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[1787] アホにつkる薬なし、バカは死んでも直らない!!
日時: 2013/07/28 19:39:51
名前: ryu ID:1375007991

アホにつける薬なし、バカは死んでも直らない!!
最近、ニュースや新聞を賑わせているのが消費税増税の話題。これまでの円安で一部の人たちに恩恵があったものの、多くの人間は、ガソリン、灯油、電気、ガス等のエネルギー関連、食料等々、僕たちの生活を取り巻く多くが値上がり、きつい生活を強いられている。にも、かかわらず今度は、増税の話。またかよ。失業している身でたいへんシンドイ!!
 
一部の人間がまるで世の中を動かしているように思えさえする。あの人たちに都合の良いようになんでも上書きされているような錯覚にさえ陥る。まさに傲慢で腹がたつ!!この世の中に、生活保護を受けている面々、低賃金で働かされ散る非正規労働者、再就職が大変な離職者、孤独な高齢者はいっぱいいるのに。

 以前、ニュースで生活保護の申請が受理されず結局、餓死するというかわいそうでいたたまれない事件があったことを思い出す。生きるためには仕事やお金が必要であり、食べるという行為、人間の基本的な生理欲求さえ満たされないで亡くなっていく。その人たちの立場でもの考え場合、すごく憤りを覚えるし、同じ人間として大変、恥ずかしい気になる。人間のネガティブな面に対してはまさにクサイものにはフタをする、である。

 今後、こういった悲しい事が増えるか増えないかはよくわからないが変に偏った政策はやめてほしい。人間的にも、道義的にも。お金のある人たちは仮に増税しても耐えれる。身の保身を担保しているから、、、、。だから人事のようにいえる。これからは、あの55年体制に戻るのだろうか?だと、したら本当に懲りない面々である。まさにアホにつける薬なし、バカは死んでも直らない!!である。
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出口のない金融緩和を続ける日銀への抑えがたい危機感 ( No.1197 )
日時: 2016/08/01 15:12
名前: コリュウ ID:58sAgcyo



出口のない金融緩和を続ける日銀への抑えがたい危機感(引用)


金融市場の参加者の間で、日銀の金融政策に対する警戒感が高まっている。7月29日、日銀は上場投信(ETF)の買入れ増額を中心とする追加緩和を発表した。多くの投資家が、質、量、マイナス金利の3次元での追加緩和を予想していたこともあり、追加緩和の内容に失望した投資家は多かった。そうした失望が、29日午後の株価の乱高下や急速な金利上昇、円高につながった。

日銀の主張がどうであれ、今回の決定は金融政策に対する不信を高めたといえる。それによって、市場参加者が「もはや日銀の政策は限界だ」と考え始めた。一方、日銀の黒田総裁は、今回の決定会合後も「追加緩和に限界なし」と強弁を貫いている。

足許で物価が下落しているにも拘らず、日銀は目標物価水準の達成時期を据えおいた。日銀は新しい金融緩和措置を進めることで、デフレ脱却が可能と考えているふりをしているのだろうか。どこかで金融政策の修正を計らない限り、わが国は出口のない金融緩和に陥る可能性が高まっている。

■「時間稼ぎ」の一手か

今回の決定会合を控える中、多くの投資家は日銀が国債買い入れの拡大、マイナス金利の深掘り、そしてETF等の買入れをセットにした“三次元”での追加緩和を打ち出すと期待していた。マイナス金利に対する批判や警戒を鎮めるために、日銀が銀行に対してお金を貸し出す際の金利にマイナス金利を適用するなど、これまでにない緩和措置も発表されるのではとの見方もあった。

しかし、日銀は三次元緩和を見送り、ETFの買入れ倍増を軸とする追加緩和を発表した。今回の決定の主な理由は、政府がまとめる経済対策との相乗効果を狙い、政策の一体感を演出することだったとみられる。

7月に入り、世界の金融市場は英国国民投票後の混乱から落ち着きを取り戻してきた。中旬には、米国の株式市場が史上最高値を更新するなど、先行きへの楽観的な見方も広がった。そこで、日銀は手段の温存を優先したと考えられる。これは、さらに強力な緩和策を進めるための“時間稼ぎ”と言えるかもしれない。

4月の決定会合でも、日銀は、市場の期待が追加緩和の効果を減じると判断し、追加緩和を見送った。それと同様に、今回も事前の期待の高まりが包括的な追加緩和を見送る要因だったのではないか。

日銀が「追加緩和に限界なし」と強弁を続ける以上、市場参加者は追加緩和を意識する。今回のように追加緩和が限定的なものに留まると、「日銀の対応力は限界だ」との懸念も高まる。それでも日銀が追加緩和を示唆するなら、投資家は金融政策の先行きに不安を覚えるだろう。既に日銀の金融政策は、市場を混乱させる要因になりつつある。

■逃げ道を失う可能性

9月の決定会合で日銀は、経済や物価の動向、これまでの金融政策の効果を総括的に検証する。足許で国内の消費者物価には下押し圧力がかかっているにも拘らず、日銀は2%の物価目標の達成時期を17年度中で据え置いた。現状の政策のまま、この見通しが実現するとは考えづらい。

ここから考えられることは、さらに強力な金融緩和を実行する可能性だ。今回の会見場で黒田総裁は“ヘリコプターマネー”を否定した。しかし、同時に声明には経済対策との相乗効果が記されている。不可避的に、政府と日銀の一体感は強まりつつある。

アベノミクスの実体は円安の流れを金融政策でジャッキアップし、企業業績をかさ上げして株高、賃上げ機運を演出したことにある。これが、アベノミクス=金融政策一本足打法と揶揄されるゆえんだ。経済対策が国債の増発を伴う場合、それが追加緩和の手段として使われる可能性がある。その場合、アベノミクス=金融政策一本足打法という構図は一層強まる。

具体的にどのような緩和策が打ち出されるかを論じるのは時期尚早だ。ただ、日銀が政府に呼応して新しい緩和策を進める場合、金融緩和を止めることは難しくなるだろう。中央銀行の独立性は弱まり、財政政策と金融政策の境目が一層曖昧になる恐れもある。

