Re: 当代世間裏算用 ( No.36 ) |
- 日時: 2009/10/26 11:35
- 名前: 満天下有人
- どうした民主党「沖縄米軍基地移転問題」A
・・・沖縄米軍の主力は海兵隊である、海兵隊は防衛的性格よりむしろ侵攻型性格の強い部隊である・・・どこへ侵攻するために何故沖縄に留まらないといけないのか・・・中国か?冗談じゃない、むしろ米国自身が米中軸の国際戦略に転換しているではないか・・・北朝鮮か?冗談じゃない、蜜月相手の中国がその気になれば金将軍など一発で抑え込める・・・アフガンか?ならばグアムからで十分であろうに・・・ゲーツの時代錯誤とはそういうものであり、矛盾している、何故矛盾したことをゴリ押しするのか、ゲーツを使う裏算用は米国と日本の誰が、どこがやっているかくらいは想像がつく・・・
新政権閣僚はオタオタすることはない、オタオタすると逆に他の色んな分野でも将棋倒しのように甘く見られてしまい、何のことはない自公時代と同じ従属、隷属関係に逆戻りしてしまう・・・。
・・・そもそも普天間基地移転問題の根はどこにあったのか、米国とて軍再編の要として普天間移転を考えていたフシも無い・・・普天間問題を長年見つめて来た沖縄国際大学の佐藤学教授が17日付けの毎日新聞で詳しく指摘されている・・・
米軍にとって普天間飛行場は代替地を探さねばならぬほどの重要性は無い・・・ きっかけは95年の沖縄少女暴行事件によって、沖縄市民の反基地世論が一気に表面化した・・・当時米軍側はあっさり普天間閉鎖に応じ、ただし長さ45メートルのヘリコプター発着基地だけは、どこかに移転させてくれという程度のものであり、仰々しい移転を要求するほどのものではなかった・・・
それが大規模になったのは、少女暴行事件の翌年96年の、日米特別行動委員会による、自民土建公共事業派が沖縄土建業界と呼応しての土建公共事業の拡大に普天間移転問題を絡めてしまい、4千億円にも上る巨大土木事業に姿を変えてしまった・・・
近年米軍は、グアムの方がアフガンまでも含む扇形のIT軍事戦略傍受に向いているとしており、グアムへの移転に日本側が8千億円出すという願っても無い申し出があったのだから、何も辺野古に4千億円追加サービスをすることもなかった・・・米側が辺野古への移転は国家同士の約定であるという主張についても、ならばブッシュが約定した欧州でのミサイル防衛網・MDをオバマは白紙に戻しているではないか・・・
・・・国家同士の軍事戦略上の止むに止まれぬ状況から、どうしても辺野古移転が至上命題であるとしても、一体その命題とは何なのか・・・上述したように中国は既に米中機軸が出来上がっている、台湾問題にしても米国は事実上不介入の政策を取らざるを得ないであろう・・・
とするとゲーツ防衛長官の強腰の背景は何かということになってくる・・・米国にとって沖縄での公共事業なぞ知ったことではないはずだ・・・公共事業紛いの基地移転を、もともと強制もしていなかったものを強制するとは、背後に日本側の公共事業推進派がそうさせているというのが常識的な見方であろう・・・
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Re: 当代世間裏算用 ( No.37 ) |
- 日時: 2009/10/26 11:38
- 名前: 満天下有人
どうした民主党「沖縄米軍基地移転問題」(終)
・・・鳩山首相が来年1月の名護市長選で県民の意識を見て判断すると云っていたのが、ゲーツの強腰で年内に判断するという裏には、来月訪日のオバマ大統領との会談に一抹の期待をかけているのかも知れない・・・
・・・それは別にしても県民意識を見極めることが実は、県民が「公共事業」を捨てないでくれという意識を斟酌してのことであるなら、正に軍事でない国家戦略上で沖縄を基軸する事業も有り得るのではないか・・・
それ以上に、20世紀で終りにならなかった軍事中心の世界構造を変えるという理念も、政権交代の一つの理念ではなかったのか・・・その延長線上でアジア共同体構想も出て来たのではなかったのか・・・
その構想があるならゲーツ国防長官が如き、矛盾した軍事戦略なんぞにオタオタすることはない・・・万が一米国が、アジア共同体構想に余り口出しをしてくれるなという日本の気持ちが不安で、中国に接近する日本を牽制する意味合いから沖縄軍事基地を強調するとしても、それは矛盾した子供のダダこね牽制にしか過ぎない・・・第一、米国自身が中国に急接近しているではないか、早く大人の読みを国際外交においても発揮して頂きたい・・・
・・・筋が通った、静かな大人の頑固さを米国に見せてやって頂きたい・・・さもないと旧自公と同じになってしまう・・・。
