ホームに戻る > スレッド一覧 > 記事閲覧
[2716] 満天下有人さんの名言と重要内容
日時: 2017/06/17 17:04
名前: イントィッション ID:Mkk4J4kE

2011/07/27 18:02名前: 満天下有人 ID:Ekdjbk.w

・・・やはりこちらに場所を移しますね・・・

・・・サブローン破綻から生じた累積額(損失)は、野村資本市場調査では6京円とも報告されていました・・・

この債権債務者の構図がどうなっているのか、真相は誰にも掴めないようです、それぞれの多岐に亘るデリバテイブ取引残高を累積すると、ほぼさような数値になるということでしょう・・・大元が例えば米年金基金であっても、その先にはA、B、C、D、Eと紙切れの上に紙切れが重なっていることでしょう・・・

無数の欧米金融機関や企業が重なっている筈で、欧州では未だにストレステストをやっても主な所だけで、しかしその連鎖は途方もない錯綜となっていることでしょう・・・ECBは未だに自己資本不足の金融機関が相当あると言っていますね、ギリシャ、スペインなどの国債中心の財政破綻とは別にです・・・

・・・処方箋としては、信用連鎖の大元を防御しておくしか手が無い・・・所謂裏書回し手形を想像すれば理解出来ると思います・・・

・・・まあ邪推すれば損失を巨大に見せかけて、資金を引っ張り込む作戦も無いとは言えない・・・我が国の例では、野村HDがリーマンのアジア部門買収、三菱UFJがモルガンスタンレーに約1兆円出資、みずほがメリルリンチに出資、三井住友はゴールドマンサックスへ・・・と、出資の形でそれぞれの自己資本不足をカバーしてやりながら、彼らの牙城であった金融市場への足掛かりをつくる・・・

・・・しかし、それで根本にある不良債権の方がついたということにはなりません・・・結果として円高ドル、ユーロ安で、彼らの損失を埋めてやっているという構図でもありますね・・・。







メンテ

Page: 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 | 24 | 25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 | 31 | 32 | 33 | 34 | 35 | 36 | 37 | 38 | 39 | 40 | 41 | 42 | 43 | 44 | 45 | 46 | 47 | 48 | 49 | 50 | 51 | 52 | 53 | 54 | 55 | 56 | 57 | 58 | 59 | 60 | 61 | 62 | 63 | 64 | 65 | 66 | 67 | 68 | 69 | 70 | 71 | 72 | 73 | 全部表示 スレッド一覧 新規スレッド作成

アベノータリンが続ける政治のブタ積 ( No.634 )
日時: 2017/07/21 15:33
名前: イントィッション ID:09uYRLok

日時: 2016/03/04 08:02名前: 満天下有人 ID:LBCcjgUY

3月2日 読売:

『政府は世界経済の減速を受け、国内景気を下支えする緊急経済対策の検討に入り、今月下旬にも具体案の調整に着手する。16年度予算案の成立に続き、追加の経済対策を打つことで、景気を更に底上げしたい考えで、ニッポン1億総活躍プランに反映する。

その為に安倍首相は、国内外の有識者から意見を聞く「国際金融経済分析会合」の新設」を表明し、関係閣僚及び黒田日銀総裁から、原油安えの対応策など意見を聞く』

その上昨日は、消費税10%への引き上げは、余程の事が無い限り予定通り実施すると国会で宣言していた。しかし訳の分からぬ政治を続けるものだ、よくもまあ続けることが出来るものだ。

そもそも超金融緩和ですべて良くなったのではなかったのか?(笑)。追加の経済対策を打つことで、“景気を更に底上げしたい”のなら別にムリすることも無いではないか?景気が良いのなら更に底上げする必要などそもそも無いのではないのか?・・・とにかく何年にもわたってバカぶりを見せつけられてウンザリしているのに、まだ見せ足りないのだろうか?

シンゾーもバカ黒も、そもそも超金融緩和ですべてが良くなったのではなかったのか?・・・何?、原油安が想定外だったと?中国経済が当てはずれた、と?・・・バカも休み休み言え!!と怒鳴りたくもなるが、まあ単純右翼バカ相手に興奮してもつまらない。そうか、バカだから休む暇もなくバカを連発していないと気がすまないのだろう(爆)。

資源外国頼りのこの国で、原油安のメリットについて一度でも言及したことがあったか?インタゲ唱えている以上、安くなるものについては具合悪いものだから、バカなりにそれには触れないズル賢さだけは持ち合わせている。原油安のメリットはどこかえ隠して、電気代にも反映させず、そのメリットを受ける企業はダンマリ決め込み、賃上げどころか内部留保に隠してしまう。国民経済に何の恩恵も感じられない旧態已然とした構造を放置したまま、何の「識」も持っていない連中をまた集めては、次から次へと有識者会合ばかり開き居る。

超金融緩和で、ムダなブタ積み当座勘定だけが積み上がって、それを眺めて喜ぶしか能が無いバカ黒田をまた、性懲りもなく起用して国際金融情勢の分析をするだと、既に何の効果も出ていない政策について、また意見を聞いてどうする・・・世界規模での国際政治絡みによる原油安など、お前たちが対策できるシロモノではないだろう。屁のツッパリにもならぬ「識者」ばかり集めるのも、一種の「識のブタ積」だな(爆)。

その政治のブタ積を眺めているだけのこの国。騒ぐのはネットウヨによる単純右翼だけで、何やら一言物言えば袋叩きに合うらしい(笑)・・・これも維新の時に見られたように、已むに已まれぬ気持ちが嵩じてくると、前後見境なく血気だけが先走る民族気質だからしょうがない。政治など変え得るどころか、その逆方向に走り出す。そこから一体、何を産むことができる?

それはそうと、JPモルガン銀行調査部長である佐々木何某さんが、NY、ロンドンのヘッジフアンド25社を回り、最近の世界中に蔓延した超金融緩和について意見を聞いて来られた記事を目にした。

NYでは黒田日銀のマイナス金利政策に批判が強かったらしい。というよりアメリカでは元々からして、金融政策としてのマイナス金利は邪道として眼中にないからだとか・・・

それよりも米英では、最近の日本におけるマイナンバー制度や他の面で、国民資産を把握する制度が次々に出ていることが気がかりなのか、中期でヘリマネをやる政策が密かに進行いているのではなかとの意見を聞かれたそうだ。彼らはヘリマネと称したそうだが、このままで日本財政はもつ筈が無い、つまり新円切替えによって国民資産で政府借金を清算するのではないかとの懸念を持っていたらしい。既に円交換価値についても、最悪のケースも怠りなく注意因数として方程式に参入している、そういうことだろう。

敗戦時の戦時国債借金は約1000億円、当時のGDPは800億円(GDPの1.25倍)、それを預金封鎖という強硬手段で清算できたのも、まだGHQの占領下で、新憲法もできていなかったから、実行できた。現在では憲法規定によって国会議決を要するから、そう簡単には出来ない。そんなことを曝け出しあれこれ議論していたら、国際金融市場は一気に日本売りに転換、円安は1000円まで下落!(笑)。国際金融筋はその決め手を握っており、日本が言う事を聞いている間は、奥の手は使わない、民主党政権でも国際金融の場で、日本は増税します、ジミン麻生ではIMFに10兆円追加拠出します、怖いものだから先手を打ってゴマ摺りに励んでいた。何故ゴマ摺るのか?理由は意外に単純な所にある。