際限なき金融緩和は、最終的に市場の価格発見機能をマヒさせ、経済の新陳代謝を奪う可能性が高い。過去3年間、日銀の積極的な追加緩和をもってしても、わが国はデフレから脱却できなかった。この事実を政府と日銀は冷静に受け止め、労働市場の改革や産業振興策を進めるべきだ。

わが国の経済政策は、出口のない金融緩和をとるか、それとも市場原理を重視した構造改革を進めるか、中長期的な経済基盤を左右する岐路に立っていると考えるべきだ。
 
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供給過剰でも子供6人に1人が貧困、供給過剰で困る、とはおかしなことだ、供給不足で困るなら分かるがね ( No.1198 )
日時: 2016/08/01 15:16
名前: コリュウ ID:58sAgcyo



供給過剰でも子供6人に1人が貧困、供給過剰で困る、とはおかしなことだ、供給不足で困るなら分かるがね(引用)


供給過剰で困るとは、困る理由はなんでしょう、貧乏人が貧乏人でなくなれば消費が増えて供給過剰は解消されるのです
 しかるに生産者に有利な金融緩和、金利引き下げ、公共投資、インフレ対策、これら全てが生産者向けで消費者には冷たい政策なのです、これでは消費増は期待できないのです
 政策の考え方を変える必要があるのです
企業が儲かれば国民は豊かになる、これではなく、国民が豊かになれば消費が増え企業も儲かる、に変更する必要があるのです、
消費が伸びなければ生産者も儲かるはずはないのです、これが当たり前なのに政治の大転換が必要なのです、
 消費を増やすにはどうすべきか
「賃金を上げる」これと「社会保障の充実」ですね、消費増にはこれ以外にはないのです、企業が儲かるにもこれ以外にはないのです、
しかし日本では賃金は上げ難いのです、その理由は労組が職能別でなく企業内だからなのです
したがって日本で「賃金を上げる」には「最低時給を上げる」でなければ賃金は上げられないのです、
賃金上げるとコストが上がるので国内同時に同額上げる必要があるのです、労組が企業内なのでそれができないのです

 日本の対外純資産は366兆円と世界ダントツに膨れ上がっている(2014年末)、膨れ上がった根源を考えていただきたい、この膨れ上がったことが、財政赤字、それと景気低迷の根源なのです

※最低時給をどんどん上げ対外純資産をゼロにしましましょう、GDP/人は世界一、財政赤字も無くなるのです
ーーー
日本の財政赤字は1100兆円に膨れ上がっているが、膨れた根源は何か、ーーー日本政治は貧乏人に冷たく金持ちに甘いのです(反論あれば具体的に教えて頂きたい)、それなのに大幅財政赤字なのです

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日本経済の深刻さは英EU離脱どころじゃない 円高と株安はアベノミクス失墜を示している ( No.1199 )
日時: 2016/08/01 15:19
名前: コリュウ ID:58sAgcyo

 

日本経済の深刻さは英EU離脱どころじゃない 円高と株安はアベノミクス失墜を示している(引用)


英国の欧州連合(EU)離脱は新たなリーマンショックを引き起こしてしまうのか。離脱の決定後、金融市場では一部の人々がそうした恐怖を抱いたが、杞憂に終わりそうだ。

米国の金融市場の専門家は、英国のEU離脱の影響が当面は欧州内に限られ、米国や日本の経済成長率に響くことはほとんどないと分析している。一方で米格付け大手のスタンダード&プアーズは最新リポートで、「中期的に世界経済の成長率が低下し、輸出と投資の不振を招けば、英国のEU離脱の影響は大きなものになる」との見方を示した。

英国のEU離脱決定後、日本では円が一時1ドル=99円台にまで急騰し、つれて株価も押し下げられたが、その根底にはEU離脱問題もさることながら、ファンダメンタルズの要因があった。

■「100円割れ」は相当前から予期されていた

英国の問題が取り上げられる以前から、市場ウォッチャーの多くは2016年のいずれかのタイミングで、日本円が100円割れの水準に至ると予測していた。その背景には、一時120円台にまで到達したような、過度な円安傾向が修正されるとの見方があった。

過去30年の間、円相場は主に1986〜2016年の平均値の上下20%の範囲で、明確な長期的推移が見えないまま推移してきた。だが、日本銀行の黒田東彦総裁による「クロダノミクス」に反応して円相場は、その過去30年間の平均を35%下回る水準となった。6月の終わりになって、この幅は20%まで縮まり、7月に入って、さらに30年平均へ近づいている。

株式市場においては11年以来、円の対ドル為替レートと日経225先物との間に99%という高い相関関係が見られる。輸出関連銘柄を中心に、日本企業の多くは為替レートによって業績が左右され、それが株価に反映しやすい。

円高が日本の株価に響くのは驚きではなく、アベノミクスへの信認喪失からすればもっともなことだ。日経平均株価は参院選後に上昇したものの、米英独の株価に比べれば依然として、冴えない水準となっている。

日本では黒田日銀総裁による異次元の金融緩和の継続により、金利の低水準が続いている。しかしながら、株価や企業業績への効果は限定的だ。2%のインフレ目標も達成への道筋がなかなか見えない。こうした日本国内を覆う種々の課題に比べれば、英国のEU離脱など大海の一滴にすぎない。

■ポピュリズムの裏にロシアあり

また、重視すべきなのは、英国のEU離脱の根底にある物騒なポピュリズムの蔓延だろう。米国の不動産王ドナルド・トランプ氏、フランス国民戦線のルペン党首といったナショナリストや、イタリア北部同盟などの排外主義的な団体は、英国のEU離脱を保護貿易主義と移民抑制への信念に結び付けて歓迎した。

興味深いことに、これらの国家主義者の多くはロシアから資金の提供を受けている。EUと北大西洋条約機構(NATO)を弱体化させようとする誰もが、ロシアに支持されているのだ。

まるで世界中で「国家主義インターナショナル」が台頭しているかのようだ。こうした勢力が蔓延し続ければ、世界経済の足かせになりかねない。
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ダメ社員を日本一に導いた「勝者の哲学」〜キリンビール「お荷物支店」はこうして奇跡の大逆転を遂げた ( No.1200 )
日時: 2016/08/01 15:22
名前: コリュウ ID:58sAgcyo



