ホームに戻る > スレッド一覧 > 記事閲覧
[267] 当代世間裏算用
日時: 2009/10/14 23:01
名前: 満天下有人 メールを送信する

「経済学の怠慢」@

・・・世間胸算用は、江戸時代の浮世草子作家の井原西鶴の名作か・・・

江戸時代では大名から庶民に至るまで、世間の勘定にツケ払いは当たり前のこと、掛売り期間が長い商いは年末大晦日に決裁・・・庶民はツケ買いの胸算用が狂って決裁から逃れるために、大晦日が近づくと必死に智恵を絞る、知能指数はかなり高かったようである(笑)・・・

・・・江戸時代の両替商は今で言うところの銀行のようなもの、一定の保証金を担保に入れておくと小切手帳を発行してもらえた・・・掛け売り人もツケ買い人も、残高以上の小切手を発行し合って、それが残高不足の複数人が絡んでしまうと、売り人も買い人も訳がわからなくなって、大晦日を越えてしまう(笑)・・・

・・・昨今、世界を大不況に落し込んだレバレッジ・金融錬金術、主要諸国中央銀行もフアンド発行当事者も、一体どれほど未決裁残高があるのか、誰にも把握できない・・・その点に限って言えば、誠に西鶴が面白おかしく書いた江戸時代の風景と大して違いも無い・・

把握している未決裁残高とて、さて公的資金を引っ張り込むにはどうすべえか、ビクビクものの胸算用に忙しいことであろうが、これは表に出せない算用であるから、裏算用というものであろう・・・政治資金などと言うシロモノも裏算用の一つであろうか・・・

・・・西鶴の時代のそれぞれの家計の裏事情から生じる駆け引きは、まだ牧歌的な匂いがあって、ほほえましくもなるが、当代ではさようなわけにも行かない・・・
通貨を媒介しての庶民の暮らしなどと言うものから大きく乖離してしまって、正にお金様々だけが大手を振って街を、いや世界を闊歩し、庶民の暮らしなどとは全く無関係に動き、いや逆に生活を、実質経済を振り回してしまう・・・

今日のその光景は、江戸庶民が実質生活維持のためにツケ買いし、売り方がツケ売りした風景と似ても似つかぬものである・・・

・・・出発点は確かに、借金を証券化してあなたがたの借金はこれで儲けて返済可能になりますよと・・・だが証券化された借金を、別の機関が借金で買い、その借金をまた証券化し、更に別の機関がそれをまた借金で買い・・・延々と借金の額が天文学的数字に膨れ上がってしまった・・・

今日の地球とは、貨幣錯覚がどれほど無用な苦しみを自ら製造しているのかが分からないままに、ババ抜きゲームを行なっている惑星のようになってしまった・・・。
メンテ

Page: 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 | 24 | 25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 | 31 | 32 | 33 | 34 | 35 | 36 | 37 | 38 | 39 | 40 | 41 | 42 | 43 | 44 | 45 | 46 | 47 | 48 | 49 | 50 | 51 | 52 | 53 | 54 | 55 | 56 | 57 | 58 | 59 | 60 | 61 | 62 | 63 | 64 | 65 | 66 | 67 | 68 | 69 | 70 | 71 | 72 | 73 | 74 | 75 | 76 | 77 | 78 | 79 | 80 | 81 | 82 | 83 | 84 | 85 | 86 | 87 | 88 | 89 | 90 | 91 | 92 | 93 | 94 | 95 | 96 | 全部表示 スレッド一覧 新規スレッド作成

Re: 当代世間裏算用 ( No.26 )
日時: 2009/10/24 00:31
名前: 満天下有人


・・・OECDなども当然、当該国の政府資料を叩き台に統計を出していると思いますので、実態から離れた数値を出しているのでしょうね・・・

政府統計というか、実際は官僚統計ですから、それ一つだけで推論する危険は感じられますね・・・複数の調査統計が望まれます・・・

・・・しかし政府統計で政府が自ら出している数値、貼付資料は総務省のものだと思いますが、07年所得200万円以下の世帯が18.9%と自ら公表しているのですから、最終貧困率15.7%とするのは、確かに低い・・・

