ホームに戻る > スレッド一覧 > 記事閲覧
[2716] 満天下有人さんの名言と重要内容
日時: 2017/06/17 17:04
名前: イントィッション ID:Mkk4J4kE

2011/07/27 18:02名前: 満天下有人 ID:Ekdjbk.w

・・・やはりこちらに場所を移しますね・・・

・・・サブローン破綻から生じた累積額(損失)は、野村資本市場調査では6京円とも報告されていました・・・

この債権債務者の構図がどうなっているのか、真相は誰にも掴めないようです、それぞれの多岐に亘るデリバテイブ取引残高を累積すると、ほぼさような数値になるということでしょう・・・大元が例えば米年金基金であっても、その先にはA、B、C、D、Eと紙切れの上に紙切れが重なっていることでしょう・・・

無数の欧米金融機関や企業が重なっている筈で、欧州では未だにストレステストをやっても主な所だけで、しかしその連鎖は途方もない錯綜となっていることでしょう・・・ECBは未だに自己資本不足の金融機関が相当あると言っていますね、ギリシャ、スペインなどの国債中心の財政破綻とは別にです・・・

・・・処方箋としては、信用連鎖の大元を防御しておくしか手が無い・・・所謂裏書回し手形を想像すれば理解出来ると思います・・・

・・・まあ邪推すれば損失を巨大に見せかけて、資金を引っ張り込む作戦も無いとは言えない・・・我が国の例では、野村HDがリーマンのアジア部門買収、三菱UFJがモルガンスタンレーに約1兆円出資、みずほがメリルリンチに出資、三井住友はゴールドマンサックスへ・・・と、出資の形でそれぞれの自己資本不足をカバーしてやりながら、彼らの牙城であった金融市場への足掛かりをつくる・・・

・・・しかし、それで根本にある不良債権の方がついたということにはなりません・・・結果として円高ドル、ユーロ安で、彼らの損失を埋めてやっているという構図でもありますね・・・。







メンテ

Page: 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 | 24 | 25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 | 31 | 32 | 33 | 34 | 35 | 36 | 37 | 38 | 39 | 40 | 41 | 42 | 43 | 44 | 45 | 46 | 47 | 48 | 49 | 50 | 51 | 52 | 53 | 54 | 55 | 56 | 57 | 58 | 59 | 60 | 61 | 62 | 63 | 64 | 65 | 66 | 67 | 68 | 69 | 70 | 71 | 72 | 73 | 全部表示 スレッド一覧 新規スレッド作成

ケチが憑き続ける2020年東京オリンピック ( No.534 )
日時: 2017/07/17 12:03
名前: イントィッション ID:n/lgTdUs

日時: 2015/08/18 15:49名前: 満天下有人 ID:n101Butk

新国立競技場建設の、とんでもない予算、この問題も片がつかないのに、今度はエンブレム問題が出て来て、盗作問題が民間のサントリー商品景品デザインにも波及し、もう世界中に恥を晒し続けの東京オリンピックである。

現役時代に営業企画PRを3年ほどやらされたことがあったが、コンペを行う時に確かに、クリエイター提案の中には、これはまずいのではないか、と思われたり、いや、そうでもない、独創といえば独創にも見えると言う、微妙な問題に多く接したことがあった。

まあ大抵の場合は、紛争を避ける落としどころとして、ケンカし合うクリエイター及び広告代理店に対し、今回採用する企画はこれを盗作としないでくれ、次回企画はお宅のものを採用するからと(笑)、握手させたものだが、まあ数千万円程度の落札だから、嫌なやり方だがナアナアで事を納めたものだ。

この世界における頭痛の種は、デザイン創作に対する原価計算が出来ない事にある。1億円、と言われればそんなものかなとしか言えない。ならば他はどうかと問い合わせると、うちなら5千万円でやれると言う(笑)。そこでどう決まるかといえば、代理店の力関係が影響して来る。有り体に言えば、電通を取るか博報堂を取るかの商売政治的力学が働いてくる。

今回の東京オリンピック決定にしても、裏のドロドロは経験からしても想像できる。国家プロジェクトだからドロドロの額もやわなものではないだろう。今年発覚してしまった国際サッカー連盟内部での巨額に上るワイロ事件、オリンピックとて裏のドロドロは、想像に難くない。しかも国家事業であるから政治が絡む。新国立競技場建設2520億円の内、計算に合わない数百億円にも上る。

シンゾーの白紙に戻すとの、いかにも正義の決済が如く見せかける首相の決済(笑)、そもそもお前の如何わしい東京誘致から色んな問題の事が始まっている。最たる見え透いた騙しは、福島原発事故は完全にコントロールされているというものであったが、新国立競技場建設の中身も、テメエの親分が組織委員長なのだから知らぬ筈がないだろう。

それをあたかも正義の決断が如く見せ掛けただけのことである。それを証明するものとして、現場の基礎工事は当初の建設計画のまま、図面に沿ってブルドーザーが作業しているらしい。そして建設土地は東京都に所有権があるのに、文科省独法のJSCが賃貸するのか都所有のままで行くのか、未決定のまま、そこにオリンピックとは関係ない日本青年館、明治神宮建立に勤労奉仕した青年たちの行動に大きな功あったとして、全国での募金によって記念に建てられた日本青年館が、移転建て替えで国立新競技場土地の一部約2000坪に、164億円かけて16階建ての新ビルを建設。ここにも入るJSCが親元の文科省を動かして国家予算からも建設費を出す予算についても、国会で追及されている。これについてもシンゾーは見直しする謝罪を表明していたが、工事は最初の計画通りに着工されている。

疑惑があちこちで噴出している東京オリンピックの建設計画。デザインなどの知的特許分野の問題にしても、最大の問題は、カネがかかり過ぎるだけのあのような競技場の設計にある。世界的にも有名な安藤氏が、イギリス在住のイラク人建築設計家のザハ・ハデイド女史の案を採用した。まあ見積額が当初1300億円くらいであったはずなのに、何でそれが2520億円にもなったのか安藤氏も不可解だとは言ってるが、ザハ女史案では3000億円くらいになることは最初から分かっていたようだ。

昨日、家の者が渋谷に出る用事があって外出。新渋谷駅前地下は、迷路のような出来具合だそうだから、地下相当深い所から上昇するそうで、地下鉄から乗り換える時には気をつけて行けとアドバイスはしておいたのだが、帰宅してからの怒りの爆発のすごさ(笑)。とにかく迷路なんてものを越えている!出口、乗り換えの矢印が途中で無くなっていたりで(笑)。

ここを設計したのも、そのザハ女史であるらしい。とにかく天涯奇想の設計は世界的に有名なそうで、だが実用的ではない点から、都中で工事をあきらめるケースも多いとか・・・・その設計思想は空想的な物を現実化させるという事にあるそうだ。