ダメ社員を日本一に導いた「勝者の哲学」〜キリンビール「お荷物支店」はこうして奇跡の大逆転を遂げた(引用)



■受け身の組織からの脱却


―「'95年 高知の夜は漆黒だった」。まるで小説のように始まる本書は、元キリンビール代表取締役副社長の田村さんが当時「お荷物」的存在だった高知支店に支店長として赴任し、全国でもトップクラスの支店に育てあげた成功体験を元に書かれたビジネス書です。


'11年にキリンビールを退職した後、多くの場所で講演する機会がありました。すると、一生懸命に仕事をやっているのに数字が落ちてしまう、仕事にやりがいを求めても、それができない空気があるという声をよく聞きます。


そういう方々に高知で学んだことを話すと非常に反響があり、できることなら多くの方に伝えたいと思ったのが本書を記したきっかけです。


―高知支店は当時、全国のなかで最下位クラスの成績にもかかわらず、メンバーに焦りの色もなかったそうですが。


成績が悪い支店を本社など上の組織は特別に管理したがるものです。高知支店も同じような状況で、上層部からの指示ばかり増えていく。しかし所詮は遠く離れた場所の会議室で決められたことです。支店自体の成果は上がらず、それでも上からの指示だからと、こなすだけの体質になっていた。


失敗から何かを学ぼうとする意欲はなくなり、上の言いなりである支店長に対しても不信感を持つという悪循環に陥っていた。だから私はまず、彼らの自発的なやる気を取り戻すことに着手しました。


―当時、ライバル会社であったアサヒビールのスーパードライの人気の波が押し寄せていて、うかうかしていられない状況も書かれています。


キリンビールはラガービールを主力に業界シェア60%を占め、長く一人勝ちという状況でした。しかし'87年にスーパードライを発売して以降、アサヒビールがシェアを確実に増やし、私が高知に赴任した'95年には、キリンビールの全国シェアは50%以下に落ち込んでいました。


そういう焦りもあり、口ではやると言ってもやらない支店員に対して「できるまで家に帰るな!」と怒鳴ったこともありました(笑)。あれには彼らも驚いたようで、私が単なる「伝えるだけの支店長」とは違い、本気だということに気付いてくれたのではないでしょうか。


―やがて'97年に入ると、高知支店は四国4県中で料飲店の開拓店数1位になるなど、ようやく社員たちの努力が実を結び始めます。


支店員のなかに仕事に対するやりがいも生まれ始めていました。しかし高知県でのシェアとしてみると前年9月にアサヒビールに首位を奪われ、社員がどんなに頑張ってもシェアはさらに落ち込み、底が見えない事態となっていました。理由はアサヒビールの好調さだけでなく、キリンビールが主力のラガービールの味覚を変更したことにありました。


家族や大切な人との思い出のなかにラガービールはあって、その人生の一部を勝手に変えるな、というわけです。私はそれまでブランドは会社の利益を上げるための源泉としか思っていませんでしたが、何のために自分たちがいるのか、考えさせられましたね。


ただ味覚変更は会社としての決定方針。それに盾突くのは自分の立場にもかかわる。この一件で、支店員たちには相当の心労を与えてしまい、病人まで出るほどに。自分はどうすべきか、正直何度も悩みました。


■社長の心を動かしたメンバーの一言



田村潤さん『キリンビール 高知支店の奇跡 勝利の法則は現場で拾え!』を上梓した


―田村さんは社長が高知支店に視察に訪れるタイミングを狙って、「味を戻して欲しい」と直談判することを決意します。しかし、事態は思わぬ展開になっていきますね。


私は社長と支店員たちの懇談会として開かれた飲み会の後で話すつもりでしたが、その飲み会の途中で女性メンバーの1人が社長に向かって、私が言おうとしていたことを切り出したんです。


挙げ句に「社長はお客様に対して卑怯です」って詰め寄って。さすがに社長もひどく怒りました。


だけど、嬉しかったですね。彼らは彼らなりに理念を持ち、それに対して責任を持てるまでに成長していた。私は彼らの思いも無駄にはできないと、あらためてラガービールの味を戻して欲しいと社長に直訴しました。


―この結果を田村さんは意外なところで知ることになります。なんと翌々日の新聞で、ラガービールの味覚を戻すという社長のコメントが掲載された記事を目にします。


驚きました。正直ダメだと思っていましたから。とはいえ、'98年1月に正式に味を元に戻すことが発表され、そこからが高知支店の本当の逆転劇の始まりでした。瞬く間に落ち込んでいたシェアが回復に転じ、同年通じての高知支店の対前年比は社内で一躍、1位になりました。そして'01年には高知県で再びシェア1位の座を奪い返します。


前だけを向いて走った高知での約6年間、私は本当に多くのことを学ばせてもらいました。


―田村さんは、経営とは現場力と理念が大事で、とくに後者は今の日本企業に足りないものでもあると説いています。


どの会社にも社会が必要とする理念やアイデンティティがあり、それがあるからこそ世に残るわけです。ところが業績が下がってくると数字に目を奪われ、忘れがちです。


自分が何者かわかっていないのに客に自分の会社を理解してもらうことなんてできません。現在、日本企業全体の競争力が落ちているのもすべてこれに尽きます。理念なくして、日本の「奇跡」は起こり得ませんよ。
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給与格差は2倍以上、手ぬるい解雇基準…政府の目玉「働き方改革」は官から始めよ! 役所に根付く「格差」 ( No.1201 )
日時: 2016/08/01 15:25
名前: コリュウ ID:58sAgcyo



給与格差は2倍以上、手ぬるい解雇基準…政府の目玉「働き方改革」は官から始めよ! 役所に根付く「格差」(引用)



■役所にこそ「格差」は根付いている

財務省と厚生労働省が経済対策の目玉として盛りこんだ「働き方改革」の原案が、ついに明らかになった。

その内容はまず、非正規労働者の賃金を引き上げ、同一労働同一賃金を目指す。さらに、残業時間に上限を設けるなどして長時間勤務を抑制するとともに、最低賃金の20円超の引き上げや雇用保険料の大幅な引き下げで、働き手の所得を増やす。