それと2年前民生委員をやらされた時の感じですが・・・確か天の橋さんところでもあったやに記憶していますが、実際に200万円以下で生活保護の対象になるべき世帯が、あれこれ条件を云われて実際に受給できない方々も結構いますから、これも含むと実質貧困率は、推定ワーキングプア1600万人も考慮するとかなり高くなり、世界一は間違いないでしょう・・・

OECD調査トップのメキシコには失礼な言い方になりますが、少なくとも先進国と言われ、伝統的に共生の概念がむしろ強かったわが国がメキシコ以上に貧困率で世界トップとは、恥ずかしい限りです・・・

・・・長妻大臣も就任早々でもあり、官僚資料をそのまま発表したものと思われますが、あなたの数値を参考に手紙出しておきます、実態を再把握して頂きたいと・・・。
メンテ
Re: 当代世間裏算用 ( No.27 )
日時: 2009/10/24 01:44
名前: 天橋立の愚痴人間

満天下有人 さん、貧困の問題、まだ途中かと思いますが、いたたまれないので口を挟ましていただきます。

貧困率の問題で、政府の認識を(15.7%)元に施策を考えるのと、24.6%、実に人口の1/4と捉えるのとでは対応の仕方が異なってくるはずです。

実際にはグローバル化が進んで起きる産業の空洞化に対応できる術を理論的にも実体的にも何も持っていないことは解ります。

そうかと言って、ずるずると誤魔化し続けていても状況は深刻になるばかりです。
先の世界の貧困率も、リーマンショックに端を発する、今回の世界不況は計算に入っていません。
それなのに、2000年と2007年では相当数値が悪くなってきています。

最初に定義された「経済学の怠慢」はまさに糾弾されるべきことだと思います。
ノーベル経済学賞など、過去20年間に与えた人間から全て取り上げて欲しいものです。

市場主義経済は、船頭も羅針盤も無く、強欲な船乗り達が徒党を組んで宝の島を求めて好きなように舵を切っている状態であると思います。

内需喚起だ、新しい産業などと、何の目途も無く喚いていますが、そんなもので多くの民を、無辜の民を救えるものではありません。

現在、1/4の貧困者が、そのうち1/2になるのもそんなに先のことではありません。
現在の福祉制度は、そんな状況を想定してはいません。

東京など大都市にいますと景気が良い光景も飛び込んできますので全体のことが認識しがたいと思います。
貧困者は、自分だけと思い込んでしまっているのでしょう。

でも田舎に住んでいますと、先ず全体が目に飛び込んできます。
最近、市の建物の設計を受注しました、昨日も市の建設関係者と打ち合わせとしましたが、上役ほど、予算のことでピリピリしています。
要するに、国から貰う補助金以外にとても市の財政から出せないと言うことです。

市民が疲弊にあえいでいますので、以前から赤字に悩む当市など、益々税収が逼迫し、固定資産税、市民税を上げてきましたが、それも限界に近く、どうにもならない状況に年々追い込まれているようです。

こう言う状況に対峙できる英雄は現われないのでしょうか。
これは民主党の政権交代などより何十倍も大きく困難な大事業です。

先の記事で図らずも、

>・・・直接カンフル剤と平行しても一つやるべきは、新たな需要が無いという側面、ここを開発する場合、私的個別資本では当然のことながら、利潤の目論見を中心にしか動かない・・・未来に焦点をおいた巨大プロジェクトとなると、市場主義だけではとてもじゃないが全体の底上げは不可能である

・・・ケインズが象徴的に言った、穴を掘ってその穴をまた埋めるのも有効需要を喚起するとは云え、それは極めて限定的なもので前世紀的であり、総社会的な底上げにはならない・・・

