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[2279] 未来社会を考える < ヒットラーの予言
日時: 2015/05/27 18:33
名前: 天空人 ID:TUwY8d8w

ヒトラーの予言──2039年の未来図について

●以下は、ヒトラーが語った言葉(予言)である。
『1999年以後』(祥伝社)から抜粋


「…“2つの極”はますます進む。1989年以後、人間はごく少数の新しいタイプの支配者たちと、非常に多数の、新しいタイプの被支配者とに、ますます分かれていく。一方は、全てを操り、従える者。他方は、知らずしらずのうちに、全てを操られ、従わされる者たち。

しかも進むのはそれだけじゃない。人間がそうなるにしたがって、地球にも宇宙にも大変動が起こるのだ。1989年以後、人類には宇宙から、かつてないカタストロフィ(大破局)が近づくのだ。

若いころ私は、『我が闘争』に、いずれ人間が大自然から復讐されると書いた。それが1989年以後の状態だ。人間が思い上がって宇宙の自然を犯すため、宇宙が人類に復讐の災厄を下すのだ。そしてそれが人類を、想像を絶する究極の状態にみちびいていく。私が生まれてから150年後、21世紀に来る究極に。私自身もそれを霊感ではっきりと見てさえ、信じられないような究極に。」

「…(20世紀末は)たとえ表面はデモクラシーや社会主義の世であろうとも、実質はナチズムが支配していよう。デモクラシーの国も社会主義の国も、われわれナチスの兵器を競って使い、殺し合い、社会は私の望むとおり、強く支配する者と支配される多数者に分かれていよう。それは天変地異の期間でもある。人類は大自然から手ひどく復讐される。気候も2つに分かれ、激しい熱と激しい冷気、火と氷、大洪水と大旱魃(かんばつ)が代わる代わる地球を襲うだろう。」

「だからその中から『超人(ユーベルメンシュ)』が現われる。もはや普通の人間ではそういう危機を制御できない。それに対応するため人類は超人たちを生み、超人が世界や気候を、人間や戦争を治めることになる。
つまり天変地異の下に生きる多数者。それを支配する少数者。その陰で実質的に世界を操る超人グループ。これが、私の予知する21世紀の世界である。」

「しかし諸君、さらに重大なのは、私がいま、これを話している100年後のことだ。それを告げるためにこそ、私は今日を選んで諸君を招いたのだ。今日から100年後といえば、すなわち2039年1月25日だ。

諸君にはわからないだろうが、そのとき人類には真の究極の状況が起こっている。そのとき人類は──少なくとも、いま言っているような意味での人類は、2039年1月、地球からいなくなっているのだ。」

「それは諸君、何かの異変か大戦か災害のために、2039年、人類が残らず滅びるという意味ではない。たしかに、それまでに多くの大難が続けて起こる。1989年から1999年まで、世界は続けざまの天変地異と戦乱の中にあるだろう。そのため一部の恵まれた国を除き、多くの国が飢える。いくつかの国は崩れて燃える。毒気で息絶える街もある。

2000年以後は、それが一層ひどくなる。2014年にはヨーロッパの3分の1とアメリカの3分の1が荒廃してしまう。アフリカと中東も完全に荒廃する。結局、いまの文明は砂漠しか残さない。

しかし人類はそれでも滅びない。わがドイツの一部と米ソの中心部、日本や中国は深い傷を負いながらも生き残る。ただ諸君、それでも人類はいなくなるのだ。いまの意味での人類は、そのときもういない。なぜなら、人類は2039年1月、人類以外のものに“進化”するか、そうでなければ“退化”してしまっているからだ。」

「それをもっとはっきり言えば、人類の一部はそのとき、人類から、より高度なものに進化して、神に近い生物になっている。人類から神のほうへ進化するのだから、それは『神人(ゴッドメンシュ)』と呼んでかまわない。

残りの大部分は、これも進化なのか退化というべきかわからないが、一種の機械になっている。ただ操られて働いたり楽しんだりするだけの、完全に受動的な、機械的な反応しか示さない『ロボット人間』になっているのだ。それまでの気候異変と環境異変、政治と娯楽と食物、それから起こる突然変異が、そのようなロボットのような人間を大量に生み出す。

神人のほうも同様で、同じ原因から生まれてくる。ただ突然変異が大脳にプラスに働いて、進化の方向がロボット人間と別方向になるだけだ。その前段階の『超人(ユーベルメンシュ)』たちも、より進化して神人になる場合がある。

いずれにせよ、彼らはいまの人間の数次元上の知能と力を持つ。彼らは団結して地球を支配する。それまでのあらゆる危機や問題は、彼ら神人たちの知能と力で急速に解決されていく。」

「ロボット人間たちのほうは、それに従って生きるだけだ。これはある意味では気楽な身分だ。戦争も気候も経済も、神人たちによって制御されてしまうので、ロボット人間たちは神人たちの認める限度で、多くのものを与えられる。食物と住居も、職業も娯楽も恋愛も教育も、時には思想さえも与えられる。

ただロボット人間たちは、与えられ、操られていることを意識できないようになる。自分たちの意識では、何もかも自分で選択して勝手に生きているのだと思う。しかし、じつは神人たちがすべてを見通して、管理工場の『家畜』のように彼らを育て飼うことになるのだ。

