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[347] ベルリンの壁
日時: 2009/11/10 12:15
名前: 天の橋立の愚痴人間

ベルリンの壁が崩壊して20年、ドイツでは、その式典が行われているようです。

報道によれば、旧東ドイツに住む人たちの失業率は西の2倍以上であり、格差が解消されてはいないようです。

住民の中には、解放前の生活の方が良かったという人もいるようです。
同じことを、北朝鮮から脱獄して韓国に住む人も言うようです。
我が国でも帰国がかなった中国孤児が、そのような思いを持つことがあるそうです。

その人々にとって、自由は歓迎しても、資本主義経済のシステムのなかの競争社会で生きて行くのに絶えられないからでしょう。

これは人間社会全体に付いて言えることで、好調なときはいざ知らず、困窮する環境の中で全く個人を主張して生きて行く気概が萎える人も相当いると言うことを理解しなければならないと言うことです。

こう言う気持が共産主義を志向するようにもなるのです。
共産主義そのものは、それ以外に大きな欠格があるので良くはありませんが、資本主義国家の為政者、国は、そのことを十分に考えなければなりません。

従来、そのことは社会福祉という範疇で対応してきましたが、資本主義も新自由主義経済が主流になりグローバル化も進んだ現在、世界の各国において格差が進み、社会福祉では対応出来ないようになってきました。

もともと、福祉と言った憐れみ施策などは最小限でなければなりません。
それでも現在は、福祉政策の継続の問題を議論はしても、根本的な社会の形を考える事は疎かになっています。

「解放前の生活の方が良かった」という意見を我儘と切り捨てることが無いように受け止める必要があると思います。

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Re: ベルリンの壁 ( No.1 )
日時: 2009/11/10 17:27
名前: 北の国から

 天橋立の愚痴人間さま、お疲れさまです。
実は、1995年の知事選挙のときに、保守系でも革新系でもない(どちらかと言えばほうまつ)候補が、「立会い演説」のようなもので「自由と平等は、政治システムとして両立しない」というようなことを主張していて、考えさせられたことがあります。
 発達した資本主義経済の傾向として「弱肉強食」を強化した、新自由主義を基調とするものと、ヨーロッパや、とくに北欧のように(人口問題や生産性や資源の問題はおいておいて)「企業の利益の社会還元」というものが、国民的、社会的合意になっているの二通りがあり、また社会主義経済(基本的な大企業を国で管理)でも、「民主主義も、国民の生きる権利もほとんどない」という北朝鮮や、その他一党支配、情報管理の国と、複数政党や、言論の自由を拡大しているところもあります。南アメリカなどの、途上国の(ベネズエラなど)の社会主義体制も、国民主権という観点でみていく必要があると思います。
 同時に、国民弾圧のパクチョンヒの韓国も、立派な資本主義国ではありました。
 エネルギーや、金融や鉄鋼などの生産を「国が管理する」ということは、社会の発展の法則からすれば、たぶんそのほうがいいにきまっていると思います。ただ、管理するほうの政治のシステムをどうするかということは(ヨーロッパはすすんでいるとしても)、まだまだ日本は何年もかかりますね。
 トヨタやキャノン、三菱重工などの企業が「利益の社会還元」どころか「労働者の法的権利」もふみにじるのを許している、そういう政治システムにとどまっているわけですから。
 資本主義がいいのか、共産主義に進んでいかざるをえないかは別にして、日本の憲法どうりの社会にしたら、「自由」も「平等」もかなりの水準で達成するような気がするのですが。

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