このように書かれていましたが、

もはや、そのケインズが言った「穴掘り作業」でも始め無ければならないのではないでしょうか。
何となれば、ケインズの穴掘り理論に匹敵する如何なる理論も出てきていないのです。

自民党の怠慢も腹が立ちましたが、経済学者の怠慢はそれ以上のものと思います。

奴等に代わって、満天下有人さんや、私などが乗り出そうと言うのですから!
メンテ
Re: 当代世間裏算用 ( No.28 )
日時: 2009/10/24 09:22
名前: 満天下有人

・・・例え穴堀りであってもお金が回って来るなら、そしてそれをまた埋めるムダな行為でも、お金が回って来るならと言う、切羽詰まった地方の痛み状況は理解できます・・・

でも穴掘り穴埋めの旧来型は対処療法に過ぎないことが、昨今のわが国状況の中に、典型的に顕れて来ました・・・ここをどうするかに大きな鍵があると思います、旧来型での公共事業での永続性ある波及効果が期待できるのは、せいぜい大都市圏が下限でしょう、マクロ経済「学」はそこも見落としており、そこを再編する21世紀型の大きな理論を唱え、それを主流にしようとする動きもない、私が申しております経済「学」の怠慢とは凡そさような意味合いです・・・

・・・地方も含む日本国家としての公共事業は何かを考えるとき、その対象となる「公共財」は何だろうという概念を転換すべき時期に既に入っていると思います・・・率直に申すなら人間及び貨幣における公共性を「財」として理論の核に据えるべきだと思うのです・・・

そうしますと、経済学が経済「学」の範囲に留まっている以上、マクロである筈の経済学が穴掘り穴埋め経済効果のミクロ計算ばかりやっているという、誠に倒錯した現象となりそこから抜け出せないで居る・・・そこにも経済「学」の限界が見られます、も一つその限界と言うか欠落しているのは、マクロでありながら昨今見られる、正に地方の疲弊を是正出来ないということでもあります・・・

・・・このことは公共財、人間生活そのものとか或いは貨幣とかについてもそうですが、不況の元凶となるそのようなものについては、個人の自助努力とか地方のレベルでどうこう出きる限界をはるかに超えるものでしょう・・・ましてや市場原理主義などで到底解決できるものではないと思います・・・

そこを打破するには、もう経済学単体では限界がある、むしろ社会学的アプローチが必須になりましょうか・・・少なくとも経済学が社会科学の一つであっても、複合的な社会科学が求められる時代に入ったと思います・・・

市場原理主義批判は天の橋さんとは他所の掲示板でも良くやりましたね・・・でも、どうも未だに美国ではその復活を目指す一派がオバマを牽制している気配も感じられますし、今日は注射療法の日、帰宅後次は、市場原理主義とアメリカ貧困の風景を重ね合わせて再度批判再開と参りましょう(笑)

・・・ハイエクやフリードマンなどからノーベル経済学賞を取上げたいものです・・・もっと若くて注射療法など不要な体なら、もっと殴り込み掛けられるのですが(笑)・・・でも先日、理念に立脚した税制改正を望む書状を連立政権各党へブチ込んでおきました・・・ま、我々が望んだ政権交代への遠慮もまだ少しあることと、日がまだ浅いこともあって、鉾を収める状況ではありますが・・・。
メンテ
Re: 当代世間裏算用 ( No.29 )
日時: 2009/10/24 13:53
名前: 天橋立の愚痴人間

>そこを打破するには、もう経済学単体では限界がある、むしろ社会学的アプローチが必須になりましょうか・・・少なくとも経済学が社会科学の一つであっても、複合的な社会科学が求められる時代に入ったと思います・・・


