Re: 当代世間裏算用 ( No.15 ) |
- 日時: 2009/10/16 15:07
- 名前: omusubi
- isseiさん
お怪我の後遺症が悪化したそうで案じています
私も遂に三本足に成り果てました、お掃除中脚立から落ちました 腰に亀裂が入ったとか…
既に一年経っても なかなか治癒しません。
何時か豪州の現地人アボリジニーの治療法を試してみるつもりです。 今 米国の加州で はやっているそうです。
いずれ日本にも来るでしょう〜 ___
又オフ会を開催できたらよいですね
くれぐれもご大切に!
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Re: 当代世間裏算用 ( No.16 ) |
- 日時: 2009/10/17 08:50
- 名前: 満天下有人
- omusubiさん
・・・ご心配ありがとうございます・・・
検診結論は15年前に自転車に跳ねられた損傷部分、骨盤に接する背骨髄管が加齢によって細くなっているというダブルパンチによるもののようです・・・これが下肢への血行障害を起こしている、不思議に痛みはないのですが、先日は突然、自分には下半身があるのかと思うくらい感覚が無くなってしまい往生しました・・・
・・・多分、三途の川を亘る時の、足なし幽霊の予行演習を仏がやらせたのだと思います(笑)・・・
進行した疾患も、痛みが無いなら切るより点滴による損傷箇所への点滴注射療法の方が良いという医師の判断に従うことにしました・・・ならば、大吟醸「浦霞」による治療の方が私には効果的、帰宅後試してみたら、下肢の感覚が戻ったような感じ(笑)・・・まあ、オフ会のチャンスはまだあると思いますよ(笑)・・・
・・・しかしまあ、具合悪い疾患を診るのが病院というものなのに、病院そのものが具合を悪くさせてしまいますね・・・朝10時に入って主治医に会えたのが夕方4時・・・前回検診から3カ月以上経過すると初診扱いになり、事前電話予約を入れても受け付けないし・・・
初診扱いになると、一から受付、一体何を調べているのか保険証を出して受付完了まで1時間!、多分厚生労働省が次から次へとチマチマした指示を出すから、PCシステムが戸惑っているやに感じましたね・・・特に高齢者の場合、別の保険制度が重なって二重システムになっておりますから・・・
・・・待ち時間の間、たまたま手にした週刊朝日に、政治主導の民主党政治に対する霞ヶ関官僚覆面座談会なる記事を目にしました・・・長妻厚労大臣、確か米国在住でも選挙権は日本に残されたおむすびさんの選挙区・東京7区でしたね、長妻さんは・・・
年金は専門だけど他は素人だから、レクチャーするのにすごい時間がかかり、大臣も疲労困ぱいで判断力が鈍っていると厚労官僚が批判しております・・・確かに、厚生労働省は年金、医療、雇用などなどカバーする範囲が広すぎて、一人の大臣がカバーするのはムリ・・・
逆に言えば、範囲が広いことと複雑システムによって、官僚たちは第三者が的確な判断を鈍らせ、自分たちが好き放題やれる場を作って来たということでしょう・・・私立大病院といえどもこれには逆らえない、お礼参りが待ってますからね・・・官僚覆面座談会の他の省庁の役人たちの民主党に対する感覚をざっと見ても、維新の時の天皇の官僚以来蓄積されてきた感覚を潰すのは、並大抵ではないなという印象です・・・
・・・彼らが言う不満は云ってみれば、役員が総入れ替えとなり新たな会社運営の方針が出された時、自分たちの実務が複雑化するという程度の、平社員の不満程度で、それ以上の国家国民に対する意識はまだまだ無いという感じです・・・。
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Re: 当代世間裏算用 ( No.17 ) |
- 日時: 2009/10/17 14:21
- 名前: 天橋立の愚痴人間
- 満天下有人 さん、御身大切にしてください。
>・・・待ち時間の間、たまたま手にした週刊朝日に、政治主導の民主党政治に対する霞ヶ関官僚覆面座談会なる記事を目にしました・・・
>年金は専門だけど他は素人だから、レクチャーするのにすごい時間がかかり、大臣も疲労困ぱいで判断力が鈍っていると厚労官僚が批判しております・・・確かに、厚生労働省は年金、医療、雇用などなどカバーする範囲が広すぎて、一人の大臣がカバーするのはムリ・・・
>逆に言えば、範囲が広いことと複雑システムによって、官僚たちは第三者が的確な判断を鈍らせ、自分たちが好き放題やれる場を作って来たということでしょう・・・
