[3104] 南北問題
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- 日時: 2019/02/12 16:03
- 名前: 天橋立の愚痴人間
ID:UZdLipJc
- トランプがメキシコ国境に壁を作ると宣言し、その実現を巡って逡巡している。
遠い日本から見れば、その必要性も意義もあまりわからない。
調べてみると、アメリカーメキシコ国境線は3100qあり、日本で言えば北海道の北端から九州の南端を経て、さらに名古屋近辺まで折り返し距離。
この国境線を超えて不法移民するメキシコ、中南米の人は年間100万人と言う。 毎日3万人が押し寄せてくる。 そりゃ、アメリカとしてもたまったものではないだろう。
現在国境線の警備に当たっている人員は3000人くらいと言う。 一時は6000人態勢を取っていたそうであるが、6000人でも1qあたり2人で24時間警備が出来るはずもない。 国境を超えると言っても、超えやすい個所は警備も厳しく、結局は裁くとか、リオグランデ川を強引に超えることになり、事故や凍死する人間も年間数百人と言われている。
こうまでして移住する理由は貧富の差で、アメリカの豊かさを求めて入国してくるそうだ。 映像などで見ていると、そうした人たちの多くは、アメリカでそんなに幸せに暮らしているとは思えないが。
同じようなことがヨーロッパでも起きている。 発端は、シリアなど国内政情の不安定もあるが、貧しさを脱するためにヨーロッパへ移住することを望む人間が増えている。
これもグローバル化の一貫として受け入れられるべきであろうが、社会は、そんなにスンナリとは受け入れないであろう。 国内の格差の問題も厳しいが、世界的にみて国ごとの格差の問題も問題になってくる。
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