Re: 広島・長崎の原爆を検証する ( No.1 ) |
- 日時: 2020/08/18 09:29
- 名前: ooeyama ID:KxiL1Tp6
- https://news.yahoo.co.jp/pickup/6367870
不運な広島と長崎に忌まわしい原爆が投下されて75年、毎年被爆した6日に広島市で、ついで今日9日には長崎市で、平和への慰霊式典が遺族の悲しみの中を厳かに行われ、空虚な黙祷の後首相始め招かれた各界のお偉方等は、異口同音お決まりの非戦への決意を騙り、また地元高校へ通う女生徒に平和への誓いを述べさせて、予定調和的な自慰式典は終わる。
因みに広島市の慰霊石碑前面には「安らかに眠って下さい 過ちは 繰返しませぬから」と刻まれているが、この「『過ち』は誰が犯したものであるか」について、建立当初から解釈の相違が取り沙汰され、当時の広島市長は「主語は全人類」と述べ、空しい碑文論争に終止符が打った。
当時の広島市長は政治的思惑から技と惚けたのか?、悲惨な結末を膿んだ侵略戦争を「聖戦」と称し、撤退を「転進」全滅を「玉砕」と言い換えた如く、「誤った」のが赤子を含む全人類なら、愚かな戦争を始めた戦時指導者たちの敗戦責任を「一億総懺悔論」で有耶無耶にした事と同義。
世界史でユダヤ人が大量虐殺されたアウシュビッツの悲劇が語られる時、同時にその悲劇を齎した元凶としてナチスのヒトラー総督とアイヒマン等ニュルンベルクの戦犯たちが、非道なジェノサイトの主導者として必ずやり玉に挙げられるのに、なぜ日本では無垢な国民320万人を戦没死させ、アジア全体で2000万人が犠牲となった「大東亜戦争」の元凶を、悲しみに満ちた慰霊式典で糾弾しないのか?、
広島と長崎の悲劇を齎した「過ち」の主犯を、原爆攻撃を命じたアメリカのトルーマン大統領だけに押し付けるなら、戦前の軍部内シュミレーションで戦えば必負とされながら、無謀な真珠湾攻撃で太平洋戦争へ突き進み、開戦1年も経たずミッドウェー海戦で完膚無き敗戦を喫し、兵站と情報の軽視で数多の犠牲者が出てもなお無為な戦いを止めなかった(海戦後清く白旗を上げれば以後の沖縄の地獄絵も特攻の若者の自爆死も、そして広島長崎の悲劇もない)戦時の最高指導者昭和天皇と、無恥無能な東条英機以下大本営参謀たちの「過ち」を糊塗することになろう。
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Re: 広島・長崎の原爆を検証する ( No.2 ) |
- 日時: 2020/08/22 16:23
- 名前: 日本貧民党 ID:y8TA28kc
- 日本が戦争をしていた頃を思い返すと、国民は完全に「集団催眠」に掛かって居て、アメリカ相手に「勝てる!」と思って居た節が有ります。 勿論、軍と政府は完全に「皇国史観」に凝り固まって居て、『戦争反対❕」を叫ぶ事は許されませんでした。
我々は子供の頃から「軍国教育」を受け、挙国一致でアメリカに「撃ち勝つ」のだと教え込まれて居ました。一億総洗脳です。
戦後、初めの頃こそ「革新勢力」に勢いが有り、国会の場でも保・革のバランスは拮抗しており、政権は緊張感を以って政治をしていましたが、日本の「赤化」を恐れたアメリカが、保守政権に「金と知恵」を付け、日本の民意を大きく右傾化へとかじを切らせたのでした。その方法の一つは、労働組合の破壊で、企業の経営陣は「組合幹部の篭絡」と言う手で労働組合を骨抜きにしていったのです。
其れや此れやで、今の日本の産業界は、現業も事務職も含めて、自らを守る「組合」と言う物を抜きにした職場環境と成り、労働者はどんどん『奴隷化』して行ったのです。
その結果今の日本は、戦前の労働環境とそっくりな職場環境と成り果てました。完全な「退化」です。
野党を育てない日本人に、自らを守る労働環境を確保する事は出来ないのです。
我々日本人は、ヒロシマ・ナガサキを忘れてはいけないのと同様、戦後の高揚した労働運動を忘れてはいけないのです。
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