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Re: 当代世間裏算用 ( No.38 ) |
- 日時: 2009/10/26 17:48
- 名前: 天橋立の愚痴人間
- はやくも民主党の尻たたきを始めなくてはならないようですね。
以前から解っていたのですが、民主党の面々はおとなしすぎます。
学者ではないのですから、政治ですので腕力も要る事が解ってないようです。
勿論、政権の座について、それもおいおい経験することでしょうが。
岡田外務大臣も、アチコチの方面から利害を追及されてたじろいでいるのでしょうが、それらを参考にした上で、持論に磨きをかけるべきです。
私事で恐縮ですが、私の場合でも、最初に時間をかけて計画したものを建築主などの要望で、途中で変更することがあります。
その時は、なるほどと、理解したつもりでも、時間が経てば、やはり最初の計画が最も良かったと後悔することの方が多いものです。
民主党の大臣達も、十数年かけて暖めてきた持論にもっと自信を持って現実に対応して欲しいものです。
意外と前原は初志を貫徹しているようですが、長妻にしても原口にしても、菅さえも考え込んでいるように思います。
小沢のことを強権的だと批難してきた連中は、少しは小沢を見直さねばなりません。
私もそうですが、掲示板に登場される面々くらいの頑固さが欲しいものです。
まあ、それでも今のところは各大臣とも、初めての権力を手に責任感が先にたち、無難にこなそうとビビッているのが現実ではないでしょうか。
初心な政治家として好意的に見ながらも「活」を入れてやらねばならないでしょう。
こう言うときこその「大和魂」であったはずです。
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Re: 当代世間裏算用 ( No.39 ) |
- 日時: 2009/10/26 22:03
- 名前: 満天下有人
・・・後になって見ればやはり、自分が考えた当初計画の方が良かったと思う気持ち、実感が篭っております・・・
しかし民主党の場合は、何だ、理念だけだったのかと思わせるような後退が、徐々に増えて来ているような感じですね・・・腕組みだけじゃあ理念をまた模索しているのかと、批判も増えて来るでしょう、その批判とは得てして愚劣な宣撫工作的なものが多いから、そんな愚劣なもので腰を折られるなと、言いたいですね・・・
・・・衆院選の余波で参院補選も民主党が二つとも勝ちました・・・小沢幹事長も教育せねばならないヒヨコが増えて大変(笑)・・・数が多けりゃ良いってな訳には行きませんからね、魑魅魍魎の政治の世界では・・・。
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Re: 当代世間裏算用 ( No.40 ) |
- 日時: 2009/11/01 23:10
- 名前: 満天下有人
どうした民主党・「国家戦略室」@
・・・官僚政治打破から焦点が予算を巡る税に移って来た・・・扶養控除の廃止、ガソリン暫定税率の廃止問題にタバコ税増税、環境税の導入etc.に議論百家争鳴・・・
政策の方向に対して衆に議論百出の百花争鳴ならまだしも、政府政党内でガタガタするのは、政権交代は国民が動かす政治に戻すということであったから、その国民の多様性を受け入れていることの現われかも知れない・・・
・・・しかしその多様性なるもの、全部を取り入れて実現するなど、元々出来る話ではない・・・目下はあれこれ多忙な時期であるから、共通項を限りなく探し出してベターな方向に纏めるのが政治政策というものであろう・・・
それ以前に問題になるのが、選挙前の基本政策が政党内でほんとに合意されていたのかと言う点にある・・・米軍基地移転問題などに象徴的に出ていることだが、例えば税制において、子供手当ての財源に関連し、税控除の廃止が基礎控除なのか子供家庭の「特定」基礎控除の廃止なのか、配偶者控除の廃止なのか・・・
配偶者控除撤廃を今尚主張しているのはかの、小沢ヤメロの筆頭格だった元NHKの小宮山洋子議員らしいが、党としてはこの廃止は先送りすると決定、・・・選挙前のマニフエストでは「基礎控除」の廃止となっていたように思うが、聞いて見るとそれは基礎控除の廃止でなく「税額控除」も配慮したものだという回答が出てきたり・・・要するに基礎控除廃止は基本的には増税となるから別の減税策と抱き合わせになるのか、個別項目の議論で無く段階税率の見直しや、最終輸出者が消費税免税になるのに、下請けなどが負担した税には還付されないとか、もっと大きな税理念から個別を見てもらいたいものだ・・・