未来の空想的なものを現実化させる・・・それはそれで結構なことだが、現実には現実の問題がある。契約書がどうなっていたかは知らないが、最初の設計が白紙撤回された場合の費用の問題、60億円か100億円か知らないが、既に支払ったカネについては返還しない意向のようだ。再度コンペにより安い建設コストによる案で参加するらしいが、採用されない場合には、既支払い分は捨てカネになる。

今に始まったことでも無いが、それにしてもシンゾーが総理大臣になってから、ロクな問題しか起っていない。ザハ女史の建築思想が、未来空想を現実化することにあると言われても、現実を現実の問題として把握も出来ない現実感では、未来思想もヘッタクレもあったものではない。未来を何も構築することはできない。
メンテ
再稼働直後に、早速起こった鹿児島川内原発のトラブル ( No.535 )
日時: 2017/07/17 12:10
名前: イントィッション ID:n/lgTdUs

日時: 2015/08/21 19:01名前: 満天下有人 ID:mhyncnHU

原子力規制委員会の合格を受けて運転再開した原発。早速に冷却水ポンプにトラブルが生じ、最大出力まで運転を上げる措置を25日まで延期せざるを得なくなっている。

冷却装置に海水が混じったのが原因のようだが、福一事故の時、後の検証でも揉めに揉めている海水による冷却問題があった。海水をぶっかける事の副作用について、当時の首相・菅直人が何が何でも冷やせと言ったからだ、とかどうとか。

稼働直後において海水が混入したからどうとかの問題より、そもそもが、この地震列島、しかも列島を覆う太平洋プレートからフイリピンプレートまで動き出して南海トラフ大地震がもう何時起ってもおかしくない時期に来ているのに、よりによってそのリスクが高い宮崎から鹿児島に至る地域で原発再稼働のテープを切ったこと自体が、大問題なのではないのか。

現に桜島噴火は、警戒レベル4にまで上がり、先日TVで見た大昔の大噴火による地域全部の火山灰による埋もれ、レベル5に上がれば、その時代と同じ災害になる。

原子力規制庁が設定した原発安全性の基準に合格すれば運転を認めるという。一方規制委員会もそれで運転再開することは『法令的に』問題は無いが、再稼働OKは基準に合格しているから許可するのであって、安全とは言わない・・・・・・・もう、この国の連中の頭はどうなっている?!

昨今の安保法案に関する兵站後方支援問題にせよ、あるいは核兵器運搬にせよ、核兵器は単なる弾薬で兵器ではないから運搬手伝いも、『法律的には』問題ないとする、あのバカ頭と同じレベルで原発再稼働の基準を決めている。いくら明治ご維新以来100年以上もの官僚伝統があるとは言え、この国はどうして何時までもこうなのか!

アメリカなどでは常識とされている原発稼働に際し条件とされた避難訓練も、わが国の原子力稼働条件には入っていないらしい。規制庁が言うには、災害対策基本法は各自治体が決する範囲であって、原子力規制所轄の業務ではないから、だと言いおる(爆笑)。

福島事故であれほど混乱を経験しのに、万が一の時の非難指揮系統も、再稼働許可の審査基準にもなっていない。

しかし、原発ゴミの処理でさえ、廃棄後処理に40年もかかり、時間の問題だけではなくその費用も巨額に上るのに、何故、どうしてこんな危険でカネ食い虫の原発でなければエネルギーが確保できないのか?・・・・どこからどう考えても理解不能な事が多すぎる。

もうダメだね、この国は・・・。
メンテ
風化した戦争体験>それに協力した財政政策の苦い経験(1) ( No.536 )
日時: 2017/07/17 12:23
名前: イントィッション ID:n/lgTdUs

日時: 2015/08/23 12:46名前: 満天下有人 ID:gvj4F4YI

今日の夜9時からNHKが、大正から満州事変に至る大激動の時代に日銀総裁と蔵相、首相を交互にめまぐるしく務めた高橋是清のドラマを放映するようだ。

贅六はんが別スレで、若者よ、現代史を学べと檄を飛ばされているが、戦争政策に加担し、わが国財政を放漫化した例を創った財政家としての側面も学んで欲しい。何よりも政治権力が中央銀行をいかようにも差配したその悪弊が、どのようなものであったかを。

これからまた長々と書く(笑)前に、政治が、専権事項である経済政策を施行する前に、金融に裁量できるようにした政治側の喜びとして、この高橋是清を例に持ち出して絶賛したシンゾーの、2年前のロンドンにおける演説から始める(笑)。

『ワンス・アポン・ナ・タイム(昔々〜)日本に高橋是清という財政家が居りました。才能をいかんなく発揮したのは、大恐慌が世界を覆った1930年代です。実行したのは典型的なケインズ政策でした。しかもケインズが一般理論を発表する5年も前のことで、世界で最も早く深刻なデフレから日本を脱出させました。』

『高橋は私を勇気づけてやまない先人です。1931年に蔵相に帰り咲くと、その日のうちに金輸出を停止しました。その日のうちに、という所が大事です。こびりついたデフレ心理は一気に吹き飛びました。』

このバカ、金融市場の最も古いメッカ・ロンドンシテイーで何をトンマなことをぶったのか、誰がそんな原稿を作ったのか。当時第一次大戦後の世界は、列強がそれぞれの通貨価値維持に必死で、金兌換停止、解禁とめまぐるしい政策を繰り返していた。我が国もその煽りをうけて、やったことで、次稿で経緯を示すが、要するにシンゾーが自賛したことは、通貨から金の裏付けを取り払った(=金兌換停止)、つまり中央銀行でなく政府の恣意でお札がいくらでも発効できるようにしたことで、国民もお札を手に入れ易くなった、それにより購買力が高まりデフレから脱却できたのだ、そういうことを称賛しているのである。

その翌年から20年間、特に1944年からの7年間は、日本金融財政史上、最悪のインフレが発生し、物価は144倍、年率で86%もの物価上昇が続いている。勿論、敗戦による物資不足もあったが、忘れてならないのが、政府恣意によっていくらでも通貨が発行されたことである。それは預金封鎖=国民による清算で切抜けたが、並行して国民の実質所得がどれくらい増えたかのデータがないので、片手落ちな批判にはなるが、その原因は、やはり政府恣意で中央銀行を動かすことが出来るようにして、財政赤字を何とでも出来る制度にしてしまったこと=日銀による政府国債の直接引受が大きな原因であったと、どの財政史にも記されている。

日銀史にも、後にも先にも一回だけの日銀による政府国債の直接引き受けは、通貨史上における最大の汚点であると記されているのに、シンゾーはどうして恥をかくような演説を、よりによってNYと肩を並べる金融市場シテイを持つロンドンで演説したのか・・・その後のロンドンFTやロイターによる馬鹿にしたような批判を、どう感じて来たのか。