・・・原油安でインフレに転換できなかった、さあまた有識者会議だ!と、ムダなつぎはぎ政策のブタ積をやるよりも、これで一気にお望みのインフレに転換できるではないか!政府借金もタダになるし(笑)。だが、国債はデフオルト、価格は限りなく0になり、その分も影響する超インフレを新円でごまかし消却するとなると・・・1京円は新札配らないとな、足りまヘンわ。パン一個1000円くらいで済むかな?。いずれにしても世界金融構造に振り回される土壌を抱いたままだ。

・・・「識」の無い連中ばかりを集めては、超豪華メシ食いの集まりにしか過ぎないことをやるより、最大の公共事業・戦争でもおっぱじめた方が、効果は早いよ(笑)、シンゾー様お好みの材料はある、中国南沙諸島に攻撃しかけるか、北のバカボン、キムジョンオン相手でも良い。いい勝負になる(笑)。

メンテ
文明開化時代の由緒あるホテル>同時にスパイ合戦の場 ( No.635 )
日時: 2017/07/21 15:41
名前: イントィッション ID:09uYRLok

日時: 2016/03/06 13:28名前: 満天下有人 ID:DkYWf98A

開国を強要して日本へ進出して来た欧米列強にとって、色んな機密打ち合わせ、会合、社交上のことでホテルの存在は必須の場所であったでしょうね。

神戸には開港当時からの由緒ある場所が、あちこちにあります。おっちゃんの本家筋の墓が、神戸六甲山中腹にあって、昔はよく訪れたものですが、山の手には、前に書きましたアヘン金融屋のサッスーン商会の豪邸が、異人館として観光名所になっておりますね。

ここ横浜では、GHQマッカーサー元帥が一時、事務所にした横浜グランドホテルがありますし、これは占領行政の場としておおっぴらに使っていたものでしょう。

おおっぴらにしたくない闇ごとの交渉事にもホテルは良く使われることでしょう。そういえば小沢一郎がデッチアゲ事件の首謀者にされてしまったあの事件でも、西松建設からの献金を、石川秘書に手渡したとする人物が現れて、その場所として森ビルが経営する六本木全日空ホテルで、手渡し時の模様を再現する番組までありましたね・・・あのミノモンタが、その人物相手に微に入り細にわたって現場再現にウツツを抜かしていたものですが、後になって、その日はその人物は他のスケジュールでホテルには来ていない事などが分かり、謀略デッチアゲの芝居であったことが証明されました。

そんなことに手を貸したミノモンタなどには何のお咎めも無く、数日で忘れ去られてしまう、おかしな国です。

現在では、米大使館の横にあるオークラなど、まあ昔からあそこは米要人が必ず逗留するホテルですから、高度な機密が話し合われている事は、公然の秘密でしょう。改装工事は終わったのかな?以前は何となく薄暗くてあまり好きじゃなかった(笑)。
メンテ
日本資本主義揺籃の場(3)>経済財、生活財交換手段としての通貨発行の変遷 ( No.636 )
日時: 2017/07/21 15:47
名前: イントィッション ID:09uYRLok

日時: 2016/03/06 22:09名前: 満天下有人 ID:DkYWf98A

通貨論も既に何度もやって来たことではありますが、それでも世の中、未だに誤解したままの向きが多いようですね。

確かに、ベーシックインカムとか政府紙幣論者は、通貨の一面しか見ておらず、更には必ず「悪性インフレ
が起らない範囲で」と、微かに条件を付けている論者が多いようです。それは取りも直さず自らが、その副作用をある程度分かっていることを証明しているようなものです。

だから大掛かりには出来ない、やばい、そう思っているのに、何故そうなのかの構造的側面に理解が及んでいない。根本的には通貨に対する価値観は、生活者人間の感覚によると思います。明確に認識はしていなくともその感覚の背景には、わが国はこれこれの経済力があるとか、社会制度がしっかりしているとか金融市場が整備されているとか、それぞれに感覚的ではあっても、自国通貨に対し一定の信頼を無意識の内に置いていると思うのです。

それは、何経済社会であろうとも、通貨は経済財、生活財交換にとって必須手段であり、そして何生産社会であれ人間の通貨の価値に対する感覚は同じだということ、それが私の持論です。過剰発行の通貨に対する民衆の嗅覚もまた、敏感です。資本主義的生産社会では、歴史的に見ても寡頭勢力が一番その本質を理解していた、通貨発行権の話が少し絡み、文脈を少しややこしくしますが、融通無碍なるこのおいしい通貨、ならば通貨全体の発行権をも最初から握ってしまえ、同時に一般大衆にこの通貨には価値があると思われなければ通用しない、ならば金兌換紙幣だ、・・・これが世界初の中央銀行・イングランド銀行発足の契機でした。

歴史が下って、米ドルが基軸通貨になり、世界経済の交換手段となり、とてもじゃないが金兌換ではやっていけない、表向き金の頸木が無くなっても、大衆による通貨への信頼感は上記のような感覚がバックボーンになっていたから、ドル価値が維持されて来た。

だが、その発行量が金利水準によって調整される、オカネ嗅覚に鋭い勢力たちは、紙幣と経済力のバランスをうまく舵取りしないと、自からにとっての金の卵を潰してしまうことになる、しかも金融が主導し始めた資本主義経済にあっては特に、そのバランスに注力する必要がある。これが資本主義経済における通貨価値維持の本音であり、逆に逆手に取れば、いかようにも相手国を振り回すことも可能になります。一国だけの通貨発行量の操作は、できるものではない、そのことについてはどれかの稿で書きました。現に次期大統領候補のヒラリー女史など、日本は為替操作疑惑国であると言い出していることも、その一例でしょう。

資本主義経済体制下の中で、歴史的に経験して来たことを踏まえて、だからどの国でも政府と中央銀行は、相互牽制のシステムを取っている。それも寡頭勢力たちが歴史的な経験を踏まえて、スイスに集まって検討した結果でしょう。それでも中央銀行が通貨発行権を独占しているから民衆にオカネが回って来ないと言うのは、事の一面しか見ていない皮相的な物の見方です。民衆にオカネが回って来ないのは、資本主義経済=私的利潤動機が無い限り資本は、オカネは配給しません。制度が民衆にオカネを渡さない仕組みになっているのであって、それに加担する政府が、オカネを民衆にばら撒く筈がありません。それは通貨の発行権云々とは全く関係ない次元の話です。

それを政府紙幣発行論者は、中央銀行が悪い、そこに通貨発行権を与えているからだと、事実誤認も甚だしい認識から論を発しているので、土台噛みあう筈がありません。

要するに政府紙幣発行論者は、わが国で言うなら日銀から通貨発行権を取り上げて政府に移せ、さすれば民衆がオカネを管理でき、社会保障もうまく行くとの単純な理窟のようで、何だか通貨発行権とは関係ない政府政策上の問題を通貨の問題に絡めてしまっているのですね・・・