また、解雇を金銭解決で行える制度も導入。こうした働き方改革に取り組む企業を支援もし、経済成長を底上げする狙いがあるという。

労働政策といえば厚労省の所管だが、今回はそこに財務省も関わっているところがポイントである。

アベノミクスの金融緩和で日本では失業率が低下したため、失業保険の給付額が減少。結果、労働保険特別会計には「剰余金」が貯まっていた。今回の労働政策は、このたまったカネを国民に還元する側面があり、普段はカネを出し渋る財務省が重い腰を上げた形だ。

今回の目玉の一つである雇用保険料の大幅な引き下げは、まさにその還元策のひとつ。最低賃金の引き上げにしても、当然やるべきアベノミクスの成果還元であり、こうした施策は評価できるものだろう。

一方で、今回の「働き方改革」に含まれる、同一労働同一賃金、残業時間の上限設定、解雇の金銭解決制度などについては、注意が必要だ。政府はこうした施策を民間企業に提案しているが、こうした制度はまず官僚組織から導入していくべきものといえるからだ。

その代表が「同一労働同一賃金」であり、まさしく役所が率先して推進していくべきものだろう。というのも、正規雇用者と非正規雇用者の「格差」は、役所にこそ強く存在しているからである。

■ 解雇されてしかるべき人も温存

典型的なのが公立保育所で、多くの自治体では正規の保育士は一般の事務職並みの高水準に賃金設定されているが、非正規の保育士の給与は低く抑えられている。実際、東京都千代田区の場合、常勤保育士の月収は49万695円(2014年度)。一方で、'16年募集の非常勤保育士の月収は19万1000円に交通費と、大きく差が広がっている。

また、大阪市の場合、常勤保育士の給与は月37万6852円('14年4月)。非常勤保育士で任期付保育士の場合は、これが16万4000円に諸手当となる。もっとも、大阪市の場合、非常勤保育士の給与は、'14年4月以前は月15万1100円だった。正規職員との均衡の観点で給与改善がなされているだけ、まだマシといえる。

同一労働同一賃金だけではなく、「解雇の金銭解決制度」も公務員が率先して導入するべきだ。公務員では解雇が民間より著しく少ない。これが「親方日の丸」と言われるゆえんであるが、民間基準では解雇されてしかるべき人もいるのが現状なのである。

また、「長時間労働の改善」を掲げる官庁で、国家公務員が長時間労働をしているという現実もある。政府は夕方に仕事を終えるよう職員に促す「ゆう活」を進めているが、いまだに霞が関の官庁ビルは夜も電気が灯っている。

要するに「働き方改革」が最も遅れた国家公務員、地方公務員でこそまず改革を進めるべき。まず「官」より始めよ、である。
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小池百合子氏の勝利、理由の一つは既存政党への忌避感(二度ある事は三度あり?!) ( No.1202 )
日時: 2016/08/01 15:28
名前: コリュウ ID:58sAgcyo



小池百合子氏の勝利、理由の一つは既存政党への忌避感(二度ある事は三度あり?!):引用


 某小泉総理ばりの「身内敵対」ポーズという「劇場型」というより八百長プロレス。政策より「色リボン運動」を悪用した「グリーンでクリーン」イメージ戦略。挙句の果てに、誰が仕掛けたかは知らぬが野党連合候補への「捏造記事」によるプライベート攻撃。
 一応「民主主義」においての選挙結果が出てしまった以上、何を言っても良い訳に聞こえるだろうが。選挙過程で明らかになった問題点について、十分な解明なくスルーされては「勝てば官軍」となる。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー(ここから)
小池百合子氏の勝利、理由の一つは既存政党への忌避感


昨日夜NHKの都知事選番組を見ていると、午後8時の放送開始と同時に小池氏の当選確実が報じられたのには少々驚いた。当選確実のあまりの速さにである。開票結果は2位以下に百万票以上の大差をつけての勝利だから、問題はないのだが。

小池氏が勝った理由はいくつかあると思うが、その一つは「既存政党への忌避感」だったと私は感じている。

都知事選は国政選挙と違い、都民の暮らしの改善に貢献する人物を選ぶ選挙だから、政党よりも人物で選ぶという考え方は正しい。

自民党は選挙中に「党が推薦していない候補者に所属する議員たちが投票した場合は除名処分の対象とする」という党紀引き締め文書を出したが、これは完全に裏目に出て、小池氏に票が流れたと思われる。

政治的な既存勢力への反発は米国など他の先進国と共通する現象のようだ。既存勢力は企業・組合等既存団体の利益を守るための政治を行うので、自分たちの利益を尊重する候補者を選ぼうという動きだ。

ただ都知事選で興味深かったことは、小池氏がこれまで政治経験・政治的主張の上で一番右寄りであったこと。つまりある意味では既存勢力を代表する立場にこれまであったことだ。

ところが小池氏は自民党が増田氏推薦を決めると無所属で選挙戦を進めた。つまり既存勢力から鞍替えをしたのである。

無論都知事に問われるのは政治的見識だけではなく、都市外交を含めた政治的手腕や金銭的な身ぎれいさもある。小池氏には政治資金面のスキャンダルリスクが残っているので、前車の轍を踏む可能性なしとはしない。

二度あることは三度あるというが、さすがに都知事がこれ以上政治的資金スキャンダルで辞任するとうんざりする。万一非を認めざるを得ないような場合はきっぱりと非を認めて問題の拡大を防いでほしいと思う。

そして投票した側も諸般の事情を比較衡量した上で、小池氏を選んだということを頭にとどめておくべきだろう。選挙は完全無欠な人を選ぶ場ではない。相対的にましな人を選ぶ場だからだ。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー(ここまで)
もし問題ある知事であるなら、傷口が小さい内に何かするべきかもしれない。
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早くも変節した小池百合子 ( No.1203 )
日時: 2016/08/02 10:56
名前: コリュウ ID:X3pq2nBE



早くも変節した小池百合子(引用)


 小池百合子が早くも変節。当選インタビューで、これまで厳しく批判してきた東京都議会との関係を問われ、「議会も都民に選ばれる。都民のために連携したい」と一転して協調路線を鮮明にした。