国民の幸せ、国家の安寧とは

平たく言えば、個人、家庭のそれと同じと考えれば良いのだと思います。

幸いなことに、人間社会の幸福は、お金に比例していないことは多くの人が認めるところです。

ある程度のお金は必要としても、個人、家庭にに取って幸せ感は他に見出していると言うことを思い出して欲しいものです。

私などは、あと3000万円、そりゃ出来れば1億円あれば、それ以上求めなくても十分に幸せに浸ることが出来るでしょう。

否、それも無くても結構満足しています。

勿論、食べることに悲壮な努力をしなくてすむ現状があるからです。


国家とは、政治とは、そう言う環境を国民に保証することが使命ではなかったのではないでしょうか。

経済至上主義で、貪欲に豊かになる事だけを追い求める国家の姿勢では、何時まで経っても国民に安寧は訪れないのではないでしょうか。
メンテ
Re: 当代世間裏算用 ( No.30 )
日時: 2009/10/24 23:00
名前: 満天下有人

「経済と文化人類学」

・・・<幸いなことに、人間社会の幸福は、お金に比例していないことは多くの人が認めるところです・・・“勿論、食べることに悲壮な努力をしなくてすむ現状があるからです”>・・・

・・・ここですね、貧困や格差の分岐点になるところは・・・OECD貧困率も「相対的」貧困と前提条件を付けておりますから、相対的に貧困であるだけで、食えていない訳ではない・・・再計算後の貧困率24.6%としても、全く食うことが出来ないわけでもない、つまりアルバイト的不安定労働でも、何とかしのげる・・・

この現象は、競争からの脱落、あるいは競争する前から既に、競争社会にも参入できない、そこを自分なりにそんな場から降りることで退避する処から生じているものなのか・・・

とすると何故格差問題が世情喧伝されるのかという、不思議な現象をどう見るべきなのか、社会学者でもない私にはどうも分からないのです・・・

・・・例えば高度成長期、その時代でも格差はあったと思うのです、だが中流にも入れなかった層でも、不満は持ちつつも総体としては不満も、爆発的なものではなかった・・・

時に欧州在住の日本人からの通信として、これこれの現象が起こったら、欧州ではすごい革命に近いデモが起こるだろうに、母国ではその気配がない、そんな便りとわが国での貧困率を重ね合わせて見るとき、わが国での現象はあくまで「相対」的な不満に過ぎないのか、あるいは文化人類的な気質によるものなのか・・・

そして高度成長期にも見られた格差、それは単に所得とかの経済上の格差であって、実のところそれは社会生活上の一体感を損なうほどのものではなかったからなのか・・・生活上では何とか電気洗濯器も使え、富裕層とて同じ洗濯器を使い情報源としても皆、同じTVから得ているではないか・・・

・・・つまり経済生活上での格差も、文化生活上での「中流意識」によって中和されていたのであろうか・・・とすると今日の現象はどこかが似ていはしないか・・・
それはフリーターにしてもカフエでネットで情報を共有できるという現象が、中和剤として作用しているからなのか・・・

公共財としてのお金とか資源の配分を考える、いや考えねばならないとは、どういうことなのか、何か見落としてはいないか・・・単にお金とか経済上のことに留まらず、これはやはり文化人類的な社会学の視点も持っていないとだめかな・・・注射針を刺されたまま長時間、頭が徐々にボーッとして来る間に、とりとめのないことが次から次へと浮かんでは消え(笑)・・・

今宵は政治的視点から離れてとりとめのない投稿で失礼します・・・。
メンテ
Re: 当代世間裏算用 ( No.31 )
日時: 2009/10/25 00:41
名前: 天橋立の愚痴人間

>・・・ここですね、貧困や格差の分岐点になるところは・・・OECD貧困率も「相対的」貧困と前提条件を付けておりますから、相対的に貧困であるだけで、食えていない訳ではない・・・再計算後の貧困率24.6%としても、全く食うことが出来ないわけでもない、つまりアルバイト的不安定労働でも、何とかしのげる・・・


さらに、此処なのですが。
今までは、これで済みました。

ところが最近は様相が違ってきています。

自殺者の増加傾向です。
確かに、各家庭に物は溢れています。

年収200万円でも生きては行けるので良いですが、その200万円も高嶺の花となりつつある階層が出来てきているのではないでしょうか。

そうなれば相対的貧困率の問題ではなくなってきます。
我が国でそんなことが起こるのかと信じられない方が多いと思いますが、職を無くした人たちにとって、現代社会は不毛の砂漠に生きているようなものなのです。