ケインズを称賛しながらケインズの警告も分かっていない。金融と一体化した財出動はやり方を間違えると、バブルを発生させると。ここ数日間の株式市場の大暴落、中国経済の変調が原因で世界がおかしくなったとの要因もあろうが、しかし、そこを予め読んで逆を行かない限り、いつまで経っても連れ損ばかり蒙ることになる。
NHKは風化した戦争そのものの直接体験記録とは別に、そのような状態に至った間接的側面である財政の歴史を取り上げるのかと期待したが、どうもドラマ仕立てが眼目の様子、視聴者の事前の声も、戦争財政の実態を知りたいというより、役者の演技とか是清の私生活上の事に期待がかかっている(笑)。ま、歴史検証ではなく「ドラマ」なのだから、それはしょうがないか(笑)。
あれから何十年も経って、まだ目立ってはいないが、今また似たような財政政策を始め、その土台に戦争出来る安保法案が先行して政策されようとしている。取り巻く国際政治経済の環境は、高橋是清時代と変わってはいるけど本質面では似ており、だから似たような事をやり、似たような方向へ向かっている。まあ、その結末は、敗戦翌年に、結局国民預金封鎖で清算されたし、それしか手が無い状況も同じだから、行き着く所はそれでやれば良い。

シンゾー官邸の広報機関化したNHKも、さすがに戦争そのものについては、敗戦記念日前後になって、戦争に向かった我が国の当時の政治を批判しつつも、それに協力した高橋是清の歴史、金融財政の新たな試みとして禁じ手の政府国債日銀直接買いを断行し、インフレ惹起でその禁じ手は止めようとしたが、既に時遅し、戦争遂行の財源を断つのかと激怒した軍部に高橋は暗殺されてしまうのだが、NHKはこの2月に突然、預金封鎖の話を特集したくらいだから、高橋是清物語も連動させて、やばくなっている財政政策面での歴史を取り上げるのかと思ったが、そうでもなさそうだ。

2月の預金封鎖特集番組、あれは政府当局がいよいよ手を打たざるを得なくなった財政状態に対し、国民反応を探るアドバルーンをNHKを使って上げたものと推測する。当たらずとも遠からじだろう。このままでは済む筈がないのだから・・・・極秘で何らかの案を準備している筈で、そしてアドバルーン打ち上げの結果に政府当局は少しほっとしているに違いない、国民反応がさほど大きくなかったからだ(笑)、戦争と同じで民衆は、わが身に降りかかってみないと、予め実感できないものなのだ。

ましてや財政が最終的には国民資産と連動させられていることなど、気がつく筈も無い。丁度、高橋是清物語をNHKが放映する機会に、ドラマでは恐らく取り上げられないだろう財政史実を、歴史的に振り返って見るのもムダではないと思う。別スレッドで贅六はんが、若者よ、現代史を学べと檄を飛ばされている。目に見えない非常に複雑で分かりにくい経済財政政策のマヤカシも知っておかねばならない、それ知らずしては何でこんな目に会うのかの本質が分からないだろうし、先ず現実の直視無しでは空吠えになってしまう。

戦争の直接の体験の語り部が、毎年鬼籍に入られ、もう語り継ぐ人が居なくなってきた。どの町だったか、現役の人達、特に子持ちの主婦の方々が、90歳近い戦争、と言うより戦争の具体的体験としての凄惨な「戦闘」体験をされた高齢者の語りを保存する会を発足させ、実体験の話を保存する運動を始められていた。

体験の無い者が内閣総理大臣になり、想像の範囲でも良いからやはりあの戦争はまずかった、とも思わず、あの戦争に対する心からの反省もできない者が、国を再び戦争できるような方向に、持って行こうとする。それに反対出来るのは、現実に片手片足を失われた痛々しいものを見ることが出来るからであり、命まで無くしてしまった事実は、本土空爆や、原爆映像などで認識できるからまだ救われる。

だが財政がその戦争を支援する為に、通貨の交換価値を破壊しないようにした取り決めを無視し、禁じ手を使ってまでして、最後は国民資産を強制執行して清算する手法を手伝った高橋是清。財政法第5条が、中央銀行が政府と一体になっては経済秩序を壊すとの反省から、定められたものが、事実上空文化し始めているのも、憲法9条を空洞化する行為と表裏一体になり始めている所が要警戒だ。

米軍と一体化する事による費用は、当然のことながら軍事費として増加して行く。この調達は禁じ手なのに事実上日銀による政府国債の直接の引き受けによるしか、財源は創れない筈である。これも行く着く所は、昭和21年の預金封鎖による清算と同じ道を辿るだろう、ただでさえ既に強制資産封鎖しか道が無くなっている所へ軍事費が重なって来る。高橋是清の時代と非常に似て来ているのが気持ち悪い。

放漫財政は国民犠牲にする施政という点で、軍事行為と似ている側面がある。だがこれらの被害は、戦闘と違って命までは奪われないから民衆は気がつきにくい。高橋財政に懲りた政官は、態々政治・金融の分離を図ったのに、政府による中央銀行への干渉は、たすき掛け人事=大蔵省と日銀生え抜きによる総裁の1年おきの交代によって延々と受け継がれている。

高橋自身が、蔵相、日銀総裁をやり、首相まで務めていたのだから。その再現を今のバカ首相は、高橋是清を持ち出して正当化しようとしていることに、気がつかねばならない。日銀黒田は大蔵省出身である。
メンテ
風化した戦争体験>それに協力した財政政策の苦い経験の風化(2) ( No.537 )
日時: 2017/07/17 12:28
名前: イントィッション ID:n/lgTdUs

日時: 2015/08/23 22:42名前: 満天下有人 ID:gvj4F4YI

昨日からNHKが戦後特集の一角として、経済政策に功あった先人の一人として、高橋是清物語を取り上げていた。是清には「経世済民」の男なる形容詞が冠むり言葉として、付されていた。

もう誰もがご存知、経世済民とは中国古典に出て来る、世を治め民を救うとの、より広い政治哲学への警句だ。その警句に経済を当てはめるなら、経済財政政策は、一方に偏ってはいけない、均衡が取れたものでなければならない、左様な戒めも含んでいる。資本の為だけであってはならない、軍事の為のものだけであってもいけない。根本は民あっての世の中である。

ところが歴史的に見ても、その当たり前のことが出来ない現実がずっと続いている、それが現実である。何故できないのか、出来ないように働いているその原理も実は、簡単なことなのだ。同じ現世であっても違う環境に住んでいれば、考えもまた違ってくる。そのせめぎ合いが人間の織りなす社会というもので、これはダメだった、だから止めようとなっても、時間の経過と共に、いかなる社会になっても達成できない原理の働きが、未経験の人間には分からなくなると、また同じことを始める。その意味で歴史の検証は、有効である。