 うすうす予想されていたことだが、この手で伏魔殿の都議会と「たった一人で戦う女性」を演出し、有権者を欺いた罪は重い。

 さらに小池は都議会を牛耳るボス、内田茂を名指しで批判。当選すれば、議会の透明化を目指し、都議会の「冒頭解散」を公約した。

 だが当選インタビューでは不信任決議がないと解散できないことに触れ、「決議は現実的ではない」と解散宣言を反故にした。
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あなたには、国のために死ぬ覚悟がありますか?〜自衛隊「特殊部隊」創設者と「紛争解決人」が悩み抜いた末に出した答え 1 ( No.1204 )
日時: 2016/08/02 11:02
名前: コリュウ ID:X3pq2nBE



あなたには、国のために死ぬ覚悟がありますか?〜自衛隊「特殊部隊」創設者と「紛争解決人」が悩み抜いた末に出した答え(引用)


■今も夢に出る東チモールの惨劇


戦闘のプロフェッショナルと、紛争解決のプロフェッショナル。異色の二人が、ここに出逢った――。


自衛隊初の特殊部隊「海上自衛隊特別警備隊」の創設者の一人で、退官後はミンダナオ島に拠点を移し、日本を含む各国警察、軍隊に指導を行ってきた伊藤祐靖氏。国連職員などを経て、東チモールやアフガニスタンの紛争解決に取り組んできた伊勢ア賢治氏(現東京外国語大学教授)。


命をかけて国のために任務を遂行してきた二人が、憲法改正の現実味が増す中で、PKOの現実、そして憲法改正について語り尽くす。


伊勢ア:伊藤さんの最新作(『国のために死ねるか』文春新書)を読んで驚いたのは、よくもまあ、細かいことまで覚えているなあ、と(笑)。冒頭、伊藤さんの乗った護衛艦が不審船に向って威嚇射撃をするシーンが出てきますけど、あんな混乱した状況なのに、自分の行動だけじゃなく、艦長や他の乗組員と交わしたやりとりも、じつに細かく覚えていて、再現している。僕は全然ダメ。過去のことは忘却するばかり……。


伊藤:私の場合、動画のようなものが頭に残る性質なんです。あのときのことを思い出すと、ああ、月はこっちに出ていたな、とか、その月にどんな雲がかかっていたな、と。場合によっては、匂いまで覚えています。


伊勢ア:僕は、20代から、国際組織の現場の長をやらされ、どういうわけか、そこが戦争状態になったりして、その中で下した命令が部下の命を犠牲にすることを繰り返してきました。精神的な防御本能なのでしょうか、つらいことはどんどん忘れるんです。


ただ、ふとしたとき、思い出すんですよ。東北大震災からまだ1年もたっていないころ、被災した福島高校の生徒たち10数名と、延べ5日間の集中授業をしたんです。本の出版企画です。この子たち、肉親を失った子もいて、ある意味、地獄と、政府や社会の本性≠見てしまった。震災の悲劇に加えて、「放射能差別」が始まった時でしたから。


そんな子供たちと何日も一緒にいて、いろんなことを話していたら、お互いどんどん裸になっていって、僕の方も自分の過去を語るにつれ忘れていたことを思い出した。それ以来、東チモールでのPKOのことだけは、結構、夢に見ます。


伊藤:東チモールでは何があったのですか?


伊勢ア:東チモールは1999年にインドネシアの占領から独立しようとしたのですが、独立反対派の民兵との間で内戦状態になって焦土と化し、その内戦の終結と戦後復興のためPKOが派遣されました。国連が暫定的に主権を預かり暫定統治を敷くんですが、僕は幹部として、独立反対派が潜伏するインドネシア領西チモールとの国境に接する県の県知事に任命されたのです。僕の下には、ニュージーランド陸軍歩兵大隊とパキスタン陸軍工兵大隊、計2個大隊約1200名が置かれたのです。


当時の東チモールの中で最も緊張した現場だったのですが、ある日、国境線を越えて独立反対派の10数名民兵部隊が侵入してきた。そして、国境付近のジャングルをパトロールしていたニュージーランドの分隊と遭遇、銃撃戦になるんです。そして、その中で一番若い、まだ20歳の兵士がMIA(戦闘中行方不明)に。翌日、惨殺されて発見されるのです。両耳が削がれて無くなっていました。続いて、ニュージーランド大隊の下に派遣されていたネパール中隊の兵士一名も同じように殉職。


ここで、僕たちには、今でも思い出しますが、怒りで烈火のような復讐心が生まれました。特に、ニュージーランド大隊の隊長は平常心を失い心身ともにボロボロに。ニュージーランドって、本当に平和な島国なんです。特に、陸軍は近代において戦争らしい戦争なんてしたことがないと思いますよ。つまり、慣れていない。隊長は僕に、戦闘許可を求めてきました。


当時のPKO部隊には、「平時」は緊急回避や自己防衛といった基本、警察行動の武器使用しか認められていません。それが「戦時」に切り替わると、戦時国際法/国際人道法上の「交戦」の武器使用となる。つまり、「犯罪者」として捕獲するのではなく、交戦の「敵」として、同法に則って殲滅する。この瞬間から民兵は合法的な殲滅対象になるのです。民兵も東チモール人です。一般住民との区別は難しい。大変なリスクでしたが、その許可を僕は出したのです。


結果、10数名人の民兵たちを1カ月半以上、武装ヘリまで使って追い詰め、補給を絶たれヨレヨレになったところを全員射殺しました。捕獲はリスクをとればできたでしょうが、全員射殺したのです。僕は何人かの死体検分に立ち会いましたが、外見は、普通のアンチャンと変わりない。これが夢に出るのです。


国連のホームページを見ると、PKOで殉職した国連要員は公開していますが、PKOが殺した人数はありません。しかし、実際には、たくさん殺しているんです。国際法上では合法なんで、仕方がないといえば仕方がないのですが……。


■国連ですら、殲滅戦を容認する時代に


伊藤:ただ、少なくともシビリアンコントロールはきれいに行われたわけですね。ミリタリーのボスがシビリアンのボスに許可をとって、武力を発動している。


伊勢ア:とはいえ、いい思い出ではありません。


伊藤:失礼ながら、自分の部下が殺されたくらいでボロボロになったその隊長は、正直な人だとは思うけど、軍隊の指揮官には向いていないですね。生々しい話ですが、部下が人を殺し、部下が人に殺されるのは、仕事の範疇なんです。外科医が人体を切って開いて、臓器を切除して取り出すのが仕事の範疇というのと似ているのかもしれません。それを理解して、志願して長年そのために教育も受けて、訓練もし、精神的にも肉体的にも準備してきたはずです。