むしろ我が国の場合は、政府の方が事実上の発行権を握っていると思います。政府が国債発行すれば日銀はノーとは言いません。だが上記しましたように、政府と中央銀行による相互牽制システムにしておかねば具合悪くなってきたその間の状況を十分弁えているから、いかにも政府には発行権限がないように見せかけているだけで、通貨法を読めば、日銀には通貨発行権は無いことは、一目瞭然になっているのに、それを知らない右翼連中が多いのですね・・・

今回は基本事項整理して始めたいので、少し堅苦しくなりますが(多分ご存知のことだろうとは思いますが)、今回は先ず、通貨発行権は日本銀行のものだとする事実誤認から始めます。

わが国通貨に関する法律は、「通貨の単位及び貨幣の発行などに関する法律(昭和62年規定)」と、「日本銀行法(平成9年規定)」の二本立てで規定されております。

日銀法で日銀は、通貨を発行するとされておりますが、第49条で、「日本銀行券の製造は、手続きを定めて財務大臣の許可を得なければならない」としている通り、ちゃんと政府権限で縛られているのです。それでも政府紙幣発行に熱心な向きは、要するに通貨に対しても独裁権限を与えたいのでしょう。強権主義の内閣官房長官である菅義偉などその筆頭であり、それを擁護したい右翼連中に政府紙幣論者が後を絶っていません。菅官房長官など、平成9年に選挙対策副委員長として、不評だった定額給付券の代わりに、どうしても政府紙幣発行を要すると先頭に立っておりました。

だがその見合いの日銀券回収をどうするのか、二種類の通貨が世に出回りインフレを超える不具合が出た時に備えるにせよ、実務的にも荒唐無稽な論として退けられてしまった。政府紙幣は行政権による通貨発行であり、回収不要の債務性の無い通貨ですから、金利政策など金融政策をどう取るのか、政府紙幣論者にはそこまで詰め切った論が皆無です。日銀券はむしろ、金融市場の中で発行される私法上の性格を有し、色んな調整の手段が取れる。だがそれもできない政府紙幣と、国際的にも単独政策が取りにくい、否、取ることが不可能な通貨市場において、一体、そことの整合性をどうするのか、これも政府紙幣論者から聞いたことがありません。まあ独裁歓迎の右翼単純思考からの無責任な発言でしょうから、まともに向きあう必要もないことです。

要するに通貨に何故債務性を持たせているのか、その重要な理窟が分かっていないのですね。債務性の無い、よって還流償還の必要性のない、しかも金融政策が取れない政府紙幣を発行して世界相手にどうするのか、それも聞いたことがありません。第一、現在の安倍内閣にその権限を与えたらどうなるか、想像しただけでもゾッとします(笑)。現に通貨発行権を事実上発動したかの如き超金融緩和をやってきましたね、日銀は何も言えない、これ以上やったらどうなるか・・・そしてそんな独裁色の強い内閣をダラダラと指示している国民に、通貨発行の責任など、取れる筈がありません。

そして冒頭に戻りまして、何の債務性も無い紙切れを、あたかも図画工作の時間に作りまくるそんな紙に対し民衆が、果たして価値観を持つだろうか?という疑問がふっきれません。
メンテ
日本資本主義揺籃の場(4)>政府紙幣発行によって、経済関係が好転すると思う浅はかさ ( No.637 )
日時: 2017/07/21 15:56
名前: イントィッション ID:09uYRLok

日時: 2016/03/07 18:20名前: 満天下有人 ID:W4OKDEtU

ニホンザルさん、資本主義とお金の関係を簡潔によく纏められましたね、本質を突いていると思います。

皇居前、大手町から丸の内界隈の住人だった頃を今思い出しても、その一員であったことから、あの鉄壁のように組み込まれた日本資本主義に、雇用を第一義に考えるような片鱗は、一片もなかったように思います。資本主義である以上、当たり前のことであります。ましてやユダ菌多国籍企業となると、更に厳しいですね。昔、基幹食糧で、多国籍企業の向こうを張ってメキシコ湾でインフラ投資をやったのですが、僅か5年で潰されてしまいました(笑)。

何度も言ってきたことですが、生活者がお金を得る雇用は、それが社会的付加価値創出の第一義的源泉であるのに対し、私的資本にとっての雇用は、抑えるべき「コスト」にしか過ぎない、ここに大きな対立の矛盾が存在していて、内部留保を取り崩してまで雇用するという動機は、元々無いのが資本主義なのです。通貨はあくまでも結果としてのコスト支払いの手段にしか過ぎない。

そこを勘違いして、政府紙幣を発行して雇用を増やせば万事うまく行くと思うのは、二律背反を地で行くようなもので、そんなことで矛盾は内包したままで資本主義が良くなると思うのは、ユートピアに過ぎません。未だに認識が甘い民衆が多すぎます。

二律背反とは、どの国を見ても政府は資本の代弁者であり、金融資本の言いなりになってる下僕なのだから、その構造の中で行われる政策、それがよしんば雇用のための政策であっても、必ず大資本を通じてあるいは行政を通じてしか発動されない。つまり、私的資本の利潤蓄積動機を守り、それを通じてしか政策は発動されない。例えば介護問題にしてもそうでしょう・・・事業者の利潤確保がありきから事は始る。雇用する側の論理が優先される資本主義の命題、非正規労働がいつの間にか広がってしまっている、何の為に?誰が?胸に手を当てて見れば簡単に分かることなのにね・・・

ユダ菌多国籍企業どもの仕掛けであることは明らかでしょう。端的には日米年次構造改革協議を通じて、実行されて来ました。だが世間では、ユダ菌とは関係ないとする意見が根強くありますね、物の見方が扁平なのです。あれほど世界に影響を与えたリーマンショック一つとりあげて見ても、その構造は明らかなのに、右翼という連中は単眼なのか、あるいはそのことが分かっていても、独裁志向だから、本音は出さずに単純に資本主義を擁護してしまう。淡々と冷静に事実関係を追及しているだけなのに、逆に騒ぎ立てて食ってかかって来るのが彼らでしょう、多分ニホンザルさんが相手にされたのも、そのような人達でしょう(笑)。「義」とか「道」とかの文字を眉間に鉢巻して血気にはやる維新の時の新撰組のようなもので、そのくせユダ菌の前に出るとひとたまりもない。

そのような資本主義の宿命である構造を無視しておきながら、一方で資本主義は限界に来たと嘆く(笑)のもまた、彼等です。つまり雇用は金融テクニックで解決=通貨の配給で解決できるものではなく、本来的に、宿命的に資本主義が内臓する矛盾なのであって、だから抜本的な社会構造の転換が無い限り、これも難題ですが、資本を社会的に共有できない限り、現行制度の中ではどうすることもできない「構造」なのです。

