Re: 当代世間裏算用 ( No.190 ) |
- 日時: 2009/12/25 22:30
- 名前: 天橋立の愚痴人間
- 少し長くなりますが、今日の出来事で世間の実体を述べてみます。
最近、思わぬことで700万円くらいの設計の仕事を入札で取りました。 当市では年間唯一の建築設計の入札です。
同業者との熾烈な競争を制して予定価格の半額で落札したしだいです。 これは2ヶ月くらい前の話しですが、市の支払いは、何と業務がすべて完成した来年の4月ごろになる予定です。
外注費なども支払う必要があり、700万の金を立替て支払う余裕が、現在はありません。 話しはこれからのことであります。
昔の国民金融公庫、現在は日本政策金融公庫と言います。 そこへ運転資金を借りに行くことにしました。
年末のこともあり、案に違わず結構人がいました。 金融公庫の若い担当者と面談し、30分ほど、いろいろと事情を聞かれました。
初めての融資の御願いでもありましたが、世に言う中小企業の経営者が平身低頭借り入れを御願いするなどの思いは浮かばず、国の制度を利用しに来てやったくらいの、掲示板とほぼ同じくらいでかい態度であったと思います。
必要なことの聞き取りを終えた最後に、斯の担当者氏が言う事には、貴方の事務所の経営を、今後どのように上向かせることが出来るか、経営者としての豊富を聞きたいと来ました。
一般的には当然な質問である事は解るのですが、私は思わぬ事を聞かれるものだ、と言う風に、改まって下記のごとく言い放ちました。
事業の業績の向上など、貴方、そんなものは考えもしてませんよ。 仕事は幾ら探してもないのである。 ないものを、とることも出来ず。 仕事がなければ、どのようにすれば企業体質の改善をして利益を上げ得るかなどのことは机上の空論も甚だしい。
最も、ないと言っても皆無ではない。 その少ない仕事を如何に取るかの問題で、すでに、この物件は、そう言う競争の中でとって来たもの。 今後も私は、殆どのそのような物件をとるつもりである。
こう言う環境で経営を行っている者に、貴方の言うような話は実に能テンキに思われる。 さらに言いたいのは、このような金庫があっても、救えるのは、仮にも競争に勝った私のような一部の業者だけである。
このように、説教たれて金を貸していただくことにしました。 まあ、私のようなものに出くわす担当者氏が気の毒であったかも知れません。
実際は、こんな陽気な借銭話しは殆どないことも書いておかねばなりません。 多くは、逃げ道なしの必死の形相で金融を頼みに来ているのです。
金融を緩和すれば景気が持ち直すと考えている連中は、こんな実相が解っているはずはないのです。 出先の窓口の担当者氏ですら、マニュアルに書いてある調書の問答を記憶していて、単純に繰り返しているのみです。
ついでに申しておきますと、朝一番であったので、女子社員が花瓶に生けた花を数箇所に置いて廻っていました。 経営に心配しない事業所は、こんなに余裕があるものかと、そんなに感傷的に見れなかったのは、貧乏人の僻みなのでしょう。
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Re: 当代世間裏算用 ( No.191 ) |
- 日時: 2009/12/25 23:12
- 名前: 満天下有人
- 「天橋立さんNO。190へのレス」
・・・いやあ、やり取りのニュアンスが良く伝わって来るお話です・・・
しかし、予定価格の半分くらいの落札で、収支が心配ですが、そんなこと云っておられない世相でしょう、それを金融機関に堂々と言うのはあなたくらいで、面目躍如たるものを感じます・・・
公共事業用の運転資金まで別途、旧国金へ申請とは、手間がかかりますね、公共事業の場合、自治体に国が融資委託すれば抱き合わせで手間もかからないのに・・・落札公共事業のことなのに、経営の将来性まで聞くとは、そもそも国の特に地方に対する経済政策が漠然としているからなのに、逆にあんたがたはどう思うかと、聞いてやればよかった・・・