こうして人類は、完全に2つに分かれる。天と地のように、2つに分かれた進化の方向を、それぞれ進みはじめる。一方は限りなく神に近いものへ、他方は限りなく機械的生物に近いものへ。これが2039年の人類だ。その先もずっと人類はこの状態を続ける。
そしておそらく2089年から2999年にかけて、完全な神々と完全な機械的生物だけの世界が出来上がる。地上には機械的生物の群れが住み、神々がそれを宇宙から支配するようになるのだ。」


(引用終わり)

ヒットラーと言うイメージでは、このような思想を思い浮かべることはできません。
どこまで、真実であるか解りませんが、ヒットラーでなくても、このような歴史観があることは興味深く、また概ねは現代及び未来社会を暗示している様です。

メンテ

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ギリシャ問題>やはり根底にあるのは南欧ノンキ気質か ( No.49 )
日時: 2015/06/30 17:06
名前: 満天下有人 ID:YtK5fuu.

朝日経済記者・有田哲文氏の名前を見て、懐かしく思います。小泉政権発足の頃、経済記事についてメールで数回やり取りをして、そのうち、朝日本社のある築地界隈でで一杯やろうとしていたのに、私の身体が障害に会い、実現できませんでしたが、さすがに世界の情報を持っていて、スイスバーゼルの国際決済銀行BISの動き情報には詳しかった。私の方からは食糧メジャーの情報などをあげようとしたものですが、残念。

やはりギリシャ問題についても、ギリシャ人自身の南欧的気質を取り上げていますね。

ただ数値として、国民一人頭のGDP3万ドルと書かれていますが、これは少し大き過ぎるのではないかと思います。我が国で約3万ドルで、外務省統計から逆算しても、GDPは約21兆円、人口1000万人ですから、一人頭2万ドル弱です。

ま、枝葉のことはさておいて、ギリシャの場合、消費物資が国内生産でなく、輸入に大きく頼っていますから、成長率がマイナス4%になるのも当然です。当然、財政赤字がでかくなって来ます。借金が増えます。それも我が国のように、自国が自国に対して借金出来るのであれば急場しのぎは可能ですが、EU加盟国では、それが出来ない。

昔、ハロッド・ドーマーの定理について講釈させてもらったことがあります。

一国の経済方程式は必ず投資(I)=貯蓄(S)に近かづけないと、財政破綻=一国経済の破綻を招くというものです。これに当てはめるとギリシャの姿がよく見えて来ます。

そして失業率の高さがある。これはグローバリ化の影響とするよりも、むしろ民族気質に加えて、近年の雇用法の厳しさに企業がビビッて、出来る限り雇用を押さえていることも影響しているのではないかと思われます。元々、重厚長大産業も薄い同国のこと、それでも失業率は低かったのに、どうして25%にもなったのか、重厚長大産業のグローバリ影響によるのではない、何故なら元々、さような産業は発達していない国ですから・・・そして、輸入先はやはり中国ですね、ギリシャに限らずEUの中国頼りは相当なものですから。

蛇足ですが、ヘリマネ論の実例としてギリシャ問題を取り上げておられますが、関連性の意図がよく見えませんので、ひまな時にでも解説お願いします。EUを離脱して、わが国の様に、大きく積み上がった国家債務、それは自動的に服らんで行くのだから、どっちみち五十歩百歩で、問題ないから可能だとの事なのか。
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Re: 未来社会を考える < ヒットラーの予言 ( No.50 )
日時: 2015/06/30 16:06
名前: 天橋立の愚痴人間 ID:62zVG7z2

有田氏の文章、偶然に見つけたのですが、よく捉えてあると思い紹介しました。

その有田氏と親交があったとは、満天下さんの見識も想像以上に確かなものですね。

50兆円のヘリマネ(通貨の増刷)のことですが、仮にギリシャが、EUなどに借金せずに独自の通貨の増刷で切り抜けていたら、どのようになったでしょう。

まあインフレなどの懸念はあるものの、これから起きる状況に比べれば、大きな問題ではなかったでしょう。
そして、EUからの借金と言っても、国内経済に限れば、ヘリマネとあまり変わらなかったと思います。

ヘリマネを言う場合、金融システムにおける弊害と同時に、大衆の意識と言う面でも大きな問題があります。
ギリシャは、そういう面でも旨くやれなかったと思います。

今後、EUを離脱して自力でやっていくとなれば、それこそ、通貨の増刷に次ぐ増刷をせざるを得ないでしょう。
色々な意味で、ギリシャの破綻の経緯は、参考になるのではと思います。

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Re: 未来社会を考える < ヒットラーの予言 ( No.51 )
日時: 2015/06/30 18:33
名前: 満天下有人 ID:YtK5fuu.