最近、この掲示板に登場された官僚さんも、同じようなことを言っておられました・・・民主党の議員は、知らないことが多すぎて質問が多く手間がかかる・・・
連中は、その様に対応してくるでしょう。それより奴等のとりえは無いのですから。 ですが、
行政などは常識でやれば良いんです。
それを、官僚共が官僚用語を使った屁理屈で固めているから解らなくなるのです。 また、霞ヶ関城に入ったとたん、彼らの術中に入らねばならないと錯覚するのも問題です。
自信があれば、官僚共が何を言おうが、騒ごうがついて来さすことが出来るのですが、それだけの力量がない議員が多いことも否めません。
長妻を始め、民主党の若手議員は、真面目な性格だけに、紳士的に業務を行おうとして、官僚共と奴等の土俵で四つに組んでいるのではないでしょうか。
小沢のように「ガタガタ言わずにやれ」で済ませられるような人間が多くなるとよいですね。
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Re: 当代世間裏算用 ( No.18 ) |
- 日時: 2009/10/17 16:33
- 名前: 満天下有人
- 天の橋さん、
・・・どうもありがとうございます・・・お陰様でまだ本調子ではありませんが、昨日一回目の点滴注射療法で、今日はヨタヨタながら少し腰が上がり始めました、今後週2回の通院が難儀ですが、何とかこの療法で持ちこたえられそうな見通しです・・・
・・・仰る通り、民主政治主導VS官僚では、民主党はまだ若過ぎます・・・大事なことはマスコミや官僚どもの宣伝、それ見たことかと言うようなプロパガンダに誘導されては、我が国民気質のこと、ワッと流されてしまいますから、ここが大事な所・・・
・・・予想以上に頑固にやっている前原大臣、政権交代を求めた民意は何だったのか、そこを忘れるべきではない、役所の事業を見直すのは政権の使命だとして、直球を投げ続けていますね、個人的な性格と所管庁の事業内容が把握し易い面もあると思いますが、一方の厚生労働大臣、これまた個人的性格と事業内容が、直接国民全部に直結するから、官庁予算を精査せねばならない・・・
気の毒な面はあるにしても、しかし前もって云ったことは、子供手当てにせよ後期高齢医療制度の廃止など、やってしまへば良いのに・・・予算などどうにでもなる筈です・・・史上最高の予算97兆円問題にせよ、これは過去の自公政権政策の尻拭い面もあるから、100兆円超えようが一度はくぐらねばならない関門・・・国債増発にせよ、生活者により直接的に届くものなら見返り効果もあるはず・・・
・・・内需と産業構造の転換のことについてはまた別に愚論を展開するつもりですが、頭がまだボヤケておりまして数字の組み立てが出来ません・・・プライマリーバランススレッドに書かれた数字を参考にさせて頂く積りです・・・
・・・いずれにしても民主の生真面目な若手、官僚の土俵に立つフリをして、別の裏算用を以って臨むコツを早く身につけて欲しいものです・・・小沢が口酸っぱく云っていることはそういうことであろうと思います・・・。
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Re: 当代世間裏算用 ( No.19 ) |
- 日時: 2009/10/17 21:52
- 名前: omusubi
- 天の橋さん、isseiさん こんばんわ
>長妻さんは・・・年金は専門だけど他は素人だから、レクチャーするのにすごい時間がかかり、 大臣も疲労困ぱいで判断力が鈍っていると厚労官僚が批判しております・・・ 確かに、厚生労働省は年金、医療、雇用などなどカバーする範囲が広すぎて、一人の大臣がカバーするのはムリ・・・<
以前 長妻さんの講演会に行きました、満席でした。
若いから当然「百戦錬磨」の人ではない、それだけに真面目で純なお人です、 一見して判ります。
オバマさんとも大方同年です…
長妻さんをみて 小沢一郎さんはきっと若い時のご自分を思い出されたでしょう〜
基本的にとても純粋なお人ですよ、お二人とも… ☆…虐げられた人々の味方と言うこと…☆
しかし当然ながら その「手法」が違う…。
さて 己の利益第一の官僚諸氏は賢いだけに すれっからしの人々の集団です。 長妻さんをどう いたぶって 料理してやろうか…トネ (W
恐らく手ぐすね引いて その機会を待っていたに違いない…。
なにせ同期の友人といえど容赦なくピラミットの階段から蹴落とし
自分だけが頂上を目ざして出世の道をよじ登る、通常の人間では務まりませぇ〜ん みな鬼ですよぉ〜
国民は長妻さんや前原さん・岡田さん/他…を支援しましょう!
小沢さんは ほんとうに良い後輩を持たれたと思います。
頑張れ民主!!!