面白いのは、資本主義には自由があるからとして、内蔵する矛盾には触れずに、格差の存在は人間の宿命であるとして情緒的になってしまい、科学的アプローチもせずに形而上的で情緒的な感覚で、資本主義的経済関係という極めて形而下の肝心の矛盾にまで気がつかない。経済体制と言う極めて科学手な分析によって迫らねばならない命題を、社会一般制度と混同してしまっているのです。社会的付加価値生産とその分配に預かるという、労働を提供して生計を維持せねばならない極めて当たり前の事が、私的資本主義の命題によってブロックされてしまっている、そのことに触れずして次は、パラダイムチエンジが必要だと言い出す(笑)。もう支離滅裂です。雇用の問題は、事程左様に資本主義的経済関係による根本的な問題であって、通貨を与えることで解決できる問題では無いということを、先ず押さえておきます。

更には、金融資本の下僕にしかなり得ない政治が、そこと縁を切れる筈がありません。資本主義を前提にする政府が、できる筈が無い。金融資本にまで特化されて来たのが、正に資本主義なのですから。一歩譲って、では政府に通貨発行権を与えれば、国際金融資本と縁が切れるとして、その後は具体的に政府紙幣でどのように経済社会が動いて行くのか、その展望も聞いたことがありません(笑)。

一般論はさておいて実務的に考えても、中央銀行を廃止して、政府発行通貨一本やりで行くのか、一部を政府紙幣でやるのか?そこも常に曖昧なままでしょう・・・実務的にはどう使うのだろう。二重通貨として日銀券と共に銀行に扱わせるとして、二重のATM設置を要する。流通させる政府紙幣は、どこに扱わせるのでしょうか?別途財務省換金所を全国に創るか(笑)。多分、日銀券と違って債務性の無い紙幣、行政権によって発行される政府紙幣ですから、償還義務も無い通貨の市場性評価が出来ない、為替はどうするのだろう?

もっと大事なことは、日銀券との価値をどうのように同一にするのか。いかなる財も購入できるのか、輸入品決済には先ず使えない。そもそも為替交換通貨として認められないだろうから、その場合は政府紙幣と日銀券を一々交換するのだろうか?そんな国の通貨を世界市場はどう見るだろうか?その反動影響に耐え得るのだろうか?

更なる問題は、現行積み上がった政府借金は、二重通貨の下でどのように扱う積りなのだろうか?これも答えに接したことはない、というより、無視してしまっているのである。そんなアバウトな通貨論を引っ提げて、政府が通貨を発行すれば経済問題は片付いた、新たな社会が出現するなどと、果たして言えるものなのか・・・政府が聖人でもない限り、政府が通貨発行権を持てば、すべて解決とするは、歴史に照らしても甘すぎるし、単純過ぎて正視もできない。話は逆で、政治は常に私的資本、金融資本になびく本質を持っている以上、政府による通貨発行権の公正公平性は、どこが維持するのか?・・・国会?(笑)、無様な様を毎日見せつけられて、あんな所に発行を審議させるなど、身の毛が立ってきます。手のうちを国際金融筋に晒すようなことになります。

審議を横目に国債市場、金利市場が毎日大きく上下することでしょう(笑)。
メンテ
大企業資本主義の番頭アホボンの政策は全て、騙し装置で動いている ( No.638 )
日時: 2017/07/21 16:04
名前: イントィッション ID:09uYRLok

日時: 2016/03/08 12:56名前: 満天下有人 ID:js3VqvX.

<あのアホぼんが言うてる色々な事、「色々な働き方が出来る社会・・」やとか「一億総活躍・・・」やとか言うのは、聞いた瞬間、その欺瞞性は解りますねんけど、端的に言うたらイデオロギィに関係無く、政治・行政は国民を搾取する為の機関やちゅう事ですかいな? こら又えらい事ですがな、夢も希望もおまへんなァ>

あはは、贅六はん、歴史的に見ても政治権力は、民衆をほどほどに手なずけて、殺さない程度に生かしておく政治をやって来ておりますよ。

特に資本主義の場合は、世の中の運動は、私的資本利潤が先ずありきの社会ですから、それを無視した政治など有りえません。現に、法人税優遇策や輸出消費税還付で利益が増えた経団連を経由した大企業による自民党への政治献金は、いかばかりか。(毎日新聞、単位万円)

            2013年 2014  増加率
野村ホールデイングス    500 2800 560%
大和証券グループ 700 2500 357%
三菱重工業 1000 3000 300%
東芝 1400 2850 203%
日立 1400 2850 203%
キャノン:    2500 4000 60%
住友化学  2500 3600 44%
日産自動車 2050 2900 41%
ホンダ 1800 2500 39%
トヨタ自動車 5140 6440 25%
新日鉄住金 3200 3500 9%

まあこれらの従業員も、相応の賃上げはやってもらったのでしょうが、安倍政策の目玉であった超金融緩和による株式市場の上昇の恩恵をモロに受けた証券やの献金増加が目を引きますね。そしてアベのバカボンが武器輸出三原則を撤廃してから受けた軍事産業の恩恵、三菱重工業による献金にそれが現れています。

ひどいのは、信じられないような粉飾決算をやっていた、これも半分は軍事産業である東芝の、献金の異常な増加ですね。

このように一気に儲けさせてもらった所は献金を行い、政治権力側は当たり前のようにカネを貰う。国民の手前、選挙都合で具合悪いから、口先だけで経団連に対し賃上げを求める。口先だけの恰好付けです。だって言われたからと言って、御意!やります、などと言う資本がある筈がないでしょう。

資本主義的経済社会では、そうなるのが当然です。大資本の内部留保はすごい勢いで増えているのに、対海外競争力強化と言うダマシ文句で更に法人税減税。既に輸出用は海外現地生産に移してしまっているのにね・・・

このような構造を放置したままで、いくら未来を語っても意味がありません。残念ながら<夢も希望もおまへんなァ>となります(笑)。まあ、そこそこに生かしてもらっていれば、そんなややこしい構造に、一々目クジラを立てないのが民衆というものですから、何も変わる事も無いでしょうね。
メンテ
日本資本主義揺籃の場(5)>我が国通貨発行は、事実上政府権力で行われて来た ( No.639 )
日時: 2017/07/21 16:20
名前: イントィッション ID:09uYRLok

日時: 2016/03/09 14:06名前: 満天下有人 ID:AyJRluO.