昔は、身近に、どんな形にせよ生きて行く糧を得る方法が見当たりました。
個人主義が行き渡り、親子兄弟の関係も独立しています。

我が国で絶対貧困になってしまうと、発展途上国の貧困層よりも孤独で救われない環境で生きて行かねばならなくなるのではないでしょうか。

この春自殺した、私の友人も、確かにコンピューターに囲まれ、服装も沢山持っていました。
ところが、食費が無いのです。

自動車はあってもカガソリンを入れる金が無く、どうしても行かねばならない用事の為に、ガソリン代を都合してやったこともあった。

皿洗いの仕事も1週間に2度くらいありつける程度です。
電気、水道などの料金は払えていたようですが、携帯電話などは随分と前に手放していました。
年金を支給される年齢間までは、後5年は待たねばなりません。

所持金僅か9円で、餓死していた男性のことがニュースであったこともあります。
こう言う人を生むほどに、現代の日本の社会の底辺は、救いがたい不毛の砂漠となっているのです。

私も数年前までは、いざとなれば、皿洗いも掃除夫も夜警の仕事もあるではないかと思っていましたが、年配の人間の間では、そんな仕事も取り合いになっていることを理解して欲しいものでです。

最近も家内の友人が、スーパーのレジ係を解雇されたと嘆いているのを聞きました。
旦那さんも、なかなか定職に就けず、パートを渡り歩いているようです。

1月働いて、5万〜7万円くらいのパートを夫婦でやってどうにか生計を立てていました。
世帯の年収など100万円くらいではないでしょうか。

こんなような家庭が随分と増えてきていることを、誰が思ってくれているのでしょう。

そうして、このような人たちの多くは、生活保護を申請するのをためらっています。

最も、申請したところで、相手にされないのが実情ですが。
メンテ
Re: 当代世間裏算用 ( No.32 )
日時: 2009/10/25 10:13
名前: 満天下有人


「貧困・アメリカの風景@

・・・天の橋さんのレス投稿を拝見するに、やはりわが国の絶対的貧困層は増加の一途にあるようだ・・・これはもう、市場原理主義の範囲を超えて国家である以上、政府政策の責任である・・・地方疲弊も併せて個人がコントロールできる範囲を超えている・・・

一方、個別企業にせよ中流層以上の経済行動は、完全雇用下であっても、ましてや不況下においては財産保全の道を選び始めるものであり(流動性選好)、全体の底上げには寄与しなくなるものだが、ややこしい経済理屈は別にして、そんな状況を打破するために国には政府というものが置かれている・・・

・・・全体底上げのためには、単なる穴堀穴埋め的施策でなく、大きくは地球を考えるくらいの、地方疲弊もそこに包含するくらいの新たな国家戦略が期待されるが、目先は雇用政策、最低賃金問題、税を通じての所得再配分の強化など、急がれる案件が山積している・・・新政府による新税調も動き出したようであるけど、中身が今一良く見えない、増税路線のようだが、マスコミによる誘導批判の匂いも感じられるから、推移を見てこれも別項にしたい・・・

・・・自殺された友人、一応現代機器には囲まれていた、だが食費に事欠いていた・・・一昔前なら、そんなもの買う前にメシを食えと怒鳴る風景もあったが、社会インフラがそのようになっている今日では、そうも行かない・・・相対貧困にせよ絶対貧困にせよ、厚生労働省が示す約220万円の中間所得、これでも社会的平均的生活を充足させるのに精一杯であろう、特に土地神話が強いわが国では住居費を勘案すると憲法理念にほど遠くなって来る・・・

憲法理念から乖離するほどに自殺率が上昇して行く、これもわが国での特殊現象かも知れない・・・アメリカでは南北戦争時代のゲノムが生き返り、暴動を超えて内戦を予想する社会学者も出てきた・・・