ここ数日の間に顕著になっている世界同時不況と、それを回避する戦争経済への志向も、簡単な原理の復活でしかない。

西洋列強によってこじ開けられた封建社会であった日本。維新が最初に直面した難題は、列強による脅威であった。故に我が国での近代システムによる経済諸制度の経世済民は、先ず富国強兵から始まったと言っても、間違いはなかろう。この場合の原理は、こちらの原理を追及する暇も無いままに、他所の原理に従ってしまった、ただそれだけによって、政治経済が他所の事情=それに対抗する富国強兵の原理が最初になってしまった。当時ではムリであったろうが、西洋列強による資本主義の簡単「原理」に気もつかなかったのである。

国家としてそれに対抗する為にも、経済の流通手段としての通貨発行権も、政府の専権事項でなければならなかった。
尤も封建社会から近代国家に換えるには、旧武士たちの救済を行なわねばならず、新政府による政治強権を要する已むを得ない側面も確かにあったろう。

通貨改革を要することになった遠因には、徳川末期における貨幣改鋳の失敗が尾を引いていることも影響していた。当時、銀の方が手に入りやすい貨幣素材の事情があった為に(たやすいメキシコ銀の輸入)、銀高の方向で改鋳が行われた為に、国内金銀比価は3倍にまで縮小、だが当時のロンドン国際市場では、15倍。当然の流として国際金融筋は日本へ銀を持ち込み、比価の差を利用して金に変えてロンドンに持ち込み、巨利を得、一方我が国は激しい金の流出に見舞われてしまった。

そのような伏線=硬貨主義を取って来た旧幕府による度重なる地金純度低下による貨幣の価値低下があって、維新政府が成立。新政府は福井藩士で後に由利公正と名を変えた財政家を登用して、両から円への転換となる初の全国共通紙幣・太政官札を発行させることになった。

金兌換裏付けのある政府紙幣、と言っても、太政官札100両に対し、金貨40両では民衆の政府紙幣に対する価値観は低く、徐々にインフレを起こして行くことになった。

金札の発行は4800万両相当、その内の53%は新政府財政支出とし、その4割は旧士族反乱を押さえる目的で発行された秩禄公債に充当、そして倒幕内戦に出兵した薩摩藩などに27%が充当された。

これが大インフレを招くことになる。所謂西南の役の大インフレである。政府権限による制限なき政府紙幣の発行で、当初発行の太政官札=1億1900万円が、一気に1億6900万円に膨れ上がった。庶民感覚としては、いくらでも札束を発行する政府紙幣に対する価値観喪失が、通貨価値を一気に下落させてしまった。それが端的に現れたのが100円秩禄公債が60円にまで大暴落した現実である。今で言うなら、下落分40円の金利は40%に跳ね上がったという計算になる。通貨に対する大衆の無言の感覚は、高橋是清が禁じ手の日銀国債直接引き受けをやって、円札をばらまいた時にも嗅覚が敏感に働き、インフレを起こしている。その庶民感覚の原理は、今でも変わらないだろう。

何の裏付けもなかった明治の政府紙幣、一方で経済財政の必要を満たす側面もあったが、やはり通貨の原理を見誤ったことが、明治初期の政府を悩ませるインフレとなってしまった。その結果、維新後わずか9年目に、政府紙幣は銀貨1円に対し1円80銭まで暴落、新貨2円は銀貨1円にまで、これも50%もの大暴落。

政府は遂に、紙幣発行の分離をせざるを得なくなり、中央銀行の設立を検討、松方正義大蔵卿を初代総裁とする日本銀行を設立するこになった。その手ほどきは英仏ロスチャイルドによってなされたことは何度も書いたことで、彼らの長期戦略に乗った中央銀行の設立ではあったが、その功罪は別ラインの問題であり、松方政策は通貨価値の回復に注力、その為の緊縮財政が松方デフレと批判されるようになるのだが、とにかくインフレ停止には通貨価値の回復しかないとして、当時の輸出入銀行であった横浜正金銀行(=後の外為銀行である東京銀行の前身)の輸出前貸し金融にもメスを入れる厳しさであったと記されている。

どういうことかと言うと、通貨価値の回復には、貿易収支の回復も大きな要素になる、それが横浜正金銀行による事前の、貿易金融融資に甘えて輸出検査を甘くしたままでの輸出商品が、現地到着後に粗悪さが指摘されていることを重く見、荷為替手形発行の引き受けを厳しくすることになったのである。そのような規制は政府でなく、銀行の銀行を創る事で阻止しようとした。

貿易も自由、為替も自由化された今日においては、想像もできない状況ではあったのだが、為替管理法などの規制がまだ残っていた最後の時代を経験した者にとっては、明治時代の様子も何となく実感できる。

松方正義による中央銀行・日銀創設の趣意は5項目に示されているのだが、その5番目に「中央銀行は、ポンド、ドル、フランの外貨建て手形、すなわち外国為替手形を割り引いて、金貨、銀貨を収集する」ことを目的とすることによっても、わが国の通貨価値を強い物にしようとする意図があったと思われ、その手段として上述の輸出信用回復にも注力したものと思う。

原理は単純なことで、彼我の通貨価値をいかに守るかという一点にあった。だが政府紙幣発行の初期時点では、開国によって国際化はしたものの、その諸関係要素によって受ける通貨価値の影響計量ができなかったのである。
メンテ
風化した財政政策の苦い経験>息抜きエピソードを ( No.538 )
日時: 2017/07/17 12:39
名前: イントィッション ID:n/lgTdUs

日時: 2015/08/24 08:59名前: 満天下有人 ID:SpeoNxU6

前稿で、維新政府は旧武士階級の救済のための秩禄公債発行、それらの財源として通貨を印刷する政府紙幣・太政官札を発行し、これが数年に亘る維新戦争軍事費財源となり、通貨信用の下落と財政悪化を招き、約30年後に高橋是清が政府公債直接引き受けの離れ業をやって、満州事変から太平洋戦争に至る膨大な出費を賄い、その負債積み上げは、究極の担保強制執行によらざるを得なくしてしまった大筋を書いた。

ここで息抜きに、政府紙幣太政官札にまつわるエピソードを紹介しましょう。

これは6年前に「官僚マフイアと通貨マフイアのどちらが怖い」シリーズで5回に分けて投稿した一部の再掲です。

『我が国通貨が円になったのは、明治4年に、新貨条例が公布されてからであるが、それまでは太政官札なる政府紙幣が発行されていた。

金二分なる「正貨」と二重通貨発行がなされ、太政官札は正貨に対し金札と呼ばれた。この通貨を考案したのは福井藩士であった三岡八郎=後の由利公正だが、そのアイデアは、財政が逼迫していた福井藩で町民に低利で藩札を貸付け、殖産興業として養蚕業を奨励、藩による専売として成功させた腕を、坂本竜馬が維新の主だった志士たちに維新成立後の財政担当者として推挙していたからであった。

