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[1338] 公共投資の有り様
日時: 2012/03/26 19:05
名前: 天橋立の愚痴人間 ID:oykSjNzU

http://www5.plala.or.jp/kabusiki/kabu260.html
フランスの公共投資対GDP比率を、日本が下回ってしまったのだ。

 97年の橋本政権による緊縮財政開始以降、日本の公共投資は「日本史上空前」のペースで減らされた。特に、道路関連の建設投資が減らされに減らされ、今や日本の高速道路のサービスは、主要先進国最低であるのはもちろんのこと、韓国にさえ劣っている。

 日本の公共投資は、国土的条件がまるで異なるフランスを、08年以降に対GDP比で下回るようになってしまった。フランスと日本とでは何が違うのかと言えば、ずばり「自然災害の有無」と「国土的条件」である。

 フランスは南東部のアルプス山岳地帯のごくわずかな地域を除くと、地震がない。「地震が少ない」のではない。「地震がない」のだ。それに対し、日本は国土面積は世界のわずかに0.3%に過ぎないにも関わらず、マグニチュード6以上の大地震が集中して発生する。何しろ、日本列島はユーラシアプレート、北アメリカプレート、太平洋プレート、フィリピン海プレートと、四つの大陸プレートが交差する真上にある。

 フランスに行かれた方は、是非、高速道路の「脚」に注目して欲しい。フランスのシャルル・ド・ゴール空港からパリ市内に向かう高速道路の橋脚は、まるで「板」のように見える。要するに、薄いのだ。それに対し、日本の高速道路の橋脚は、太い柱になっている。あれは別にわざわざコストをかけているわけではなく、あの構造にしなければ、頻発する地震に橋脚が堪えられないためなのである。ちなみに、フランスのパリ周辺では、有史以来、大地震が起きたことがない。

 また、日本は国土が細長く、真ん中に脊梁山脈が走っている。さらに、一級水系(河川)が109、二級水系は2713もある。国土が山岳地帯と河川だらけになっているのだ。結果的に、高速道路一本引くにしても、トンネルや橋梁を設置しなければならない。さもなければ、日本国内の物流や人々の流れは、「自然」により分断されてしまうのである。

 それに対し、フランスは国土の70%以上が平野だ。しかも、アルプスがある南部を除き、残りが「全て平野」なのである。南はトゥールーズから、ボルドー、ナント、ブレスト、ル・マン、パリ、ランスに至るまで、およそ1000Km以上の広大な地域に平野が広がっている。山がないのみならず、河川も少ない。あるにはあるのだが、フランスの河川は「少数の長大な河川」が、広大な平野をゆったりと流れていく。そのため、高速道路を建設する際のコストが、日本と比較すると安くなる。トンネルや橋梁の数が少ないわけだから、当然だ。

 しかも、日本には台風が来るため、水害や土砂災害にも備えなければならない。さらに、豪雪地帯の問題もある。日本のように、新潟のような大都市が豪雪地帯に立地している国は、世界中にどこにもない。(日本より寒い地域に都市が存在するケースはあるが、豪雪地帯はない)

 当たり前だが、フランスに台風は来ない。豪雪地帯もない。結果的に、フランスは高速道路を建設するに際し、「自然災害」や「地形」に妨げられることがほとんどない。

 このフランスの公共投資対GDP比率を、日本が下回ってしまったのだ。これはもはや、国家的自殺としか表現のしようがない。

日本の中央政府及び地方自治体(一般政府)の公的固定資本形成対GDP比率は、08年に3%という恐るべき水準にまで低下した。自然災害が多発し、山脈や河川が多い日本の場合、一般政府の公的固定資本形成対GDP比率を、せめて6%程度で維持しなければ、国民の安全を守ることはできない。ところが、今や自然災害が相対的に少ない欧米諸国と同じ水準にまで下がってしまった。

 ちなみに、日本以外の主要国の一般政府が、公共投資をどのように推移させてきたか。橋本政権以降の日本と比較すると、眩暈がするような状況であることが理解できる。

 図146−2の通り、イギリスやアメリカは公共投資を96年比で3倍前後にまで拡大している。カナダは2倍、フランスは1.65倍だ。ドイツは一時的に公共投資を減らしてはいたが、09年には96年と同水準に戻している。

 それに対し、日本のみが延々と公共投資の削減を続け、96年比で半分にまで縮小してしまった。この「惨状」を見て、それでも、
「日本の公共投資は多すぎる!」
 などと言ってのける評論家がいるのであれば、その理由を論理的に説明しなければならない。結局のところ、彼らはデータや他国の状況を見ることもなく、単純に「イメージ」あるいは「ノリ」で、日本の公共投資を批判しているだけなのではないか。すなわち、イデオロギーとしての「公共投資悪玉論」だ。

日本の公共投資は、別に外国から指摘されて減らしてきたわけではない。国内マスコミを中心に、データではなくイデオロギーに基づき展開された公共投資悪玉論に、政府が逆らえなくなってしまった結果である。無論、最終的な責任は、公共投資の必要性について正しく説明しなかった政治家、さらに言えば彼らを当選させた国民に帰せられてしまうのだが、それにしてもマスコミの「公共投資嫌い」は異常だ。(後略)

引用終わり。

上記サイトに、 

主要国一般政府公的固定資本形成対GDP比率の推移(単位:%)のグラフがあります。
これによると日本もまだまだ主要先進国に準じているようだが、その先進国のありようが好ましい姿であるとはい言えません。
それは各国とも10%前後の失業率を伴っているからです。

財政の問題は財政の問題であり、単純に公共投資を減らし続けたことによって失業率を増やしていては問題が解決したことにはなりません。

橋本首相依頼の間違った判断を日本はやってきたのでしょう。
要は公共投資の発注の仕方が問題であったのであり、利権をむさぼる自民党系国会議員や官僚共の有り様が問題であり、それを糾すべきであったのではないでしょうか。


メンテ

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Re: 公共投資の有り様 ( No.1 )
日時: 2012/03/27 07:40
名前: グッキー ID:xlTNkD5A

http://blog.livedoor.jp/jlj001/archives/51374638.html
本澤二郎の「日本の風景」
<廃れる地方経済>
 2001年に「腐臭列島 房総半島の闇」(デーテハウス)を執筆、恐らく一般書では初めて「財閥の暴走」と「土建業と癒着・操られる地方自治体」という構造的な悲しい関係を明らかにしたのだが、こうした潮流に変化はないらしい。新聞・テレビも批判できないのだ。
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これを見ていると地方分権も公共事業も嫌に成りますね。
まるで日本全体が利権の巣窟のようです。

この人は政治記者をしていただけ有って政治には詳しいみたいです。
でも経済には音痴ですね。

公共事業を行うには利権を無くさなければ成りません。

シロアリが生まれる土壌は財産権にあると思います。
みんなが付加価値を生産し、それを交換することにより生活するようになれば、人間の精神は健全さを取り戻すと思います。
メンテ

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