・・・基地問題もそうだが、全体像が曖昧なまま個別発言がマニフエストに盛り込まれてしまった・・・
今月オバマ大統領訪日を控えて米当局は、日本新政権の発言がバラバラでどう対応すれべきか、緊急ミーテイングを開いていると報道されている・・・
環境税導入にしてもそれで得た財源は、国際地球環境に資するため国際機関に充当するとかの発言が出たり・・・
・・・全てが目先予算勘定元帳の辻褄合わせの議論に終始して、ばらばらの感じを受ける・・・つまり未来を見据えた国家戦略に基づく大きな柱が感じられない、個別机上秀才が才を競う印象が強くなるのは得策でないだろう・・・小沢幹事長が要所要所を締めているからまだ無方向になってはいないけど・・・。
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Re: 当代世間裏算用 ( No.41 ) |
- 日時: 2009/11/01 23:13
- 名前: 満天下有人
- どうした民主党「国家戦略室」A
・・・世界の動きを市場との対比で観察すると、金融市場の代表格である株式市場など、米GDPが思ったより伸びたと言えば、暴騰し、翌日には失業率改善が見られないとしてまた暴落・・・その間隙を縫って原油、金価格が上昇している・・・原油など前回も指摘したが、いつの間にか$70台に復帰しその後$80台まで上昇、その現象からも色んな場面を想定しての国家戦略の構築が急がれる・・・
・・・市場との対比での国家戦略・・・一つは資源価格の再上昇トレンドから、どうしても対策が必要になる戦略が求められる・・・脱石油戦略を国家の柱に据えるべきである、今日からやっと家庭での太陽光発電余剰電力を、電力会社が現在の二倍の価格で買い取る制度がスタートした・・・当面は電力会社のコスト上昇分は翌年、各家庭の電気料金に反映させることで採算を取るようだが、家庭での努力の他に製造大企業の努力、義務付けを徹底させるべきである・・・
その一環として、環境税を設けるとの案が浮上している、しかしそれを国際機関に供出し、世界貢献の役目を果たすなどと言う環境省の女学生的発想にはクギを差したい・・・第一義的にはわが国はエネルギー資源がない、輸入額72兆円の30%、214兆円がエネルギー源である・・・それをセーブし通貨と連動している原油市場に揺さぶられない体制を作るための税収を、何もお人好しで世界に出す必要は無い・・・
京都議定書の後継であるCOP15にしても新興国の思惑・裏算用が垣い間見える・・・どっち道、先進国が環境対策が困難な諸国へ先ずは資金を拠出すると云い、それは決定事項であるからわが国も拒否出来ないにしても、結果の実行性は監視されるべきである・・・成長著しい新興国など、自国内での環境対策は成長に応じてやれるはずである・・・新興国の裏算用は、先進国から取れるものは頂こうという匂いが強い・・・
大量に排出している先進国もまた、財源は先ず自国の実行に回し、先例を示し、ユメユメ拠出額の見返りとして当該国を支配する道具に使うような裏算用をすべきではない・・・
・・・国家戦略に絡んでも一つは、これは税制にも関連することだが、産業の国内空洞化に対する戦略である・・・どなたかが、ユニクロが中国で生産したジーンズがこちらへ輸出されて繊維産業の復活が更に場を失っていると云っておられた・・・わが国昨年度輸入額は上記の通り一次エネルギーがトップで、金額は一気に小さくなるが輸入額第二位は繊維製品の2.6兆円である・・・
・・・話は角栄首相の頃に遡るが、当時日米貿易摩擦により、撤廃に等しい輸出の制限を国内に課した・・・代わりにコンピューター時代を予測して新たな国内産業として育成する政策が打ち出された・・・その後マイクロソフトが出現したが当時、日立などの先端グループが既にMSに匹敵するソフト開発に一歩手前のところまで来ていたのに、どこに押し潰されたか日の目を見なかった・・・自動車で取り返したとは言うものの、国家戦略なき有り様である・・・
今日米国とて繊維製品は中国から怒涛のように流入しているも、ブツブツ言いながらも特に厳しい措置は取られていない・・・その後のわが国の戦略は如何であったか、自動車のお陰、お礼とは云え、米国債を大量に抱え込んだ・・・ 今や中国が世界トップの米国債保有国となったが、ありがたいことだと思って、そろそろわが国保有の米国債は返してくれと言い出しても良い・・・少なくとも財務省が公式に記載している米国債保有高は100兆円もあるのだから、国内建て直しには十分な財源である・・・それを活用するのも国家戦略の一つであろう、加えて訳の分からぬ公益法人など整理してしまへば、合計相当な財源となる・・・。