しかしこの政府紙幣は町衆の信用をあまり受けて居なかったのである。それは政府紙幣発行せざるを得なかった財政裏事情を知っていたからである。故に初の全国共通の通貨であったのに、その流通ははかばかしくなかった。

裏事情とは勿論、旧幕藩の武士たちの食い扶持、秩禄を維持する財源が不足していたこと、明治元年の戊辰戦争による莫大な戦費が、単に政府権力によって印刷されただけの、価値の裏付けの無い消却不能な通貨であることを、日常生活的価値観によって直感していたからである。

政府紙幣と金二分正貨との差、今風に言えば二重通貨のスプレッドとしてその差を言うなら、正貨100両に対し政府紙幣は150両の評価、更には160両にまで落ちる信用の無さであった。外国公使など、価値下落を別にすれば、日本国内で太政官金札を使っている分には、特に問題もなかったのだが、いざ帰国するとか外に出る場合は正貨に換えて更に、ドルやポンドに交換せねばならない。その間の交換損はどうしてくれるのだと、騒ぎ出した。

薩長との権力争いの陰になっていた肥前の大隈重信、その時の大蔵卿であったが、薩長土佐への恨み返しとばかりにその由利公正をクビにしてしまった。

更に新政府の苦境に乗じて印刷されたニセ札事件まで起こっている。一つは福岡藩(黒田藩)が、戊辰戦争への分担金に苦しみ、福間などの重役が、藩の勘定奉行であった山本一心の進言によって、太政官金札のニセ札造りに応じてしまう(笑)。

その心情を察するに、恐らくこのようなものではなかったろうか・・・維新達成の為に藩も、大きな出欠を強いられ、新政府は今度は、政府紙幣なる太政官札での拠出を求めている。政府紙幣は日銀券のように国債をバックに発行されるから、国債償還時には負債である銀行券の消却が出来る。だが、政府紙幣は何の裏付けも無い印刷だけのものであるから、消却のしようがない。極端に言うと永久に世の中で放浪せざるを得ない運命にある。まあ一部は税によって政府に還流するだろうが僅かな額である。

そうなると何かにつけ政府は、新たな出費に対して印刷を続けねばならなくなる。だが、既に現に戦費での野放図な印刷によって、民衆の支持も得られ無いから悪性インフレを引き起こしてしまっているから、これ以上の印刷が状況を更に悪化させることも知っている。

そうなると各藩が、何かの循環によって還流してきた政府紙幣を持っているかも知れない。つまり福岡藩に命じたように、負担を政府紙幣で出せと、こういうことになってくる。だが福岡藩は政府紙幣太政官札もあまり持っていなかった。

となると悪知恵というべきか、苦境時のやむを得ぬアイデアというべきか、考えて見れば太政官札など、何の裏付けも無い印刷紙ではないか・・・ならば藩の為、家族の為と思えば、こちらで印刷しても同じではないか(笑)。秩序を失わせる通貨とは、さような現象まで起こしてしまう。第二次大戦中のヒトラーによるニセポンド札印刷=ヘルツオーク親衛隊作戦なども発想は同じである。

しかし話がどこかから漏れて、福間などの重役が逮捕されてしまう。東京に護送される間、福間は、藩のためにやったことだから、家族は別の者として咎めはないだろうと思っていたところ、家族まで罪人となってしまったことを知り、福間は発狂してしまう。

も一つのエピソードは、政府紙幣を逆手にとって巨利を得た富山藩・下級藩士の安田善次郎。後の安田財閥の創始者で、確か、ビートルズのジョンレノンと結婚したオノヨーコは、そのひ孫だったと思う。

下級藩士の安田善次郎は江戸に出て、商人になろうと思い、オモチャ屋に丁稚として入り、後に鰹節屋に転じるのだが、その鰹節屋がたまたま両替商を兼業しており、安田も金銭商売感覚をそこで身につけたのであろう、独立して*日本橋小船町に安田商店を構え、そこで下落する政府紙幣太政官金札の動きをジッと観察していたのだろう・・・新政府はいつまでもこの政府紙幣を野放しにしておく筈は無いと判断し、正貨と太政官札の比率成り行きをジッと見守っていた。

そうしているうちに、どうやら政府はこの金札を正貨と1:1で交換するらしいとの情報を耳にして、さあ、どこから集めたかは知らないが、金札を集めまくる。5千両であった安田商店の資産は翌年には1万4千両に膨れ上がり、これを基にでかくなったのが安田財閥である。そりゃそうだ、正貨100に対し政府紙幣は160にまで暴落、比価は0.625。正貨と1:1交換となれば、政府紙幣0.625で正貨1が貰える。濡れ手に粟で、新政府はそこまでして政府紙幣の価値維持を図らねばならんくなっていた、ということである。後に、今では合併でみずほ銀行になってしまったが、富士銀行も安田の手で創立されている。

坂本竜馬とは別の角度で、通貨、為替デリバテイブを見抜く力量があったのだろう(笑)』
*この界隈は日本金融制度揺籃期におけるメッカ的地域である。維新貿易金融の要であった横浜正金銀行、そして日銀、三井銀行などの発祥の地でもある。両替商として三菱財閥に対抗した、というか棲み分けによって三井財閥は、三越や三井物産などの商人資本と金融資本に特化、三菱は丸の内を拠点に富国強兵の重化学工業に進出。
メンテ
Re: 続・当代世間騙し装置 我が家に残る、昭和の痕跡 ( No.539 )
日時: 2017/07/17 12:44
名前: イントィッション ID:n/lgTdUs

日時: 2015/08/24 11:22名前: 贅六 @ 標準語 ID:npugsWHc

大した話ではありませんが、此れも一つの昭和史かも・・。

先日、もうずっと前に亡くなった母親の、和ダンスの小抽斗を整理して居ましたら、面白い物が出て来ました。

その一つは、戦前の「支那事変」の戦費調達の国債「支那事変国庫債券」と言う物で、昭和14年発行の額面五拾圓の物3枚です。利率は3.5%で、17年償還と言う物で、クーポン券の様な利払い券が35枚付いて居るのです。私が5歳の時に亡くなった親父が、商売で稼いだお金の中から購入したモノの様です。
そしてその債券の利払いクーポンは、昭和20年の分までは切り取られて居ますが、残りの分は未払いのまま日本は敗戦と成り、母親は暮しに忙しく、反古同様に成った物に関わって居られず、タンスの奥底に放置したままに成ったようです。
この債券は既に時効と成って居ますから、今更従軍慰安婦の補償を求めるどこかの国の様に騒ぎも成らず、我が家の戦争の負の遺産として記念に取っておきますが、仔細に眺めてみますと印刷だけは麗々しく、藤原鎌足と見える官人の顔や、二・三度訪ねた事のある「談山神社」と思しき建物の絵が認められ、見かけは立派な物です。

