Re: 密室性の高い医療現場と患者の基本的権利 ( No.77 ) |
- 日時: 2014/11/16 21:07
- 名前: 北の国から ID:4yHai.Yg
- 碇さま。
交流会のご参加、お疲れさまでした。
医療過誤で被害を受けて、大変な思いをしておられるかたが、一般に知られている よりずーっと多いとは思っていましたが、碇さまの書き込みで、もっともっと深刻な 問題であることが具体的につかめました。
碇さまが強調されているように「いかに医療過誤を無くすか」ということが極めて 重要で、それは、医師と医療機関が「失敗から謙虚に学ぶ」とか、日ごろの日常診療 のなかで「民主主義を貫く」「患者を、生活している人間としてみる」ということを くりかえし、くりかえし重視していくことが大切ですね。と同時に、医療過誤に関す る法的な整備(たとえば、しっかりと患者に説明する義務とか、記録をすべて患者に …手術のビデオなども…提供する義務など)につなげていく必要があります。
碇さま。 たいへんがんばっておられるのですね。 ほんとうに心強い気持ちです。
ただ、十分にお体に気を配りながら、無理なさらずにご配慮ください。
ボクも(微力ですが)がんばります。
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医療上の不措置と期待権の侵害 ( No.78 ) |
- 日時: 2015/02/14 06:47
- 名前: 遂犯無罪 ID:vLwLRV9E
- 参照: http://www.suihanmuzai.com
- 国賠で勝利 サウンドデモの本人訴訟 「期待権を侵害した」って、すごい内容じゃないですか?
「野上警部補(交通課窓口の警察官)の誤教示及び同人による文書の破棄が、サウンドデモを行うための期待権を侵害したとの限度で理由がある。いかなる態様でのデモ行進を行うかは、それが社会通念上相当性を欠く態様のものでない限り、表現の自由の範疇に属するものとして法的な保護に値するというべきであるから、たとえデモ行進の実施自体が妨げられたわけではないとしても、上記のような期待権の侵害により、無形の損害が生じているというべきである」
期待権・・知らなかった、これは使えるし、この裁判例はサウンドデモでのアイテムになる。 医療上の不措置と期待権の侵害 http://www.pmet.or.jp/jiko/10sonota0005.html
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Re: 密室性の高い医療現場と患者の基本的権利 ( No.79 ) |
- 日時: 2015/02/15 14:19
- 名前: 碇 ID:ThstH2j6
- 遂犯無罪様
お心にかけてくださり、ありがとうございます。
『説明義務』、『自己決定権』、『医療水準』などを考えておりました。 『期待権』までは思いつきませんでした。
同じような医療被害でも、判決がまったく違う場合もあります。 弁護士と弁護士の力関係、裁判官と弁護士の力関係(人間関係)などに よって決まってしまうとか、買収が行われるとか聞くと、立ちすくんでしまいます。
弁護士被害に遭われた方や、裁判官に証拠を無視された方などもおられますね。 裁判とはデタラメなものと覚悟の上で提訴しなければならないのでしょうか。
医療裁判をするには東京で弁護士さんを探した方が良いと聞きました(昨年11月の原告の会で)。
医療裁判の場合は、まず被害の証明が必要になります。死亡の場合はハッキリして いますから、医師の側の僅かな落ち度でも責任が認められますが、痛みや眩暈は、 『証拠がない』と院長が開き直ったように、被害の証明が難しいのだと思うのです。 痛みの原因と思われることはHP上にはあるのですが、『痛みには証拠がない』と すれば、原告はどうやって『痛み』の証拠を示すことが出来るでしょうか。 私よりも深刻な被害を受けても『心因性』とされてしまった方もおられます。
最初から最後まで正直であったことは一度もなかったので、詐欺被害だと思い続けて きました。けれども、闘うとなれば、勝てる方法を見つけねばなりません。
ありがとうございます。
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[ジョージ・アナス : ボストン大学公衆衛生学部の保健医療法・生命倫理および人権の教授] ジョージ・アナス著『患者の権利』によると、
*患者は医師が自分に傷害を負わせた事実を知らされる権利を有しているか。
傷害を負わせた後に、患者への情報を留保した医師によって行われたその後の治療は、 暴行罪 と評価されうる。
・・・ 開示は、医師の患者に対する受託業務の本質的な部分をなすものである。 患者は完全を期待したり要求するのではない ーー 彼らが求めるのは正直さである。