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Re: 当代世間裏算用 ( No.20 ) |
- 日時: 2009/10/18 08:32
- 名前: 満天下有人
- 「官僚ゴキブリ論」
・・・omusubiさん、お早うございます・・・
そうですね、官僚諸氏は賢いだけに、やり方が陰湿になると思いますね、長妻大臣など真面目タイプですから手玉に取られやすい・・・子供手当てや後期高齢制度廃止の先送りも、財務官僚と厚生労働官僚との合作であるとの事情通の見方もあります・・・
・・・巨額財政赤字に絡む新予算への批判も出ておりますが、もう1000兆円近い借金では、どっちに転んでも50歩、100歩、天の橋さんが別スレッドで国民福祉に何の寄与もしなかった過去の国債増発を批判しておられますが、その通りだと思います・・・
ここで社会福祉への歳出、5兆円や10兆円増えたところでもうどうってこともありません、逆に減らしたとしても、ここまで来たら蚊に刺されるよりも、痛くも痒くもありません、元々のコブが余りにも大き過ぎますから・・・いずれ破綻すると思えば、どうってこともありません、むしろ破綻後の社会構造を今からどうこさえておくか、そこがむしろ大事な事で、一過性の破綻なんぞ数年辛抱すれば必ず取り返せると思うのです、それを可能にする設計図の方が余程・・・
人間生活上の実質経済から乖離してしまった紙幣や国債なんぞ燃やしてしまって、実質裏付けのある新たなものを又創ればいいだけの話・・・金や石油の傀儡であるお札なんぞ、一度捨ててしまへばいい・・・毎度申しますがわが国では過去二度経験済みのことだから何も恐れることもなしです・・・
天の橋さんが別スレッドで、霞ヶ関はゴキブリの巣窟だと云っておられる(笑)、うまい表現です(笑)・・・大義名分ある甘い匂いの行政措置の下にゴキブリ養成のCPシステムなどをを潜り込ませる・・・
・・・ゴキブリって、太古から生き残っている実に生命力ある生き物という程度の知識しかないので、チョイと検索してみたら、わが国伝統種のヤマトゴキブリは発生の歴史も浅く、寒気に弱いから伝統的家屋スタイルでは活躍の場も少なく、お台所さんとの付き合いもさほど古くも無い・・・
やはり戦後の欧米化によって、特に外来種が増えて目下のところ7種類が主流・・・とにかく新しい家屋「器」、それも暖かくしておけば好んで「天下」って行く習性がある、そして適度の湿気を好むから陰湿になる・・・東北大医学生物研究所の実権では、甘い匂いを嗅がせると生物反応が出ることが確認されて、この現象は哺乳動物以外では初めてのケースだとか・・・
・・・処変われば色々で、英国の地方ではゴキブリを生命の保護者として尊敬し、引越しの時に数匹のゴキブリを連れて行く風習もあるとか・・・この蔓延が外来種による市場原理主義というものかも知れません、マダガスカル産のでかいゴキブリなぞ、ペットとして愛用される・・・
いずれにしても日本人気質は、ゴキブリとの共生を嫌う、官僚嫌いはこの気質も重なってのことなのか(笑)・・・暖かい器(天下り先)を創ってはそこへ移動する習性、ゴキブリが最も嫌うのは寒気・・・ならば寒風に晒すのが最も効果的な退治法になるかな(笑)・・・。
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Re: 当代世間裏算用 ( No.22 ) |
- 日時: 2009/10/18 21:40
- 名前: 満天下有人
- ・・・今晩は・・・お元気そうで何よりです・・・おっちゃんの方は、注射療法で何とかがんばって行きます・・・
・・・ほんに真夜中のゴキブリダンス、裏算用に長けた連中はあちこちで踊っていることでしょう・・・ゴキブリのタマゴって、見つけにくいそうですね(笑)、とにかく風通し(情報公開)を良くして冬など小まめに寒気を入れる換気が一番効果的とか・・・
・・・ワーキングプアスレッドでも投稿されていたように、貧困の問題を放置するなど、先進国にあるまじきことなのですが、それが先進国ほど貧困度が高くなる傾向が出ています、アフリカなどの絶対的貧困を笑えない状況ですね・・・
この問題は別項目でまた投稿させて頂きますが、OECD最新の昨年度データーでは、一人親家庭での子供の貧困率は、わが国は58%で、OECD加盟国30カ国中第一位・・・第二位がアメリカで36%、第三位メキシコの34%は当然かな?(笑)・・・
・・・ゴルドマンやロックフエラーのシテイグループなど、インドを狙い始めておりますね・・・案外インドなどは、その手に乗らないような感じもするのですが、ヒンドウ教の神々は多様で、しぶといですからね(笑)・・・。
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Re: 当代世間裏算用 ( No.23 ) |