でも、シビリアンは違いますよね、そんなことを職種として選んだわけではない。突然、手術の場に連れて行かれれば、向いていない人は卒倒するかもしれない。相当なショックを受けられるのは当然だと思います。まして手術は人命を救助する目的がありますが、その真逆の世界なんですから、伊勢アさんのご苦労は大変なものだと思います。死刑執行のとき、何人かで同時にボタンを押して、誰が執行したのかを判らなくさせていることから考えても、大変なご苦労があると思います。


私自身、今お話しを伺って知りましたが、シビリアンコントロールの本当の難しさはそこにあるのかもしれません、伊勢崎さんと同じ立場になるシビリアンの方だけではなく。それを強いる組織、国連を始め、各国がこの事実を広く強く認識する必要があるんでしょう。


伊勢ア:そうですね。でも、それは、伊藤さんの度量は一分の隙もない特殊部隊のものだからかも知れません。PKOなんて、所詮、よその国の平和の維持。自国の国防と同様の真剣さがあるわけがない。先進国の歩兵部隊なんて、観光旅行のような気持ちで、ダラダラやってきたんですから。でも、1999年、国連PKOは大変身するんです。それが、国連事務総長官報「国連PKOによる戦時国際法/国際人道法の遵守」。


それまではPKOは中立でなければいけないということが前提として考えられていて、それがダラダラの原因だったのですが、交戦の主体として、戦うことをしなかった。ところが1994年、ルワンダで、PKOがいるにもかかわらず、目の前で100万人という住民の大虐殺が起きてしまった。このへんから、虐殺を防げない不甲斐ないPKOという非難が内外から高まり、「住民を守るためには、PKOも戦争をしろ」ということになったのです。その直後だったのです。僕が遭遇したこの東チモールでの戦闘は。


今やPKOはどんどん進化して、コンゴ民主共和国の国連PKOでは、なんと先制攻撃までできるようになったんですよ。住民に危害を加えそうな武装集団をあらかじめ特定し、武装解除の命令に応じなければ殲滅してもよくなった。FIB(Force Intervention Brigade=「介入旅団」)といって、特殊部隊まであります。


伊藤:どこの国の特殊部隊ですか?


伊勢ア:グアテマラです。昨年、国連PKOの最高司令官と最前線まで行ってきたのですが、狙撃、落下傘、夜襲の特殊部隊120名です。コロンビア、メキシコの麻薬カルテルとのジャングル戦で練度のある連中です。これが国連章をつけて、言うことを聞かない連中を殺しまくっている。殉職者も多数出しています。これがPKOの現状です。20年以上前に日本が初めて自衛隊を出したカンボジアのPKOとは、まったく状況が変わっている。


PKOのルールそのものが変化していることを、日本人は、よく知っておいてほしいと思います。そういうところに、日本は自衛隊を出し続けているのです。今話題の南スーダンですが。コンゴ民主共和国と隣接していて、反政府ゲリラは、国境を跨いで自由に行き来しています。


また、自衛隊にこの心配はありませんが、国連内部でも問題になっているのが、PKOの好戦化に伴う兵士の質の低下です。周辺国からのPKO部隊は、「アフリカの問題はアフリカ人の手で」で、派遣が迅速で、集団的自衛権のマインドで戦ってくれるのはいいのですが、援助物資と引き換えに現地の女性に売春を強要したり、レイプしたりする事件が頻発している。人道主義の高まりで好戦化したPKOが逆に人道問題を起こす。これは本当に頭が痛い。


だから、いずれロボットや人工頭脳の性能が上って敵味方を識別できるターミネーター&泊烽フようなものがPKOの究極の姿かもという議論を、ロボットが交戦主体になることは戦時国際法/国際人道法的にどうなるのかという議論と共に、国連ではやっているのです。ロボットなら人権侵害も拷問もレイプもしませんから。


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あなたには、国のために死ぬ覚悟がありますか?〜自衛隊「特殊部隊」創設者と「紛争解決人」が悩み抜いた末に出した答え 2 ( No.1205 )
日時: 2016/08/02 11:06
名前: コリュウ ID:X3pq2nBE

-(続き)-


■殺されなかった理由


伊藤:もはや先進国はほとんどPKOに軍隊は派遣していませんね。


伊勢ア:そうです。先進国が部隊を提供する慣習的なニーズは存在しません。PKO派兵国の多くは外貨稼ぎの発展途上国です。PKOに兵力や装備を貸し出せば、国連から償還金がある。インドやパキスタンが有名ですが、お互いの戦争が冷戦化して兵力が国内で余っているからどんどん貸し出して、外貨を稼ぐ。他は、紛争を放置しておくと難民などで自国も被害を受けるということで集団的自衛権のマインドの周辺国です。この頃は、その紛争の根源的なモラル上の責任のある旧宗主国も出しません。


伊藤:国連もいよいよ厳しいですね。もともと第二次世界大戦の戦勝国が、自分たちの利権を守るために始めた組織ですよね。それが善人面≠しているうちに、こんなことになってしまったわけです。


伊勢ア:中国も含んだ戦勝国の世界統治システムであることは間違いないのですが、今のところ替わりになるものについてのコンセンサスがないから仕方がないというところでしょうね。


伊藤:理想論でしょうけど、もう戦後70年以上たったのだから、そろそろ戦勝国の特権を公然と認めているシステムはやめにして、国際問題解決を目的とする組織を作ることについて、きちんと考える時期に来ているのではないでしょうか。


伊勢ア:そういう視点で見ると、EUではイギリスが離脱しても、NATOではより結束する方向へと動いているのは興味深い。フィリッピンも、いったんはアメリカを追い出したのに、最近、対テロ戦ではやたらと同盟を深化させています。


ちなみに、米比間の地位協定は、NATO諸国間の地位協定と同様なものになりつつある。つまり、軍的な過失や犯罪の際の裁判権などの特権が、日米のように一方的なものでなく、「互恵的」なのです。つまり、「逆」がありうる。軍事演習かなんかでフィリッピンがアメリカに駐留中に起こした公務中の過失の裁判権は、なんと、フィリッピン側にあるのです。これからの日米関係を考える際に、参考になるケースです。


