないのです。
しかし彼らはずるくも逃げてしまう。これが問題なのです。

人間は感情に方向付けされています。
愛憎、好き嫌い、喜怒哀楽。
好きだからそれを欲しいと思う。嫌いだからそれを避けようと思う。
こういう価値観は文明が変わっても変わりません。
生存環境の極端な変化が無ければ変わりません。
価値観とは基本的に本能から派生したものではないでしょうか。
メンテ
Re: ユーロ危機と固定相場制・変動相場制 ( No.12 )
日時: 2011/10/11 22:33
名前: 天橋立の愚痴人間 ID:Mz50lNGM

グッキー さんは、
意外と保守的ですね。

私は、何時も言っていますように浅く広い世界を飛び回っています。
大きな発明、発見は、どちらかと言えば専門分野の領域に限らず、代えって専門知識を逸脱した発想、直感などが導くことが多々あるようです。

グッキーさんは
>価値観とは基本的に本能から派生したものではないでしょうか。
>こういう価値観は文明が変わっても変わりません。

とか決めてかかっておられます。
私は、その分野でさえも懐疑の念を発しています。

価値観と本能と言う言葉を比較して、概ね重なる概念のように仰っていますが。
人間で言えば、性質と性格を云々するようなもので、私は性質を本能になぞらえます。
性質は、どちらかと言えばDNAに左右される現象と認識し、性格は人生経験と共に醸成されて行く生き様という風に見ています。

大雑把に、両方共性質と言う場合もありますが。
これで言えば、価値観とは、本能だけでの要素ではなく、社会の影響も含んでいると思います。

例えば古代文明の価値観は、生きるという本能をも凌駕する社会の仕組みがありました。
生贄、奴隷制度など。
人々はやむを得ずでありましょうが、時代の価値観として受け入れていたと思います。

宗教国家のありようも、そうですね。
我々が民主主義という概念から考えると、実に不合理なものを受け入れています。
今の人々の価値観とは、ルネッサンス以降、民主主義、資本主義と言う形で、人間の利己心の解放の下に、行き渡った価値観であると思います。

もちろん、全ての文明に、本能としての生き様はついて廻っているでしょうが、時代の価値観と言う衣は少しずつ変化してきたのです。
ところが、グッキーさんも仰っているように、西欧第3期文明では、利己心の開放、個人の権利の保障(利己心の保証)が市民権を得て、人類としては理想の形であり、人々は容易にこの価値観を手ばなさないでしょう。

それでも、本能とは、まだ違います。
本能のみに従えば、略奪、殺人も市民権を得てしまいます。

>生存環境の極端な変化が無ければ変わりません。
と言われていますように、結局は、もっと地獄を見ない今の風潮は変わらないという事です。

しかしながら、人類は恐竜時代の破滅を除き、そんなに地獄を見ないでも文明を築き発展させてきました。
その、僅かな可能性は残しておいて欲しいものです。


メンテ

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