25歳男性を苦しめる「貧困連鎖」という呪縛 就職は貧困から抜け出す好機だったはずが… ( No.1505 ) |
- 日時: 2016/09/26 15:30
- 名前: コリュウ ID:aWWKiotQ
25歳男性を苦しめる「貧困連鎖」という呪縛 就職は貧困から抜け出す好機だったはずが…(引用)
現代の日本は、非正規雇用の拡大により、所得格差が急速に広がっている。そこにあるのは、いったん貧困のワナに陥ると抜け出すことが困難な「貧困強制社会」である。本連載では「ボクらの貧困」、つまり男性の貧困の個別ケースにフォーカスしてリポートしていく。
「この程度じゃぜいたくだって言われるかもしれませんが」
「たいした話じゃなくてすみません」
カツユキさん(25歳、仮名)は貧しかった子ども時代のことを話すとき、たびたびこう前置きした。
小学校の給食の時間、カツユキさんがまず確かめるのは、欠席しているクラスメートがいるかどうか。欠席者がいれば、余った牛乳やパン、袋詰めの小魚などを持ち帰ることができる。家にはおやつのたぐいはほとんどなく、夕食だけではとてもおなかを満たせなかった。給食を持ち帰ることは禁じられていたが、「恥ずかしいとか、悪いことをしてるという意識はありませんでした。とにかく必要な食糧という感じだったので」と言う。
■新品の洋服や外食とは無縁の子ども時代
中学校では、塾に通っている子どもたちや、地域のスポーツ少年団に入っている子どもたちの間でそれぞれにグループができたが、どこにも「所属」することができなかったカツユキさんは浮いた存在で、それがきっかけでイジメに遭ったこともある。テレビゲームとも、新品の洋服とも、外食ともほとんど縁がない日々。高校では、100円あまりのペットボトル飲料を買う小遣いがなく、友人たちの前でのどが渇いていないふりをするのに苦労したものだ。
大学は、浪人はしない、進学先は学費の安い国公立だけという約束で受験。受験料を節約するため、確実に受かる水準の2校に絞って願書を出した。大学では、学費と生活費のためのアルバイトに追われ、短期の語学留学のために海外へ行く友人がうらやましくて仕方なかったという。
カツユキさんに話を聞いた、ちょうどその頃、NHKが報じた「貧困女子高生」が「貧困のくせに1000円のランチを食べている」「ただの自己責任ではないか」などと激しくバッシングされていた。彼がその都度、言い訳のように「前置き」をしたのは、自分も糾弾の対象になることをよくわかっていたからだろう。しかし、教師やクラスメートの目を盗んでこっそりと給食の余りを持ち帰った体験のどこが「たいした話じゃない」のか。彼にそんな言い訳を強いる世の中の空気に、筆者は腹が立って仕方がなかった。
物心ついた頃から、父親が働いているのを見たことがない。覚えているのは引き出しやタンスの奥をあさり、現金を探し出しては競馬や競輪に使ってしまう姿だ。生活は、嘱託職員として働いていた母親の月給約20万円が頼り。父親は暴力を振るうことはなく、母親に代わって最低限の家事はこなしていたが、両親の間ではおカネのことでいさかいが絶えなかった。ある晩、夕食用に刺身を買ってきた父親に対し、母親が「なんで、こんな高いものを」となじってケンカになったときのこと、2人が口論する姿は鮮明に覚えているのに、刺身の味は覚えていないという。
なぜギャンブルをやめないのかと尋ねても、「だってしょうがないじゃないか」としか言わない甲斐性のない父親だった。いつだったか、インターネットの検索サイトに「働かない」「父親」と打ち込み、次いで「こ」と打ったとき、検索頻度の高い関連ワードとして「殺したい」が表示され、「同じように感じている人がいるんだな」と思い、妙に安心したという。
そんな父親もカツユキさんが大学生のときに病気で他界。このときのことを「悲しかったです。でも、どこかでホッとしていました。母も“このまま生きていられたら、(ローンが払えなくなって)家を手放すことになったかもしれない”って言っていました」と振り返る。
■サービス残業と先輩からの嫌がらせ
「欲しいものを買えたためしがない」という子ども時代を過ごしたカツユキさんにとって、就職は人生を変える節目になるはずだった。
「大学のレベルを考えると、大手企業は望めなかった」と言うが、なんとか関東近郊のバス会社に就職。ところが、会社では同期からカツユキさんひとりだけが子会社への出向を命じられる。出向先では残業が月150時間に上ることも珍しくなく、このうち残業代が付いたのは半分ほど。有休を申請しても「この忙しいときに?」「最近の若い人は権利ばかり主張する」と嫌みを言われるだけだった。年収は約500万円だったが、後になって同期から、この子会社が、離職率が高く、自殺者も出ているいわゆるブラック企業だと教えられた。
しかし、サービス残業よりはるかにつらかったのは、先輩社員らによる陰湿な嫌がらせだったという。仕事は事務職だったが、事故などでバスのダイヤが乱れると、終日ターミナル駅に張り付き、会社と現場の連絡役を務めることもあった。そんなとき、カツユキさんが電話で会社に報告を入れるたび、ほとんどの先輩が「わかりました」「了解」の一言を言わずに電話を切った。また、忘年会や新年会などがある日は、決まって定時では上がれない勤務ダイヤに組み込まれ、2次会に誘われることも一度もなかった。
思い当たる理由はひとつ。この子会社がずいぶん前に本社の赤字路線を集めて分社化、設立された組織で、子会社社員と本社からの出向社員との間には給与や福利厚生の面で雲泥の差があったことだ。
「(子会社社員の)ボーナスは僕の3分の2くらいだったはずです。仕事も半人前の新人が高い給料をもらっていると思われたんだと思います。でも、それは僕のせいじゃない」
仕事で大きなミスはなかったが、かといって理不尽な格差を自ら乗り越えて交流を図れるような積極的な性格でもなかった。本社からの出向者はもう何年もいなかったため、愚痴を言い合える同僚もおらず、次第にクーラーが利いている部屋なのにびっしょりと汗をかいたり、脚に発疹が出たり、手の震えが止まらなくなったりといった症状に悩まされるようになる。食欲が落ち、気がつくと体重が10キロ近く落ちていた。