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Re: 密室性の高い医療現場と患者の基本的権利 ( No.80 ) |
- 日時: 2015/02/17 00:18
- 名前: 北の国から ID:abRGgvZo
- 碇さま。
この掲示板に投稿されているかたがたは、投稿の内容から「何がほんとうのことか」という ことを、しっかりと見抜く力量をもっているかたたちが多いと思いますし、権力や権力をもつ ひとたちには、鋭く辛辣ではありますが、一人ひとりの人間には、たいへんあたたかいのです ね。
碇様に対する、医療ミスと、そのことを強弁しながら覆いかくす当該病院が、こうした事故 への当事者能力への自浄作用がないということが、この病院の医療技術向上を妨げ、職員の倫 理観を低めたまま推移するしかないのでしょう。
そのことが、結果として近いうちに、この病院にかかった患者にたいしてまた「医療ミス」 を引き起こすことは容易に推測できますが(たぶん病院としても衰退していくのでしょうけど) それまでの間に、この病院の医療技術の低さと、病院の管理レベルの低さの犠牲になる患者は たまったものではありませんね。
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Re: 密室性の高い医療現場と患者の基本的権利 ( No.81 ) |
- 日時: 2015/03/20 23:33
- 名前: 碇 ID:vqu3hyiA
- 北の国から 様
いつも素早い返信ありがとうございます。
*** 医療過誤原告の会HPから転載させて頂きます ***
医療法人協会系の委員の主張に怒りの意見
厚労省医療事故調査制度ガイドライン検討会で、医療法人協会系の委員が主張する、 「単純ミスは調査対象外」、「院内調査報告書は作成する必要がない」、「院内事故 調査報告書は遺族に渡さない」、「再発防止策は報告書に必要ない」など、被害者の 人権軽視の主張に、医療過誤原原告の会幹事・富永恵子さんから、怒りの意見が寄せ られましたので、以下紹介します。
医療事故調査制度の検討会も最終に近づいており、大変だと思っております。 厚生省がまとめようとしている医療事故調査制度ですが、医法協ガイドライン推進者 の方々には怒りを通り越してあきれています。この方々は、医療事故調査制度ができる ことには反対なのだと思います。 医法協ガイドライン推進者は制度の反対者なので、 検討会のメンバーになること自体そもそも適任者ではないと私は思っています。
厚生省もかつて 医療者も患者も納得ができる第三者調査機関を作ろうと思っておられ たのに、どうして今のような状態になっているのか不思議です。 このような厚生省の いかにもお役所的で信念のないあり方も問題を複雑にしています。
現在の検討会の中身では、とうてい患者、国民は納得しないことは明らかです。 医法協ガイドライン推進者は利己的な発言ばかりですね。このような発言がされている こと自体、世間を舐めています。 私は医療事故の後遺症のため、今も治療を続いてい ますが、ほとんどの医師は真 面目に医療に取り組んでおられると感じています。しかし、 一部の医師が悪質な誤魔化しをしたり、未熟な医療技術のために患者を苦しめています。
医法協ガイドライン推進者は、レベルの低い医師を基準に検討会を進めておられるので しょうか。 医法協ガイドライン推進者の発言は真面目で志の高い医師を冒涜している と思います。 志の高い医師、良心を持っている医師は検討会での医法協ガイドライン 推進者の発言を恥ずかしいと思っている方もおられるのではないでしょうか。
今の検討会のような内容で今後も話し合いがなされるのであれば、時間の無駄ですので、 厚生省の理性ある英断を希望しております。 今の内容の検討会であれば、医療事故で 苦しんでいる人の何の助けにもならないので、そのような制度は必要ないと思っております。 そのかわり、医療訴訟はますます増加していくことと思います。 医師は訴訟に時間をとら れることになります。 だから医療訴訟にならないために再発防止策を報告しないなどの 医法協推進派の発言はお門違いも甚だしいと思います。
今のような検討会内容では、必ず訴訟を誘発します。 再発防止策を書かなくても、院内調査 を遺族に開示しなくても、医療被害者は病院や医師に対して不信を感じれば死にもの狂いで 訴訟をしてきます。 これでは、医師と患者の信頼を築く為に第三者機関の医療事故調査制度 を創設しようとした最初の礎が無になってしまいます。 今日まで全うな第三者機関医療事故 調査制度がなかったので、私としては、唯一訴訟だけが救いでした。