EU加盟以前のギリシャ単独の経済財政はどのようなものであったか、それを知りませんので何とも言い難いのですが、それでもIMF支援を受けねばならないような状況に陥ったかも知れないにせよ、逆に、ヘリマネ的生き延び手法は取れなかったであろうと推察します。

取れなかったであろうという状況には、二つの側面が想定されます。

一つは、どこの支援も無く単独でヘリマネやっても、異常なインフレに見舞われたことでしょう。そんな国に対し、無条件で助けを出すお目出度い者は居ないと思えます。

二つ目は、自国ヘリマネやった結果、結局IMFなどに支援を求める状態になったと推定されます。どちらにせよ、結果は同じ状態になったにせよ、印刷紙幣で切りぬけられるようなものではないとの認識も、同時に生じていたであろうと思います。

つまり、ほんとに真剣に、ではどうすれば良いのか、昔の様に成長などそこそこで良い、安定して順調平穏に暮らして行ける状態に戻ろうとの機運が、国民の間に生まれていたかも知れません。紙幣印刷で経済が保てるなどと言うことはあり得ない、もしあり得るなら、バブルも崩壊しないことになり、だが、人類は何度もその痛手を蒙って来ている訳で、故に、何をどうすべきかを、真剣に問う機運が生じるのではないかと思うのです。

ギリシャは結局、その直前にEU共同体が出来るなら、そこに入って、団体で救ってもらえるな、こんなに有難いことはない、多分、幻想の誘惑に負けてしまったのではないか・・・それはギリシャに限ったことではなく、イタリアにもスペインにも言えることかも知れません。

結局、EUがスタートしたものの、盟主ドイツなどはギリシャのECB頼りの姿勢を見て、特にすさまじいハイパーインフレ経験国として、のんきなあなた頼りのギリシャには、かなり頭に来ていたことでしょう。

ハイパーインフレを起こさないように持って行く構造も考えずに、あなた頼りのハイパーインフレを起こしかねない姿勢に、もうEU・ECBとしての支援もここまでだと・・・・このことは、所詮ヘリマネでは解決できないのが経済構造だとの、一つの証明を出したかのような騒動ではなかったかと思います。ヘリマネは急場措置としては出来ます。だが、それは最終的には全体を潰してしまう、何の意味も無い手法だと思います。第一、いくらでも印刷によって成り立つ経済って、あり得る筈がないと思うのです。人間がそれを信用しないし、信用しなくなるからです。

特に国民経済をバックに信用でしか成り立たない通貨の場合は、その信用価値の下落が、結局全体をも潰してしまうことになるからです。


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ヘリマネ ( No.52 )
日時: 2015/06/30 20:07
名前: 天橋立の愚痴人間 ID:62zVG7z2

>一つは、どこの支援も無く単独でヘリマネやっても、異常なインフレに見舞われたことでしょう。

この事ですね。

通貨の増刷にせよ、外国からの借入にせよ、国家の財源として、税収以外からの資金を得た事に間違いないと思います。
借り入れの担保を国民の資産に当てると言っても、実質にそんな担保は取れません。
仮定の話、名目の話であり実質錬金術と思います。

それと、ヘリマネと違うところは金利が発生することであり、借入金を返さないなら通貨の増刷と形態は変わらないのではないでしょうか。

ただし、借り入れの場合は、飽くまでも返済が前提であり、無条件に増やすことはできませんし、貸してくれる相手もいません。
ですが日本の国債の様に返さなくても半永久的に続けられることもあります。
この場合は、現在は年間40兆円の発行でも、30年後は200兆円と言う様に帳面面だけは、トンでもない数字になります。

それでも、借入と言う宿命は付きまといます。
ところが、ヘリマネとなると、同じ錬金術でも罪悪感がありません。
数量的に自制の概念がなくなる恐れがあります。

これがインフレなど経済の流通に悪さすることになります。
問題は、このヘリマネの金額について確かな制限が出来る保証がいることでしょう。

それが難しいのですね。
ギリシャでは、ヘリマネではなく外国からの借金でも、借りれるものは遠慮なく借りてしまえ、と言う無責任な民意があるようです。
大衆とは、この様に勝手で我が儘な存在です。
ですが、これのコントロールは全く可能性がないのでしょうか。

経済と言うよりも社会学、社会心理学の領分になりますが、今まではタブーであった、この問題に取り組むことも出来るのではないでしょうか。

ヘリマネで公共事業をやると言うことも言っていますが、実際は、その単価の管理が的確にできるでしょうか。
できなければ必要事情の金が出回りインフレを起こすことにもなるでしょう。

ですので、ヘリマネと言っても、対GDPとの比率で制限するとか、使用目的を限るとか、色いろと考えられますが、最終的には、どの様な規制も人間がやるもの、いざとなれば、そのタガが外れてしまう危険が考えられます。

しかしながら、考えてみれば、ヘリマネがタブーと言う規制も、変えられると言う事にもなり、どのみち同じではないかとも思います。

何かあると、ヘリマネを出しますが、こう言う危険性は十分に考えているつもりです。
ですので、満天下さんの意見も参考に具体的に起きるであろう状況を検証したく思っています。


