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[3082] 一路一帯構想
日時: 2019/01/05 14:02
名前: 天橋立の愚痴人間 ID:mr6A90Jw

一路一帯構想

21世紀のシルクロードとして中国が提案している国際道路網。

東南アジアからヨーロッパ(ロシアを含む)アフリカまでの5本の道路網を整備し、沿線の経済圏を強固にすることが目的。
2013年の構想発表から整備が始まり、最近は、そのインフラ整備に(道路だけでなく発電所などのインフラも整備している)、1兆6000億ドル(最近は年間5000億ドル)をつぎ込んでいる。

シルクロードの総延長は7000qと言われている。
一路一帯構想ではアフリカまでを視野に入れているので単純に計算すると35000q以上となる。

※ 中国の高速道路の総延長は、2017年末現在約136,000 km(キロメートル)。近年は年平均で約6,000 km以上の高速道路が建設されており、中国は近い将来本気で、この構想を成し遂げるでしょう。

アジア開発銀行(ADB)の最新の予測によると、発展途上のアジア地域では2030年までに26兆ドルのインフラ投資(道路以外を含む)を必要としています。
道路整備と言っても全く新たな道路を作っている訳ではなく、既に開通した部分の経済効果は年間1兆ドルあると言われています。
その他に、沿線各国のGDPは、その分上昇しています。

しかしながら、その資金は、主にアジアインフラ投資銀行(AIIB)から出ている借金です。
AIIBは一路一帯構想と共に中国が主唱し中国が26%の決定権を握る融資機関です。
AIIBには、アメリカ、日本は参加していませんが、設立当初から57か国が参加し、現在は93ヵ国が入っています。
それまでは、日米が主導するアジア開発銀行(ADB)が増大するアジアにおけるインフラストラクチャー整備のための資金ニーズを担当していました。

一路一帯の整備は中国の支援の下、沿線各国の事業としてやられていますが、沿線各国の多くは貧しい国でもあり、また独裁国家が多く、借り入れた金の返済の目途もなく行われている場合が多いようです。
中国は、このような融資は必ずしも返却することが無くても良いような事を言っている様ですが、その代りにインフラの運用権を差し押さえることを考えている様です。したたかですね。

融資元のAIIBを抑え、他人の金を使い一路一帯構想を実現し挙句の果ては、その資産、権利を中国のものとする華僑の悪逆な思想が垣間見られます。

それはともかく沿線の人口は60億人と言います。
この市場をがっちりと抑え込む中国の構想の前にアメリカもEUも一路一帯構想には乗らざるを得ないでしょう。

色々な問題があるとしても、将来的には正解で、世界経済は中国の一人勝ち状況となるでしょう。
この様な構想は反米思想が渦巻く中東で欧米では実現できないものであり、中国ならでのことです。
馬鹿な我が国は先進国ではただ一国、アメリカに追従してAIIBにも参加していません。
それなのに最近は支援は惜しまないと言う態度の様です。
蛇足になりましたが、安倍自民党の腰抜け外交、狭い了見、先験性の無さを物語っています。

(追申です)

言い忘れていましたが、中国は一路一帯の沿線で50を超える経済圏の創出を考えています。
もちろん中国は、その全てに関与するつもりでしょうが、地域ごとの経済を認識しているところに慧眼を感じます。
アングロサクソン流とは少し異なることですね。

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