維新前の徳川幕府時代は正に政治権力が通貨を発行し、その政治的恣意によって貨幣が改鋳されるなど、政治権力の都合次第でいかようにも通貨の交換価値が変えられた。

日本銀行創立前の維新前期でも、通貨は太政官札として政府権限によって発行され、政治的誘惑が通貨価値を歪めてしまった歴史もある。

日銀創設以降は、日銀総裁と内閣総理大臣がたすき掛けで交互に就任するなど、中央銀行独自の通貨発行権など持ち合わせてもおらず、政治が事実上、政治的思惑によって通貨発行を操作してきている。

中央銀行が事実上政治権力に支配され、政治的恣意によって金融政策をやることの、歴史的弊害が考慮されたのは、GHQによる一時的占領期間だけのことではなかったか。そのGHQですら、江戸幕府時代にその源を持ち、全国に広がっていた金銀扱いの本両替商と銭替え商から始まり、維新では米制度をマネし、日銀創立後は英方式を取り入れた、複雑な日本の金融制度が理解できなかったようだ。

いずれにせよ、通貨発行については事実上政府がその権力を握っていた事実は、よく分析したのであろう、おびただしい政府関係公庫の整理を強権によって始めている。だが米ソ冷戦に日本を組み入れるために、GHQが、民主化を第一義にした占領政策のタガが緩み始め、金融システムについても政府権力を強化しておいた方が何かと都合が良い・・・現にその後は、大蔵省の天下り先が日銀総裁の椅子となり、批判が強まり具合悪くなってきたものだから、一回おきに日銀出身者に総裁をやらせただけで、事実上は、大蔵省→財務省が通貨発行を管轄しているに等しいシステムになってしまった。今更政府に権限を与えよなどと事実誤認する者が、政府紙幣発行を求める。肝心の政府当局はその副作用がどういうものか先刻分かっているから、できないだけのことであって、中央銀行が国際金融マフイアに支配されているからではない。中央銀行がユダ菌に支配されているから、通貨面で経済の足かせになっているとする者たちは、むしろ政府の方が支配されている現実を知らないのである。

その歴史的順番に従って少し振り返って見ると、やはり目を引くのが、政治失政を通貨改鋳でスリ抜けようとした田沼意次を初め、天保の改革と言われた貨幣改鋳でも、時の権力は財政逼迫を通貨価値を低めるような手法で切り抜けて来ている。

江戸中期の旗本・田沼意次時代に、世界の金支配者・デルバンコのことを既に知っていたかどうかについては、定かではない。世界の民衆一般が、財の交換に使用する通貨は、金銀だとする本能的な価値観を江戸幕府も分かっているが故に、大判小判を通貨としたのであろう。そしてある範囲において科学的計算に立って、金銀の含有量を変えれば、財政操作も可能だと知っていたのであろう。

何故か数年毎に出てくる現在の政府紙幣発行論・・・これも通貨価値から目をそらさせ、財政責任から逃れるための巧妙なテクニックであろう。幕府末期天保の貨幣改悪鋳と本質は同じ策謀に基づくものであろう。

1830年(天保4年)の改鋳などは、幕府財政の元である米が大不作で、天保の大飢饉と言われる不作に端を発した幕府財政の悪化、この時幕府は、改鋳に乗じて貨幣価値を減らすべく金銀の含有量を削ったものだから、嗅覚の利く民衆は、飢饉に追い打ちをかけるように貨幣に対する信用を無くし、大インフレを起こしてしまっている。百姓一揆が絶えなかったようである。

副作用も計算できないのに、財政改善の為にはこれこれの金銀含有量を減らせば良いとの、ある種の科学的計算はできたのだろう。天保8年・1837年の改鋳益は69%にもなり、つまり貨幣の改悪鋳によって政府財政は69%も改善できたという話である。

だがその科学的計算は間が抜けていた。金の確保に比べて比較的容易であった銀に重きを置き、銀貨を多用、その為に銀貨の価値を上げて金銀比価を3倍、つまり銀高の方向で改鋳を行ったものだから、国際金融筋、特にロンドン筋は一斉にメキシコ銀買に走り、銀が高く売れる日本で銀を売り、その資金で金を買ってロンドンに持ち込み、ボロ儲けしたのである。

何故か、当時のロンドンにおける金銀比価は15倍だったからである。我が国からは激しい金の流出が起ってしまった。こういう所に、デルバンコ他の、現在ではゴールドマンサックス辺りになろうか、国際金融筋に、まさしく科学的に合理的に計算された手法によって食われてしまうのである。その歴史的原点は今も続いている。目が節穴どころか現在では、政府自らが率先して生贄になることに快感でも覚えるのだろうか、目を覆うような貢が激しい。

そしてそのような政府に通貨発行権を持たせないから、何事もうまく行かないのだという、信じられないような政府独裁を求める層が民衆にも根強く存在している。幕末天保時代のような貨幣改悪鋳を願って専制的政治を求めるから、同時に政府権限によるシニョレッジに憧憬を抱くのだろうか?・・・世界だけでなく我が国でも下手な金融システムは国際筋に狙われてしまう歴史を知った上での事だろうから、とするなら、これはヒトラーの遺言を信奉し、独裁専制を希求して止まない右翼筋からの願望ということになってくる。

この種の層は、葉面的には社会状況を憂いていながら、実のところ本音部分では独裁者を待ち望んでいる。2・26事件の本質にも似たりである。禁じ手である日銀による政府国債直接引き受けをもやった高橋是清蔵相が、それでも最後の段階では、これ以上のロスチャイルドからの軍事費借金はダメ、これ以上の政府借金である国債を日銀に買わせる政策もここまでとして、軍事費予算の増額を認めなかった為に、軍部に暗殺されてしまった。

今のアベシンゾーを見てごらんなさい。維持費を含めて4.4兆円にも上るあの欠陥オスプレイ、まだ数機しか現物は納入されていないのに、代金はどんどん払っている。米軍思いやり予算も133億円増しの約9500億円に達し、ドイツの三倍、他の米同盟国26カ国合計額よりも多くなって、だが国内では社会保障費削減の嵐が吹き荒れているというのに、豪州への潜水艦売り込みに反対の声も上がらないことと同じレベルで、民衆も鈍感なのである。

話が国際金融筋に食われっぱなしの歴史からズレたが、今や、軍事マフイアまでが重なって来た。だが何事もないようなムードで政府権力の思うがままに事は運んでいる・・・これで未来を語る気になれる?。
メンテ
日本資本主義揺籃の場(6)>歴史は繰り返す。 ( No.640 )
日時: 2017/07/21 16:30
名前: イントィッション ID:09uYRLok

日時: 2016/03/10 11:01名前: 満天下有人 ID:oPloO2fo

繰り返す歴史、繰り返して当然である。共生、公共資本に変わりもせずに、私的資本が私的利潤追求を命題とする社会のコアになっている以上、そしてこの構造を変えたくない者たちが存在する以上、同じことが繰り返される。格差が広がって当然なのに、資本主義を擁護するものたちが、それを嘆くという、実に奇妙な精神構造社会が、この国の特徴なのである。そして革命だと言い出す(笑)、支離滅裂さ。

革命を叫びながら、同じことを繰り返すこの国の歴史を見ていると、革命を叫びながら、何を革命しようとしたのかさっぱり分からないあの維新の根と、同根のようなゲノムが営々と生きている。維新とは一体何だったのかと、何を革命しようとしたのか、新時代を求めるものなら、もっと明確な国の形の青写真くらいあっても良さそうなものだが、史実を読む限り、攘夷に対抗するだけの、あるいは旧幕藩体制から抜け出そうとするだけの変革でしかなかったように思える。要するに西欧資本主義を導入したに過ぎない。

通貨制度しかりである。金銀比価についても国際市場のことが全然考慮もされずに決められ、長州征伐で借金の塊を残した幕府の負の遺産を受けた新政府にせよ、まあ他所を見てから考えようや、ということで漠然と、しかも二年弱もかけて岩倉視察団が外遊。