メンテ
満天下さんに問うてみたい ( No.53 )
日時: 2015/06/30 22:53
名前: 天橋立の愚痴人間 ID:62zVG7z2

このような不確実性の領域の問題について語っていただくのは、満天下さんには迷惑でしょうが。

仮に、日本で年間30兆円のヘリマネ(通貨の増刷)を30年間続けてやり、それで国家予算を組むとすれば、金融経済はどのようになるでしょう。

この場合、とりあえず1000兆円と言う巨額の財政赤字のことは棚上げとして考えます。

50兆円の使途は、その内の20兆円は基礎年金に当てる。
65歳以上の人口は現在、3000万人あまりです。
年間にひとり100万円を支給すれば、30兆円必要です。10兆円分は従来の年金の積立から支給します。

のこりの30兆円を、国家で雇用を生み出すための施策に使います。
主に公共事業となるでしょう。
その対象は主に第一次産業のためのインフラ整備に使います。
農業、漁業、林業などで、30×30年=900兆円です。
まあ全てをそれに当てる訳でもないので、600兆円くらいにします。
道路建設なども入れると、このくらいの事業は十分に消化可能でしょう。
後の300兆円については、できるものが、何かあるはずです。
従来の公共事業は元通り続けた上のことです。

ヘリマネが常態化すれば、何でもヘリマネに頼る風潮が出るでしょうが、この際、そういうことはコントロール出来るとして、この範囲で、純粋に経済活動面で、どの様な影響が出るでしょう。

私は、ヘリマネの上限のコントロールが出来ているなら、そんなに深刻なインフレは起きないと思います。
貿易を除いて、国内経済だけを考えた場合、大きな問題はないかとも思います。

そうしてヘリマネ資金によって活性化した経済から、消費税などの名目で税収を上げて福祉予算に回します。

ですが、それによる金融システムを中心とする対外関係は想像できません。
為替、株、及び日本国債の信用度など、従来の金融システムによって運営されているものに、どのような影響が出て、それが致命的な問題となるのでしょうか。
それとも、何とか調整できる範囲でしょうか。

こう言う事が気になるのすが。
私のヘリマネ論も、このような問題に目処がつかないと、これ以上の展開に躊躇します。



追伸です。

50兆円枠の維持については、それこそ憲法第9条の様な強い制約を付けてはどうでしょう。
最も安倍の様な奴が出てきては、それも不安ですが。

ところで、公共事業と言っても、工事の内容によっては、30兆円をつぎ込んでも資材は別に、人件費として直接工事現場の労働者の手に渡るのは、せいぜい5〜6兆円。
年収300万円の労働者なら100万人分の雇用に過ぎません。
その資材を作るメーカー及び運搬にあたるものも含めて150万人から200万人でしょう。

第一次産業にこだわっていますのは、そうした工事では人件費の比率が高く、200〜300万人の雇用対策となるのではないでしょうか。
それでも将来見込まれる1000万人を超す失業者の救済にはなりません。
ですので、例えば介護事業などへもヘリマネ資金を投入すれば、300〜400万人。
その上に昔のニコヨンの様に国ないし地方自治体が直接、雇用をする方式を取れば(街の清掃など、それに合う仕事がいりますが)500〜600万人の雇用が確保できます。

それでもせいぜい、500万人。
絶対数が足りないのですが、基礎年金支給などを含めて、相乗効果も計算に入れて、1000万人の新たな雇用を確保出来ると踏んでいるのです。
農業、漁業、林業の従事者を、後、200万人くらい増やす計画も立てたいものです。
本当は、そういう事業だけで50兆円くらいつぎ込めば、もっと楽に計算が成り立つのですが。
1500〜2000万人の失業対策が必要となると思います。

そうは行きません。
50兆円の投資も、そんなにバラ色ではありませんが、アベノミクスとやらで、公共事業が増えましたが、これで結構潤っている地方もあるのです。
効果はテキメンと思います。



メンテ
Re: ヘリマネ ( No.54 )
日時: 2015/06/30 23:15
名前: 満天下有人 ID:YtK5fuu.

どうも以前から、この話になると、かみ合わなくなってしまいます。そこで、何故か?と考えて見ると、橋立さんの「ヘリマネ」の意味、というか定義が違うと言うか、どのような概念でヘリマネと言っておられのかが分からなくなる事に気がつきました。

今回言っておられるヘリマネとは、税収以外から得られる無担保、無金利のオカネ、という意味で言っておられるものと理解します。

つまり通貨の単純な増刷ですね。でも私の知る限り、人類経済史上それが為されたことは無いから、それをやって見てはどうかとの、仮定の話ですね。その仮定はどこから生じたのか、<日本国債のように、返さなくても半永久的に続けられるももある>、ここがヘリマネ論の根拠になっていると思われます。

だが、それは誤解です。長期国債であれ、全て金利が付いており、しかも日々、国債市場で国債価格は変動しております。何故か、それを担保に円通貨が発行されているからです。つまり担保になって通貨が発行されている以上、ヘリマネではありません。

昔どなただったか、このことで激論したことがありましたが、一見、担保になっていないように見えるから、誤解されてしまうのです。中央銀行は政府発行の国債を引き受ける形で通貨を供給しており、それは市中銀行を通じて引受され、つまり国民金融資産の銀行預金によって買われており、何かの要因でその国債が買い戻されない、償還されないケースがデフオルトであり、デフオルトになると、国民預金勘定で買った元金が戻って来ません。つまり、最終的には国民が担保しているのです。だから日銀は国債買いによって通貨を供給している構造なのです。