何とか3年は勤めようと頑張ったが、結局、もったのは1年半。母親は勤めを続けてほしそうだったが、最後は、やせ細った息子を見て「身体を壊すくらいなら」と会社を辞めるよう言ってくれたという。
■正社員から契約社員へ一方的な「不利益変更」
その後、社会保険労務士の個人事務所に正社員として雇われたが、1年も経たないうちに時間給の契約社員への変更を通告された。カツユキさんによると、上司の社労士は遅刻が多く、そのたびに彼が顧客をなだめたり、取引先との関係をとりなしたりしなくてはならず、そのことに不満を訴えると、今度は上司からメモの取り方やあいさつの仕方にダメ出しをされるようになったのだという。
カツユキさんは「そりが合わなかったとしか言いようがありません」と落ち込む。一方的な不利益変更には納得できなかったが、契約社員の給与では生活していくことはできず、退職を余儀なくされた。
話の前に「たいした話じゃなくてすみません」と前置きするのと同じように、勤め先で立て続けにうまくいかなったことについて、「僕の性格にも問題があったのかもしれません」と言うような気弱なところがある。また、仕事とは関係ないが、カツユキさんはよく「僕は見栄えもよくないんで」とも言っていた。小顔に180センチ近い身長と、恵まれたスタイルなのに、容姿にも自信が持てない様子なのだった。
一方で、周囲と同じように塾に行ったり、進学先などの制約なしに大学受験に挑戦したりできていれば、もっと多様な選択肢があったはずだ、もっとまともな会社に就職できたはずだ、といった悔しさも捨て切れないという。カツユキさんの中で、あきらめにも似た自信のなさと、自分は「貧困の連鎖」の犠牲者であるとの強い憤りが複雑にせめぎ合っているようにもみえた。
現在、カツユキさんは一般企業への就職活動はいったんやめて、社会保険労務士の資格を取るための勉強に専念している。わずかな貯金を切り崩しながらの生活で、高校時代から受けてきた奨学金の返済はまだ100万円ほど残っているが、収入が途切れてからは返済猶予の手続きを取ったという。
カツユキさんの願いはただひとつ。「労働条件が守られたところで働きたい」。当たり前の望みなのに、時折、底知れない恐怖にさいなまれる。「新卒でもない。2度も就職に失敗している。こんな僕にはもう2度と働ける場所なんてないんじゃないでしょうか」。
東京駅の周辺で話を聞き終わったとき、日はすっかり暮れていた。駅前の交差点。カツユキさんが、いわゆる「大手企業」が多く入るビル群の明かりを見上げながらつぶやくように言った。
「僕には手の届かない世界です。あそこにいる人たちはみんな日本のために、誇りを持って働いているんでしょうね」
■苦しみ、戸惑い、自らの可能性を閉じていく
カツユキさんの願いはただひとつ。「労働条件が守られたところで働きたい」
彼の胸中に去来したのが、あこがれなのか、悔しさなのか。大企業で働く人々が皆、「日本のために誇りを持って働いている」のかどうか。どちらも私にはわからない。
いずれにしても、手が届かなかったことや、かなわなかったことが、貧しさのせいだと言い切れるならまだいい。だが、多くはカツユキさんのように、どこまでが貧困のせいで、どこまでが自らの能力と頑張りの足りなさが原因なのか判然としないことに、苦しみ、戸惑うのだろう。彼らには、希望に向かって頑張るだけでよかったためしなどないし、それゆえに成功体験も少なすぎる。そして、中には、自分でも気がつかぬうちに「頑張っても無理」「できなかった自分が悪い」と自らの可能性を閉じていく人もいる。
貧困の連鎖とは、静かなあきらめの連鎖でもあるのかもしれない。
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Re: 25歳男性を苦しめる「貧困連鎖」という呪縛 就職は貧困から抜け出す好機だったはずが… ( ( No.1506 ) |
- 日時: 2016/09/26 16:38
- 名前: 天橋立の愚痴人間 ID:jUqHWDso
- コリュウ さん、この話、信用できませんね。
母親に20万の月収があれば、食べるものも事欠き。給食の残りを盗って帰ったなどということは、1度や2度はあったとしても、それが常の事ではないでしょう。
かつ、なんやかや言いながら大学まで出ている。 奨学金をもらいアルバイトに苦労する学生など一杯います。
最初の頃の話では月収が10万もない家庭の話かとおもいました。 更に大学卒業後、年収が500万もある企業に勤めながら、そこも早々に退職している。
母親の苦労を本当に思っているならば、石にかじりついても会社は辞めない。 やめた理由を述べているが、それは単なる言い訳、自分の正当化に過ぎないことは明白です。
結局は、
>東京駅の周辺で話を聞き終わったとき、日はすっかり暮れていた。駅前の交差点。カツユキさんが、いわゆる「大手企業」が多く入るビル群の明かりを見上げながらつぶやくように言った。
>「僕には手の届かない世界です。あそこにいる人たちはみんな日本のために、誇りを持って働いているんでしょうね」
このようにエリート社員になれなかった自分に焦りを持っていただけ。 身勝手な親不孝者が、自分の行状を社会問題にすり替えているだけのようです。
「 われわれ人間というものは馬鹿だから、足元にころがっている幸福はみすごしてしまう。 そして、手の届かないものばかり追い求める。」 (ピンダロス 詩人 ギリシャ)
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【今日もあぶない総理】安倍総理の呼びかけで自民党議員が一斉に立ち上がり約10秒間拍手!維新・馬場幹事長「異常な光景」生活・小沢代表「中国・北朝鮮」 ( No.1507 ) |
- 日時: 2016/09/27 07:49
- 名前: コリュウ ID:VriV7nsg