フランス人は走る前に考える、イギリス人は走りながら考える、スペイン人は走ってしまった後で考える、とのジョークに例えるなら、日本人はどのタイプに該当するのだろう。どれにも当てはまらないと思う。維新では志士たちがそれぞれの新たな思いは持っていたのかも知れないが、国家として一つとして纏まった青写真などは、全く持合わせてもいなかったように思える。それが欧米列強の草刈り場になった原因でもあろうか・・・そのゲノムが未だに続いている。こんなにあっさりと貢迎合外交をやる国って、他にあるか、そしてその政治権力を他よりましだとして温存する国民性、嘆く本質を全く取り違えてしまっている・・・

欧米の金融システムは、どうもよく分からない、まあとにかく行ってみようであないかと出かけた岩倉使節団御一行46名。幹部は・・・・・

団長:岩倉具視(京都公家)
大蔵卿:大久保利通(薩摩)
工部大輔:伊藤博文(長州)
参議:木戸孝允(長州)

「岩倉使節団という冒険」なる歴史書物によれば、船中でもあれこれ議論されたようだが、何しろ前代未聞の制度に関することだから、とにかく向こうに着いてからの事にしようと(笑)なって、アメリカでは200日にも亘って熱烈歓迎を受けたものだから、長々と居座ってしまい、これがアメリカ型銀行制度を受け入れる素地になったとか(笑)。でも英国武器の独占輸入権をもらっていた薩摩としては、やはり英国にも行って勉強しようとなって、アメリカの後にロンドンまで足を延ばしたはいいが、怪しげな小さい銀行に騙されて旅費所持金を無くしてしまったものだから、滞在が120日にも及んだと記されている。そして母国では前に記したように薩長土肥の権力争いが、朝鮮問題に絡んで表面化していた。

このようなドタバタの最中に、通貨問題では間抜けなことをやっていた。
銀貨幣の価値を金銀比価で3倍にまで上げたはよかったが、国際金融の中心地ロンドンでは、その比価は15倍。バカでも無い限りそのようなボロ儲けできる比価を黙って見過ごす筈が無い。

国内に居留していた外人が、母国での通貨価値基準は変わってもいないから悲鳴を上げ出す。

アメリカ公使のハリスが先ず、改鋳比価に対し猛反対の声を上げ始める(所謂ハリスショック)。政府幕府はどう対処したのか、何と、金銀実質比価の差を拡大するために今度は逆に、金の含有量を減らす策に出たのである(笑)。具体的には1両当たりの金の含有量を、天保小判の1/3に減らした万延小判を発行し、これで国際金銀比価15倍の相場に何とか近づけるというインチキをやったのである。

その結果、嗅覚に敏感な民衆の貨幣価値不信用が13%のインフレを招き、経済生活が悪化したと日本財政史に記されている。別に物資が不足した結果のインフレでもなかった。通貨のいじくり方一つで、かくも物価が変動するのである。インフレの発生の仕方は多様であり、何が原因となるかは分かったものではないが、昨今のルーブル危機によるインフレにせよ、国家財政の生命線である原油下落が、回り回ってルーブル通貨の価値を下落させてしまっている。

インフレだけが通貨増刷発行の問題点でもない。それ以前に、人間の価値観なるものによって社会、経済システムが保てなくなる事の方が、事は重大なのである。利潤追求が唯一のシステムであるなら、そして政府がその代弁者である限り、一部だけが生き残れる形で、その限界は必ずやって来る、その兆しは既に出ている、それを解決する手法として、図画工作的製造で政府が紙幣を創れば良いとする単純さである。それ以前に何が矛盾の本質なのか、そこまで頭が回らない。矛盾の根を温存しておきながら革命を言うのである(笑)。

政治的誘惑が多い政府紙幣で事は解決するというなら、既にオカネイジリの権限を持っている政府の事、さっさとやってしまえば良いのに、国民もそれを支持しているのだろうから、やれば良いのにそれが出来ないでいる。私的資本主義の番頭であるから、出来る筈が無い。だから超金融緩和をやっても国民全体への波及効果が出ない。日銀ブタ積ばかりが増えるのは、肝心の最終蛇口を開くことができないからである。ムードでインフレにするぞと脅かせばインフレになると思っているだけで、やってしまったらどうなるかの恐怖感が捨てきれないのである。最終的には事がどうなるか分かっているのである。だから蛇口を開けない。

中央銀行制度出発時点では、国際金融資本の思惑によって、通貨の実質支配権が国家覇権の動向まで差配する構造があったが、少なくとも我が国では敗戦を契機に、何故中央銀行の独立性が必要かの本質に立った、結果オーライではあるが、一応その目的に沿った運用が相互牽制システムとしては出来ている。政府政治誘惑による暴走も、それに加担する官僚出身の総裁が居て危ない限りだが、ギリギリの線で何とか食い止めている。だが巷間では血気にはやる右翼思考の連中による政府に通貨独裁を求める声が後を絶たない。それを実行したら恐らくIMFやスイスバーゼルクラブからの何らかの制裁が起るだろう。だが頭に血が上った連中には、「志」「神道」なる字が焼き付いてしまえば、教条を掲げて四角四面となり、合理的検証など頭から抜けてしまって、また攘夷を叫び、けだかき富士を仰ぎ見た途端に、天誅とばかりにいつか来た道を走り出すのだ(笑)。あるいは中世封建時代のように、領主様によるシニョレッジに戻りたい夢でも見ているのかも知れない。

そして政治は政治で、矛盾に拍車をかけるような政策を行う。日本食を世界に広める、農業を成長に取り込むと言いながら一方で、大集約化、労働、雇用を排除してしまうような道を開くに等しいTPP政策を推進しおる(笑)。そして国民は猫の額のような狭い農地で、新種のダイコンやカボチャ栽培に成功して喜んでいる。私的資本の丁稚小僧的政治が長続きする構造は、健全なのである(笑)。政府紙幣論者は、グローバリゼイションが必然の動向として、その矛盾について何も言わない。グロービリゼイションなどと言う思想は、自然発生的に生じたものではなく、多国籍企業が意図的に仕組んだ新たな構造であることも知らずに、だからTPPと政府政策の矛盾には触れもしないのである(笑)。グローバリゼイションは人類によって自然発生したものではないことは、ジャパンハンドラーズの有力者の一人であるハーヴァードのジョセフ・ナイ教授が一部反省も込めて自ら述べている。アメリカは(多国籍企業は)余りにも相手国の文化伝統を無視してやり過ぎた、これからは相手国構造にも合わせた「ソフトパワー」的推進を心がけるべきだと・・・明確に多国籍企業が仕掛けたことであると、その思想的外交中枢に居るものが自ら白状しているのである。