本来医学のプロは医療事故が起こった場合、原因を正直に究明すべきです。病院に自浄作用が ないから司法に訴えるのです。金銭的にも大変でしたが、それ以上に医療事故にあった私は心 が搔き毟られるほどの辛い気持ちでした。
医法協ガイドライン推進者の方々に申し上げたいのですが、遺族・患者を弱いも のと思わな いでいただきたい。 本当に苦しい思いをしたときには、弱いものでも、強く立ち上がるのだ ということを知っていただきたい。 山口育子さまが発言なさっているように今のような検討 会では医療不信の再燃がおこると私も思います。医法協ガイドライン推進者の方々にはもっと 冷静になっていただきたいと思っております。 患者側代表は、無茶な要求はしていませんよ。 至極まっとうなことを言われていると思っています。今の医法協ガイドライン推進者のお考え では患者も医師も不幸になってしまいます。 医療で一番大事なことは医師と患者の信頼関係 です。そのことを医法協ガイドライン推進者の方はもう一度深く考えていただきたいと思って おります。 よろしくお願いいたします。 福岡で歯痒い思いをしています。 福岡でよい制 度が出来ますよう祈っております。
追伸なのですが・・すみません・・・。
医法協ガイドライン推進者が医療事故の報告は「医師個人の責任追及をしないために医療事故 を個別的に報告しない」と言っていますが、医学は個別的に検証したことの積み重ねが再発防 止になるのではないでしょうか。 だから当然医療事故を個別的に検証報告していただく必要 があると思います。 本当に医法協派は寝言ばかり言っているとしか思えません。
それから、第三者機関の医療事故調査委員会の報告に、検証した医師の名前などを開示してい ただけるのかどうかも気になりました。 アメリカの友人から聞いた話ですが、アメリカでは 医師の過去歴などをインターネットで調べることができるようで、医療事故に対しては厳しい 世間の目があるようです。 日本では隠し庇いあいの医療文化です。レベルの低い医師を追及 するというよりも、患者は自分の身を自分で守る必要があると思っています。志の高い、優秀 な医師に診ていただきたいことは、命がかかっていますから当然のことと思います。
医療界はもっと風通しをよくしていただきたいと思います。日本の医療界は横の連携が出来て いないところも欠点と思います。 医師同志もとても閉鎖的な中で働かされているように思い ます。 日本の医療を抜本的に変えていく必要があると思います。 第三者機関の医療事故調 査制度がより優れた働きをして、医療界全体が変わっていくように願っています。 よろしく お願いいたします。
福岡・富永恵子 カテゴリー: 未分類 | 投稿日: 2015年2月15日日曜日 |
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警察も検察も人権擁護委員も…何の役に立ちませんし ( No.82 ) |
- 日時: 2015/03/16 05:14
- 名前: 遂犯無罪 ID:qyTpx1OE
- 参照: http://www.suihanmuzai.com
- 風の吹くまま気が向くままに夏は北海道、冬は沖縄と適わぬ想いをネット検索していたら、「全国へキャンピングカー車上生活しながら、易経行脚修行し放浪の旅を猫達としている爺です」これは羨ましく覗いたところ、実情は予想とは大違いの悲惨な現実であった。
現役警察官の妹が約10年間も両親を監禁断食させた上で、脅迫し遺言証書を作成させていたのです。 その後、医師を抱き込み認知症診断書を書かせて隠蔽工作し……結果的に、私も母親に預けておいた資産も全て盗られました。 http://hooroekicya.blog.fc2.com/blog-entry-485.html
もう如何に、司法制度や裁判制度が適当なものかも解ったし……医師の絶対権限も解りました。 公証人も「金」、裁判所も「金」、全て…「金」! 何を起こすのにも無一文にさせられたら……正義とか事実とか訴えても金が無ければ誰も相手にしてくれない事も解りました。 金の力で……生かすも殺すも可能な社会だ……と、解りました。 警察も検察も人権擁護委員も…何の役に立ちませんし、自分の「命」は、自分で守らないと、ダメだと解りました。 死人に口無し……で、司法権が無ければ証拠も固められないし私人では、直ぐ限界を味合いました。 何度も狙われて……今、生きているだけ幸せなのです。
身包み剥がれて命まで狙われての放浪生活、小川のでっち上げ事件とは雲泥の違い、検証して支援活動したい。
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Re: 密室性の高い医療現場と患者の基本的権利 ( No.83 ) |
- 日時: 2015/03/16 13:15
- 名前: 碇 ID:.CmY2M2E
- 群馬大の医療事故も、氷山の一角にすぎないのでは?