もう一つは、戦前と戦後の紙幣、拾圓札が此れも3枚。
その内の2枚は戦前の発券と見えて、「兌換券」の体裁を採って居ます。表に「此券引換に金貨拾圓相渡可申候」と印刷されて居ます。しかし、考えて見ますと日本の紙幣の兌換性はとっくの昔に空文化し、只の信用紙幣に成って居たのではないかと思います。
残りの1枚は、戦後に発券されたと見えますが、印刷も簡素で勿論兌換の文字も文章も有りません。
そして新・旧紙幣を見て面白いのは、旧紙幣の右肩に15oX30o位の紺色印刷の「拾圓」と書いた証紙が張られて居る事で、満天下さんが仰る所の、インフレ抑制の為の預金封鎖又は規制、と、タンス預金などの流通を防ぐ為の紙幣流通「証紙」を発行した証拠ではと思います。

そう言えば、子供ながらに大人の言う事を聞き覚えて居る事に、「拾圓札のイノシシは何処かへ餌を探しに行ったし、和気清磨はんは疲れて肩に膏薬はって走り回ってるなァ」と言う冗談です。

戦中・戦後、本当に必死に生きた時代でした。私なども空腹を満たす為には「自助努力」しか無く、山の幸、海の幸、を何時・何処へ行けば何が有るかを熟知して、頃合を見計らっては採集して食べたものです。 もう二度御免です。
メンテ
風化した戦争体験>それに協力した財政政策の苦い経験の風化(3) ( No.540 )
日時: 2017/07/17 12:50
名前: イントィッション ID:n/lgTdUs

日時: 2015/08/25 09:27名前: 満天下有人 ID:UbwfbPeY

すさまじい株式の暴落が続いている。昨日日経平均は更に▼900円もの暴落、下値がどこにあるのかが見えない。一つの指標は、これも連日暴落しているNYダウの昨夜の動向が注目されたが、やはり先週金曜日の▼$530の下げに続き、▼$588もの連続の暴落。

株式市場から逃避する資金は、定例通り国債に逃げ込んでいる。米長期金利指標である10年債の利回りは、6月には2.5%水準に戻り、FRB新議長のイエレン女史が、金利水準を常識的な線=米経済の回復を示す水準にまで戻し始める=国債買いによる下支えも止めるシグナルを発していたが、先週末の利回りは2・009を示し、国債買いが復活している状況が手に取るように見える。これで国債買い支えに戻り、米財政は更に悪化する方向で進んでいる傾向が見て取れる。

いずれにしても今日の指標が注目されるが、状況は1929年の世界恐慌の切っ掛けとなったNY市場、暗黒の木曜日と歴史に刻まれたあの暗い時代の入り口を連想させる。史実によれば、その日の大暴落で巨額損失を出した市民11名が自殺に追い込まれた。また、ケネデイ大統領家の父が、大戦後のアメリカのウハウハ経済ぶりを疑問に思い、ある日、靴磨き屋までが株の話ばかりするのを見て、一般大衆がブームに乗った時が何事も終わりとの格言を思い出し、世間と反対に株の空売りを続け、あの暴落で巨利を得て、ケネデイ家の基礎を創ったとのエピソードまで生んでいる。

あの恐慌の入り口は、第一次大戦終了後に、直接の打撃を受けずに、しかし戦争需要に沸いたアメリカ経済、わが国もその恩恵に預かった。

戦争は、当事国になっていなければ、その需要によってブームを満喫できる。だがブームが去れば大不況に見舞われ、元の木阿弥に戻る。当事国となれば戦費支出が後の財政を圧迫、その償還が大変になる。これも簡単な原理で、世界はそれを繰り返す。

1914年からの第一次世界大戦は、 米、日共に戦争景気をもたらした。だがアメリカは、戦争による金の流出を抑えるために金輸出禁止令を出し(=金本位制の停止)、わが国も通貨防衛上、直ちにアメリカに追随。 

1919年に大戦終了と共にアメリカは金解禁(=金本位制の復活)を行い、ドルの通貨価値基準を基に戻し、アメリカを軸とする世界経済の秩序維持に踏み出したのだが、ここで図に乗ってしまい、戦場であった欧州の戦争疲弊による物資不足に対し、アメリカの輸出は好調で、しかしここでも金の流出を懸念して、輸出一本やり、信じられないような欧州からの輸入に対して輸入禁止令を出してしまった。       

だがその政策は、欧州が徐々に復興する過程で、天にツバしたそのツバが、アメリカに振り戻って来た。欧州農業の復活による米農業の後戻りで農業恐慌が起った。我が国でも昭和恐慌で同じ現象が起きて、東北地方における悲惨な子女人身売買が発生している。

アメリカが取った輸出オンリー、輸入禁止政策は、逆に安い輸入品の流入を妨げる現象も伴い、且つ、欧州の復興によって輸出にも陰りが生じ、そしてアメリカオンリーの覇権固めの政策が、資本移動まで規制したものだから、欧州ではドイツの復興が妨げられて欧州全体の経済のかさ上げのネックになっていたところへ、 NYダウが一気に大暴落、これでは世界恐慌を招いても不思議ではなかった。
わが国に目を転じて見ると、やはり世界恐慌の波を受けて、昭和恐慌が始まっている。当時で現在の三井物産、三菱商事に匹敵する大商社であった鈴木商店が倒産、そこに大きな融資を行っていた台湾銀行もおかしくなってしまうような昭和恐慌が始まっていた。

不幸なことにこれに関東大震災が加わって、日本沈没のような様相を呈していた。日銀が震災救済策として引き受けていた震災手形も、震災では無く他の要素で経営が傾いていた企業までが震災に名を借りてインチキ融資を受ける有り様であったらしい。世をあげて規律が失せたような状態に陥っていた。 

そこに通貨価値の下落が重なってしまった。第一次大戦後アメリカは再び金解禁によってドル通貨の価値維持に復帰した。だが我が国は恐慌の後始末の為に国内積極財政策を取り、且つ、中国情勢により北洋軍閥の北京政府への巨額支援継続が必須との政治状況もあって、金の保有率を高めるために金解禁を見送っていた。

我が国も民政党が政権を獲った1929年(昭和4年)に金解禁を行ったが問題はその前に潜んでいた。

その前の内閣は、陸軍出身の政友会の田中義一内閣であった。 米英外交は穏便に進め、中国大陸での覇権争いに慎重であった立憲民政党の幣原(しではら)内閣とは正反対の、思想弾圧の為に秘密法を設け特高警察を設置して、政友会に批判的な都道府県知事などを、徹底してクビにしている。