・・・いや、そんなこと言うと、融資にバッテンを付けかねられない(笑)。
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Re: 当代世間裏算用 ( No.192 ) |
- 日時: 2009/12/27 18:32
- 名前: 満天下有人
- 「現実にもろい理念」
・・・今日は、理髪台の横に置いてあるTVを聴きながら今年最後の散髪・・・
テレ朝田原の司会で恒例の各党首の生徒会・・・相変らず鳩山家の献金問題や、首相の政治指導力を巡っての議論・・・この番組は今年からほんの数回しか見なくなったが、久しぶりに観ても、しかしこの国の政治とは、政治家の為の政治であることを認識させられるだけのもの以外に、何も無い・・・
・・・昨日首相はラジオ番組で、普天間の国外移設、つまりグアムへの移転は抑止力の点で無理があると語ったという・・・
政権交代前の県外国外移転の理念は、何だったのか・・・首相は新政権発足と同時にアジアに軸足を置き、アジア共同体構想を推進するとの理念を掲げてもいた、これは大きな軸足の転換だという印象を強く抱かせるものであった・・・
何故なら、この中には日米によるものでないアジア相互安全保障、それは軍事に留まらず食糧相互安保とか環境とか、あるいは通貨を含む経済相互発展への基盤を創るものであるからだ・・・
ところが米軍基地を巡って「抑止力の点で」現実的でないと言い出されると、一体、アジア共同体理念との整合性はどこにあったのかと思わざるを得なくなる・・・理念は存在する現実をどうするのかというテーマを、当然に含むものであろう、国内問題も含むその現実を、理念で以ってどう変えて行くのか・・・
・・・そもそも現実と理念は相反発し合うものである、どうしても矛盾が生じて来る・・・しかし矛盾するから理念は後退するものであっては、ならない筈だ・・・理念は矛盾する現実との戦いの中で逆に昇華される筈のものである・・・
続いて首相は、憲法改正についても議論を始めたいと昨日言い出した・・・議会人とは議論することが使命であるとも述べている・・・ある理念の方向へ事を運ぶのに、議論は必須であること、それは子供じゃあるまいし当然のことである・・・問題は、ただ議論すれば理念達成の手続きは経たと思うことにある、そして問題は理念の中身にある・・・憲法改正の趣意を地方分権を軸にするという程度では、この国際化された時代にあっては、大きい何かが不足している・・・
・・・も一つの問題は、下手な議論休むに似たりという格言もあるように、どこかの大手掲示板が如く、理念無き議論のための議論に終始して、それが延々と続き、くたびれ儲けの骨折り損になってしまう,生徒会的議論だけになる・・・テレ朝の政治番組しかりである、聞きくたびれの骨折り損である・・・
一方、菅戦略担当大臣は、年明けに戦略室主催で各大臣の合宿をやろうと昨日提案、テーマは大臣が一丸にならないと霞ヶ関改革が覚束ないことと、納税者背番号導入推進だと言う・・・何だかこれも生徒会的だ、昨日今日のことじゃあるまいし、政治の世界に長年居る大人たちが合宿しないと官僚に太刀打ちできないのか、大きな理念戦略でもない技術的なことで・・・そして年内30日に戦略案を纏めて発表すると言うが、発表した後で合宿とは、どうもその順序「戦略」がよく分からん・・・
・・・後退に次ぐ後退マニフエストで、今度は後退しないように後締め合宿で退路を塞いでおこうということなのか・・・大人政治なら今更議論の要などない項目だ、バシッと決めてバシッとやれば良いだけのことであろう・・・理念がないなら尚のこと、現実にもろい理念など役に立たないものなど飛ばして、現実に立ち向かえば良い・・・
