Re: 当代世間裏算用「経済学の怠慢@ ( No.5 ) |
- 日時: 2009/10/15 07:47
- 名前: 満天下有人
- ・・・どうも、役立ちの住人さん、始めまして・・・
<問題の解決方法も、客観性によってもたらされるが、問題そのものは、主観性と無知によって引き起こされる>・・・
誠にその通りで、経済「学」なるものも、社会科学である以上客観的な分析の集大成であらねばならぬものです・・・
ただ近年、集積されるべき客観性に欠けているものがありはしないかという疑念に囚われてしまいまして、経済学者でもない一介の老人の浅薄な愚論を少しばかりぶつけて見ようと思いまして・・・よろしくお願いします・・・
<政府や特定の立場のものに利するものではない>のに、そして経済学は正しいのに、それを唱える経済「学者」が間違っているのか・・・本質でない道具である貨幣を裏算用で駆使する理論を政治に提供する「学者」が間違っていはしないか・・・
今日の現象を遡ればキリがないので、近い所ではシカゴ学派の大御所、ミルトン・フリードマンが、学者としてレーガン大統領にドル紙幣を軸にした理論を提供、今日の状況の原点をこさえてしまった・・・
勿論レーガンは<無知>ですから(笑)、政治家として覇権を固めるにもってこいの経済理論として受け入れたのでしょう・・・
小泉に対する学者竹中の構図もそうであったと思います・・・経済理論は学者が打ち立てる、そこで組み立てられたものも経済「学」の内に入ると思っているものですから、何が経済を歪めているのかを突き詰めた時、どうも経済学がそうしてしまっている側面が、あるのではないかとの疑念が、投稿の動機となりました・・・
<もし経済学が無ければ、貧富の差や多くの社会問題は、収拾のつかないほどに拡大するだろう>・・・
経済学があってもこのような状態ですから、無ければどういうことになるか、想像出来ます・・・でも今は近代、誰の目から見ても何が経済システムを歪めて貧困層が後を絶たないその要因については、衆といえどもおぼろげに感じる情報化時代です・・・
・・・古典派でもなく新古典派でもない、そこを軸にした新たな経済学の出現を期待しての「胸算用」が趣意であります(笑)・・・。
|
Re: 当代世間裏算用「経済学の怠慢@ ( No.6 ) |
- 日時: 2009/10/15 07:50
- 名前: 満天下有人
- ・・・天の橋さん,今日は・・・
あはは、愚にもつかぬことを又、書き始めました・・・そのうち無茶苦茶なことを言い出すかも知れません(笑)・・・
タイトルの書き方をまた失敗しました・・・経済に限らず裏算用をする連中なら、どの分野でも糾弾するという趣意で、表題にしましたが、副題をタイトルの横に付けてしまった失敗です・・・
これだと常に経済学のスレッドかと思われてしまいますね・・・副題は本文の中に入れるべきでした・・・スレッドタイトル訂正しようとトライしましたが、方法がわかりません・・・
またぼちぼちの投稿になる失礼、ご了解ください・・・。
|
Re: 当代世間裏算用「経済学の怠慢@ ( No.7 ) |
- 日時: 2009/10/15 10:18
- 名前: 役立ちの住人
- 満天下有人さん
こんにちは、よろしくお願いします。 私は、物事を考えるとき、ものごとの本質、とか法則、どうしてそうなるのか、どのような影響があるのか、目的はなにで、手段は、といった学問のような客観的な姿勢で、物事を見るべきだと信じています。 大きな視点から物事を見ることが得意である反面、自分の意見を無理にも他人に押し付けてしまう癖の抜けない、とても小さな人間でもあります。 失礼なことも多々あろうかと思いますが、お許しください。
経済学と形容されたことは、レーガノミクスや今回のサブプライムローン問題のことであったのですね。 確かに経済学の限界を、よく表していると思います。 そのように形容されることも当然かもしれません。
私にとっては、学歴や博士号はそれ自体学問ではなく、地位や名誉といった社会的権威であると思っています。 過去の歴史をみても、権威が障害になり多くの問題を引き起こしてきたことは、数知れませんし、現在においても同様です。 世界有数の知性をもってしても、ウォール街は、大きな過ちを犯しました。 日本有数の知性でも、この国の官僚はこの有様です。
