Re: "過労死"や"過労自殺"を考える!! ( No.5 ) |
- 日時: 2012/05/23 01:09
- 名前: 天橋立の愚痴人間 ID:ARmNJIbY
- マーフィー さんも、遅くまで起きておられる方ですね。
私も仕事上、否、我儘だから、昼間は碌に仕事をしないで夜やることが多いです。 それで年齢(66歳)考えず、2時、3時と夜更かしをします。 一人で仕事に取り組んでいると、どうしてもタバコと縁が切れません。 結局は、肺癌とチキンレースをやっています。 私が勝つか、肺癌が勝つか、あと10年生きられれば、私の勝利宣言をします。
ところで自殺の件ですが、ここ5年の間に、私が実際会ったことがある経営者が4人自殺し、一人は未遂に終わりました。 みんな経営の破綻が原因です。
良く言われていますように、我が国では大企業の経営者は事業において個人保証をまぬがれます。 それに比べて、零細企業、家内工業の経営者は、融資を受ける場合、自分の企業の個人保証を強いられます。
これにより自分が経営する企業が破綻すれば、住む家も、預貯金も全て失い、明日の生活もできない環境に陥ります。 多くの自殺者が出るのは、それが怖くて無理して経営を続けるために、泥沼に陥ってしまうからです。
この点、テレビで報道されるような破綻した企業の経営者は、のんきなものでしょう。 これを改善させる動きもあるにはあるのですが、零細企業の経営者には団体で政府、行政と交渉する力がないのでまとまる事はありません。 中小企業家同友会と言う組織が取り組んでいるのは知っていますが、一向に進展しないようです。
アメリカ型の社会に経済問題を原因とする自殺者が多いと言われています。 グローバル化した経済の環境は、それまでの地域の企業間の横の繋がりがなくなり、営業的に活路を開こうとしても至難の技であります。
そういう意味で、転進とか、事業の大きな見直しなどできにくく、やれても全く自力でやらねばなりません。 かつ、一旦破綻すれば、昔の様に一社員として出直すにも、雇用してくれる企業が見当たりません。
それで、結局は自殺を選ぶのでしょう。 はっきりと自分の生命保険をあてにしたような自殺も伺われます。
このようなものは、経済の分野を凌駕する大きな社会の有り様の問題でしょう。 アメリカ型の社会は、一見、誰にもチャンスがあるように、また豊かさを見せかけて、本当に罪作りなものですね。
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