Re: "過労死"や"過労自殺"を考える!! ( No.1 ) |
- 日時: 2012/05/13 16:26
- 名前: 天橋立の愚痴人間 ID:UBbKU9yM
- ryu さん
面白い命題でスレッドを立てられました。 必ずしも貴方の意向には添いませんが、私も一言、言いたい分野です。
過労死と言うニュースがたまに飛び込んできますが、私自身に当てはめて、とても信じられないのです。
斯く言う私は、若いころ、30代の始めでしたが、3年ほど、建築の現場監督をしていました。 一度、相当な突貫工事を含めて、1年間の休日は、盆、正月休みを含めて10日くらい働きました。 それも、ほとんどが残業で、明るい内に家に帰るのは殆どないくらいです。 流石に、この前後で始めて肩こりというものを知りました。
それ以前、これは20代の半ばですが、設計事務所に勤めていた時、設計の締切を守るために、2日連続の徹夜もしました。 その仕事に関して外注している事務所の人等は、打ち合わせにきても、10分ほど時間があくと机に寄りかかり居眠りを始めます。 聞けば、1週間程は事務所に泊まり込んでいるそうです。 その頃は、1月に100時間を超える残業は、当たり前で、徹夜等が続くと200時間にもなります。
月日がたち、今の事務所をやってからは、仕事がある限り休みはなく、設計の期日が迫れば、週に2〜3回の徹夜もやっています。 流石に60代の徹夜は応えます。 人生も長くやっていると、金は貯まりませんが(忙しいのと儲かることは比例しないのです)、持病だけはどんどん溜まってゆきます。 肝臓(脂肪肝)心臓(肥大)高血圧、最近は糖尿の心配までしています。 これでは、何時、ポックリと逝くかもしれません。
ある建設会社の積算部の手伝いもしていまして、積算という仕事は、設計図に基づき工事費を出すことです、入札等で限られた時間で膨大な資料をもとに細かく計算しなくてはなりません。 それで一時、何人かが集中してやることになりますが、私と同じように外注で請け負う人の中に、突然死する人が、10年のうちに2人出てきました。 体を壊し入院した人もいます。 その建設会社の積算の責任者とは、あんたは人殺しだと軽口をたたいていたところ、昨年、その人も肺がんで亡くなってしまいました。享年52歳です。
彼とは一番良く付き合った仲でして、夜中の12時頃でも打ち合わせのための電話が入ってきます。 電話をかける方も異常ですが、あたり前に出て応対する方も可笑しいと言い合っていました。 たしかに、この例等は、ストレスが癌など病気を誘発したものと思います。
このような経験はしてますが、ニュースで言われているような程度での過労死には疑問を感じています。 疑問を感じると言っても、事実は事実なのでしょう。
そこで考えますには、最近の人は基礎体力、基礎精神力がひ弱になっているのではないかと言うことです。 過労死を嫌うことも必要かもしれませんが、そのひ弱な体質を改善しなければ、過酷な時代は生きては行けません。 過去、半世紀、日本は豊かで生きる事を意識しなくても済みました。 しかしながら人間社会の本質は、厳しいものであり、アフガンや北朝鮮の様な環境に陥れば日本人は真っ先に死んで行くでしょう。
最近、アレルギー体質で苦しむ人も多くなりました。 社会について行けず閉じこもる若者もずいぶんといます。 誰が悪い、何が悪いと言うよりも、このような状況を憂うべきなのです。
>私としてはどんなに仕事が無くてもそのようなブラック会社には行きたくありません。 >なので仕事を選ぶ時、かなり慎重になります。
と言われていますが、生きるためにはどのような環境にも出てゆくべきと思います。 また、余裕があるのであれば、やりたいことなら、どのような試練にも飛び込むことです。 過労死を前提に働くか、否かの判断を迫られる状況に陥っても、必ず逃げ出すとは限らないのです。
それが真剣で生きるということではありませんか。 心身共に頑強であれば、過労死など交通事故に遭うよりも確立は低いのではないでしょうか。 ニュースでいう過労死であるなら、私等は、もう、5回も葬式を出していると思います。
追伸、
このテーマについては、馬鹿者の戯言の発言が聞きたいところ。 私の様に、厳しいものが出てくる事を予想します。
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