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Re: 当代世間裏算用 ( No.42 ) |
- 日時: 2009/11/01 23:21
- 名前: 満天下有人
- どうした民主党「国家戦略室」B
・・・市場との対比で、繊維産業が場を失ったことに関連しても一つある・・・
秋葉原家電販売の老舗に、ラオックス(LAOX)なる業者が居る・・・安売り競争でヘタッたか業績が低迷し店仕舞いの一歩手間で株価も50円辺りに低迷・・・それが先週、突然上昇し始め4,5日で株価は倍増・・・
日経などの記事によると中国大手の家電販売業者・蘇寧家電が安い白物家電を製造し日本でラオックスの販売網を利用して売り出すらしい・・・製品信用については中国家電も事実上、日本の家電メーカーが現地で製造しているから、実際は日本製であることを宣伝すれば、国産愛用主義の日本市場でも十分売れるとの販売戦略によるものらしい、32型液晶TVも現在の半値くらいの価格を狙っているらしい・・・繊維産業と似た現象が電器製造業界でも加速されて来たということであろう・・・
新興国といえどもいずれは人件費も上昇して来るから、我が国内産業とのコスト比較はさほど案じることもないが、問題はその間をどうやって維持するかということに尽きる、国家戦略の出番である・・・
その間に先端技術も失はずに温存せねばならない、単に雇用の維持をどうするという発想を超える意欲も失はないような戦略も要する・・・
・・・いつかNHKスペシャルで見た中国の電気自動車EVの開発はすごい・・・普通の町工場で作ったEVをEUに持ち込んで、テストの結果OKでEUの輸入承認を取り付けていた・・・日産の元技術部長らしき人が、求められて現地で製造指導をやっていたけど、中国町工場の熱気は、昔、わが国浜松で自動車開発が盛んだった頃の熱気とそっくりだと、感慨深げだった・・・
EVの生命線は高性能バッテリーで、リチュウムが必須、中国はリチュム鉱を世界の9割も保有しているから、コストは確かに安くなる、それ以前に他国へは売りたがらない・・・そこに国家同士での戦略的介入の余地があろうというものだ・・・
・・・国力とは何かを考えるとき普通には、軍事力、経済力が先ず頭に浮かぶ、だが軍事力を超える平和的手段は何かを考えて見ると、ソフトパワーに行き着く・・・ソフトパワーの土台になるものは先ず国内のバランスを良くすることではないか、国内のバランスを崩したままでは世界にソフトパワーを発揮できない・・・前提として意欲を失わせてはいけない、国民に場を与える政治とは平行して意欲もそそるようなものでなければ、下手すると食えていれば良いに終ってしまい、新たなエネルギーが創出されない・・・
・・・基地問題、税問題、雇用問題、最低賃金問題・・・ゴタゴタするものは山ほどあろう、でもそれは、最初からあるべき根本的な国家戦略をどこに置くかによって、それとの整合性によって解決されるべき事柄であろう・・・
残念なことに順番がアベコベになってしまっている観ありだが、年明けから、日本には国家戦略が無いという定説をひっくり返すようなものを期待したい・・・国家戦略室という名前だけが出来て、菅さんも人材を他に取られてしまってお気の毒だが、それを待つ前に、大きなものをぶち上げることは出きるのだから・・・。
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Re: 当代世間裏算用 ( No.43 ) |
- 日時: 2009/11/02 01:34
- 名前: 天橋立の愚痴人間
- 満天下有人 さん、ひさしぶりです。
私事ですが、愚息のデビューは来年には実現しそうになって来ました。
さて、本題の国家戦略局構想ですが、確かに難しい問題ですね。
内閣に国家戦略局があり、そこで政策の大元を決めると言っても、何処までを大元とするかが問題になってきて、 大元がすぎれば、細部の実施が可能か否かに危惧を生じます。 細部に至ろうとすれば、人事の問題を含めて組織の規模が膨らみすぎて、また各省庁の大臣が飾り物になり、官僚の押さえが利かなくなります。
仮に、各大臣が戦略局に参加するとすれば、従来の閣議が意味をなさなくなります。 政権を取るまでは、なんとなく理想の形の様でも、いざとなれば問題が多すぎるようですね。
では、戦略局を局とはせず、戦略室程度に抑えて首相の直轄とし、首相の頭脳とする方法が考えられます。 各省庁には閣議で議論した上で伝えることにすることが出来ると思います。