・・・まあ自公政権時代よりましだからと言う点で、新政治を見てはいるものの、善悪は別にして西洋一神教の連中は、これぞ啓示と思ったら、いくらでも嵩にかかって来る・・・下部構造の国民経済の足場をどう見ているのか、足場を固めておかないとまた、崩される・・・今度の崩壊は過去と違って柔ではないであろうに・・・。
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Re: 当代世間裏算用 ( No.193 ) |
- 日時: 2009/12/30 23:07
- 名前: 満天下有人
- 当代世間・暮れるのか明けるのか@
・・・現実の生活に切れ目は無い、それでも人は気分一新の前に、何か新しいものを求めて一応区切りをつける、区切りを付ける時間があるということは、生活の対象としての諸々の営みが、休憩に入るからであろう・・・
毎年、過去何百年にも亘って暮れて明けを待つ、師走(しわす)の語源には諸説あるようだが、その一つに「年が果てる」意味の「年果つ(としはつ)」が変化して師走になったというのがある・・・
今年のような状況になってしまった年は早く果ててしまって欲しいとの願いから、政権を交代させた・・・さて明けて新しいものが出るか、新たな初日の出を拝めるか・・・
・・・暮れて明けるのか、明けがあるから暮れがあるのか、西洋宗教上では宇宙は混沌として闇であったことから始まるのが、創世記など教義の最初に置かれている・・・西欧宗教専門家の説を調べると、イスラムでもユダヤ・キリスト教義でも、一日は先ず闇から、暮れから始まる・・・
中東のイスラム世界では、太陽が地平線の彼方に沈み、宵闇が迫る頃から一日が始まる・・・夜明けを一日の始まりとする我々日本人の感覚、年が果て元日の初日の出を拝んでから、あるいは日常生活でも夜明けを一日の始めとする我々の感覚とは逆様である・・・
14世紀のオスマントルコでも、時間区分が日没を以って始めとしていたことにも、宗教信仰が現実生活を規定していたことが見れる・・・ユダヤ旧約聖書でも創世記では、「天と地が作られ、地は形無くうつろで闇が水の上にあり・・・深々と闇に包まれた世界」があり、そこで人々はもがき苦しむ・・・
なるほど、西欧宗教を貫く思想には闇が来ると終末だと言う、暗闇から始まるという時間区分は、終りという終末が始まる、終わりの始まりということであろうか・・・我々日本人は常に夜明けという宇宙現象を、新たな希望を見出す契機にするものだが、彼らは日常の生活においても先ず闇ありきなる思想が根底にあって、救済は人間同士の工夫とか助け合いによるものであっても先ず、神の導きによってという考えが根底になっている、手引きは常に神への信仰から与えられるような感じだ・・・
・・・当代世間裏算用スレッドを立てさせて頂いた冒頭に、経済学の怠慢なる投稿をさせて頂いた・・・その経済学は西洋から生じたものであり、しかも現実の生活上の経済行為であるのに、ここでも神への信仰が暗黙の内に軸になって経済理論の基礎である哲学になっている・・・それはかの18、19世紀のことだけのことでもない、金融バブル崩壊後、議会での金融政策の証言を求められたFRB議長グリーンスパンの答弁にも如実に出ていた・・・「バブルというものは人間が創りだしている、だが政策では如何ともし難い本質である」・・・
・・・スミスは、経済も神の導きにより自然なる場所に帰納して行くと言ったが、経済理論も始まりからグリーンスパンに至るまで、西欧においては神学の世界で捉えられ、闇から抜け出てもまた闇に入る形而上的な世界のものとして、諦観的な前提に立っている・・・
創世記における闇は誠に宇宙の本源的なものであろう、だが科学が著しく発達した今日、闇はむしろ一部人間によって創り出されているのではないか、自分たちだけが闇から抜け出るために・・・だがそもそも闇の中の混沌では人間なるもの生存も覚束ない、そこで神が十戒とか五戒とかで戒め・倫理道徳を説いているのに・・・カルヴィニズムに乗っ取り倫理道徳に根ざす資本主義の精神をウエーバーが説いていたのに、世界は再び闇を引き戻してしまった・・・