我々が、逆立ちしても敵うはずのない彼らが、どうして愚かな過ちを犯してしまうのでしょうか。 私がこのことに最初に疑問を感じたのは、日本のバブル前後の数々の出来事がきっかけでした。
当時、膨らみ続ける金余り景気、国民生活に還元されるはずの莫大な円高差益のほとんどは、国民に届く前に投機に回され、投機利益の恩恵という副次的な恩恵でしか一般国民には、利益をもたらさなかった。 日本の市場経済が、機能していなかったことに、愕然とさせられた。 私たち日本の経済が、大きく伸びるチャンスをマネーゲームに変えてしまった。 何よりも驚いたのは、この国を挙げてのマネーゲームに、批判的な意見がほとんど見られなかったことだった。
人間には、限界がある。 頭脳では測れない、能力の限界。 優秀でない人間にでも理解できる、簡単な出来事が、優秀な人間に理解できない。 多くの日本人が、金余り景気の恩恵を受けていた。 彼らは、この恩恵にそれこそどっぷりと浸かっていたのだった。
私の出した結論は、人間の理解力は、本人の欲求に大きく支配される。 自らの利得に心を奪われた人間は、直接には利得につながらない大きな出来事は、視界から消えてしまう。 そして、今回、世界最高の知性でも、同じことが起こるということが、確認できた。
私は、金融の役割は、資金を過不足無く提供し、生産と消費の経済活動を補助することであると思っています。 生産と消費が、経済の全てであり。 これを離れたどのような利得も、最終的には、経済に貢献することは無く、犯罪的な効果だけが残ることになる。 そういう意味では、利益にも経済に貢献する利益とそうでないものがあり。 経済に対する役立ちを評価出来るための、一定の条件を満たしたときにのみ、利益は社会に貢献する。 現在の経済学に付け加えなければならない用件だと思う。 そして、今後の経済学は、役立ちの評価についての理論の構築が、おおきな課題になって行くべきだと思う。 今回の不況をきっかけとして、反市場原理が幅を利かさないように注意して行かないと、間違いの上塗りになってしまう。
 |
Re: 当代世間裏算用「経済学の怠慢@ ( No.8 ) |
- 日時: 2009/10/15 21:12
- 名前: 天橋立の愚痴人間
- 満天下有人さん、
投稿記事の訂正について。
ページの右下にある工具マークをダブルクリックされると、メンテフォームの場面が出てきます。 そこで、パスワードを記入する蘭が出てきます。
パスワードとは、その記事を投稿される場面で、投稿キーn上にあるパスワードのことです。 すでに、パスワードを打ち込んでおられる場合は・・・・・が表示されているはずです。
初めてであれば、半角の英数字で御好きなものを打ち込んでおきます。
始めに戻りんまして、メンテフォームの画面でパスワードを打ち込み送信をクリックされると編集画面が出てきます。
後は、文章(題名出来ます)を訂正されて、記事を修正するをクリックされればOKです。 なお、パスワードを打ち込まれるときに自体が異なっている場合は受け付けません(半角英数字)。
パスワードを忘れられた場合は、管理人さんに頼まれて始めからやり直されることです。
どうにもならない場合は、あっさりと、管理人さんに訂正た削除を依頼する事にしています。 管理人さんが留守の場合は、それなりの時間がかかりますが、掲示板を見ておられたらすぐに応じてくれます。
最後に、メンテーフォームで編集の内容で削除を選択されると削除も思いのままです。
|
Re: 当代世間裏算用 ( No.9 ) |
- 日時: 2009/10/15 23:04
- 名前: 満天下有人
・・・天の橋さん、丁寧な説明ありがとうございます・・・
工具を1回クリックだとばかり思っていたもので、うまく行きませんでしたが、お陰できれいに修正できました・・・
・・・これで後数回、経済「学」批判の投稿が終れば後は、いかなる裏算用も糾弾できます(笑)・・・
ボチボチの間の抜けた投稿になりますのは、白状しますと、木っ端役人相手の奮闘が続き、連中のタタリが来たのか、腰の調子が、なんだか抜けたようにおかしくなって、数日歩行困難、椅子にも座れなくて(笑)・・・少しはましに戻ってはいるのですが・・・
明日外科病院に赴き、精密検査結果、多分手術になりそうです、この歳で今更何に復帰する理由も無く、決断はまだしておりませんが・・・。
|
Re: 当代世間裏算用 ( No.10 ) |
- 日時: 2009/10/15 23:46
- 名前: ボノボ