- 日時: 2009/10/20 20:23
- 名前: 満天下有人
「貧困の風景」@
・・・プロ野球日本シリーズ第三戦始球式に、ブッシュ前大統領が投げ、小泉元首相とも旧知の仲を暖めるという瞬間ニュースを見た・・・
日米共に国政の最高責任者も交代し、世界の枠組も変わって行こうとする流れの転換期に、こりゃまたどういう按配になっているのか?・・・日本シリーズは多数の国民が注目する場である、その大観衆の前で、総仕上げに見よ!、貧困格差と多数の戦争死者をもたらしたこの熱球を!とでも見せつける趣向か、投げ終わったブッシュと握手でもするのか小泉は・・・
誰がこんなことを考え出したのか、想像できるにしても直接にはプロ野球コミッショナーの加藤良三なる人物らしい・・・このおっさん、外務省前駐米大使である・・・
・・・この風景は経済生活上の貧困とは別の、発想の貧困とでも言うものであろうか、あるいは生命力旺盛なゴキブリが表に出ての示威行為とでも言うべきものであろうか・・・メジャーリーグでもしこんな光景が出現したらあちらの気質のこと、すごいブーイングで大衆は反応するであろう、ブッシュ・小泉は影武者を使って大和民衆の反応を探って、また大金融資本向けの裏算用でもする積りか・・・
・・・平行して疑惑の西川郵政社長が、自ら辞意を表明した・・・西川はブッシュ、小泉の意向を受けて外資に利する郵政株式上場が念願であった、それが新政権による上場凍結と相成り、政策が転換した政権下で社長を続ける意味が無いとして、辞任を表明・・・
始球式でピッチャー・ブッシュ、キャッチャー小泉、バッター西川、ベンチ竹中という企画を誰も考えないのか・・・ブッシュ暴投、西川空振りでも演出すれば、まだパロデイ風になって笑える(笑)・・・
OECD最新発表では昨年度ベースで加盟国30カ国中、貧困率順位はメキシコがトップの18.4%、米国第三位17.1%、日本第四位14.9%、以下独、英、仏と続く・・・ちなみに30カ国平均は10.6%である・・・
先日紹介したが一人親での子供の貧困率はわが国がダントツで58%、メキシコの34%をはるかに上回っている・・・
民主主義が浸透している先進国と言われる国ほど貧困率が高いというのは、一体どういうことなのか、私的資本主義が機能するほどに経済民主面では逆現象が出る・・・資本が本質的に有する運動には、剰余価値の再分配機能が無いということであろう・・・
そこを調整するのが政治機能の最も重要な局面だが、ここ数年で再分配機能を更に排除したブッシュ、小泉が日本シリーズでシャシャリ出てくる、惑わされてはならない、世界の裏算用は柔じゃないことを、ユメユメ忘れてはなるまい・・・。
(註:OECDの貧困率は、所得の高い順で真ん中に位置する層、その層の半分の所得に満たない層の比率。これを「相対貧困率」としているが、当該国における社会的平均的生活コストとの比較はなされていない)
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Re: 当代世間裏算用 ( No.24 ) |
- 日時: 2009/10/23 21:17
- 名前: 満天下有人
- 「貧困の風景」A
・・・OECD統計発表の後、長妻厚労大臣が、わが国の07年貧困率は15.7%であったことを明らかにした・・・
・・・貧困率のおおまかな計算は、所得分布の真ん中の所得(228万円)の半分に満たない層が占める割合のことである・・・この数値を政府自らが公表したのは史上初めてのことであろう、政府があえて数値を公表するということは、政策の目標を置く場所の、一つの意思表示であろう・・・ 貧困率を緩和する政策を目標とする場合、二つのことがアプローチの軸になる・・・ 一つは、子供手当てなどのように、直接カンフル剤を投与する、これも一種の公共投資である、(ただし所得の再分配を行なう場合の財源技術論的税システムについては、もっときめ細かい配慮は求められるも)、従来の公共事業と言うと鉄骨、セメントなど不変資本である資本財に貨幣が投下され、その範囲内でしか有効需要、つまり購買力を上げ得なかった・・・
内需が不足しているからそこを刺激する、だが、内需とは最終的には購買力の引き上げなのだ・・・貧困率だけを見ても約16%もの最終消費者が需要を賄えない、内需が不足しているのではない、需要も満たせないのだ・・・
円高も加わって企業の海外移転に更に拍車がかかり、来年度大卒の就職は戦後最も厳しいものになっている・・・
・・・直接カンフル剤と平行しても一つやるべきは、新たな需要が無いという側面、ここを開発する場合、私的個別資本では当然のことながら、利潤の目論見を中心にしか動かない・・・未来に焦点をおいた巨大プロジェクトとなると、市場主義だけではとてもじゃないが全体の底上げは不可能である・・・ケインズが象徴的に言った、穴を掘ってその穴をまた埋めるのも有効需要を喚起するとは云え、それは極めて限定的なもので前世紀的であり、総社会的な底上げにはならない・・・