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Re: 当代世間裏算用 ( No.194 ) |
- 日時: 2009/12/30 23:11
- 名前: 満天下有人
- 「当代世間・暮れるのか明けるのか」A
・・・均衡論で有名なワルラスの話をした時、このワルラスは元々物理数学者であったことを紹介した・・・近世経済学の大家、それは全て西欧宗教の哲学から出発しかつ、数学者出身が多い・・・
・・・哲学と数学、神の手によって世の成り合いは自然に合理的な場所へ落ち着くものであるとする哲学、その均衡点を数学者が理論化した・・・その面が異常に発達し過ぎて哲学的な人間理解や、それが織り成す運動の本質が見落とされ始める・・・
あくまで神の思し召しで経済もある方向に進化する自由放任主義・レッセフエールなる概念が出来上がって来る・・・昨今、世界経済を歪めてしまった市場主義なるものも、このレッセフエールが形を変えただけのことであった・・・ 思想的牽引者となったハイエクなどの思想根底にも、西欧的宗教観が横たわっていた、全ては神との対話から方向性が形成されて来る・・・
・・・それは彼らの世界の中でのことであるなら、どうぞご自由にと言いたい所だが、わが国のように、特に神など意識しない民族であっても、その構造に振り回されてしまう、一度や二度ではない・・・
元々、村落共同体的気質を持つわが国民族は、西欧一神教に根ざす神との契約以外の自由を履き違えてしまって、伝統的経済関係や人間関係にあった価値を捨て去ってしまっている・・・
・・・国家戦略室はやっと戦略を発表した、これを鳩山首相は、経済は人間のためのものであると総括した・・・誠にその通りである、だがしかし、新たな需要創出戦略が出てもそれは宗教的西欧資本主義という既成構造の中で成されるだけのものであるなら、余り変わり映えもしないだろう・・・ 革命が起ったわけでもないから、資本の本能をどのように制御して行くのか、その制御装置がどのようなものであるのか、単に雇用を増やせばそれで良いとして、後の再分配はどう成すのか・・・
予めそこまで織り込むと利害関係者からの反発もあるという計算も織り込まれていると考えるのは、勘繰り過ぎかも知れないが、戦略が単に新規需要創出だけでは、村落共同体としての地方での施策とどう組み合わせて行くのか・・・
・・・司馬さんが、維新は日本伝統文化に西洋文化を接木したようなものだ、あるいは「異胎文化」とも表現されていたが、わが国独自の多神教的村落共同体的理念に立ち戻り、そこからの発想を軸にすることも大事ではないか・・・
一神教的闇と違ってわが国では、「明ける」ことから生活が始まる・・・闇の年は果ててもらって、真に明けてくれる年であることを・・・。
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Re: 当代世間裏算用 ( No.195 ) |
- 日時: 2010/01/07 17:22
- 名前: 満天下有人
「財務大臣交代」
・・・高齢で健康上、新予算の委員会での質疑応答に耐えることができないとして、藤井財務大臣が辞任、後任に菅国家戦略相が就任・・・
藤井大臣は高齢でもあり、病院検査を受けるほどのことは事実であろう、でも専門分野の財務政策のことについて、質疑応答がそんなに体に影響するとも思えない・・・
・・・ということから又、政界スズメ、マスコミの憶測が飛び交う財務大臣の交代劇ではある・・・やれ小沢のリモコンが一番しんどく、そこから抜け出たかったのが本音だとか、旧自由党時代の解党に際し、残っていた政治資金約15億円の行方を国会で質問されると逃げ切れないというのが本音だとか・・・