この時にまた蔵相として起用されたのが高橋是清である。先日もNHKが特集していたが、禁じ手の日銀国債直接買いの無謀な政策発動までにはまだ時間がかる、そのために、おっとり刀で紙幣を印刷させている。印刷に間に合わないものだから、片面印刷無しの「ウラシロ紙幣」を大量に“印刷”して市中にばら撒いたのである(笑)。これじゃあ民衆も、あの太政官札政府紙幣の時と同じように、通貨に対する信用をガタ落ちにしてしまった。

この田中義一内閣が取った手法と、高橋是清を再起用して日銀に目茶苦茶をやらせた状況、そして一方で昭和恐慌の引き金となった株式市場の暴落・・・いまのシンゾー政権がやっていることと、それに伴って生じている客観情勢、昭和恐慌時とそっくりではないか(爆)。
メンテ
ブルーライト横浜からブルーライトジャパンへ>否、ブラックナイト世界へ ( No.541 )
日時: 2017/07/17 13:05
名前: イントィッション ID:n/lgTdUs

日時: 2015/08/25 18:41名前: 満天下有人 ID:UbwfbPeY

いやはや、すさまじいとしか言いようがない株式市場の崩落だ・・・下落なんてものじゃない、崩落だ。

1929年の世界恐慌は、まだ生まれていないから知らない。生身で経験したのは平成元年から翌年にかけてのバブル崩壊だけだが、何だかあの時よりも今回の暴落は質が違うように感じる。むしろ世界経の時に近いのではないだろうか。

経験したあのバブル崩壊とて、米ドル支援の為に日本が犠牲にされたのであって、日本だけの一人コケであった。だが今回は、中国初の世界崩落につながっているという点で、生身としては未曽有の現象を肉眼で見せてもらっている。風化し始めた過去の財政政策の失敗を、ゆっくり書いている暇も無いほどの、すさまじさだ。

先の投稿で、もう5日間も下げ続けたのだから、いくら何でも今日の市場が一つの目処を示すかと思ったが、東証オープン後、700円もまた下げて、ここで踏ん張れるかどうかの日経平均18,000円をあっさり割って、だがその後、前日比プラスの展開。やはり市場は、今日が下げとめの目処模索に入ったかと感じたが、並行して注視していた中国上海総合指数が、更にマイナス1.44ポイントを示していたから、日経平均のプラス転換も、プロによる利益確定の買戻しの一時的な現象だと見た。

案の定、大引けは▼733もの下げであった。今回の世界同時株安は、中国発なのだから、その元凶である中国株式市場がプラスに転換しない限り、下げ停まりの目処が無い。

株の上下など庶民に関係ないと思うなかれ。過去数回大きく庶民生活に影響が与えられて来たのである。その順番は、先ず株式保有数が大きい銀行などの金融機関が打撃を受ける。政府官僚たちは、国民生活の潤滑油が無くなっては社会が崩壊するとして、先ず市中金融機関の救済に入る。

小泉内閣での竹中タコゾ造の手練手管を、よもや忘れてはいないだろう。そして金融機関は税制面でも優遇されて生き残る。一方、民間企業は不景気下で生き残るために、先ず人件費削減から手をつける。資本主義経済の宿命である。そして人件費削減の手法は、派遣労働法の設定を産み、需要の担い手である所得層に打撃を与える。

なのに施政者は、そこには手を付けずに利潤回復した企業には減税し、需要の担い手には増税する。その間、証券金融市場にはカネを流し込み、実体経済の担い手である国民の付加価値は増やさず、日銀にやらせたアブクゼニを市場に流し、株の上昇で恩恵を与える。

その恩恵が今回、破裂してしまった。さあどうなるか、保有株式の評価損を理由に雇用を控える動機が広がって来る。今回の暴落止めの為に日銀は先週、一回300億円規模で市場介入していたようだ。でも一日の取引高が何兆円単位の市場にあっては、焼け石に水である。

日銀は株式担保まで認めてここまで金融を緩和して来た。国債売りにはまだ転じていないものの、保有した株式の評価損が膨らめば、純資産の僅か3兆円など吹っ飛んでしまう。
まあ世界同時だから、わが国中央銀行だけが債務超過になる訳でも無ければ、赤信号、みなで渡れば怖くないの類で、IMFなどが新たな基準を出してくるかも知れない。

それにしても政府当局からはまだ何の声明出て来ない。戦争法案ゴッコに熱中するバカ小僧に、同じレベルの者が財務大臣では、原因も分からないのだろう。分かったとしても未曽有の事態を、ミゾウユウとしか読めない頭の持ち主では、手の打ちようもないのだろう(爆笑)。

石田あゆみのヒット曲・ブルーライト横浜・・・揺れにゆられて庶民は、誰の手によって支えられるのか、これでもう、賃上げ、雇用増は夢の中に消えた。ニッポン事態がブルーライトの明かりに照らされている。それも目立たない。世界全体がブラックナイトに覆われ始めたから、もう暗闇になるであろうから・・・

微かな望みは、中国上海株式が下げ停まることである。でも市場心理としては、江戸時代の、山形県酒田地方出身の相場師、本間宗久が数多くの相場から編み出した市場心理の形・酒田五法があって、それによれば、三日連続大きい下げは、三兵黒カラスの出現と言って、更なる大きな下げに繋がる。それが絵に描いたように証明されたのが最初の三日間の大きな下げであった。それでは止まらないのである。それを更に証明したのが、昨日、今日の更なる四日目、五日目の下げである。中国市場にもその形が現れている。

どこかで下げは止まる。だが下げ停まってもそこから先が怖い。もう明かりが灯る材料がない
メンテ
戦中戦後の怪資金に絡んだ児玉誉士夫 ( No.542 )
日時: 2017/07/17 13:10
名前: イントィッション ID:n/lgTdUs

日時: 2015/08/26 12:59名前: 満天下有人 ID:jFfAi0tY

大きな経済崩壊があって、資金難状況があちこちで起きると、必ずどこからか湧いて来る話がM資金なるものでした。平成になってバブル崩壊で各企業が資金難に陥った時にも金融ブロカーどもが持ち歩いたのが、このM資金話でしたね。知己であった、れっきとした大手銀行のOBたちまでが、よく話を持ち込んできました(笑)。

確かに戦時中、貴金属はもとより、軍によって鍋釜まで供出させられて、鍋一つで炊飯、味噌汁、煮物を順番に料理せざるを得なくなった時期があり、有名だった甲子園球場の大鉄傘も兵器製造のために取り払われてしまいました。