自殺するくらいなら戦ってやるという方向へ気持ちが動いて行く・・・最近の通信便りを見るにつけ、ひょっとして内戦の芽もあるなと感じられるくらいの貧困の激しさだ、柔ではない様子・・・。
メンテ
Re: 当代世間裏算用 ( No.33 )
日時: 2009/10/25 10:27
名前: 満天下有人

「貧困・アメリカの風景A」

・・・先週、米財務省の発表では米財政赤字が、史上空前の1兆ドルを超えて円換算で約130兆円になったと報じられていた・・・時事通信の記事では「未曾有の金融危機“や”戦後最長の景気後退に対応して導入した金融安定化策による歳出増云々・・・」なる日本語表現になっているが、金融危機“や”何々によるためではなく、そもそもが金融資本によるドル還流策そのもの”が”金融危機を引き起こし、それが購買性向を一挙に冷やしたということであろう・・・

・・・ドルの破綻が世界中の経済学者の予想になっている、ドルの還流政策が元々、中東のオイルマネーを潤沢にさせ(原油の高騰)、それを米国への投資として還流させる政策を長年やって来て、その投資を膨らませるために滅茶苦茶な証券錬金術を開発し、それが破綻したのだからドル弱体化は当然の帰結である・・・

・・・米ドル紙幣には公法により必ず In God we trustと印刷することが定められている・・・むしろ In Oil we trust と印刷した方が分かりやすいかも(笑)・・・

昨年8月の北京週報では、世界紙幣で米ドル表面が一番コカインに汚染されていて、最も不潔な紙幣であると、米マサチュセッツ大の検査結果を報じている(笑)

この調査によれば、米ドルのコカイン含有量は17都市平均で90%もあり、中には含有量1240ミリグラムのものが発見されており、大都市ほど含有量が多くワシントンDCでのサンプリングでは95%もあった(笑)・・・中南米コカイン撲滅を旗印に,米大資本覇権樹立を画策したタタリか?(笑)・・・

・・・この偉大な米ドルの恩恵に預かれない米国民の多数は、云わずと知れたヒスパニックと黒人層だ・・・OECD調査では米貧困率17.1%で世界第三位ということは先日紹介した・・・一昨年ハリケーン・カトリーナで災害をもろに受けたルイジアナ州は黒人比率が高く、復興も進まず、そこへ金融破綻が追い討ちをかけて悲惨な状況らしい、この種の荒廃が各州で進んでいるらしい・・・

アメリカ白人人口75%に次いで多いのがヒスパニック・・・綱渡りの生活で病気もできない、前にも書いたがアメリカではオバマがやっと公的保険制度に乗り出したが、それでも公的保険支持率は50%強、民間保険制度が主流だから貧困層は高い保険料が払えない、中流層でも月給の3割は民間保険会社に取られる・・・何しろ虫歯一本治療に8千ドルも取られるそうだ、わが国なら歯医者一人で麻酔医、削りもやってくれるが、アメリカでは処置毎に医者が代わるからなそうな・・・だから保険会社の保険料も高くなる・・・

ある映画監督が1カ月マックのハンバーガーだけで暮らして見る実験をするために、全米一賃金が安いオハイオ州に行き、肉体労働の最低賃金で暮らしてみたら、筋肉痛になってしまい、医療費と収支決算してみたら真っ赤カの大赤字になったそうな・・・

低所得層ほど肥満体が多いのも特徴らしいが、健康管理上必要な調理も、家賃を払える所得がないものだから、キチンなしの部屋でジャンクフードの生活を余儀なくされる・・・

それでもアメリカへ流れ込むヒスパニック、メキシコ国境線で低賃金労働者確保のブローカーが後を絶たないと言われている・・・相互繁栄を看板にした北米自由貿易圏・NAFTAの所為で皮肉にも相対貧困に陥ったメキシコから、母国で食えない者がアメリカへ流れ込んでまた貧困を味わう・・・