故に<借り入れの担保を国民資産にすると言っても、そんな担保は取れない>のではなく、既に国民資産をバックにした国債が=万が一の場合はいつでも預金封鎖出来るという方法で、担保されてしまっているのです。今回のギリシャ破綻で、銀行閉鎖がそれに該当します。もうほとんどの預金は既に引き出されたとは思いますが、その現象こそが、最終的にはIMFへの返済金は、国民が担保していたことの証明であり、そうでないなら、態々銀行業務停止などする必要もありません。返済財源を引き出されては困る、ということです。

現在でもそうです。いくら超金融緩和と言っても、何も無しで、日銀は円を印刷はしておりません。次にどれくらいの円需要があるかを計算し、それに対し印刷準備金として印刷費は計上するものの、実際には国債と引き換えでないと、円を財務省には渡しません。だからまだ渡していない円は、日銀財務諸表に「発行現金」としては計上されていません。今回の超金融緩和でも、現金通貨は増えていない、そこにインタゲ景気回復論のまやかしが見て取れるというものです。

世界どの中央銀行とて、同じです。具体的に、そのようなオカネを得た国家、政府は無いと思います。何故か、出来ないからです。担保も出さず、利息も払わなくて良いということで発行される通貨はありません。そんなことしたら、とんでもない事になるからです。とんでも無い事になることが分かっているから、どこも出来ないのです。

だからいずこの国でも「国債」を担保に取り、そして利息をつけて期限が来たら返済しています。<ヘリマネに対する自制心、それが難しい、故に確かな制限が出来る保証がいることでしょう>

要るも要らぬも、故に、現に国債で通貨が担保され、利息も付けられ、それでも通貨の過剰需要が発生すれば、国債買いの量を制限し、場合によっては中央銀行が国債売りオペを通じて、通貨価値維持の為に金利上昇操作を行っているのです。つまり、元々からしてヘリマネ出来ないように自らを縛っているのです。何故か、考えても見て下さい、以前申しましたように、ならば道端の石ころと同じように、価値がなくなり、ならば石ころ使った方が費用もかからないことになり、だが、人間、石ころで魚もコメも買えるとなると、もうハイパーインフレを通り越して、物資の奪い合いになります。

今回のギリシャがIMFに返済出来なくなり、デフオルトになる(であろう)のは、返済しないならそれもヘリマネと同じではないかとの見方は、それは結果論です。最初から金利も払わない、返済もしないで、誰も資金支援はしてくれません。贈与金ではなかったからです。ECB国債を発行させて、それを担保に取っていた訳ですから、贈与金でもないことになります。

ヘリマネが可能かどうかの議論は、通貨石ころ論でも申しましたように、そこで生活し、その物資を手に入れないと生きて行けない人間たちが、何も無しで輪転機から出て来る紙幣に対し、どのような価値観を持つかに拠ることだと思います。それを規制する制度が、昔は金本位制度、現在の管理通貨制度においては国債を軸に、国債価値と金利によって規制された通貨発行になって来たのが、歴史です。

まあ、一度やって見たら解るでしょう。今の国際関係のままでなら、一気に$1=1000円に、あっと言う間に暴落するでしょう。鎖国でもしてやらない限り。

と言う事で、私の持論は、通貨による誘導経済は副作用を伴い、通貨はあくまで実体経済の補完として位置付けられるべきであり、一国の経済能力の中で、可能な限りの分配を先ず考えることが、基本であるべきだ、ということです。成長しなくなっても、実物経済が無くなることは無いのですから。そのパイの中で工夫せねばならない、つまり資本主義は、このままで良いのか、という命題に繋がって行きます。
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タッチの差で投稿入れ違い ( No.55 )
日時: 2015/07/01 05:27
名前: 満天下有人 ID:tJRAcljs

まあ、問題はそのような通貨に対し、皆がどう評価するかにかかって来ることでしょうね。国際的には、諸国の中央銀行で構成されているバーゼルの国際銀行監督委員会が、それを認めるかどうかが問題です。

普通でも、諸国の銀行に対し、その資産状況の規制を発し、通貨価値の維持を計ろうとする委員会で、目下は銀行保有の国債も、リスク資産として算入することを議題にするくらいですから、もし日本が単独でヘリマネ実行するとなると、先ず委員会を脱退せねばなりません。

これは常識はずれの行為になりますから、それでも敢えてやるとなると・・・その場合、日銀は存続させるという前提ですか?・・・すると日銀資産は崩落してしまいますから、崩落した中央銀行が発行した円通貨を、市場がどう評価するか、という仮定の話になってきます。

為替面で、1$1万の下落で済むのか、百万円の下落を見ることになるのか、複数の世界市場がどう見るかにかかって来ますから、とても想像できません。ちょっとしたことで為替金利は、敏感に反応しますから、前人未到のことを経験することになり、すさまじい事になるでしょう。ギリシャでさえ、この有り様ですからね・・・。インフレが必ず起きます。既存債務の金利は別にしても、ここからの金利が暴騰して行くでしょう。国債担保での通貨発行ではないので、その金利を調整する手段もありません。