菅さんの財務大臣就任についても、党内バランス上で仙石大臣や野田財務副大臣の就任ではまずいとか、財政そのものと経済政策そのものには関係ないマスコミ論評が多い・・・
・・・菅さんは特別会計見直し論者の筆頭である、中長期の経済政策より、一体この国の財政・おカネの中身がどうなっているのかという視点で見るなら、大蔵官僚に取り込まれないという前提で、大蔵時代から延々と続いてきた財務省蔵人のほんとの中身はどうなっているのか、そこを見るのに適材ではあろう・・・
・・・昨年12月の、東京新聞の記事によると亀井金融大臣が財務官僚をかち上げて、新予算編成に当たり不足分の15兆円くらい隠し財源から出せないなら、財務省幹部はクビだと恫喝した・・・75兆円から200兆円くらいは隠していると言う・・・
隠し財源がどこで蓄えられたのかは知る由もないが、国債連発で一部を隠していたとするなら、元は借金だから有難くもない、もし米国債利受け分や他の儲けとするなら、何のために隠していたのかということになる・・・結局予算編成時に、隠し財源で以って霞ヶ関=国を支配できる裁量を残していたと言うことか・・・
財務大臣の交代を巡るマスコミの捉え方、一方で今回新発国債44兆円は、戦後初の税収を上回る国債発行だとか、どれもこれも群盲ゾウをなでる論評しか出て来ない、財務大臣の交代は国会審議に耐えうるかどうかとか、党内勢力バランスの問題ではなかろう・・・
・・・200兆円の隠し財源があるなら、今後10年間毎年20兆円を新たな角度から経済浮揚させる論でも出せば良い・・・戦後初の税収を上回る国債発行など、何を心配して論評しているのだ・・・税収に見合う国債発行ならば良いとでも言うのか、44兆円以上はだめで36兆円なら良いという、五十歩百歩の論議など全く無意味であろう・・・
・・・新年松の内でも、画期的な論が出て来ない、屠蘇が冷めない間にこそ、天地驚愕の戦略が出るかなと思ったが、屠蘇ユメに過ぎなかったか(笑)。
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Re: 当代世間裏算用 ( No.196 ) |
- 日時: 2010/01/10 13:32
- 名前: 満天下有人
- 「小沢問題から見える民族性」
・・・とにかく変な気質国家になってしまったものだ・・・
マスゴミ、検察による誘導とも見える小沢問題を巡って、小沢を排除しようとする動き、それに乗って印象を変える国民、将来のわが国の何をどうしたいがためにそんなことをやり出すのか・・・???
過去わが国政治が、カネと利権まみれ構造になってしまったことは、徹底して変えねばならない、小沢とてさような全体構図の中で政界を生き抜いてきた面はあるにせよ、これからもそうしようとしているから、排除せねばならないということなのか、そうしないと国が沈没するからというのが、しつこい追求の原点になっているのか・・・
そうは見えない、自らも企業献金廃止に積極的ではないのか、むしろ国民生活第一を掲げ、長靴はいて農村もこまめに回り、アメリカに対してもアメリカの戦争はそちらでやってくれ、こちらに支援を求めるのは筋違いとはっきりモノを言い、安全保障にしても太平洋では第七艦隊だけで十分であると、誰も言えないことを大胆に発言する・・・
・・・そんな発言も出来ない連中が、小沢降ろしに走り国民もそれに追随して行く・・・逆に言うなら、小沢が目指す方向と逆のことをこの国は望んでいるのか・・・新自由主義がはこびりそれに追随した昨今の国の気質を思うにつけ、さもありなんという感慨を持ってしまう・・・
・・・木ばかりをほじくり回す国民性、今回はその根までを掘り返さないと気がすまない様子、そんなことやっていたら、旧自民も含めて木を全部掘り返さないといけない・・・そして木がなくなり森は消滅する、それを望んでのことなのか・・・???