【今日もあぶない総理】安倍総理の呼びかけで自民党議員が一斉に立ち上がり約10秒間拍手!維新・馬場幹事長「異常な光景」生活・小沢代表「中国・北朝鮮」
<引用>
安倍晋三首相の26日の所信表明演説で、海上保安庁、警察、自衛隊をたたえるために安倍氏自らが約10秒間にわたって演説を中断し、拍手をする一幕があった。安倍氏に拍手を促された自民党の議員たちも一斉に立ち上がり、手をたたき続けたため、衆院では大島理森議長が「ご着席下さい」と注意した。
民進党幹部は「品がない。国会のルールを無視した最悪のパフォーマンス」と自民議員の振る舞いを批判。日本維新の会の馬場伸幸幹事長は「ちょっと異常な光景だ。落ち着いて真摯(しんし)に議論をしあうという状況ではなく、自画自賛をするためにやっていると、言論の府ではなくなってしまう」と懸念を示した。
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日本経済、不況期突入の兆候…米中経済の同時的停滞が飛び火の危険 ( No.1508 ) |
- 日時: 2016/09/27 07:53
- 名前: コリュウ ID:VriV7nsg
日本経済、不況期突入の兆候…米中経済の同時的停滞が飛び火の危険(引用)
足元の為替市場で、ドルが円などの主要通貨に対して上昇する場面が見られる。その背景には、米国での利上げ観測上昇がある。米連邦準備制度理事会(FRB)の高官のなかには、「雇用の改善が進み、中期的な物価目標の達成が見込まれていることから緩やかな利上げが必要」と主張する声もある。
一方、日本では先行きの金融緩和観測がある。この結果、米日間の金利差が拡大し、それに素直に反応してドル高・円安の動きが進みやすかった。
米国経済を見ると、労働市場の回復は進んでいる。ただ、その他の指標を見ると、8月の新車販売台数は前年同月に比べ4.1%減少し、ISM製造業景況感指数も景気の強弱の境目と言われる50を下回った。米国経済全体の動きは、利上げを正当化できるほど強いとはいいづらい。FRBは難しい判断を迫られるだろう。
そうした米国経済の状況を考えると、米国はドル高の影響を吸収できなくなりつつある。米国政府も本音では輸出振興などのために緩やかなドル安を欲しているようだ。そう考えると、米国の利上げが再度、ドル高・円安トレンドをもたらすとは限らない。むしろ、基本的な流れとしてドルは円に対して下落し、円高基調が続く可能性は高いと見る。
■リスク要因を抱える世界経済
世界経済を見渡すと、徐々に不安定な動きが増えている。まず、米国以外の地域でのリスク要因として3点指摘できるだろう。
1点目は、中国及び新興国の減速懸念だ。中国では過剰な生産能力の解消が十分に進んでいない。そして、GDP(国内総生産)の200%超に膨らんだ民間企業の債務残高を、政府がどう管理できるかも不確実だ。多くの新興国の成長が中国経済に支えられてきたこともあり、中国経済の低迷は新興国全般にかかわる問題だ。
2点目は欧州の政治・経済リスクだ。英国のEU離脱交渉がどう進むかが不透明ななか、EU加盟各国では右派が台頭し、政治運営が不安定化している。その結果、イタリアでは銀行の不良債権処理が進みづらくなっている。イタリアだけでなく、ドイツなどでも大手行は自己資本を拡充する必要に迫られている。本来であればEU加盟各国は団結し、財政出動を進め景気を支えるべきだ。対策への時間的な猶予はあまりない。
3点目は、トルコを含めた中東情勢の混迷がある。未遂に終わったトルコのクーデターなどの虚を突いてテロリストが西欧でのテロ攻撃を激化させれば、欧州各国で移民・難民への反感が高まることは必至だ。それがEUから離別し、自国優先の政治を進めるべきとの世論につながりやすい。
リスク要因が増えるなかでも世界経済が大きな混乱に陥らなかったのは、米国経済が緩やかな景気回復を続けてきたからだ。世界経済は米国経済の動向に依存している。その米国の景気回復も、どこかでピークを迎えるだろう。2009年6月に米国経済は景気の底を打ち、7年超の景気拡張を歩んでいる。
過去の景気循環を振り返ると、平均的な景気拡張期間は約5年だ。景気回復の強さを考える上で重要な企業の設備投資も本年4〜6月期まで3四半期連続でマイナスだ。労働生産性も落ち込んでおり、雇用の改善が企業の利益率悪化につながるかもしれない。
こうした状況は、徐々に米国の景気回復の勢い=モメンタムが剥落していることを示す。在米エコノミストのなかには米国経済がピークアウトする確率を、17年が3割程度、18年は7〜8割程度と読む者もいるようだ。
■米国の金利引き上げリスク 徐々に世界経済を取り巻くリスク要因が増え、先行きへの懸念が高まるなか、FRBの利上げは思わぬ影響をもたらす可能性がある。
まず、新興国の金融市場には注意が必要だ。年初の人民元急落などは新興国経済に対する懸念を高め、多くの投資家がリスク回避に動いた。その状況のなか、FRBは慎重に金融政策を進める姿勢を強調した。国際経済、金融市場に対する懸念を示し、利上げを急がない姿勢を強調したのである。
そうしたFRBの慎重さは投資家を安心させたはずだ。そして、多くの投資家は「年内利上げは困難であり、低金利環境が続く」とまで考えた。その結果、世界的な金利低下が進むなか、少しでも収益を確保しようとの考えが強くなり、新興国に資金が流入した。
6月、予想外に英国がEU離脱を決め、市場は大きく混乱した。しかし、短期間で新興国を中心に世界の市場は落ち着きを取り戻した。この背景にも低金利による投資家心理のサポートがあったはずだ。
低金利への期待が根強いなかで、8月下旬、フィッシャー副議長らFRB関係者が一様に利上げを支持したことには相応のインパクトがあった。投資家がリスクテイクに慎重になり、新興国通貨がドルに対して下落したのは当然だろう。
それでも、市場参加者はまだら模様ともいえる米国の経済指標などを理由に、利上げは容易ではないと考えている。もしFRBが利上げに踏み切れば、市場にはショックが走り新興国市場を中心に混乱が生じる可能性がある。