具体的なことはも一度考えて、レスします。
メンテ
やはりヘリマネはムリです ( No.56 )
日時: 2015/07/01 06:46
名前: 満天下有人 ID:tJRAcljs

<私のヘリマネ論も、このような問題に目処がつかないと、これ以上の展開に躊躇します>

悪いですけど、誰がどうそれを認めてくれるのか、恐らくほとんどの人間は、そんなこと出来るワザではないと思うでしょうし、第一、市場がそんな通貨は認めないでしょう。認めないものを前提にしては、何も考えられません。考えるだけ徒労に終わり、よって、そこからの展開は何も無いことになります。

先ず大前提として橋立さんは簡単に<何でもヘリマネに頼る風潮、それもコントロールできるとして>と、コントロール可能だと前提されてしまって居られますが、どのようにコントロールできるのでしょうか?

最初に法律で縛るのでしょうか?で、そのような法律を誰が賛成するのでしょうか?その時点でもう、ヘリマネは成立させることが出来ないと思いますよ。貿易を除いて国内では問題にならない>と、簡単に言われておりますが、正にその貿易自体が超円安で滅茶苦茶になり、第一次天然資源を輸入に頼っている我が国の場合、そこからハイパーインフレとなるでしょう。

何故かと言うと、故に日銀存続は継続されのですかと、お聞きしたのですが、存続したとして、毎年30兆円x30年間=900兆円もの金額が日銀の赤字となってしまいます。何故かと申しますと、通貨は発行中央銀行の「債務証書」だからです。ここに通貨とて何かによってその価値が担保されていなければ、ただの紙切れと思われてしまい、通貨価値が維持されないとの思想が含まれてしまっているのです。

現在、超金融緩和で膨らんだ日銀資産勘定は約165兆円でバランスされております。それでもあれこれ懸念されている時に、900兆円もの超債務超過に陥る中央銀行が発行した通貨を、誰が信用するでしょう。もうスタート時点からデフオルトですよ(笑)。

金本位制の時代では、中央銀行発行通貨の価値は、金によって担保された債務証書であり、管理通貨時代になってからはその流通価値は、政府発行の国債によって担保された債務証書であり、その政府債務は全国民の付加価値創出能力、現実的には市中銀行を通じて国民金融資産がそれを担保しています。

前稿で申しましたが、半永久的長期国債など、現実にはヘリマネではないかとの理解に、それは違う、としたのは、現にその価格は日々国債市場を通じての売買によって決められており、金利もちゃんと払っています。それが毎年予算編成の際に喧伝される、「国債費の負担増加」として取り上げられる所以です。それが巨額に膨らんでも、ヘリマネとして位置付けるなら、何故世間は騒ぐのか、ほっとけば良い事ですが、ほっとけない重大リスクを内蔵しているからこそ、さあ政府債務がここまで膨らんだと騒ぐ訳です。つまり有担保債務証書であっても、騒わがれてしまうのです。何故日銀総裁は、更なる増税をせよと言いだすのか、その意味を考えただけでもヘリマネは出来ないと言ってるに等しいと、分かるのです。

それが何も無しの債務証書通貨として出て来た場合、どのようにして<コントロール>出来るのか、それが分かりません。そのアイデアを知りたく思います。

私はコントロールできないと思います。だからヘリマネ法案が最初から成立する筈がない。誰が法案作成できるでしょうか?法案も作れないでは、成立以前の問題であり、成立しないことが前提ですから、問題の目処のつけようもありません。
メンテ
ありがとうございました ( No.57 )
日時: 2015/07/01 09:17
名前: 天橋立の愚痴人間 ID:HvMhfuc2

満天下さんへ、

何回も、同じようなことで答えて頂き、申し訳けありませんでした。
満天下さんにとっては空気の様に当たり前の認識であると思いますが、今回のレスで、下記の表現が新鮮に移りました。

>通貨は発行中央銀行の「債務証書」だからです。ここに通貨とて何かによってその価値が担保されていなければ、ただの紙切れと思われてしまい、通貨価値が維持されないとの思想が含まれてしまっているのです。

これが金本位制と基本的に違うところですね。
もちろん、金本位制が成り立たなくなった経緯は、実在するもので、そのようにしなければならなかった理由はあるのでしょう。
また、金本位制の場合でも蓄財と言うものはあったでしょう。

通貨と言う概念は、この時、少し変わっています。
ヘリマネと言う言葉で現しています、通貨の恣意的な増刷による通貨管理において、それは、飽くまでも通貨全体の一部に限っての話ですが、それを認めさせるためには、何よりも、通貨の概念の、物理学で起きた、アインシュタイン的転換が必要と思います。
そんな訳で、私が設定した条件などは、新理論に基づく、新しい素粒子の予想の様なものとすれば如何でしょう。

また、現代の産業、経済のあり方も、行き着くところは、これは100年、200年先かも知れませんが、ほとんどの物資は集中管理の上で生産すると言う計画経済となって行くことが考えられます。
その場合、物資を手に入れるための交換手段としての通貨と言うものは、どのような性格になっているかと言う事、更には、人々は、それを手に入れる手段はどうか。
また現在の企業と言うものがどのように存在できているのか。
当然、更なる、通貨の概念は変わらざるを得ないでしょう。