・・・総務省記載の終始報告書もPDFで見たが、記載はちゃんとなされている、大物政治家のそれはガタガタ言い、国家ウソについてはメスも入れない、今回問題について、ならば検察は何故当該年度報告がなされた時に捜査しないのか、何故キチッと毎年やらないのか、今頃ガタガタ言い出し、誘導リークするなどとは逆に検察の怠慢であろうが・・・
もし、リークはマスコミが勝手にやったことだというなら、マスコミを何故捜査しない、出来ないなら捜査過程で検察がリークしたからであろう、証拠と違法性を突き止めるまで司法はそんなことをやって良いのか、この国では・・・
司法といえども一行政機関であろう、それが権力を振り回すなら、まさしく憲法違反である、自らを何故検挙しない(笑)・・・
・・・いつぞや新聞の読者投書欄で、家族の仕事のことでロンドン滞在が10年になる女子高校生の投書を読んだことがある・・・母国を一時訪問の旅で驚いたことは、あまりもの清潔潔癖症であったと書いておられた・・・コマゴマとした隅のことにうるさ過ぎるという意味であろうか・・・
・・・とにかく自由だ民主主義だと喚きながら、大きな視点が無く大きなことが出来ないのも、この輸入物自由主義者たちに見られる特徴である・・・木を倒すことは実に几帳面にコマゴマとおやりになる・・・
小沢を排除して何を望むのか、過剰清潔潔癖性で生物循環体系が保てると思うなら、それでそうなる森がどんなものか、小沢追求論者に一度示してもらいたいものだ・・・木を切り倒すだけの小心者に森を作れるはずもなかろう・・・。
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Re: 当代世間裏算用 ( No.197 ) |
- 日時: 2010/01/13 20:13
- 名前: 満天下有人
- 「どっちを向いても小沢アレルギー」@
・・・先日A紙の新聞読者投稿欄で、典型的な小沢警戒と小沢期待論ふたつの投書が目についた・・・世論のほとんどはこのニ者の見方に集約されると思うので、以下紹介して見ます・・・
国民一般のアレルギーの前に、同じ釜の飯を食い、同じ民主党の長老である渡部恒三元衆院副議長の見解が政界におけるアレルギーの代表格に思えるので、先ずは、時事通信記者のインタヴィユーを・・・
「引用」 小沢君が右と言えば右・・・ ―小沢一郎幹事長の党運営をどう見るか。― 「とにかく圧倒的な力があることだけは間違いないねえ。小沢君が右と言えば右、左と言えば左というのが今の民主党の状態じゃないか。(首相より)圧倒的に小沢君の方が力があるよ。(民主党議員のうち)130人は兵隊みたいに何でもついていく。もう大政翼賛会だ。やっぱり政治家というのは直言してくれる者がいないと間違ってしまう。その点は小沢君はかわいそうだと思っている。」 −小沢氏は予算編成で重点要望を提出した。― 「政党政治だから(政府との)連絡はあっていいけれども、あれほど物々しく(副幹事長らを)子分みたいに連れて行って、大げさなことをやる必要はなかった。国会議員はみんな平等なんだ。ついていく国会議員もどうかしている。」 ―小沢氏は陳情改革に取り組んでいるが。― 「陳情(窓口を幹事長室に)を統一するのは、それこそ大政翼賛会。もっとひどい話だよ。」 ―全国土地改良事業団体連合会の野中広務氏は削られた予算を復活させるため、自民党からの参院選候補擁立を見直す考えを示した。― 「あれも情けない話だなあ。(政権は)代わって新しくなったのに、政治は戻って古くなっている。国民の皆さんの税金なんだから、それを選挙のためにつける、つけないなんて言うこと自体が許せない。」 ―民主党の現状を「大政翼賛会」と指摘したが、この状態は続くか。― 「続かないね。国民は賢いから、ちゃんと見ているから。国会議員も今はじっとしているけど、いずれ「おれは国民の代表だ」という責任を感じて行動する時がくるよ。だからそんなに悲観していません。