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[2592] 漫画文化
日時: 2016/10/28 12:02
名前: 美須津の里 ID:QRmzqmTQ

漫画文化なる言葉が囁かれている。
語源的にみると、狭い定義では笑いを企図した絵をいい、広い定義では、必ずしも笑いを目的としない「劇画」「ストーリー漫画」「落書き」「アニメ」なども含んでしる。
また「漫画」という言葉は、字義的には「気の向くままに漫然と描いた画」という意味である。
その漫画の歴史は古く、古代エジプトなどでも権力者や事件、事故、災害の様子などを戯画的に表現していた。
中世以降になり印刷物の発達と共に風刺漫画が登場し広く見られていた。
我が国の古いものでは平安時代の世相を反映して動物や人物を戯画的に描いた鳥獣戯画がある。
近年になって新聞紙上の四コマ漫画などは皆さんの記憶にもあるでしょう。

またストーリー性を帯びたものとして、戦前にも「のらくろ」漫画があり、戦後の「サザエさん」などは喝采を浴びていました。
最近は「ベルサイユの薔薇」とか「ドラえもん」など、多くの名作が風靡し海外にも輸出され大盛況を演じています。
ここまでは、時代に合った娯楽として良いでしょう。

ところが最近は、歴史を見るに漫画に依ったり、人生哲学、戦争論まで漫画で理解しようとする若者が増えてきているようです。

文化とは、総じていうと人間が社会の成員として獲得する振る舞いの複合された総体のことである
同時に、それは教養と言う概念で、人間の精神面での向上を示す言葉として位置づけられるとも考えられている。
物まねなどを中心とした滑稽な笑いの芸・寸劇がやがて猿楽となって行った様に漫画を文化の類と定義するのも良いでしょう。

しかしながら、漫画による、歴史、人生哲学、戦争論までを文化と呼ぶには余りにも軽薄なものである。
ところが最近は大学生などが漫画で知識を得て満足している状況です。
大学には漫画学部などもできている始末。

歴史にしろ、哲学にしろ、その概要を理解するには、それなりの情報を集め、自分で試行錯誤するべきもの。
文章を読めば、その意味を取り違いのないように吟味すると同時に、その文章に対する批判の目も養わねばならない。
その他の意見も求めねばならない。
漫画を読んで事足りるとする輩は、その工程の全てを省略し、刹那に理解したと思いこむ。
それが現代流、知識の収集方法となっている。
これでは何事につけても社会の困難は解決出来はしない。
いい加減な知識で満足するならば、いっそのこと、何も知らない方が余程良い。
少なくとも自分が無知と言う認識があるなら他人の事を聞けるであろう。

小林よしのりと言う漫画家がいるらしい。
この掲示板のスレッドにも上げている戦争論について知識を得ようと調べてみたら、小林よしのりと言う名前が出てきた。
何と、彼の戦争論は漫画で示されているようだ。
もちろん、そんな漫画など見るはずもないが、どうやら先の大戦を肯定するようなものらしい。
そんなものを見た大学生が戦争論を理解したつもりになると想像すると恐ろしい。
漫画とは、このようなものであり、娯楽である限り罪はないが、文化と称して余りにも肯定することは考えねばならない。

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