現実の経済の専門の人に、このような想定の話を行くのは失礼かと思いますが、そうかと言って、経済の、生活の基本中の基本の問題を漫画的に処理する訳には行きません。
アインシュタインも、漫画的発想で、新理論が打ち立てられた訳ではないはずです。
まずは現代の事を、徹底的に検証する事が大事だと思っています。

そんなことで、ヘリマネの問題は、まだ追っていきたいと思っています。
ヘリマネと言う言葉は誤解を生むなら、新しい通貨の概念とも言いましょうか。

>それが何も無しの債務証書通貨として出て来た場合、どのようにして<コントロール>出来るのか、それが分かりません。そのアイデアを知りたく思います。

これは経済学の問題ではなく、哲学、宗教の問題でしょう。
ですが、言えることは、現在の債務保証にしても、それは市中銀行が中小企業の経営者に対してとる担保の様な性質のものではないので、実際に保証した債務を引き上げることはできません。

大手企業の破綻では、大手銀行は良く債務放棄をやります。
ギリシャ問題でも、結局はドイツ、フランスの国民にしわ寄せが行きます。

決してシステムが債務保証をしている訳ではなく、その様なルールとして存在しているのです。
これもルールとしてみんなが認めて、始めて成立しているのです。
どのみち、人間の社会は価値観の変更を求められるでしょう。
その様な観点から、これも何とかなるし、しなければならないのではと思います。


このスレッドは、もともと未来社会を取り上げたものですが、とんでもない領域の話に付き合って頂き、ありがとうございました。

メンテ
通貨の概念 1 ( No.58 )
日時: 2015/07/01 22:39
名前: 天橋立の愚痴人間 ID:QXOxnQjc

満天下さんとの話の中で、通貨の新しい概念について触れました。
早速、これを検証するべくまず、通貨と言うものを考えようと思います。

通貨の歴史と特性。

≪物々交換≫

古代、まだお金が存在しなかった時代には、人々は物々交換で品物のやりとりをしていました。物々交換とは、自分が所有する品物と、他人が所有する品物とをお互いに取りかえることです。人類にとって、はじめて行われた経済取引だと考えられています。
しかし、物々交換は、あまり便利な方法ではありませんでした。交換する品物が偶然に同じ価値であればよいのですが、あまりにもその価値が離れていると交換が成り立ちません。また、交換したい商品がうまく合う人を見つけるのも大変でした。そこで、交換できる共通の物として生まれたのが「貨幣」です。

≪物品貨幣≫

時の経過とともに腐ってしまう食べ物や壊れやすい消耗品などは、通貨として不都合です。そこで、当初は、貝殻・石・布・米などが通貨として使われました。これを、物品貨幣といいます。
物品貨幣は、貨幣の素材によって、自然貨幣と商品貨幣に分けられます。

◆自然貨幣
まず、貝殻・石・骨などの、自然のものを素材とした貨幣が使われるようになりました。これを、自然貨幣といいます。自然貨幣は、宗教や呪術を背景としたものでした。貨幣そのものに価値はなく、通貨として使うには無理がありました。

◆商品貨幣

つぎに、布・米・家畜・穀物などが貨幣として使われるようになりました。商品そのものを貨幣として使ったため、商品貨幣と呼ばれています。

金属貨幣は、金、銀、銅などの金属で作られた貨幣です。

布、米、家畜、穀物などの商品貨幣は持ち運びが不便であったため、持ち運びに便利で壊れにくい金属貨幣が利用されるようになりました。

まず、商品貨幣としての性質を残す秤量貨幣が使われました。秤量貨幣は、金属を重さで量って貨幣として使用したものです。そのため、貫(かん)や匁(もんめ)などの重さが、単位として使われました。金属の価値と貨幣の金額が等しい貨幣です。

≪鋳造貨幣(ちゅうぞうかへい)≫

やがて、金属を溶かし型に流してつくった鋳造貨幣が使われるようになりました。鋳造貨幣は、金貨の価値とは関係なく、信用貨幣(しんようかへい)としての性質を持っていました。

鋳造貨幣は、額面を表示するところから計数貨幣(けいすうかへい)と呼ばれています。計数貨幣とは、一定の形状をもち、一定の品位と重量を刻印で保証した通貨です。江戸時代に発行された、大判や小判などがこれにあたります。

通貨の歴史をいう場合、次には兌換紙幣、金本位制、不換紙幣などについて語らねばなりませんが、ここでは省略します。

≪価値の尺度≫

お金は、あらゆる品物に値段をつけることで、モノの価値をあらわします。
物々交換の時代には、例えばりんご3個とみかん8個を取りかえる…など、モノの価値があいまいで統一性がありませんでした。しかし、貨幣を使うことでモノの価値を同一の尺度ではかることが可能になり、1つ1つのモノの価値を明確に捉えられるようになりました。
このように、貨幣は、モノの価値をはかる基準として使われています。お金(値段)によって、モノの価値を比較したり、判断したりすることができます。これが、貨幣の「価値の尺度」としての役割です。