・・・続いてNAFTA共通通貨アメロ発行案まで俎上に上って来ている・・・弱体化する米ドルとメキシコペソの競演か・・・通貨表示には In Poverty we trust とでも刻印されるのか(笑)・・・オバマは目覚めていてもアメリカそのものはなかなか目覚めないようだ、戦争の輸出で目覚めたはずなのに、内戦でも起こらないと目覚めないのか・・・。
メンテ
Re: 当代世間裏算用 ( No.34 )
日時: 2009/10/25 19:00
名前: 満天下有人

「貧困・アメリカの風景(終)」

・・・ウエストサイドのハドソン河岸、トランププレースなる場所の高級マンシヨンには主として、金融投資会社の連中が住んでいた・・・

不動産バブルがたけなわとなった頃には、家賃が急上昇し、腕の良い金融マンしか羽振りよろしく住めなかった・・・2ベッドルームで家賃約60万円、年収で約5千万円ないと住めない・・・リーマンショックの後は空き室ありの張り紙が一気に増えて、中古品家具などを買い集めるリサイクルショップが大いに繁盛・・・

元々の貧困層は、金融マンたちの路上生活を見るのが楽しみでもあるらしい(笑)・・・破綻金融マンたちが多く通う、所謂わが国で云う職業再訓練所で最も人気が高いのが、バーテン養成コースとか・・・

でもこの連中といえども、市場がどう動くかトップ筋の作戦を知らされる者はほとんど居ない・・・市場がどう動くかではなくゴールドマンサックスやモルガンスタンレーなどごく少数のトップが市場を作るわけで、必ず巨大利益を上げ得る、朝食会などに参加できる投資家も、これまたごく少数の富裕層だけなのだ・・・

わが国新興市場でもそのはしりは伺える・・・1万円の株価があっと言う間に100万円になり、あっと言う間にまた1万円に下がってしまう、先々週だったか欧州最大手のパリバ証券が、ソフトバンクとの契約に基づき、株価操作の疑いで金融庁に摘発されて営業一時停止処分を受けていた、手口は簡単、持株が下がりそうになると買う積りもないのに何十万株もの買い注文を下値で這わせておいて、上がり出すと買い注文を一気に引き下げる,完全な株価操作である、IT取引がなせる業である・・・だがマスコミはこの内容を詳しく報道しない、気の毒なのは一発になけなしの小金を巻き上げられる子羊たちだ・・・

・・・先月だったか、リーマンブラザーズCEOであったフアルド、米下院公聴会でここ8年間での役員報酬が約500億円だったことを吊るし上げられて、表舞台から隠れていたところを、フアイナンシャルタイムズ記者に見つかり、そのインタヴィユー記事を見たが、開口一番のフアルドの言葉は「あなたは銃は持っていませんね」との念押しだった・・・

・・・いかにもアメリカらしい光景だ、不満層ならいつでも相手に引き金を引いてやるというマグマが堆積しつつある・・・ニカラグア移民のある主婦など、民主主義だの何だのとややこしいことは、もうどうでも良い、格差の上に乗ってアグラをかいている連中など、殺すだけだ、と・・・市民戦争である内戦の可能性は無いとは言えない状況を感じる・・・帝国の歴史は短い、精々3〜400年くらいのものであろうか・・・

・・・資本主義とて勃興してからそれくらいの年数は経つ、そろそろ限界に近づくであろうか・・・。
メンテ
Re: 当代世間裏算用 ( No.35 )
日時: 2009/10/26 11:32
名前: 満天下有人

どうした民主党「沖縄米軍基地移転問題」@

・・・新政権になって日がまだ浅い、も少し様子を見て年明けくらいから政権を取る前の党の政策と内閣の実際の行動との矛盾を指摘しようかと思っていたが、相当の開きが感じられる分野も出だしているので、少し前倒しで始めるか(笑)・・・