僕は、地球上で起こる全ての殺傷行為が、唯一、人権という観点から刑事事件として裁かれる世界政府体制に国連がなる、という夢は夢としてとっておきたいですが、そんなもの一顧だにしない、というか、それを破壊することを是とする新たな敵が、アメリカを中心とする我々自身がつくり、それがアフガニスタンでアメリカ建国史上最長の戦争を地上最強の通常戦力に戦わせ、敗北させたんですから。夢想するのは、ほとんど不可能な状況ですね。


伊藤:それにしても、伊勢アさんは、たいへんな経験をされた。シエラレオネやアフガンでは、武装解除の責任者ですよね。丸腰で民兵や軍閥の親玉相手に「武器を捨てなさい」と交渉するというのも、とてつもない話です。編集者に言わせると、私や伊勢アさんには「ひとを見る目」があるそうです。


私の場合は、「自分が死ぬのは仕方ないけど、何とか任務だけは達成しよう」と考える、普通の人からするとおかしな§A中を見抜いて精強な特殊部隊を作った、というのが理由らしい。伊勢アさんは、まさに信用する相手を間違えなかったから、民兵や軍閥に殺されずにすんだというわけです。この編集者の見立てはどうでしょうかね。


私自身は、どちらかというと、「ひとを見る目」がないんですけどね。周りの人が、「あいつは嫌な奴だ」と言っても、私は全然そう感じない。で、1年くらいたってやっと、「皆が言う通り、やっぱり嫌な奴だな」と気づく(笑)。そのくらい鈍いんです。ただ、自分と同じ匂いのする人は、視界内に入っただけでわかります。


それと、私が仲良くなる人というのは、自分のことをよく見られたいと思っていない人ですね。等身大でいられる人。そういう人は、初対面でも、何となく胸のあたりがすっと落ち着いて見えて、ふわふわした印象がない。考えているのはそのくらいのことで、とても「ひとを見る目」なんてものではない。


伊勢ア:僕もそういうことは考えたことがないなあ。武装解除の仕事は、基本的にこちらの形勢が圧倒的に不利なんです。基本、丸腰で完全武装の民兵や軍閥の懐に入ってゆくわけですから。アフリカの民兵なんて、朝から麻薬をやっているような連中でしょ。そんな相手のところに、襲わないよという口約束だけで出かけるわけですから、信じるも信じないもありませんよ。


それに、民兵組織の司令官たちは、基本的には重大犯罪者です。虐殺レベルの大量殺人の責任者、実際に自身が手をかけている連中ですから、それを信じろっていったってね。


アフガンの軍閥の親玉と話をしていたときのことですよ。でっぷり太った偉そうにしたやつです。周りには完全武装した子分が取り囲んでいる。そのとき、ふっと妄想みたいなものが頭をよぎるんです。


今、この場から二人だけ、大草原のど真ん中にワープしたら、こいつをどうしてやろうか。1対1なら、絶対こんなクソオヤジは倒せる。俺は空手をやっていたから、まずはいきなりローキックで大腿骨を折って……なんてね(笑)。そんなことを想像しながら交渉するんです。基本的に、全く魅力のないお仕事です。


伊藤:なるほど。逆に伊勢アさんが殺されなかった理由がわかるような気がします。たとえが悪いかもしれませんが、引き金を絞る瞬間でも、田舎の不良がカツアゲするときだって、手を出す瞬間の心理状態に、いじめっ子の心理に近いものがあると思います。相手が、ビビっているのを隠そうとしたり、背伸びしているのが見えた瞬間に手を出すんですよね、普通にしている奴に対しては、なかなか出せないものなんです。


ましてや、「大草原に行ったらぶっ倒してやる」なんて考えている奴からは、嫌なオーラのようなものが出ていて、撃てるものではない。ただし、これは教わってできるものではありません。これを読んで、「そうなんだ」と思ってやったら、ズドンとやられますから要注意です(笑)。(次ページへ)


伊勢ア賢治(いせざき けんじ)1957年東京都出身。早稲田大学理工学部建築学科卒業。早大大学院理工学研究科入学(都市計画)。国際NGO「プラン・インターナショナル」に入り、シエラレオネ、ケニア、エチオピアなどで農村総合開発を指揮。その後、国際連合職員、笹川平和財団などを経て、2000年3月から2001年5月まで国連東チモール暫定統治機構上級民政官。2001年6月から2002年3月まで国連シエラレオネ派遣団国連事務総長副特別代表上級顧問兼DDR(武装解除・動員解除・社会復帰)部長。2003年2月から2005年7月まで、日本政府の特別顧問としてアフガニスタンでの軍閥のDDRを指揮。2006年から東京外国語大学教授。「自衛隊を活かす:21世紀の憲法と防衛を考える会」呼びかけ人。近著に『日本人は人を殺しに行くのか―戦場からの集団的自衛権入門』(NHK出版新書)、『本当の戦争の話をしよう―世界の「対立」を仕切る』(朝日出版社)『新国防論―9条もアメリカも日本を守れない』(毎日新聞出版)


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あなたには、国のために死ぬ覚悟がありますか?〜自衛隊「特殊部隊」創設者と「紛争解決人」が悩み抜いた末に出した答え 3 ( No.1206 )
日時: 2016/08/02 11:09
名前: コリュウ ID:X3pq2nBE

-(続き)-


■命をかけるとはどういうことか


伊勢ア:伊藤さんの本に戻ると、タイトルが、『国のために死ねるか』ですよね。そこで聞きたいことがあるんです。まだ自分でも整理がついていないのですが、「命をかける」ということについてです。


たとえば、この本には、北朝鮮による拉致問題が出てきます。他国が自国民を勝手に攫って行って、それに対して何もできないことに対しては、僕もたいへん忸怩たる思いがある。小泉政権後、日本政府は本当に何もやっていませんからね。拉致被害者の家族はかなりご高齢になられていますが、その人たちが亡くなるのを待っているとしか思えない。同じ「日本人」として悔しい。その気持ちは絶対にある。