しかし、この場合でも形式的な閣議では、それは機能しません。 喧々諤々の意見交換をするためには、何時間に及ぶ閣議が続くこと覚悟しなければならないですが、仮にそうしても、各大臣が閣議にそんなに時間を割くことが出来るでしょうか。
また、戦略局が挙げてくる議題について、全てが閣僚全員に関するものではない場合もあります。 この場合はいっそのこと、大臣同士が電話などで話すのではなく、閣議でもなく、文字通り、戦略室(空間)に出向いて協議出来るのも良いことではあるでしょう。
ともかく、不用意に、強引に強力な戦略局を立ち上げても、そのことが民主党政権の風通しを悪くして失速してしまう恐れもあります。
このことが実感として解ってきたのではないでしょうか。
しかしながら、戦略局のような実体を何処かに置かねばなりません。 そこで考えたのですが、国家戦略局は民主党の党組織とすればどうかということです。 幸いに議員内閣制をとっていますので、与党が常時大まかな政策を詰めて考えるのは自然のことです。 内閣総理大臣は、与党のノウハウを何時でも利用できるということです。 また、各大臣も時には与党に帰って相談するのに何の支障も無いでしょう。 現在の民主党はめぼしい議員が全て内閣の傘下にあり、まるでガランドウの様子です。 議員内閣制を言うならば、このことも不自然なことではないでしょうか。
こうすれば、対、官僚の関係で内閣の二重権力の行使の意味合いはなくなります。 ですが、世論は、はたまた小沢の支配と馬鹿げたことを言い出すでしょうが。
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Re: 当代世間裏算用 ( No.44 ) |
- 日時: 2009/11/02 07:55
- 名前: 満天下有人
- ・・・ご子息のデビュー、目途が立って何よりです、こればかりは本人の才が決め手になりますから、周囲がヤキモキしてもしょうがない事とは思いますが、デビューするということは才が認められたということで、オヤジの立場としては少し肩が軽くなられたことと思います・・・
・・・国家戦略について、戦略の中身の方に思いが先行し、組織上のことが抜けてしまいました・・・
鳩山新政権でもこの組織を構想するに際し、どちらかと言えば官主導を牽制することに重きが置かれ、政治主導で予算骨格を決定するこに重点が置かれていたようですね・・・この部分について藤井財務省が、予算の骨格提示は財務省にありとする発言、あるいは各大臣の業務との整合性を巡って混乱が生じるなど、まだまだ難問山積の様子・・・
人材の面では、政官だけに焦点を併せていると不足は否めません、大いに民人材を活用すべきでそこにこそ民をバックにした政治の実現なる理念と一致するものが出て来ると思います・・・ただし、自公政治に見られたように、単に政権へ迎合するだけの所謂諮問委員会の形になっては意味が無い・・・
そうならないためには、権限ある組織にする必要があり、法的裏づけも要しますが、そうすれば良いと思うのです・・・かっての大本営にならぬよう注意深く・・・事務次官会議は廃止されましたが、閣議も止めて戦略局に纏めてしまえば良いでしょう・・・
米国のそれは国家安全保障会議に見られますが、これは軍事が中心であるにしても、緊急事態になったとき、国家安全保守局や各省庁での許可が一々必要でもあり、更にCIA、FBIにテロ対策本部CTUにと、担当部署の縄張りがやはりぶつかり合うようです・・・
そこを鶴の一声で決定できるのが大統領ですね・・・ジョン氏やエリーゼさんが大統領制に変えよと主張されていたことが思い出されますが、そこまでをも視野に入れたものにしないと、戦略は出来たものの実行できないという、何だか大人のゲームに終る可能性無きにしもあらずになってしまいますね・・・
・・・ただ、これからのわが国はどうして行くべきか、真の理念が先ずありきで、そこを積み上げて行けば組織問題は自然に解決できるような気もします・・・理念無き組織論は、総論良し各論ダメというわが国特有の気質に溶かされてしまうような・・・。
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Re: 当代世間裏算用 ( No.45 ) |
- 日時: 2009/11/02 11:50
- 名前: 天橋立の愚痴人間
- >閣議も止めて戦略局に纏めてしまえば良いでしょう・・・
この手がありますね。
是非、その方向で解決して欲しいものですが、
民主党が、それに気がつき
実行できるでしょうか。
出来れば
本物になりそうです。
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