これら物資の一部がどこかに隠されて、その場所は北朝鮮、中国説まであって真偽のほどは知る由もありませんが、GHQによって巣鴨プリズンに拘置されていた岸信介と同時に拘留されていた右翼の児玉誉士夫が、岸と同時に釈放されたことから、CIAが岸と児玉に巨額の資金を与えて、米国による戦後日本の支配を委ねたとの説も、有力でした。

児玉誉士夫は中国に渡って有名な「児玉機関」を創り、日本軍展開の工作に裏で尽力、在留海軍資金を対中工作資金として運用を任され、同時に自らもニッケル、コバルトなど希少軍事用物資を集め、敗戦直前に戦闘機で日本へ持ち帰った、それがM資金であったとの説もあり、確かにCIAによって釈放された後に、日本にも二大政党による民主主義政党を創れとの米意向によって鳩山一郎による民主党結党の資金を出すなど、すごい財力を持っていました。

其の後、岸信介を首相にせよとの米指示の下に、岸信介首班の内閣を創る時にも、巨額資金を出している。これは児玉が戦時中に軍から任された巨額資金を米国が一旦押収し、それを戦後日本の裏政治を仕切る資金として児玉や岸に預けた、M資金の本性はそれであるとの説が、一番筋が通っており、真実に近いものだと思います。

目下、満州事変から敗戦に至る財政政策失敗の歴史を長々と時系列的に投稿中ですが、右翼政党・政友会が満州植民地化政策の目的も重なって金輸出禁止、張作霖爆殺事件で関東軍に枠をはめることが出来なかった田中義一軍事政権が倒れ、民政党の浜口内閣での蔵相・井上準之助が金解禁を行いますが、丁度その話を纏めている所へこのM資金の話が掲示板に上り、児玉誉士夫を出さないと、このM資金の正体が分かりにくい・・・・

児玉は金解禁に反対、その井上準之助蔵相を脅迫した事件を起こしています。首相は容貌からライオンのあだ名をつけられ、庶民層からは親しまれていた浜口、東京駅で狙撃されましたね・・・児玉組織が暗殺を計画したのは明らかです。

戦後はCIA力を利用し、ロッキードの代理人となり、田名角栄首相を支えましたが、裏がバレてしまい、だが国会喚問も病を理由に拒否。その時でしたかな?世田谷等々力の私邸に自爆セスナ機が突っ込んできたのは。犯人は同じ右翼の志士。児玉のあくどいやり方に身内からも消されようとした。先日、調布飛行場から飛び立ったセスナ機が民家に突っ込む事故がありました。児玉私邸に突っ込んだセスナ機も、調布飛行場から飛び立っていました。

児玉は危うく一命は取り留めたが、NYタイムズだったか?は、右翼コダマ、最後のカミカゼ特攻を受ける、との記事を掲載(笑)。

それにしてもシンゾーは、どうせそのような黒い裏資金も当然利用しているとは言え、だからか、ここまで来ても右翼による攻撃は受けずに支えられている。

そしてこの株式市場の大暴落で資金繰りがおかしくなった者たちが、バブル崩壊後に出回ったM資金の話を持ち歩く詐欺が、また増えるかもしれませんよ(笑)。恐慌→経済崩壊→金融機関は救済→資金難の民間人は如何わしい資金話に騙される・・・・歴史から学ばないから、「歴史は繰り返す」との格言が出るのでしょう。

二度目は『喜劇として』(カール・マルクス)・・・。

メンテ
敗戦時の三大ミステリー事件 ( No.543 )
日時: 2017/07/17 13:31
名前: イントィッション ID:n/lgTdUs

日時: 2015/08/26 18:19名前: 満天下有人 ID:jFfAi0tY

ポツダム宣言後のアメリカ。ソ連スターリンの戦後世界覇権の野望を感じ取り、米単独で日本占領。そのキイは、共産主義封じ込めでしたね。

よって、戦後日本の社会情勢で最も神経質になったのが、日本における共産主義の蔓延であり、特に国鉄労組が共産主義に洗脳されているとして、常時労組を監視、その中で起った三鷹、下山、松川事件、これ全部国鉄労組が絡んだ、絡まされた事件でした。

とくに国鉄下山総裁の死は、そんじょそこらのミステリー小説を遥かに超える謎でしたね、不遜ながら、中学生になった頃、文春とか他の雑誌に載っていた下山事件絡みの記事をむさぼり読んだものでした。

その日の朝、国鉄本社のある丸の内側すぐ横の千代田銀行(現在の三菱UFJ銀行)に立ち寄り、日本橋三越本店に入った後、待たせたある公用車には戻らずに、三越地下から出ている銀座線に乗ったまでは、目撃者がいて確かな様子でしたが、それから先、浅草から出ている東武伊勢崎線の線路上で何故轢死体となって発見されたのか、謎のまま警視庁も事件の総括もしないままに捜査打ち切り。

死後轢断か、生体轢断かを巡って、前者説を取る東大医学部と、後者説を取る慶應医学部との論争も、見物でした。

まあ占領軍による共産党撲滅政策からすれば、首切におびえた国鉄労組が、下山総裁を暗殺したとの流れを作る方が、好都合ではあった。その後、北海道での白鳥警部補射殺事件でも、共産党犯人説が出回りました。

かくの如く、当時の共産党による日本全国洗脳革命運動も、正体を見破られないように潜伏しての工作は、かなりのものでした。私もまだ少年であったのに、共産党潜伏教師に巻き込まれる事件の関係者として警察に3日間拘置された経験があります。まだ子供でしたのに、何が何だか訳も分からないままの尋問、つまり教師が何をどう教えたかについての尋問でしたが、あの怖さは表現できません。まだ特高の残滓があちこちに残っておりましたからね・・・。

最近の強引な秘密保護法案の成立、安保法案にからむ自衛隊内に軍法会議を設置せよとかの動き。戦中敗戦後のこれらのことを体験もしていない連中が、何故、そういう暗いことをやり出すのか?・・・これが全く理解できない今日この頃です。サディズムに体質が変わってしまったのでしょうか。
メンテ

Page: 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 | 24 | 25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 | 31 | 32 | 33 | 34 | 35 | 36 | 37 | 38 | 39 | 40 | 41 | 42 | 43 | 44 | 45 | 46 | 47 | 48 | 49 | 50 | 51 | 52 | 53 | 54 | 55 | 56 | 57 | 58 | 59 | 60 | 61 | 62 | 63 | 64 | 65 | 66 | 67 | 68 | 69 | 70 | 71 | 72 | 73 | 全部表示 スレッド一覧 新規スレッド作成

題名 スレッドをトップへソート
名前  「名前#任意の文字列」でトリップ生成
E-Mail 入力すると メールを送信する からメールを受け取れます(アドレス非表示)
URL
パスワード ご自分の投稿文の編集、削除の際必要です。面倒でしょうが入力をお勧めします。
投稿キー (投稿時 投稿キー を入力してください)
コメント

   クッキー保存