・・・思い切って一度、未来に向けた経済基盤再編のために、将来民間へ委譲条件で例えば「脱石油産業」なる国家企業を創ってみたらどうか、勿論人材は広く集めて・・・新エネルギー開発や電力売電事業にしてもチマチマした独立行政法人だか何だか知らないが、一体横の連携があるのかどうかも定かならぬ研究機関の乱立ばかりで、経産省に環境省にと、一糸乱れぬ戦略性は余り感じられない・・・方や民間はこれまた分野別に自己利益に繋がるかどうかが事業の中心になっている・・・
ただ今、内閣国家戦略室と云えども明治以来の官僚制度打破が交代後の政権の中心政策になっており、新たな国家戦略像が描けない状態になっている・・・先日見たNHK国谷弘子女史のクローズアップ現代の相手になった菅直人国家戦略室長でさへ、明治天皇の官僚から始まった体制の打破が、国家戦略の目標みたいな枠から抜け出ていない・・・
・・・技術畑ではないので個々の分野は横に置いても、脱石油戦略には色んな分野があるのではなかろうか、そこを一つの枠に纏めてやれるのは、国家しかない・・・ 通貨面でも石油を基軸にするドル体制の呪縛からも脱却できるかも知れない・・・
通貨に顕れる価値は、総合的な国力が基準になるべしで、その意味でどこよりも平和的な強みを有するものを早く開発しておかないと、アングロサクソンが先にやったら又、それを武器に何するか分かったものではないから・・・。
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Re: 当代世間裏算用 ( No.25 ) |
- 日時: 2009/10/23 22:40
- 名前: 天橋立の愚痴人間
- 満天下有人 さん、この記事を書かれるのを待ってました。
なるほど、今年初めて政府が貧困率を発表したようです。 ですが、その数値に疑問を持っているのです。
2000年のOECDの統計で、日本はアメリカ(13.7%)に次いで日本は第2位(13.4%)であったと思います。 今回(2007年)の統計では、メキシコ(18.4)トルコ(17.5)アメリカ(17.1)に次いで第4位(15.7)と言うことですね。
それに呼応した下記の統計があります。
2002年(平成14年)統計は労働人口を4500万人としているがパートなどを含む実際の就労者は6500万人と言われています( )内は私が勝手に6500万人に換算しています。
年収 200万円以下の人 850万人(1224万人) 年収 300万円以下の人 1556万人(2240万人)
同じく2006年(平成18年)統計は労働人口を4500万人としている( )内は6500万人に換算している。
年収 200万円以下の人 1002万人(1442万人) 年収 300万円以下の人 1738万人(2502万人)
我が国の労働人口は6500万人と言われています。 実に38%の人が大企業や国家公務員の半分以下で生活しているのです。
それに対して所得の根拠となっている年収別世帯数の統計があります。
http://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/k-tyosa/k-tyosa06/2-1.html
これは丁度2007年のことで、今回の発表の根拠とされているもので、其処に世帯の平均所得が563.8万円、中央値が458万円とされています。
上記のサイトのグラフ自体、その年の年収200万以下の世帯数が18.9%と出ています。中央値の半分229万円で考えれば、率から言って、後、2〜3%は上乗せしなければなりません。
なお、先に紹介しましたように、政府の統計の根拠となっている就労者の数は実数よりも少ないものです。 要するに統計の対象にもなっていない人までを考慮すれば、就労者の人数で1600万人、全就労者を6500万人とすれば、実に24.6%が貧困率の査定の対象であるのです。
なお、現在は公称のワーキングプアが1350万人と言われています。2007年では1002万人と言われていた人数に当るものです。
実際は、1600万人以上であると思います。 これを見る限り、我が国の貧困率は予想通り、ダントツの世界一と言う事になります。 人口十万人当りの自殺率と同じように。
このほうが実感あるのではないかと思います。 今回初めて政府が発表した意味は、事実を隠すためではないかと思います。 政府自らが公表している統計データーでさえも、それを証明しています。
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