混乱の影響は米国にも逆流するはずだ。新興国への売り圧力が強まる場合、グローバルな投資資金はブーメランのようにドルに還流しやすい。年初来の新興国買いの動きが低金利に支えられていただけに、新興国通貨、債券、株式を売り、利上げが進む米ドルを買う動きは相当なスピードで進むだろう。こうしてドルは新興国等の通貨に対して上昇する可能性がある。
そして、もはや米国経済はドル高に対する十分な抵抗力を備えてはいない。すでに大手企業の経営者からは、ドル高が収益を圧迫しているとの指摘なされてきた。FRBもドル高を警戒している。つまり、自分で自分の首を絞めるように、利上げがドル高につながり米国経済を下押しするリスクがある。
■FRBの利上げが世界経済、日本に与える影響
米国では、低金利に支えられてきた株式市場にも調整圧力がかかるだろう。低金利環境で米国の企業は社債を発行し、自社株の買い戻しを進めて株価を支えてきた。利上げはこの動きにブレーキをかけ、株価下落につながりかねない。株価の下落は消費者心理を悪化させ、小売り、自動車販売、住宅市場の下押し要因となるだろう。
それは世界的な株価の下落などリスク回避の進行につながり、世界経済に無視できない影響を与えるだろう。利上げが、米国というエンジンの出力が低下し、世界経済という車の巡航速度の低下=景気減速につながる可能性があることは冷静に考えるべきだ。
そこで欧州や日本への影響を考えると、企業業績や設備投資計画の下方修正、消費低迷などの懸念は高まりやすい。新興国の減速、需要低迷観測による資源価格の下落などは、日本の物価に追加的な下押し圧力をかける。その場合、デフレ脱却が遠のく事態も想定される。これはユーロ圏にも当てはまる。
為替レートの動向にも注意が必要だ。利上げが新興国の金融市場の混乱につながる場合、多くの投資家はリスク回避的に行動するだろう。それはキャリートレードの巻き戻しを通して円の買い戻しにつながる可能性がある。日本独自の要因として、経常収支の黒字が拡大し、国内から一定の円買いニーズがあることも忘れるべきではない。
そして、米国の為替政策は、強いドルは国益との考えから、緩やかなドル安重視に変化しつつある。日銀がさらなる金融緩和を進めれば、一時的に円安→株高の流れが進む可能性はあるものの、世界の投資家はドル安を念頭に動いているはずだ。そのため、基本的にはドル安・円高の動きが続きやすい。
その場合、日本の景気動向には注意が必要だ。円高は国内の企業業績の悪化、株価下落、賃上げ期待の剥落につながる。円高への抵抗力をつけるためには、民間企業の自助努力によって技術力や生産性を高め、より効率的に付加価値を生み出していくしかない。
それは創造的破壊=イノベーションにかかっている。徐々に世界経済の先行き不透明感が高まり、円高リスクへの懸念も出やすいなか、政府は企業のイノベーションを支え、新規産業の育成などに注力していくべきだろう。
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「黒田緩和疲れ」じわり、ドルは来年末90円へ−ミスター円・榊原氏 自動運転車、膨らむ期待と現実に落差 ウーバー・テクノ ( No.1509 ) |
- 日時: 2016/09/27 07:58
- 名前: コリュウ ID:VriV7nsg
「黒田緩和疲れ」じわり、ドルは来年末90円へ−ミスター円・榊原氏 自動運転車、膨らむ期待と現実に落差 ウーバー・テクノ
(引用)
「黒田緩和疲れ」じわり、ドルは来年末90円へ−ミスター円・榊原氏 野沢茂樹、Kevin Buckland 2016年9月26日 15:12 JST 更新日時 2016年9月26日 17:00 JST
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円・ドル相場は「いつ100円を突破してもおかしくない」 「米大統領選前に介入できないのは事実だ」と、榊原氏
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自動運転車、膨らむ期待と現実に落差 ウーバー・テクノロジーズがペンシルベニア州ピッツバーグで試験走行している自動運転車 MERENDINO/AGENCE FRANCE-PRESSE/GETTY IMAGES By CHRISTOPHER MIMS 2016 年 9 月 26 日 14:09 JST
最近の宣伝文句によれば、「完全自律型」の自動運転技術の実現は間近に迫っている。米ウーバー・テクノロジーズはペンシルベニア州ピッツバーグで米フォード・モーターの「フュージョン」を使用した自動運転車の配車サービスを試験的に始めている。フォード、独BMW、スウェーデンのボルボ・カー、米配車サービスのリフトは2021年までに完全自律型自動車を生産すると述べている。誇大な表現の多い米テスラ・モーターズのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)に至っては、2年以内に実現すると宣言している。
しかし多くの業界関係者は、こうした主張は概して大げさだと考えている。間違いではないが、「自律型自動車」や「自動運転」という言葉は乱用されている。それら用語から連想するのは、車に乗り込み、行き先を入力したらすぐに眠ることができたり、何かを食べたり、スマートフォンを操作したりできるイメージだ。
‘どんな状況でも自律走行できる自動車の実現は優に15?20年はかかる’ ?デューク大学のメアリー・カミングス教授 2021年までにそうなるわけではない。その実現には恐らく数十年はかかるだろう。
自動運転車開発で米ゼネラル・モーターズ(GM)と協力しているカーネギーメロン大学のラジ・ラジクマール教授(工学)は「そうした主張は願望であり、現実ではない」と一蹴。「技術の実現はまだ先だ。運転席からドライバーをなくせるようになるまでには、まだ長い道のりが待ち受けている」と指摘する。 こうした懐疑的な見方をしているのはラジクマール氏だけではない。デューク大学のメアリー・カミングス教授(機械・電気・コンピューター工学)は、「どんな状況でも自律走行できる」のが完全自律型自動車であり、「その実現には優に15?20年はかかる」と話す。