- イッセイさん、大事にしてくださいね。
わたしも同じようなもんですから・・・
|
Re: 当代世間裏算用 ( No.11 ) |
- 日時: 2009/10/16 07:33
- 名前: 満天下有人
・・・ボノボさん、お気遣い誠にありがとうございます・・・
病はどれでも事前検査で参ってしまいますね、長時間かかりますから・・・検査前に知りきれトンボにならぬよう、少し投稿追加して、俎板の上の鯉になりに行って参ります(笑)・・・。
|
Re: 当代世間裏算用 ( No.12 ) |
- 日時: 2009/10/16 08:16
- 名前: 満天下有人
- 「国際関係にどう向き合って行くのか@」
・・・経済「学」については、わが国にもお金・貨幣なるものを真ん中に置き、内需外需問題、加えてそこから生じる貧困層や格差問題を、新たに体系つける経済理論を編み出す先生の出現を待ちたい・・・これからのわが国のかたちは、もう後世の方々にお任せするとして、年寄りとしては過去の教訓を生かして、再びドジを踏まぬようにという意味で、過去を今暫く振り返りながら、精密検査前にも少し愚論を進めます・・・
・・・レーガノミックスに限らず、遡れば37年恐慌、ニクソン金ドル兌換停止、その後のオイルショック、わが国のバブル発生と崩壊、小泉竹中の構造改革etc.過去の教訓は数々ある・・・
全ては貨幣の価値基準がロスチャイルドの金と、ロックフエラーの石油におかれて、その覇権戦略の結果であることは、別スレッドの「美国とどう向き合うか」で、ほんの端しりに触れておいた・・・結果はどの時代においても大衆の悲鳴で終っている、今日とて同じ現象であろう・・・
・・・大衆は詳しい理屈など分からない、施政の裏算用によって押し寄せて来る波を歓迎し波に飲まれてしまう、直近では小泉フイーバーが端的な例であろう・・・これまでの政官、特にわが国の場合は米従属の上で諸策が講じられ、その上で大衆は踊らされ踊って来た・・・
幸い政権も交代し山積する諸問題に取り組み中であるから、通貨政策などについてあれこれ考えている最中でもあると思うも、気になることもないではない・・・一つは来月来日するオバマ大統領が、G20とは別に米・EU・中国・日本の4極会議設置を公式に声明していたことである・・・
・・・米政策の行詰まりから新興国を含むG20へ移行し、G7が有名無実になって来たところへ4極会議の構想が出てきた・・・すぐ連想されるのがバブルを引き起こす引き金となったあの日米欧の三極会議とその結末である・・・
その前にG20では、これからの通貨問題が中心議題のはずであったのに、昨今発生した巨大金融資本による規制をどうするかに議論が集中し、しかしCEOたちの巨額報酬を規制せよという、なんだか本質に迫り得ない周辺事項に関する声明だけに終っている・・・
一歩前進かなと思われる部分は、ドル専制の歯止め策としてIMFの国際金融支援策を、ドル中心からはずして新興国への支援枠、つまり新興国の発言権を10%増やし、IMFからの特別引出権SDRをドルでないSDRそのものとするという合意であった・・・
第二点は、G20と云っても参加国が多く、それを司る事務局が無い、そこを*IMFが行なうという案・・・これまで事実上米巨大金融資本の代弁者であったIMFに歯止めをかけるという点で漸進的な枠組みだと思う・・・
(*:IMFでの発言権はこれまで出資額に応じて配分、しかし事実上は米単独での決定が殆どである。その決定の匂いを先に嗅いで金融資本が融資当該国に入り、その国の通貨を思うように操り破綻に追い込んだ端的な例が、97年アジア通貨危機、98年のブラジル通貨危機である。これを通じ米巨大金融資本は巨額の利益を得ている)。
 |
Re: 当代世間裏算用 ( No.13 ) |
- 日時: 2009/10/16 08:21
- 名前: 満天下有人
- 「国際関係にどう向き合って行くのかA」
・・・今回オバマ大統領がG20と別の枠組・4極会議を提唱しこれを鞄に入れて来月訪日するのは、新興国が多数加盟するG20では、船頭多くして纏まりにくい、しかも新興国は通貨問題に疎いから、・・・表向きはさようにも解釈できる・・・
・・・しかし73年にデビッド・ロックフエラーが実質上の立ち上げ人となった日米欧三極会議のトラウマが残るせいか、新たな4極会議なるものの目的が、今一気になる(笑)・・・勿論、ロックフエラーが仕切る米外交評議会の意向を大統領が受けている匂いがするし、ロックフエラーがまだまだ石油連動米ドルの維持を目論んでいる裏算用の気配もあるからだ・・・
