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患者を治してあげたいと思う医者とお金を儲けたいと思う医者 |
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日本では医者になろうとすると、とてつもなく高額な出費を覚悟しなければならない。 私立大学の場合、普通の学部の3倍以上の学費のほか、本代や購入しなくてはならない多くの用具、器具など、卒業までにかかる費用は、とても普通の家庭で出せるような金額ではない。 例えば、慶応大学の場合、2006年度の経済学部で入学金を含めた年間の費用は116万円、医学部は369万円。 医学部の場合この料金の上に寄付金が必要となり、2千万円は用意しておかないと入学はおぼつかない。 以下慈恵医大は360万円と言う事ですので大体表向きは400万円前後というとでしょうか。 この金額以上にいくらの資金が必要なのかは外部からは分からない。 医者になりたい、と言う希望があつても、余程優秀で国立大学に入学できなこれば、能力や学力、さらに適正があるかないかよりも、経済的に無理、と言うのが現実だ。 それだけ高額な投資をすれば、元を取りたい、儲けなければならない、と思うのは当然で、こればかりは医者のせいだけにする事は出来ない。 まず、医者になるための費用を国で持つなりして、優秀で素質のある医者を育てる事が必要だ。 お金がなければ医者になれない、というような状況は変えなければならない。 また、逆に金はあっても人間性に問題があるような医者は「医者」と言う職業を選択すべきでない。 尊大な医者など要らない。 日本では国家試験とは別に、的確な方法での面接は必要だ。 医者はサービス業であるが、他のサービス業と決定的に違うのは、寺の坊主、葬儀屋と同様、人の不幸を金にしている事だ。 本来なら、偉そうにせず、ひっそりと、目立たぬ様に、喧嘩しないよう、後ろ指さされぬ様にするのが当然だが、昨今の医者はどうにも尊大で困る。 医者は患者の病気を「治してやる」のではなく、「治させていだく」と言う気持ちで接しなくてはならない。 医者にとって患者は大切なお客様だからだ。 病院や医者に求められるのは安全で安心出来、信頼の置ける高度な技術を持ち、適切な判断力と決断力があり、尚且つ饒舌で親切でなくてはならない。 無口で偉そうにしている医者はそれだけで失格だ。 もう一度言うが病院や医者はサービス業だと言うことを忘れてはならない。 医学は日進月歩で進歩しており、不治の病と言われていたような難病も次々と治療方法が見つけられたり、治療に必要な新しい器具が開発されてきている。 疾患を持つ患者と向き合い、病気の説明と治癒の方法やその可能性に関しての説明もオープンになりつつある。 しかし、患者や家族が満足出来るまでには至っていない。 更に進めて、現在行われているような言葉による説明から、きちんとした文章で書かれたMedical Infomation(疾患所見) で医者の所見を説明する文書を作成し、患者に渡せるような方向に進めばさらに良くなる。 医者が自分の判断に自信が無いため、カルテ以外の所見が無いのは患者にとって不公平だ。 医者自身が持たなければならない信条は、絶対に患者に不利益をもたらしてはならないと言う事だ。 医者を信頼して診断に来た患者が、本来なら助かるのに、誤診や手当ての遅れによって、死んでしまう事のないよう、常日頃から切瑳琢磨され続けなければならない。 医療は個人プレーではなくチームプレーの方が誤診が起こりにくい。 ベテラン、中堅、新人と言うようなチームでそれぞれの診断所見を話し合い、治療方針を立てるようにすれば誤診は減る。 医師の怠慢は許されるべきものではなく、自分の知識は患者の問題解決にとって有用でなくてはならない。 しかも終わりの無い知識探求意欲の強い意志がなくてはならない。 常に新しい治療方法を探索し、新薬の効能を調べ、器具の使用法などを覚える事など、終わりのない修練が不可欠だ。 金儲けのために、開業医が高価な機械を買ったり、設備を整えると言う事はまさに無駄で、診断して検査が必要なら近くの病院を紹介するなど、新たな医療システムを確立させなければならない。 大きな病院の待合室が病人で埋まっている状況は何とも不思議でならない。 このような診断目的の患者は開業医に任せるべきだ。 大企業の工場では部品を製作する工場と、それを組み立てる工場、管理をする部署等々の分業が普通だが、なぜ病院は分業できないのか。 更に、日本では医師や弁護士を”先生”と呼ぶ悪しき習慣がある。 このような馬鹿げた呼び名が医師の本来の仕事であるサービス業であると言う感覚を鈍らせており、国会議員と並んで間違った特権階級意識を持たせている。 山田医師、と言うように名前に医師を付けて呼んだらよい。 国会議員をはじめ馬鹿な先生があまりにも多すぎる。 診断をする医院、検査をするラボラトリー、治療を施す病院、長期入院患者の病院などと分ければ無駄がなくなり合理的だと思うがどうして出来ないのか。 薬だけは分業したが、更に分業を進めるべきだ。 医療システム事態、旧態依然で進歩せず、日本は医療後進国と言わざるを得ない。
おしまい |
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