・・・元々、自公政治は打破せねばならなかった、現実問題として他には民主党しかなく、しかも自公政治を変えるべき事項について、民主党政策は国民の気持ちをほぼ網羅しているから支持を与えた・・・だがそれに反する政策が出てくれば今度は民主党を叩かねばならないと申して来た・・・

それは自公政治のカムバックを求めるというものではなく、むしろ民主党よ、しっかりせんかい!という程の気持ちからのものである・・・ただ批判開始のタイミングが難しかった、旧自公のお先棒を担ぐマスコミによる叩きと同列になってしまうから・・・彼らとは一線を隔する批判である・・・

・・・その一つが普天間米軍基地の辺野古への移転に対する新政権の姿勢である・・・
選挙前の公約では辺野古への移転は白紙に戻し県外移転するということであったし、日米同盟も「対等の関係」で見直して行くというものであった・・・沖縄県民は斯くして民主党を支持した筈である・・・

鳩山首相は最後は自分が決断するとは云っているが、普天間基地移転問題、それがゲーツ米国防長官の来日で、当初合意した計画案通りに進まない場合は、全てを白紙に戻すと言う同長官の恫喝紛いの発言にたじろいだのか、北澤防衛庁長官も岡田外務大臣も選挙前の政策が腰砕けになってしまっている・・・

・・・鳩山首相も含む閣僚たちの姿勢は、地元住民の意思を再確認してから(辺野古がある名護市長選)基地移転問題を考えるという、いわば外交における政治主導を後退させる姿勢に転換している・・・県民国民の意思を尊重すると言えば、もっともらしく聞こえるが、鳥瞰図に立った場合、政治が国民を抑えねばならないこともある、それも政治主導の範疇に入る・・・

・・・そもそも民主党は日米同盟対等論を掲げ、その具体策の一つとして米軍再編の見直しを政策としていた、そして最低線でも沖縄負担を減じるべく県外移転も主張していた・・・(選挙前8月に日本記者クラブで鳩山代表が明言していた)

それが岡田外務大臣に至っては、県外どころかお隣嘉手納基地への移転を言い出している・・・その方が辺野古移転に要する環境保護支出よりも安く上がる・・・日米同盟対等論とは、これまでの米軍事戦略の変更(米国自身にもその萌芽は見られるのに)をも望むことを包含しているかと思っていたが、それが単に経費の多寡に後退してしまった印象を強く受ける・・・

そもそもこのネオコン的ゲーツ長官の時代錯誤的軍事政策に何もたじろぐことはない・・・あれ?ゲーツ国防長官はオバマ民主党閣僚なのになんでネオコンなのと訝る向きもあろう、この長官はブッシュ政権でのイラク、アフガン侵攻を軸とするネオコン政権での国防長官であった・・・米民主党としてはロックフエラー主導の米外交評議会の手前もあったろう、軍事政策の超党派的一貫性を建前に、民主党政権でも横滑り長官として起用したのである・・・。
メンテ

Page: 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 | 24 | 25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 | 31 | 32 | 33 | 34 | 35 | 36 | 37 | 38 | 39 | 40 | 41 | 42 | 43 | 44 | 45 | 46 | 47 | 48 | 49 | 50 | 51 | 52 | 53 | 54 | 55 | 56 | 57 | 58 | 59 | 60 | 61 | 62 | 63 | 64 | 65 | 66 | 67 | 68 | 69 | 70 | 71 | 72 | 73 | 74 | 75 | 76 | 77 | 78 | 79 | 80 | 81 | 82 | 83 | 84 | 85 | 86 | 87 | 88 | 89 | 90 | 91 | 92 | 93 | 94 | 95 | 96 | 全部表示 スレッド一覧 新規スレッド作成

題名 スレッドをトップへソート
名前  「名前#任意の文字列」でトリップ生成
E-Mail 入力すると メールを送信する からメールを受け取れます(アドレス非表示)
URL
パスワード ご自分の投稿文の編集、削除の際必要です。面倒でしょうが入力をお勧めします。
投稿キー (投稿時 投稿キー を入力してください)
コメント

   クッキー保存