国会議員というのは侍なんだから。兵隊じゃないんだから。10万人の有権者の投票で(国会に)出てきているんだもん。わたしは民主党の若い議員に期待しています。そんなに時間がかからないうちに、必ず良識を取り戻す。」 ・・・しかしまあ、同じ党の、しかも最も小沢に近かった長老が走狗マスコミに利するようなことをマスコミに向かって言うとは、ただでさへ迷走気味の党内バランス崩しに火をつけるようなものではないのか、政治、特に旧弊が見えない地中でいまだ根を張り、あわよくば根を再び伸ばそうと蠢いている勢力があるこの時、新たな政権が一枚岩になることが不可欠であろうに・・・ 政治権力を維持するのは、簡単ではない、ましてや旧自民とは違う意味で党内各グループの考えが左から右へと大きく違う、さような集団が党として政権を取った、この政権を潰そうと思う連中は当然、この違いに指を突っ込んで分解を画策して来る・・・ ・・・高齢政治家で老獪なら、先ずは内部の不協和音に利することなく戦略的にもここは、一枚岩である方向で対処するのが手法というものだろう・・・それが大政翼賛会などと内部崩壊に火をつけるようなことを言い出す・・・ 小沢が新人などを大挙して引きずり回しているのは、正に渡部ご老公が期待する成長を遂げさせようとしているからであろう、一昨日小沢は、自分のような老兵は早く消えるべきなのだが、目標というものがある、それを達成するまでは働かねばならないと述べていた・・・どんな理想を掲げようとも力がモノ言うのは、魑魅魍魎政界の常識であろう、そのためには何を言われようが一枚岩にしないと、目的が達成できないことも当然であろう・・・ その目標とは何か、恐らく旧自民的なものの焦土作戦であろう、彼の性格、政治志向において自分権力を構築するためにだけ政界に居るのではないと思う、基本は国民生活第一を掲げ、それを邪魔する勢力を排除するには、どうしても数の論理がモノを言うのが現実だ、しかもその数は生徒会的ヒヨコばかりではどうにもならない・・・小沢が新人議員に何時も口酸っぱく云っていること、新人議員の仕事は先ず、せっかく国民が選んでくれたものを捨ててはいけない、次ぎの選挙でもまた選ばれることが当面の仕事であると・・・ 渡部ご老公が言うところの、党員は小沢が居なくても良識ある政治家に育つと言うのは幻想であろう、過去の現実を見れば一目瞭然である・・・小沢独裁を嫌ってまた自民などに戻った連中のその後はいかがであったか・・・
・・・新進党、新生党の二の舞を踏みたいのか、ご老公はそばで結果を凡て見て来たのではないか・・・いやしくも政権党となった内輪のことを、老練な政治家でありながら、政治評論家みたいなことを云ってどうなる・・・民主党がいまだに一枚岩でない、何だかまだ心もとない印象を払拭できないのは、正に渡部ご老公のような同胞に対し斜めに構えるような御仁が居るからなのだ・・・
当分の間必要な人材を排除して、ではその先いかなる勝算があるというのか、バラバラにされてしまうのは火を見るより明らかなのに、自らがそのお先棒を担ぐとはいかがなものか・・・反小沢グループの枝野でさへ、違いはあってもここは一枚岩が一番大事だとして、検察批判をやり出しているではないか・・・。
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Re: 当代世間裏算用 ( No.198 ) |
- 日時: 2010/01/13 20:18
- 名前: 満天下有人
- 「どっちを向いても小沢アレルギー」A
・・・典型的な小沢警戒の国民の声から・・・