この分野について誰よりも詳しいのが、8月に退社するまで米グーグルの親会社アルファベットで自動運転車プロジェクトを7年間以上率いていたクリス・アームソン氏だ。同氏は3月、音楽・映画・テクノロジーの祭典「サウス・バイ・サウスウエスト(SXSW)」で自動運転車は一部の人は数年後に利用できるようになるが、誰もが利用できるようになるのは30年後だと述べた。つまり、ごく特定の用途には近く利用できるようになる可能性があるが、人間に完全に取って代わるまでには長い時間がかかるということだ。
「自動運転」をどう定義すべきか
言い換えれば、「自律」や「自動運転」をどう定義するかによるということに他ならない。
カリフォルニア大学バークレー校の高度な輸送技術開発プログラム「PATH」のマネジャーを務めるスティーブン・シュラッドオーバー氏は、「私がいつも指摘しているのが、空港でのターミナル間の人の輸送には40年前から無人車が使用されているということだ。しかし、それらは非常に厳重に保護された通行路を走行している」と語った。
例えば、フォードは2021年までに自動運転車を発売する計画を明らかにしている。同社の発表文や報道向け資料をよく読み、広報担当者の話を聞くと、自動運転が可能になるのは同社が詳細な3次元(3D)地図を作成でき、定期的に更新可能な主要都市の一部に限られる。それがどのくらいの範囲の地域になるかについて同社はコメントを控えている。
リフトはGMと協力しており、2021年までに完全自動運転車を発表する方針を明らかにしている。しかし、共同創設者のジョン・ジマー氏によると、それは特定の地域に限定され、最高速度も時速25マイル(約40キロ)に制限されるという。
ボルボとイスラエルのモービルアイも自動運転車に同様の制限を設ける計画だ。モービルアイは米半導体大手インテルやBMWと協力して自動運転技術の開発を手掛けている。ボルボで自動運転車プロジェクトのシニア・テクニカル・リーダーを務めるエリック・コリン氏は、地図が不十分な道路では自動運転モードにできないようにする可能性があると述べている。また、悪天候で自動車の知覚力が阻害される場合は、路肩に車を寄せたり、走行を停止したりするようにする計画だという。
最も経験豊富なグーグルが最も慎重
考えると恐ろしいが、「完全自律型」自動車に当初は人間の監視が必要な理由の1つはそれだ。
自動運転車に関して最も経験豊富なグーグルが、最も慎重な企業の1つでもあることは注目に値する。グーグルは自動運転車の発売時期をまだ明らかにしていないが、フィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)のミニバンを使用して近く試験走行を始める計画だ。
短期的には「自動運転」車はテスラ車のような車両になるだろう。テスラ車には、安全な車間距離の維持や車線変更、緊急停止が自動でできる「トラフィック・アウェア・クルーズ・コントロール(TACC)」という機能が搭載されている。その次に登場する可能性が高いのが、ドライバーは不要だが、地図が十分に整った都市の決まったルート(空港からラスベガス中心部までなど)だけを走行できる車だ。
しかし、取材した人たちに共通していたのが、本当にどこへでも行ける車が手に入るのは何年も先だという意見だ。
もちろん、異なる見解もある。モービルアイの共同創設者で最高技術責任者(CTO)のアムノン・シャシュア氏は、自動運転車の感知や制御の問題点はほとんど解決されていると指摘。それらシステムの完成には科学の飛躍的進歩は必要なく、実世界で人間の運転を観察し、そこから得た情報に基づいてソフトウエアに小さな改良を重ねていけばいいだけだと話す。「材料はそろっている。後はエンジニアリングの問題だ」
悲観的な人たちでさえ、自動運転技術が実現しつつあることや、いずれは人の命を救えるようになり、ほぼ全ての自動車に搭載されることは認めている。しかし、2021年までの実現は期待しない方が賢明だろう。
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起立し拍手ながら後でオカシイと小泉進次郎!! ( No.1510 ) |
- 日時: 2016/09/28 08:12
- 名前: コリュウ ID:KrZYekxc
起立し拍手ながら後でオカシイと小泉進次郎!!(引用)
日本の国会でナチスのヒトラーの再現を思わせる異様な事態が起きた。安倍晋三が26日、衆議院本会議で行った所信表明演説で、 自衛隊員らを称賛し演説を中断して拍手をした。
これに促されるかのように議場の自民党議員が一斉に立ち上がって拍手の嵐。こんな光景は日本で見たことがない。異様としか言いようがない。世論が反応し、野党が抗議した。
この光景に「あれは、ない。ちょっとおかしいと思う」と自民党の小泉進次郎が感想を言った。バカを言うでない。進次郎はあのとき、ほかの自民党議員と一緒に起立して拍手を送っていたではないか。
記者の追及を受け、進次郎は 「私もびっくりして、つい立ってしまった」と白状した。 何がびっくりだ。驚いたのはこっちだ。こやつは常にこの調子だ。原発の再稼働にも賛成しておきながら、「あと講釈」をする。いい子になろうとする。
テレビなど一部マスコミは何かと言うと知名度があるという理由で小泉進次郎を取り上げチヤホヤする。とんだ食わせ者だ。
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“バカ殿”写真がネットで拡散し、話題沸騰!! ( No.1511 ) |
- 日時: 2016/09/28 08:16
- 名前: コリュウ ID:KrZYekxc
- “バカ殿”写真がネットで拡散し、話題沸騰!!
