[3016] 避難勧告と避難指示→今回の豪雨下の状況
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- 日時: 2018/07/08 20:09
- 名前: 天橋立の愚痴人間
ID:P6bV.S1g
- 避難勧告とは、地震、降雨、高潮、強風などの自然の災害が発生する危険性が見込める場合に、避難場所を指定して避難を促すと言うもの。
避難指示とは、避難勧告の場合よりも、その災害の発生が確実に思われる地域について、より積極的(強制力は伴わない)に避難を勧めるというものらしい。
らしいと言ってますのは、今回の豪雨で近畿地方一円に特別警報がでてテレビなどで大騒ぎが始まった。 すると、そのうちに当地、宮津市でも全域に避難勧告を出したと言うテロップが流れるではないか。
宮津市の人口は19000人余り、避難勧告の対象者は18300人と言う。 ありゃ、それじゃあ、私も入っているではないかと言う事で、この言葉「避難勧告」「避難指示」を意識してみた。 この地方では、由良川のバスが水没寸前までになった、先の23号台風の時の様な被害は100年に一度か二度というもの。 避難だ、避難だ!と言われても実感が湧かない。
ところが一夜、空けてみると、家の前の道路側溝は坂道を掛けくだった雨水の為に土砂で埋まり、100mほど離れた地域の道路は半分ほど土砂崩れで埋まっていた。
人的被害には至らないまでも、場合によっては、それに通じる状況が予測されたのであろう。 大体において、人口が19000人の街で、19000人近い人に避難勧告を出したところで、その様な人たちの避難を受け入れる場所など、もともとない。
避難勧告と言うのは、結局のところ皆に注意を促すと言う事なのであろう(納得)。 実際には避難指示が真剣に対応すべき情報なのであろう。 今回の宮津市も避難指示は150人程度であった。これも納得。 のんびり無視などしていると東日本大震災での様に、津波にのまれることにもなるであろう。
ところで、実際には小さな土砂崩れ、冠水は至る所で起きている。 街の中でも低い敷地は河川の近くでなくても床下浸水程度であれば毎年繰り返している地域もある。 3日も雨が降り続ければ、どの地域でも呑気に構えてはいられない。
大昔の事は解らないが、近年になるほど、我々の環境は自然災害に弱くなったのか。 昔の人は、少々の被害が出ても、誰も助けてはくれないから、大騒ぎして見せても仕方がないと平然としていたのか。
同じ被害でも私が住んでいる地域においては、愚痴で済まされるが、土砂崩れで生き埋めになり、亡くなった方も例年のように多くある様だ。 今回は、特に謹んでご冥福を御祈りしてい気持ちである。

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