一方で、命をかけるというのは、別の言葉で言うと、リスクを負う覚悟ですね。そういった意味では、僕らのようなPKO要員もリスクを承知でやっていますから、特殊部隊の皆さんには足元にも及びませんが、まあ、命をかけているのでしょう。この場合、リスクとは、自分の命もあるでしょうが、逆に人を殺すリスクも、です。


人間誰しもリスクは負いたくない。しかし、自分の中にある大義があって、それを達成したいと思う願望が、多少のリスクを負っても、と思う時がある。そういう時に、リスクをとる自分の背中を、国家のような他の主体が押してくれたら、うれしいですよね。PKOのような戦争処理の現場は、それが交錯する場所なんです。


たとえば、東チモールでは、別に僕は日本のためにやったわけではありません。それは、東チモール人のためとも言えなくもないけど、実際、僕、派遣が決まるまで、あの国には何の興味もありませんでした。ただ、自分が役に立ちそうだと思ったし、21世紀初独立国家というので世界も注目していたから、刺激もあった。こんな感じで、個人の大義を僕の中で作ってたんですね。


そこで、ニュージーランド兵が殺された。もし、それが自衛隊員だったらどうか。ニュージーランド兵の死より、自衛隊員の死のほうが、より頭にきたか。たぶん、そうはならなかったと思います。僕のその時の怒りは、国籍を超えていましたから。だから、僕個人の大義が生む怒りは、国を単位としていない。しかし、拉致問題では、「日本人」だから頭にくる。これをどう消化すればいいのか。僕にはまだ整理がついていないんです。愛国心がないと言われそうですが。


伊藤:正直言って、始まってしまえば、そこは考えないと思います。行く前には考えるかもしれませんが、いったん行ってしまえば、自分が行動する意義についてはいちいち考えないと思います。作戦行動がはじまってしまえば、それより、作戦の目的「何をするための作戦」だったのか、というのには、何度も立ち返るとは思いますけどね。


伊勢ア:自衛隊ではまだいませんが、実際に犠牲になった日本人が結構いるんですね。警察官、外交官、民間ボランティアです。タジキスタンで犠牲になった秋野豊さんは、もともと僕と同じ研究者でした。それが、外務省に頼まれて、国連タジキスタン監視団の一員として現地に派遣され、犠牲になった。


日本の外務省は、民間人に頼んでこうした国連の危険な現場に行ってもらうことをよくするんです。外交官を国の命令で国連に行かせて犠牲にすると、国の責任が問われますよね。でも、民間人は個人意思で国連に応募するという形をとりますから、それが避けられる。


伊藤:アメリカのPMC(民間軍事会社)みたいなものですね。彼らが犠牲になっているうちは、アメリカ軍としては「戦死者ゼロ」ですから。(次ページへ)


伊藤祐靖(いとう すけやす)1964年東京都出身、茨城県育ち。日本体育大学から海上自衛隊へ。防衛大学校指導教官、「たちかぜ」砲術長を経て、「みょうこう」航海長在任中の1999年に能登半島沖不審船事件を体験。これをきっかけに自衛隊初の特殊部隊である海上自衛隊の「特別警備隊」の創設に関わる。42歳の時、2等海佐で退官。以後、ミンダナオ島に拠点を移し、日本を含む各国警察、軍隊に指導を行う。現在は日本の警備会社等のアドバイザーを務めるかたわら、私塾を開いて、現役自衛官らに自らの知識、技術、経験を伝えている。著書に『国のために死ねるか―自衛隊「特殊部隊」創設者の思想と行動』(文春新書)などがある。


伊勢ア:そうですね。僕ら、傭兵みたいなものですね(笑)。一方で、イラクで犠牲になった外交官の奥克彦さんがいます。生前、彼とは親しくしていました。僕が国連PKOにいたとき、彼は外務省の国連政策課長で、僕たちを国としてサポートするポジションにいましたから、帰国したらよく飲む仲でした。


彼は将来を約束されたキャリア外交官でしたが、飲むたびに、「伊勢アさんがうらやましい。僕も行きたい」と言っていました。そうこうしているうちに彼は駐英日本大使館勤務になり、たまたま僕がオックスフォード大学で講義があってイギリスに行ったときに再会したら、「これからイラクに行くんです。やっと現場に行けます」と目を輝かせていました。それが最後の会話でした。


彼には、もちろん、大義があったんだと思います。国連としての東チモールではなく日本政府代表としてのアフガンの時の僕と同じで、その大義の一部を占めていたのは「国益」でしょうね。それは一緒に犠牲になった井ノ上正盛さんもそうだと思います。


ところが、外務省は、日本のイラク政策の中で彼らをイラクに送ったのに、その死を美談≠ノするだけで、省内では誰も責任をとらなかった。だいたい、あんなところに軽防弾車で行かせたわけですよ。重防弾車がなかったのか。日本の外務省は装備の配備が遅くて、急遽必要なものがあっても、だいたい他の国よりも半年くらい遅れる。誰の命令で送られ、どういった危機管理をしたのか、まるで検証されていない。


伊藤:これで外務省には、職員を命令で送り出して死亡しても、誰も責任をとらなくていいという前例ができたわけですね。いかにもお役所がやりそうなことですが、これこそやってはいけないことですよね。


伊勢ア:奥さんが、「命をかける」といった形容詞を使ったとは思いませんが、彼にはリスクをとってもやろうとする大義があったのは間違いない。


結局、この問題では、国が、リスクを上回る大義を与えられるか、そして、そこで何が起こっても、国として全責任をとれるか、ということが重要だと思うのです。


伊藤:そこが問題ですね。でも、私からすると、国が何を考えているのか、よくわからないんです。国としての理念があって、その理念からするとどうしても許せない事態が起きているから、死ぬかもしれないけど行って来い、と言われたら、われわれは、「わかりました!」と行くんですよ。しかし、「しょうがないだろう」とか「政治の要請だから断れない」という感じなら、命令ごと断りますよ。


伊勢ア:自衛隊に関しては、憲法的にその存在が認められていないのに、どうやって大義を与えられるのか。そんなことは無理でしょう。


伊藤:誰が見てもおかしいですからね。この憲法をなくすか、自衛隊をなくすかしないと、おかしいでしょう。
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