≪交換(決済)手段≫

お金は、交換(決済)を行う時の支払手段として利用しています。
物々交換の時代には、お互いの品物が等価値でないと交換できませんでした。しかし、貨幣を使うことで、いつでも好きな品物と交換したり、決済したりできるようになりました。
このように、貨幣は、モノとモノとの交換を媒介しています。これが、貨幣の「交換(決済)手段」としての役割です。

※「交換手段」は、商品取引が交換ではなく売買によって行われ、その支払時に貨幣が媒介機能を果たしているところから、「支払手段」とか「媒介手段」とも呼んでいます。また、商品取引の過程で、貨幣が商品の売り手と買い手の間を流通し続けることから、「流通手段」とも呼んでいます。

≪価値貯蔵手段≫

お金は、貯蓄することで、将来に備えてお金の価値をたくわえることができます。
お金は、モノと違って腐ることはありません。貯めておけば、いつでも好きなときにモノと交換(購入)することができます。たくさん貯めておけば、高価なモノと交換(購入)することもできます。
このように、商品を購入せずに貯めておけるお金のことを「貯蔵貨幣」といいます。お金の価値は明日になっても変わらないので、貯蔵手段になります。これが、貨幣の「価値貯蔵手段」としての役割です。

<<誰が通貨を作ったのか>>

石や貝殻、農作物を通貨として使っていた時代はともかく。金属通貨を使う頃は通貨を作る組織が出来ていました。
それは地域、集団の有力者か、社会が進むと領主、国王が作っていました。

そうして、その通貨は、単に物々交換の媒体としてだけではなく領主によって通貨発行益を得る目的で発行され、額面が地金の価値を上回ることがあった。これは一方で贋金の横行を呼んだため、権力者は取り締まりに苦慮することになった。信用通貨と贋金の問題はおそらく貨幣の歴史と同じくらい古いであろうと思われる。価値の裏付けを金属に求めながら、地金価値と額面を厳密に一致させる「本位貨幣」制の確立は近代以降であり、近代以前の貨幣制度を単純にそれで理解することは難しい。

<<金利のこと>>

人間の強欲は、本王的なものであり、通貨の流通と共に、早、通貨の貸付、その金利などの仕組みが発生していました。

世界史の中での金利の起源は、古代文明発祥の地の1つとされているメソポタミアにあったと言われています。この時代、すでに寺院や土地所有者による利子付きの貸し出しが行われていました。そもそもの利子の起源は、農業が始まった頃の「種籾(たねもみ)」の貸し借りによるものとされています。農民に対し神殿などが蓄えた種籾を貸し出し、それを借りた農民は借りた籾の量に3割程度上乗せして神殿に納めていました。これが利子の始まりとされているのです。

 メソポタミアのバビロンの商人は遠方との交易を活発に行なっており、バビロンの金持ちは妻子や財産を担保にとって、商売の資金を貸しつけていました。たとえばバビロンのエジビ家では他人から預金を受け入れて、それを使うのではなく、自己の資金から貸付を行っていたとの記録もあります。さらにメソポタミア文明の象徴とされるハムラビ法典では、銀の貸付利率の上限を20%と定め、借り手に銀のないときは銀対穀物の交換レートにしたがって、穀物で支払うことが出来ると記されています。さらに、古代バビロンでは、すでに複利による利子の計算が行われていました。

 ギリシア期にはアリストテレスが「憎んで最も当然なのは高利貸しである」と言ったように、商品を媒介せずに利子をとる貨幣の貸し付けを批判していました。すでにギリシアでは安全な保管を目的に、貨幣と地金の預託を受け入れ、契約により決まった一定の利息を支払うという個人商人が生まれていたのです。

 アリストテレスのように哲学者の多くが利子に対して批判的な見方をしていたのに対し、ソクラテスの弟子であるクセノフォンは、すべてのアテネ市民が利息収入を共有できる安全保管機関を設立しようとするなど利子に関しては好意的に見ていたものと思われます。 

 ちなみに「economy」という英語の語源であるギリシヤ語「オイコノミア」は、このクセノフォンが用いたものです。「オイコノミア」とは、「家」を意味するギリシア語の「oikos」と、「法律・法則」を意味する「nomos」が合成されたものです。

 旧約聖書では、「貧者」と「同胞」への利子は禁じていますが、お金を貸すことや利子を取ること自体は禁じられてはいません。しかし、利子を取ることは、ギリシアの哲学者たちと同様に、あまり好意的には取られていませんでした。新約聖書の中では、イルサレムの神殿には、そこを訪れる商人のために貨幣を両替し、預けられたいかなる貨幣にも利息を支払う両替商人がいたとの記述があります。 

 イスラム教では利子を取ることそのものが禁じられており、このためイスラム金融では利子ではなく、商品取引などから生じる利益や投資を行った結果の配当といった形態が採られています。

 共和制および帝政ローマ時代にはすでに両替商がおり、国家や貴族のための税金の処理や、債権者との貸借勘定の決済などを行っていました。貨幣を扱う商人は、預けられた貨幣に対して利子を支払い、両替にも従事していました。

今日は、ここまでとします。
メンテ

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