「小沢新年挨拶に危惧の念」京都市Mさん70歳 引用「鳩山首相の年頭記者会見の内容は、まずは穏当で、心構えを素直に受け取ることができた。その一方、小沢幹事長が私邸で行なった新年会の挨拶には、少なからず危惧の念を抱いた。政界一の豪腕とされる小沢氏のもとに集まったのは「小沢親衛隊」にも見える国会議員166人、よく言えば「一糸乱れぬ一枚岩」だろうが、斜めから見れば「国民から選ばれた議員としての主体的意見や批判精神を持ち合わせない上意下達の集団」だろうか。 気になったのは「ここ一番というときに自分たちの力で政策を決定し、国会を通過させる力を持つことが大事だ」という内容だ。もしかして、憲法9条の改正に踏み込むとき、という意味なのかと、不安が募ってくる。 民主党の独断専行許さないためにも、参院は本来のチエック機能を果たしてほしい。民主党が今夏の参院選で第一党になるのは支持するとしても、単独過半数を認めてはならないと思う。」 ・・・どうも社民党系の人のようだが、小沢がここ一番という力を9条改正に一点集中するというのは、少し心配症だ、小沢に限らず民主党は憲法改正を議論の俎板に乗せると言っているし、その場合の方向性は国連協調を主眼としている・・・国家専守防衛の形で改正することは、おかしくはない、アメリカいのちで、やみくもに9条改正したがっていたこれまでの政権と同じレベルで危惧を抱き、それを小沢に結び付けてアレルギーとする見方が結構多いのが世論の実情でもあろうか・・・
「壊し屋小沢氏、本領発揮を」山形市Kさん64歳 「内閣支持率の低下は鳩山首相の指導力不足が大きな要因だろう。すなわち小沢幹事長の発言力の増大を懸念する人が増えたのだろうと思う。しかし壊し屋と呼ばれた小沢氏の豪腕で、天下りやムダ使いを続ける官僚体制なる悪弊をぶっ壊してくれることを私は期待する。 確かに内閣や郵政社長人事、予算編成と要所要所に小沢氏の強引とも感じられる意向は見え隠れする。政治とカネの問題もある。しかし今、小沢氏は政権交代に続いて今夏の参院選で勝ち、衆参両院の単独過半数を成し遂げようとしている。そして公務員制度に立ち向かう。国民が最も政府に望むのはこれなのだ。いくら閣僚が政治主導と頭をヒネっても官僚が作った仕組みを壊さない限り、」全くのザルである。これができるのは、自分が悪役になっても構わないと言う小沢氏にしかできないと私は思う。」
・・・小沢自らが悪役になって何か良くなるのであれば、役目を引き受ける、氏の真長骨であろう、独裁者になって天下を楽しもうとする裸の王様のような単純な発想は無いと見る・・・予算編成時に官邸に乗り込んだのも、財務官僚相手にもたもたする様子にくさびを打ち込みに行ったと見える・・・ 財務官僚と裏で手を結んでいるとの批判も絶えないが、先ずは懐に抱き込んでから政策を実行させる氏一流のやり方ではないのか・・・前稿でも書いたがアメリカに一番ドスを利かせているのは、小沢以外に誰が居るというのだ・・・ ・・・渡部恒三ご老公が懸念する大政翼賛会的手法を批判するなら、ではなぜ色んなことでモタモタして来たのか、力がないからであったろう、PTAママが子を育てることと政治での教育は同レベルのものではない・・・手を取り足を取ってのヒヨコ面倒を見ている場合でもなかろう、昔の良き面での号令一下が求められる国になってしまっていることを、大局観から見るべきである・・・。
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Re: 当代世間裏算用 ( No.199 ) |
- 日時: 2010/01/22 20:43
- 名前: 満天下有人
- ・・・世間裏算用も、庶民間でのそれはほほえましさも感じるが、政治家のそれは、吐き気がしてくる・・・
・・・小泉チルドレンたちの代表格であった片山さつき、佐藤ゆかりが、自民離党してみんなの党を立ち上げた渡辺喜義に同党公認にしてくれるなら、自民党を離党しても良いとにじり寄り・・・
・・・アンチ小泉であった渡辺ににじり寄るとは、もう節操も何も無い吐き気を催す裏算用・・・
ただでさへ小沢問題で具合悪くなる政治世相なのに、いい加減にせい!!。
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