http://www.asyura2.com/16/senkyo213/msg/548.html 投稿者 赤かぶ 日時 2016 年 9 月 28 日 00:14:05: igsppGRN/E9PQ kNSCqYLU
“バカ殿”写真がネットで拡散し、話題沸騰!!(引用)
安倍チャンチャコリンの“バカ殿”ぶりを示す写真がネットに拡散し、話題になっている。国会での演説原稿にふり仮名を打ったワンカットだ。しかも、(拍手)(水を飲む)などと芝居の台本のようにこと細かに書いてある。
実際にそこで安倍首相はコップの水を飲んでいる。まるで旅回りの役者だ。写った写真から読み解くと「この場から彼らに対し、感謝の意を表そうではありませんか。(拍手)(水を飲む)・・・」とある。
26日の所信表明演説かと思ったが、違った。調べた人がいて2013年2月28日の演説だった。首相官邸のホームページで検索したところ、第138回国会の首相の施政方針演説の中の一節と判明した。
「今、この瞬間も、海上保安庁や警察、自衛隊の諸君は、強い意志と忍耐力で任務に当たっています。(中略)皆さん、与野党を超えて、今、この場から、彼らに対し、感謝の意を表そうではありませんか」とあった。
26日の演説とそっくりだ。写真には「表そう」の「表」に、ちゃんと「あらわ」とふり仮名が振ってある。それにしても「表そう」が読めないとは情けない。安倍晋三が読めるなら、わざわざふり仮名などふらないはずだ。
(拍手)とあるのは議員に対する指示だろうから、議員にも同様の“台本”は配られたのだろう。いつ「水を飲む」かも“台本”に書いてある。飲みたくなったら飲めばいいのではないか。すべてが出来レースだったことがこの写真でバレた。
「表そう」が読めない。だから安倍晋三クンは、麻生太郎クンと仲がいいのだ。どちらも小学生程度の漢字が読めない。それにしてもよく、こんなのを議員に選ぶ有権者の気持ちが分からない。
問題の写真はここをクリック https://www.facebook.com/yasuhiro.asano.31/posts/752654941540032
首相官邸のホームページ http://www.kantei.go.jp/jp/96_abe/statement2/20130228siseuhousin.html
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Re: アホにつkる薬なし、バカは死んでも直らない!! ( No.1512 ) |
- 日時: 2016/09/28 11:39
- 名前: 取越 九郎 ID:FV1saBas
- 「日本の国会でナチスのヒトラーの再現を思わせる異様な事態が起きた。安倍晋三が26日、衆議院本会議で行った所信表明演説で、 自衛隊員らを称賛し演説を中断して拍手をした。」
これって、北朝鮮のまねをしたみたいに感じましたね。あの、刈上げ頭のボンボンを神様の様に崇め奉る拍手の嵐、どんなに偉人なのか凡人なのかは問題ではなく、民衆を一つの方向に煽り立てる手段のように思えます。北朝鮮は日本の天皇制を見習い、日本は北朝鮮のまねを始めた二でしょうか。
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自民、新党阻止で小池に擦り寄り、若狭も10区公認にbut区議処分で怒りを買い、対立か ( No.1513 ) |
- 日時: 2016/09/28 16:27
- 名前: コリュウ ID:KrZYekxc
自民、新党阻止で小池に擦り寄り、若狭も10区公認にbut区議処分で怒りを買い、対立か(引用)
今日28日午後から東京都議会も始まるのだが。今朝のテレ朝のワイドショーで初めて知って、驚いたことに、都議会定例会の初日は開始時刻の20分前から、東京都交響楽団によるセレモニー演奏が行なわれるのが鈴木都政の時代から何十年も続いている慣わしなのだとか。(・o・)<これ、いらなくない?(++)>
今日は、小池知事の所信表明が行なわれることになるのだが。小池氏が何を語るのか、また都議会(特に自民党都議団)がどのように受け止めて対応して行くのか、大きな関心が集まっている。こちらも追々、このブログで取り上げて行きたい。(・・)
何分にも、自民党は+公明党は、都議会で127議席中82議席を占めているだけに、その気になれば、最初から小池知事側の副知事案の承認とか、豊洲移転チェックのための部署などの変更案などを全部認めないなんていう嫌がらせ抵抗も可能なのだが。 小池知事は、都議選で圧勝し、都民からの支持が高いだけに、露骨な嫌がらせはしにくいところ。(~_~;)
自民党本部は、党に許可を得ず出馬した小池氏や同氏を支援した若狭勝氏の除名や厳しい処分は見送ることに決め、若狭氏に口頭で厳重注意を行なうにとどめることに。 さらには、何と若狭氏を小池氏が抜けたあとの東京10区補選の公認候補に決めて、彼らを自民党から離れないように、がっちり確保する作戦に出ている。(@@)
<東京10区補選は、形式的には候補者の公募(論文、面接)などを行い、45人が応募したそうななのだが。若狭氏を公認候補に選ぶための、出来レースだったと言われている。^^;>
* * * * *
また、小池知事が政治塾を作ることを発表したことも、自民党へのいいけん制(圧力がけ、脅しの武器?)になっている。もし小池知事が、都議会で自公の強力を得られなかった場合には、この小池塾が小池新党に変身する可能性があるからだ。(@@)
来年には東京都議選が行なわれるのだが。自民党の候補者は、できるだけ小池知事の支援を受けたいところ。 しかし、小池氏が新党を作った場合、(橋下大阪知事が自公の抵抗に負けないために、大阪維新の会を作った時と同様)、自民党から(野党からも?)小池新党に議員や候補者が流れる可能性が十分にあるわけで。自民党としては、何とかそれだけは阻止したいという考えが強いのである。(~_~;)
こうして、どんどん小池都知事に対して妥協を重ねて、擦り寄っている自民党なのだが。 ところが、都連の方が小池知事を支援した区議7人に離党勧告処分を出したことから、小池知事&周辺が怒りや警戒心を強めることに。もしかしたら、早めに小池新党が作られたり、自民党の都連や都議団の一部と対立したりする可能性が出て来た。(~_~;) * * * * *
『東京都の小池百合子知事が主宰する「政治塾」の運営を担う事務局となる政治団体「都民ファーストの会」が設立された。来年夏の都議選を見据えて、小池氏が「都政刷新」のために立ち上げる「小池新党」の母体となる可能性もありそうだ。