実に歴史は繰り返すとはよく言ったもので、現実の市場も含む国際関係には目が行かず、通貨発行権についてもせっかくユダ菌的通貨支配構造から抜け出て本来の通貨価値維持の制度に近づいた我が国の相互牽制システムまで崩して、態々政府独裁を望む。それは右翼的単純維新ゲノムが未だに生存しているからだろう。アベシンゾーをまだましだとして支持する一派、あの満州事変、太平洋戦争にまで突き進んだ右翼的軍部思想にも通じるものが脈打っている。

もし政府権限通貨発行に切り替えてIMFやスイスバーゼルクラブが何らかのイチャモンを付けてきたら、攘夷!とばかりに真珠湾攻撃の時のように奇襲攻撃でもかけそうな勢いである(笑)。

次項で、右翼軍部が暗殺した高橋是清蔵相に触れながらレビューして見よう。
メンテ
日本資本主義揺籃の場(7)>紙幣発行史 ( No.641 )
日時: 2017/07/21 16:36
名前: イントィッション ID:09uYRLok

日時: 2016/03/10 19:55名前: 満天下有人 ID:oPloO2fo

司馬遼太郎著 「竜馬が行く」より」

『旅籠「煙草屋」の前まで来た時、三岡はたまりかねて二階に向って、竜馬〜あ!と叫んだ。そのひびきに応じるように竜馬は二階から顔を出し、「やあ三岡か、話すことが山ほどあるぞ」と、怒鳴り降ろした。・・・この男が竜馬に、新政府財政の基本的な考え方は、こうあるべきだと説き、その財政技術の一つとして金札の発行を説いた。兌換紙幣のことである。新政府にはまだ信用力が無いため、京大坂の富豪を説き、彼等に発行の勧進元をやらせ、その信用と財力を借りれば、一千万両くらいの金はたちどころにできあがると三岡は言うのである。』

ここで言う三岡とは、福井藩士で、商人に低利で金を貸付けることで養蚕事業を興し、藩の収入を高めたことで有名になった、後に政府会計方・御用金穀取締を命ぜられた由利公正のことであり、金札とは新政府発行の初の全国共通通貨・兌換紙幣「太政官札」のことである。

まだ新政府発足したばかりで政治的不安定さもあったであろうが、この金札の目的が膨大な内戦軍事費や、膨大な旧士族保障の為の出費・秩禄公債に充当された為に信用度は低く、正貨100両に対する金札は150両を要した。正貨に対する価値率は6割しかない。「二府においてすら6正貨に対し6割余の下落となり、他の地方においては全く授受せざるの形況なり」と記されている程であった。

ちなみにこの由利公正は、薩長閥の支配に我慢していた肥前藩士で、まだ外国官判事だった大隈重信に、金札発行の不具合を理由にクビにされてしまった。せめて金融分野については薩長に抑えられたくない大隈の心情も重なっていたかも知れない。

慶應3年から明治元年までの財政13カ月間は、鳥羽伏見の戦いから五稜郭開城に至る1年5カ月に亘る戦費が、大きな負担となっていた。それを太政官札発行で賄ったのであるから、下落率が大きかったのも止むをえまい。これが西南戦争時におけるインフレへ繋がって行く。

歳入 273万円
借入 473万円
太政官札発行額 2,404万両 (歳入に占める比率76%!)

(ここで問題となるのが、太政官札は金兌換紙幣であったから、これは償還不要の政府紙幣とは言えないと言うことだ。現に税制が整い始めてから維新政府は償還に応じている。そもそも政府紙幣など認めないオリエンタルバンクのような欧州金融資本が、維新時の我が国の金融を仕切っていたのだから)

どの稿かで書いたようにこの他に、幕府による対外債務600万両も維新政府は引き継いだのだから、総計額はいかばかりであったか、現在額との対比は面倒なので略するとしても、莫大な額ではあった。時代を変えるとは、かくもカネがかかるものなのだ(笑)。

問題は、そのカネの出どころについて、当時の軍事一体化金融資本においしいエサを与え、喰われてしまったことであろう。我が国の維新は、武器商人によって開国させられたようなもので、近代史は武器維新から始まったようなものである。

それが未だに尾を引いている。さすが維新制覇の長州藩出身者が、内閣総理大臣となり、武器輸出三原則も廃棄して武器商売に熱心である(笑)。維新では毛唐に儲けられっぱなし、今度は儲けてやる!か(笑)。
メンテ
日本資本主義揺籃の場(8)>太政官札発行から国債発行へ。 ( No.642 )
日時: 2017/07/21 16:45
名前: イントィッション ID:09uYRLok

日時: 2016/03/11 07:50名前: 満天下有人 ID:H3c56B22

幕藩体制からの巨大な負債を背負った維新政府。その資金繰りの為に由利公正の発案で太政官札を発行したものの、信用度が低く、地方によっては使わない所もあって、徐々にインフレへの芽を醸成することになってしまった。

だが、旧幕藩の雄藩による連立政権のような維新政府、旧幕府と同じように新政府においても通貨に対する概念は、「御用金」として上からの権力によって集めることが出来るとの甘い考えがまだ残っており、しかし町方は時代転換期の混乱期に入り、町民の生活感覚から新政府が行うフアイナンスをまとには信用していなかった。

だから、出す側としては豪商たちによる献金なのか、富裕税なのか、借金なのかその性格が曖昧な御用金の集まり具合は芳しくなく、総要資金3150万両のうち当初は、384万両だけの御用金しか集まっていない。次の内戦である明治10年の西郷隆盛傘下の不平士族による反乱・対西南戦争の軍費は、大幅に政府紙幣印刷で賄わざるを得なくなっていたのである。

しかも金保有量からしても、全てを正貨で賄うことは不可能になっていたから、西南戦争ではこの政府紙幣は不換紙幣として、当時の税収がまだ300万両程度であったのに対し、1億1千9百万両もの政府紙幣が発行され、翌年には1億6900万両もの印刷不換紙幣がばら撒かれ、通貨価値に対する町方衆の敏感な嗅覚が、インフレを起こしてしまったのである。

西南戦争勃発時の東京玄米相場は、1石5円15銭。それが明治14年では10円48銭と倍増。物価の上昇は輸入商品の増加を通じて貿易赤字を拡大、通貨安との悪循環を繰り返して行く。昨今の世界規模でのマイナス金利を通じての通貨安競争も、当時と同じに見える。本質的に違う要因は、明治維新時のそれは、何の裏付けも無い不換政府紙幣の大量印刷によるものであった。

明治14には、銀貨1円に対し政府紙幣は1円80銭にまで暴落している。ここで中央銀行である日銀が創立され、大蔵卿・松方正義が初代総裁となり、インフレ収束策として有名な松方デフレ政策が始る。

松方の通貨政策は、価値基準に何の裏付けも無い不換政府紙幣が悪性インフレを起こすのは当然であり、これを先ず止めることに通貨政策を180度転換。生活感覚からしても、誰が何の価値基準も持たない通貨を信用するのか、これが私の政府紙幣反対論の最も根幹になっている持論でもある。

松方卿は『政府が自分で紙幣を発行すると言うと、財政少しでも不如意となると、どうもすれば不換紙幣発行になり易い。紙幣は民間経済の動向と貨幣需要に応じて発行されるべきであり、最終権力である政府によって発行されるべきものではない』・・・