未熟な医者が高度な手術をして、多くの患者さんが亡くなっています。
この類の事故は日常茶飯事なのではないでしょうか。
隠蔽に失敗しただけ。
信じる者は足元をすくわれる。
医療機関では医療事故対策を色々やっているとHPに出していますが、根本的な問題が 放置されているのではないかと思います。
亡くなった方々はどのような身分の方だったのでしょうか。
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フリーライターの 館 雅子 氏 によると 拉致の条件5原則 1.警察と関係のない人 2.格闘技をやっていない人 3.土地の名士でない人 4.係累に議員のいない人 5.・・・
ペテン医者が獲物を狙う条件も同様だったのでしょうか。
術後3カ月、眩暈や痛みの訴えにまともな返事をしなかった。『知り合いが医大に 勤めている』と言っただけで、椅子を後ろへ ガーーッと引いてのけぞったペテン医者。
『医療は患者のため』 だと言うならば、医療者の中から悪徳・無能医師を糾弾していく 動きが必要ではないでしょうか。
保身のためにそれが出来ない。
性悪説に基づいて、自分を大きく見せ、相手を威圧することを基本としなければ 生き残れない世の中なのですね。
警察も検察も裁判所も・・・お役所ですから、『正義の味方』などと思い込んでいた方がバカなのでしょうね。
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カルトと同じ手口 ( No.84 ) |
- 日時: 2015/03/20 23:30
- 名前: 碇 ID:vqu3hyiA
- カルト http://www.geocities.co.jp/Technopolis/9575/cult_tec.html
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頭の奥の腫瘍を見て心が動揺している患者に『簡単な手術できれいにコロッととれる』と 『大きな嘘』、『常識を揺さぶる話』で、餌食の抵抗を麻痺させたのです。 都合の悪い情報は一切教えず、都合のよい情報だけを繰り返して、患者をコントロールする というカルトと同じ手口でした。第三者から見ればバカな話ですが・・・。
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Re: 密室性の高い医療現場と患者の基本的権利 ( No.85 ) |
- 日時: 2015/03/17 10:02
- 名前: 北の国から ID:abRGgvZo
- 碇さん、こんいちは。
群馬大学医学部付属病院の医療ミス(ミスというより、失敗することが予想されていた にもかかわらず、つぎつぎと患者を騙していたのですから、これは刑事事件)は、この種 の大きな問題を、白日のもとに明らかにしましたね。
それにしても、群馬大学の第二外科のくだんの医師の、術前の患者さんへの説明の報道 をみていると、碇さんに対する、例の脳外科医の術前説明と、ほとんど同じなのにびっく りしました。
「手術するなら今のうち」 「簡単な手術ですよ」 「手術後、1週間もすればふだんどおり生活できますよ」
ダメな医者は、ダメな医者なりのマニュアルでもあるのかな?と思ったりしました。
弱い立場の患者の心理をもてあそび、悪質きわまりないマインドコントロール。
碇さんの、長期のねばりずよい(たいへんななかでの)たたかいは、大きな意味を 持っていたということです。
問題は、こうした「患者を人間とも思わない医師」を、どうしたら確実に社会的に糾弾、 末梢していくかの、法的なしくみづくりですね。
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ありがとうございました。 ( No.86 ) |
- 日時: 2015/03/20 23:26
- 名前: 碇 ID:vqu3hyiA
- 北の国から 様
いつも温かい返信をありがとうございます。
被害者にとっては時間は止まったままです。
厚労省が許可を与えた医師によって悪意ある被害を被った場合にすら、 訴えを受け付ける窓口がないのは、厚労省も共犯者ということです。
この一年間、本当にお世話になりました。厚くお礼申し上げます。
御健勝とご活躍をお祈り申し上げます。
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