同団体は、知事選で小池氏を支援した都議会会派「かがやけTokyo」(旧みんなの党)の都議3人が中心となって設立した。16日に政治団体の届け出を都選挙管理委員会に提出した。
代表には、自民党の本橋弘隆豊島区議が就任した。本橋氏ら7人の豊島、練馬両区議は小池氏を支援したため、自民党都連から離党勧告を突きつけられている。本橋氏らの動きも注目される。
会計責任者は、かがやけの音喜多(おときた)駿都議が務める。
都民ファーストの会は近く、政治塾参加の呼びかけや講師の選定などを行い、10月初旬にも「開校式」を行うという。自民党の若狭勝衆院議員を常任講師に迎える案なども出ているほか、小池氏が直接講義を行い、選挙戦術を指南することも視野に入れている。
「都民ファースト」は、小池氏が都政運営で最も重視するスローガンだ。政治塾の塾生が都議選の「刺客」候補となり、「都議会のドン」こと内田茂都議率いる都議会自民党現職の地盤に放たれるプランも練られているという。(産経新聞16年9月21日)』
<最近、やたらにTVに出まくっているおときた都議が絡んでいるというのも、何だかね〜。この人は、例の都立高跡地に韓国人学校を作ることに反対して、ネットで舛添叩きの先鋒役を務めた、ウヨ保守っ子なのよね。(-"-)>
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自民党都連は、同党が推薦した増田寛也氏が知事選で惨敗したため、幹部5人が一応責任をとって辞任したのだが。 新会長には、結局、元副会長で、安倍盟友&党でも幹事長代行の要職につけてもらった下村博文氏が選ばれることに。下村氏は元文科大臣で、森御大の下、東京五輪構想にも絡んでいるので、安倍官邸と五輪組織委、都連と都議会のパイプ役にを務めることも、望まれているのだと察する。(・・)
実は、下村氏は都知事選が終わった直後まで、小池氏への厳しい処分を示唆していたのだが。
『今回の選挙で、小池百合子氏が当選し、自民党などが推薦した増田寛也元総務相が敗れたことについて、同党の下村博文総裁特別補佐は1日午前の民放番組で「予想以上の大敗だ。謙虚に受け止める必要がある」と述べ、小池氏出馬の経緯に関して「反党行為だったことは事実だ」として、党紀委員会で処分を検討すべきだとの考えを示した。(時事通信16年8月1日)』
その後、都連の新会長に決まり、安倍首相と会談をしてから、態度が一変。全面協力するという姿勢を打ち出した。(・o・)
『自民党東京都連の次期会長に決定した下村博文幹事長代行は7日、来月の衆院東京10区補選勝利に全力を挙げる考えを示した上で、先の都知事選で争った小池百合子都知事との関係について「いらぬ対立をすべきではない。都政の発展のために協力できるところは全面的に協力していきたい」と語った。党本部で記者団の質問に答えた。
これに先立ち、都連は役員選考委員会を開催。辞任した内田茂氏の後任幹事長に高島直樹都議、会長代行に菅原一秀衆院議員、総務会長に萩生田光一官房副長官、政調会長に井上信治副幹事長を選出した。(時事通信16年9月7日)』
<ここにも安倍側近の萩生田くんがしっかりはいり込んでいて。尚、ドン内田茂氏の後任幹事長の高島氏は、ドンべったりの側近ゆえ、傀儡操り幹事長になる可能性が極めて高いらしい。^^;>
* * * * *
でもって、先述したように、自民党の本部は東京10区の公認候補を、出来レースで若狭勝氏に決め、若狭氏も当初は、こんな発言をしていたのだけど・・・。
『自民党は20日、小池百合子氏の東京都知事選出馬に伴う衆院東京10区補選(10月23日投開票予定)で、若狭勝衆院議員(59)=比例東京ブロック=を公認する方針を固めた。21日に発表する。10区補選の候補者公募には若狭氏を含む45人が応募し、党本部と都連が審査していた。 若狭氏は都知事選で党方針に反して小池氏を支援したため、当初都連は公認に難色を示した。ただ、党執行部は小池氏との関係改善を模索。二階俊博幹事長が6日に若狭氏を口頭で厳重注意したことで、公募参加が可能となっていた。【加藤明子】(毎日新聞16年8月21日)』
『来月の衆院東京10区補選に自民党公認で立候補予定の若狭議員が会見し、小池新党が仮に出来ても参加しない意向を示すとともに、国と東京都の橋渡しをしたいと強調しました。
「小池知事が小池新党、いわゆる地域政党をつくるかどうかというのは、私も必ずしもはっきり承知しているわけではないが、(私は)自民党の公認候補予定者ということですから、そうした立場を今後続けていくと」(自民党 若狭勝衆院議員)
補選には、民進党の鈴木庸介氏と共産党の岸良信氏も立候補する見通しです。(TBS16年9月23日)』
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これで当分は、小池陣営と自民党都連も持ちつも持たれつの様子見モードで行くのかと思っていたのだが。 ところが、自民党都連がこれと同時期に、小池氏を都知事選で支援した東京10区に相当する豊島、練馬区の区議7人に、突然、離党勧告処分を発表したことから、両者の関係が悪化することになったのだ。(>_<)
『小池氏支援の自民党区議に「離党勧告」処分
自民党東京都連は、東京都知事選挙で小池都知事を支援した自民党区議7人に対して「離党勧告」の処分を決めた。 16日に開かれた東京都連の会合で決まったもので、党の方針に反して立候補した小池氏の支援に回った豊島区と練馬区選出の自民党区議7人に対し、自民党から離党するよう勧告することになった。
一方で、自民党執行部は党の方針に対して立候補した小池知事への処分は行っておらず、また支援に回った若狭勝衆議院議員に対しても口頭での厳重注意にとどめている。 このため16日の会合では、「処分に差がありすぎる」などと反対意見も出たが、最終的に処分は了承されたという。(NNN16年9月16日)』
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これには、さすがのマダム百合子が激怒したようで。彼女は自分を支援してくれた「7人のサムライ」を守ると宣言。自民党に翻意を促した。(・o・)
『都知事選での小池氏圧勝を支えた「チーム百合子」の主要メンバーが23日夜、小池氏の支援団体が東京・池袋で開いた会合で、久々に顔をそろえた。衆院東京10区補選の党公認が決まったばかりの若狭氏に加え、都知事選で小池氏を応援、都連から離党勧告処分が下った豊島、練馬両区の区議7人も姿を見せた。
会合で講演した小池氏は都知事選を振り返る中で、7人の「サムライ」と呼び、「7人のサムライたちが汗をかいてくれた。今は冷や汗、脂汗をかいている」と、離党勧告の現状を紹介。その上で「7人のサムライ、ありがとう。みんなの命はしっかり守る。心配しないで」と呼び掛けた。