勿論、松方もフランスロスチャイルド訪問によって教えられてきたことであろうが、既に通貨に関しては政府と発行主体は分離すべしとの意味を真に理解していたようである。イングランド銀行やFRB創立の過程では、ユダ菌金融資本の恣意がモロに入っていたが、わが国の場合は、結果オーライであるにせよ、中央銀行の独立性の真意が既に盛り込まれていたのである。

当時の松方通貨発行論の趣意を、「紙幣整理」を通じて更に読んでみると、『種々議論はあった、アメリカ流の国立銀行制にするか、英国他の中央銀行制度にするか、という両論に分かれておったのであるが、政府紙幣引換え方法について種々苦心をした結果、大体米国の制度にならって公債を発行して政府紙幣を引き揚げ、その公債を以てこれを「抵当」として兌換券を発行する国立銀行を創ることになった。』

“公債を以てこれを抵当とする”、そこに通貨に債務性を持たせることによって、通貨に価値基準を持たせ、それを維持すべしとの、庶民価値観に基づく通貨哲学が盛り込まれている。

(エピソードを挟むと、その不換太政官札を偽造しニセ札を造っていた福岡黒田藩を見破って摘発したのも、この松方卿である(笑)。

それ以前では、現在の代表的日本企業の元を400社も創った渋沢栄一が、パリ万博見学ついでにフランス国債売買を経験し、『殊に日本では、貸借のこととなると絶対秘密にする恥辱感の強い風習と違い、フランスではこれを公の事として日常的に売買している様は、一驚に値する』とまで書いている。生活感覚というか、武士は食はねど高楊枝というような外見を重視する我が国文化では、ビックリするような制度であったかも知れない。

だがせっかくのこの、経済価値観は、それを担う民間活力に任せるべきで、政府権力とは切り離しておくべしとの哲学も、これもまた日本文化から生まれついて来た、「志」「神道」「義」というような漢字で表現される右翼軍部的な思想によって、壊されて行く。2・26事件であり、その時もまた西欧金融資本にいいように手玉に取られてしまった。

斯くの如く、歴史的にも何度も苦い水を飲まされながら、21世紀にもなってまた、通貨政府権限による政府紙幣論を唱えるバカが出てくる。前稿で申したように歴史は繰り返すである・・・『一度目は悲劇として、二度目は喜劇として(カール・マルクス)』。

メンテ
通貨発行権を収奪したハンガリー政府>非常識が常識になる時代。 ( No.643 )
日時: 2017/07/21 16:50
名前: イントィッション ID:09uYRLok

日時: 2016/03/11 15:35名前: 満天下有人 ID:H3c56B22

しかし最近、どうもここ掲示板も、2ch的ストリートネットウヨ的気配が匂っていて、通貨発行権について明治維新以降でも芽生えていたウヨ的発想を折に触れて批判してきたが、まさかと思うようなハンガリー政府による通貨発行権取得を称賛する記事がトップに出され、やはり匂っていた危惧感は、ほんとなのだと分かり、いささかガックリだ。

ユダ菌金融資本による経済の支配構造について、可能な限り史実に基づき、客観的な検証を試み、現代にあってはロバート・ルービンによるゴールドマンサックスに、その歪んだ策謀が見て取れ、そのことを批判して来た。

だが同じユダ菌批判でも、どうもネットウヨ的批判には、あの右翼軍部にも通じる独裁的血気しか感じられず、どういうことかと思っていたら何と、世界も眉をひそめたハンガリー右翼政治家であるオノバン首相が中央銀行を廃止し、政府が通貨発行権を握ったことを称賛する血気しかない、底の浅い単純さがモロに出されてしまった。

この傾向、何かに似ている・・・そう,米大統領選における共和党トランプ現象にそっくりなのだ。移民排除、純血主義がここまで堆積していたのかと、背筋が冷たくなるような独裁につながる心理状態が芽生えているのである。正にヒトラーナチス抬頭前夜のような現象が起こっているのだ。

中央銀行を廃止したハンガリーのオノバン首相は、右翼政治家の代表であり、反社会主義者であり難民排除主義で有名である。2014年首相になると同時に政府権限を強める中央銀行法改正、同時にやったことはメデイア規正法も成立させたことである。そして憲法裁判所の権限も縮小させてしまった。

これ、どこかの首相政策とそっくりだ、そうアベシンゾー総理大臣殿である(笑)。この二人は2013年に既に会談し、其の後シンゾー招待によりオノバン首相は来日している。ネットウヨはシンゾー首相の支持者であるから、それと意気投合するオノバン首相が断行した中央銀行廃止同然の政策も、同じように礼賛するのである。

彼の通貨政策は要するに、自力で経済再生できないもどかしさ、止む無くIMF、EUに頼ると条件ばかりつけられて頭に血が上り、2011年12月、ついに中央銀行の独立性を排除する新中央銀行法を成立させたものである。結果、ハンガリー国債は、通貨フオリントと共に大暴落。

怖れをなした同内閣のIMF交渉担当大臣・フエツレギは、中央銀行の独立性を損なう考えは全く無い、EU、IMFと前提条件をつけずにあらゆる問題について協議する用意があると、一気にへりくだってしまっている。要するにオルバンなる跳ね返り首相が、頭に血が上って前後見境ない独裁的政策をやっただけのことである。

我々日本人には実感できない欧州における長い歴史の中で、ユダ菌にたいする反感があることも理解できない訳でもないが、それをあたかも新時代を築いたが如く礼賛する者が、この国にも存在している。我が国では中央銀行の独立性と政府の関係は、思惑は別としてもうまく機能して来たのに、何故ハンガリーのような規模の小さい経済国でやったことを礼賛し、我が国もそうせねばならないのか?・・・それは通貨発行権を口実にした右翼独裁を実現したい思想によるからであろう。米トランプ現象も含めて、そして内ではシンゾー的政治を支える根強いグループが存在している傾向、冷静さがどんどん失せて地球がフアッショ化している。その一端がハンガリー通貨政策礼賛となって、非常識を常識とする天地逆さまの狂った根が、ここ掲示板にも張られていたことが、証明されたとうことか?。
メンテ

Page: 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 | 24 | 25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 | 31 | 32 | 33 | 34 | 35 | 36 | 37 | 38 | 39 | 40 | 41 | 42 | 43 | 44 | 45 | 46 | 47 | 48 | 49 | 50 | 51 | 52 | 53 | 54 | 55 | 56 | 57 | 58 | 59 | 60 | 61 | 62 | 63 | 64 | 65 | 66 | 67 | 68 | 69 | 70 | 71 | 72 | 73 | 全部表示 スレッド一覧 新規スレッド作成

題名 スレッドをトップへソート
名前  「名前#任意の文字列」でトリップ生成
E-Mail 入力すると メールを送信する からメールを受け取れます(アドレス非表示)
URL
パスワード ご自分の投稿文の編集、削除の際必要です。面倒でしょうが入力をお勧めします。
投稿キー (投稿時 投稿キー を入力してください)
コメント

   クッキー保存