・・・その表れとして昨年夏、$140台の市場最高根を記録した原油が、$50割れまで下落後、最近再び$70台に頭をもたげていること、01年に$250くらいだった金が05年に$400まで上昇、当時$1000まで上昇の予想が出て、まさかと思ったものが昨年春その水準に到達、昨今では千ドル以上が地相場の形になっている・・・ロスチャイルドとロックフエラーの歴史を紐解いて見ると、金の上昇に負けてはならじとする原油の動き、ドル通貨の本質がよく見えて来る・・・つまり紙切れにしか過ぎない通貨維持が、何かの実物によって力を得、操作するという裏算用である・・・
・・・オバマのニューグリーンデイール政策がはかどらない訳も垣い間見える・・・ アラスカ北斜面などでは掘削容易な巨大油田があるのにそれはやらずに、中東戦略が今尚ドル石油機軸維持の裏算用となっている・・・わが国の内需振興は、その裏返しをやれば良いというヒントがここにあるのではなかろうか・・・脱石油戦略である・・・。
|
Re: 当代世間裏算用 ( No.14 ) |
- 日時: 2009/10/16 08:39
- 名前: 満天下有人
- 「国際関係とどう向き合って行くのかB」
・・・先に73年の日米欧の三極会議の本質がどういうものであったかについて振り返って見たい・・・
立ち上げ人は石油王デビッド・ロックフエラーであり、初代事務局長はポーランド系ユダヤ民族のブレジンスキーである、後にカーター政権の特別補佐官になり、名前に記憶がある方も居られよう・・・これは政府間会議ではなく欧米の財界人による会議(正式には委員会)であり、それぞれ政府に通貨問題や対ソ戦略を上申し、事実上影響力を持つ会議であった・・・
・・・ロックフエラーは当初、オランダが創った世界王室貴族会議であるビルダーバーグに日本を加えるよう進言していたが認められず、已む無くブレジンスキーに命じて日本を引き込む別の三極会議を創らせた・・・
このブレンジンスキーは東欧逃れのユダ民族でハーヴァードのソ連専門の教授であった・・・「壊れ易い花」という著書で日本分析をやっている、彼の対ソ戦略とロックフエラーの石油機軸通貨戦略の裏算用が透けて見えているではないか(笑)・・・流れは1983年の、あのわが国にバブル発生と崩壊の切っ掛けとなった83年のプラザ合意に繋がって行く・・・
・・・わが国を彼ら戦略のサイフ代わりにした裏算用の始まりである・・・1973年前後は米ソ穀物戦争があり、ニクソンの金ドル兌換停止があり、オイルショックが追い討ちをかけた・・・この時に米国、厳密には石油王ロックフエラーの三極会議が親米派のサウジ王家をくどき、金に対し信用0となったドルを、実物資産として最も強い、近代生活上不可欠の石油に連動させ、全ての原油取引はドル決済とすることを決定させてしまった・・・
・・・まだ大蔵大臣であった宮澤喜一元首相も会議に招待されたこともあったが、現在鳩山首相が提唱する・・・というより元々宮澤にあった構想をいよいよ表面化させた訳だが、当時三極会議に招待された宮澤蔵相が、アジア通貨危機の対処法として共同体構想の前提となるアジア共通通貨の提案は、この会議で一蹴されてしまった・・・
オバマ提唱の4極会議がどのようなものなのか・・・鳩山政権は岡田外相の発言にも見られるように、アジア共同体構想に米国が別の会議を創って間接関係を持つことを回避したいようだ・・・
それに対する牽制であろう、昨日米国務省カートAPEC代表代理が、オバマ訪日に際し米国は、アジア共同体構想よりも既存の環太平洋会議であるAPEC重視を日本に求め、この枠内での米国のリーダーシップは重要であると、強調している・・・
・・・さあ、二重三重の裏算用がまた始まる・・・妖怪、洋怪に振り回されないように、しっかりと足場を固めて下さいよ、新政権・・・それにしても、も一つ気になるのは、藤井財務大臣が、バブル発生の元凶となった85年のプラザ合意に出席し、マスコミに通貨マフイアなどとおだてられた行天豊夫氏を財務省特別顧問に据えたことだ・・・マフイアの手の平に乗ったマフイアなどは、シャレにもならない・・・ロックフエラーとの意志疎通の狙いがあるのか・・・また4極会議でのサイフ代わりに踊らせられるのなら、とんでもない構想だ。
 |