若狭氏は、二階俊博幹事長から口頭で厳重注意されただけだが、都連は7人の区議に、党則で定められた8つの処分のうち、2番目に重い離党勧告を通告。党本部と都連で、「処分格差」が生じる事態になった。
小池氏はこの「処分格差」が、補選にもたらす影響を指摘。「区議7人と(党と)の間に、まだ溝ができているのは事実だが、離党勧告というナイフをグッと突き付けたまま選挙(衆院補選)というのは、戦う環境としてあまりよろしくない」と述べた。安倍晋三首相が「必勝」を命じた、東京10区補選。実動部隊の区議を処分したまま活動させることに疑問を呈し、暗に都連に「翻意」を迫った。
会の最後には、主催者に促される形で若狭氏、7人の区議と壇上でそろい踏み。小池氏にとって、後継指名した若狭氏を7人のサムライとともに支えるという無言のアピールになった。
区議7人はすでに、補選での若狭氏への支援に関する協議に入った。一方で、離党勧告の文書も手元に届いた。党内では、若狭氏が補選に勝てば「7人も勝利に貢献した」との理由で、処分は緩和されるとの見方が強い。「厳しい処分は、都連がメンツを守りたいだけ」(党関係者)。小池氏も、見透かしているのかもしれない。【中山知子】(日刊スポーツ16年9月23日)』
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さらに東京10区補選から自民党公認で出馬することが決まっていた&小池新党には参加しないと若狭勝氏も、密約があったことを公表し、自民党離党をにおわしたという。(++)
『衆院東京10区補選(10月11日告示、23日投開票)に自民党公認で立候補する若狭勝衆院議員(59)=比例東京=は27日、7月の都知事選で党推薦候補と対立した小池百合子氏を支援した豊島区議ら7人について、「(7人が党を)除名になれば、(私も)離党も考える」と述べた。
都知事選では若狭氏も小池氏を支援。選挙後、党本部が若狭氏を厳重注意で済ませたのに対し、党東京都連は7人を離党勧告処分とし、応じなければ除名する方針を決めている。若狭氏は、10区補選の候補者公募の際、7人の処分見送りを条件に応募したと明かし、「私が公認されたのは、7人が処分されないことが前提と思っている」と話した。(朝日新聞16年9月27日)』
『若狭氏はこの直前、安倍晋三首相(党総裁)から公認証を受け取り、「がんばって」と激励されていた。若狭氏は記者団に「区議が除名された場合、自民党議員を続けることはできない」と主張。「離党するのか」との質問に「そうだ」と明言した。 小池氏を支援した若狭氏には、二階俊博幹事長が口頭で厳重注意とした上で公認候補に決定。一方、党都連は豊島、練馬両区議計7人に離党勧告を行い、除名も検討している。若狭氏は「著しくバランスを欠く」と批判し、都連に処分の撤回も求めた。(産経新聞16年9月28日)』
・・・というわけで、都議会の状況と並行して、若狭氏を含む小池陣営の動きにも注目をして行きたいと考えているmewなのだった。(@@) <もしかしたら安倍政権の足元を揺るがすことにもつながるしね。(・・)>
THANKS
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架空「道路調査」4000キロ 「経費」14万円請求 ( No.1514 ) |
- 日時: 2016/09/28 16:30
- 名前: コリュウ ID:KrZYekxc
- 富山県議
架空「道路調査」4000キロ 「経費」14万円請求(引用)
富山県議会で相次ぐ政務活動費の不正請求問題で、新たに杉本正県議(67)=自民=が「側溝安全調査」や「道路修理等」の名目で不正に政務活動費を請求していたことが分かった。2015年度だけで計約160回にわたり約4000キロを調査のために車で走ったとして、車のガソリン代などの経費約14万8000円を不正請求し、同様に5年間繰り返していたという。杉本県議は虚偽記載を認める一方で、「民家を巡り、年間約6万部の議会だよりを配布していた」と説明し、政活費は返還しないとしている。
活動実績報告書によると、富山市内約20カ所の周辺道路の修理や側溝の安全点検をほぼ月1回ほどの頻度で実施したとされる。記載の一例では、同市北部の「萩浦地区センター他」に15年4月13日をはじめ13回にわたり、「県道側溝安全チェック」などに出かけ、毎回20キロ走ったとしていた。しかし、自宅と同センターは片道約1・5キロしかなかった。
また、積雪の影響で、電車の運休や高速道路の通行止めが相次いだ今年1月25日にも、自宅から約9キロ南の長岡地区センターに向かい「県道側溝安全チェック」をしていたとし、経費を請求した。
杉本県議は「道路調査と書いたのは議会だよりを配るための言い訳だ。距離は勘で書いた」と虚偽を認めた。こうした手法は約5年前に自民会派関係者から教えられたという。
議会だよりには政活費での支出が不適当な政党活動や後援会活動ととられる記載もあるが、「(不適当な部分は除き)案分し政活費を請求した」としている。【岩間理紀、原田悠自】
チェック体制甘く
政務活動費のずさんな請求が通った背景には、チェック機能の不備がある。
同県議会の手引によると、県議が調査研究や要請陳情などに自家用車で出向いた場合、ガソリン代やタイヤなど減価償却などにかかる経費として、走行距離1キロ当たり37円を請求できるとされている。しかし、簡単な活動内容と移動距離だけを書けば十分で、目的地を訪れた証明やガソリン代などの領収書の添付は義務づけられていない。議会事務局は「県議に任せており、報告書の通りだと言われれば、認めるしかない」としている。
領収書や帳簿、ネット公開へ
議員による政務活動費の不正請求発覚が相次ぐ富山県議会は26日、各会派代表者会議を開き、再発防止に向け、領収書や会計帳簿、視察報告書などを県議会のホームページで公開することを決めた。
同県議会では収支報告書と領収書は県議会で閲覧できたが、ネット公開は収支報告書のみだった。公開対象は2016年度分からで、開始時期は例年6月下旬〜7月上旬の議会での閲覧開始と同時とする。全国市民オンブズマン連絡会議(名古屋市)によると、領収書ネット公開は大阪、兵庫、高知の3府県が実施している。
一方、県議会は26日、不正請求を認めた元民進県連代表、坂野裕一県議(52)=同党を除籍=の辞職を許可した。一連の不正で辞職した富山県議は3人目。これに伴う県議選富山市第1選挙区補選(改選数1)は10月14日告示、23日投開票となる見込み。
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